バラの葉が縮れているのですが

[園芸相談センター]の過去ログです

九州 【九州】 2008/03/22(土) 09:16:01
現在、ハイブリッド・ティー系のバラを庭に2本植えており、先週から新芽が伸び始めてきました。
昨年の状態は、梅雨過ぎからうどん粉病に悩まされたので、昨年末に石灰硫黄合剤を塗り、そろそろ病害虫の防除を始めようかと思っているところです。
日当たりがよい場所で、水は土面が乾いたらやっており、液肥を2週間に一回程度の割合で与えています。
肥料については、バラ用の肥料を、先週初めと一ヶ月半前に土に鋤き込みました。

以上のような状況ですが、アドバイスをお願いしたいのは、
新芽の葉をよく見ると縮んでおり、これが多くの新芽に見られます。
病気なのか、肥料のやりすぎなのか、その他の原因なのか分からないので対処法に苦慮しています。

ご存知の方のアドバイス等をお願いいたします。

けい 【関東】 2008/03/22(土) 09:57:04
アブラムシとかダニとかついてない?

ひでまる 2008/03/22(土) 10:51:57
私のところでも、今日、グラハムトーマスの葉の一部が縮まって枯れているようなのに
気がつきました。1週間に一度しかじっくり見る機会がありません。

いよいよダニの季節かなと思って覚悟しましたが、葉を切除して、くまなく
顕微鏡で見ましたが、ダニはいませんでした。虫らしきものもいません。

寒さが安定しないために、葉が不適応を起こしているんじゃないかなと
考えています。ウイルス感染の可能性はありますので、問題を生じている
葉は積極的に切除することにしました。

一部だけで、他の葉は全く問題なく、青々しているので、水不足は考え
にくいです。肥料は今日からやり始めたところなので、それも考えにく
いです。

なんでしょうかね。

のぎ 【関東】 2008/03/22(土) 18:19:17
いま、最高気温と最低気温は何度くらいですか?
九州だと20℃を越える温度があるかもしれませんので、ウドンコ病の
初期段階かもしれませんね。
肥料分が多いとどうしてもウドンコ病にかかりやすくなる場合があります。
ちょっと地植えの場合は詳しくは分かりませんが、液体肥料は必要では
ないのでは?
逆に寒風に当たったときもちじれますが、葉の先が黒っぽくクシュっと
なってきます。

リトっぷ 【九州】 2008/03/22(土) 18:45:00
こんばんは、のぎさんへ
九州北部では時折『寒の戻り』等,不安定な時期ですが明け方の最低気温6℃〜10℃以下。日中最高気温は13℃暖かい時で22℃(4月下旬並)も観測されましたが20℃近い状態です。御参考までm(__)m

R・ひろき 【関東】 2008/03/22(土) 21:12:03
 こんにちは。

 新芽の縮れも時々出る症状ですが、原因はいろいろあると思います。
 ひとつずつ潰していって、出なくなれば良しとしております。

・石灰硫黄合剤の薬害
 芽が動く前にやっても縮れが残ることがあります。
 (石灰硫黄合剤をやらなくなってから出なくなりました。)
・姿は見えなくても、啓蟄のあたりで虫にやられている。
 (これは他の人に教えてもらいました。虫は見あたらないのに、本当にいるのかなと思って啓蟄のあたりに一発殺虫剤をかけましたら、残りのバラにも出なくなりましたよ。結局正体不明です。)

・ウィルス病
 春一番というより、梅雨から初夏あたりに一気に縮れが出始めることが多いです。
 本当にウィルス病の場合は、縮れた葉を取っても治りません。毎年同じようになると思います。樹勢も落ちてきます。

 うどんこ病を酷くしたことがないので、うどんこ病かどうかはわかりませんが、新芽に出るくらいなら相当なので、窒素分を少なめに、出てくる新芽を守るような薬剤散布等もいるのかなと思います。ポリキャプタン水和剤は、白くなった部分は見かけ治りませんが、出てくる新芽がうどんこ病にかかるのを防ぎます。

九州 2008/03/23(日) 23:37:57
けいさん、ひでまるさん、のぎさん、リトっぷさん、R・ひろきさん、お礼の返事が遅れて申し訳ありません。

まず、アブラムシやダニなどは全く見あたりませんでした。
最低気温は10度前後、最高気温が20度〜23度近くです。
石灰硫黄合剤は今回が始めての使用で、新芽が出てくる前に規定希釈で十分に塗布しました。(とは言っても、新芽は枝の中で芽吹くのを待っていたかもしれませんが.....)
その他の害虫やウィルス病については、残念ながら全然知識がありません。

今日、縮れた葉は取り除きましたし、花後まで液肥は中止し水のみにしたいと思っています。
また、うどん粉病の前触れかもしれないので、(ポリキャプタン水和剤が手元にないので)ダコニールの散布を考えています。

R・ひろきさんへ、啓蟄のあたりで使用した殺虫剤の名前を教えていただけませんか。

お礼のメールが、再度のお願いになり申し訳ありません。

のぎ 【関東】 2008/03/24(月) 11:39:07
ウドンコ病の菌糸の生育適温は18〜25℃とあります。
夜間の湿度が高く、やや低温15℃くらいと、昼間の高温と低湿度を
繰り返すようになる頃(ちょうど関東では5月ごろ)にウドンコ病
が出やすくなります。梅雨入り前には、ちらほらと出始めます。
梅雨が終わり、カラッと暑い日が続くようになると一旦ウドンコ病
は収束し、また秋に梅雨前と同じような条件が揃うころでます。
たぶん、新芽といっても数センチの小さなものではなく、お住まいの
気温から見ても、15センチ以上は育っている生育期ではないでしょうか。
ウドンコ病はなりやすいバラ、なりにくいバラが極端にはっきり
あるように感じます。柔らかい葉を持つものが特に弱い。照り葉の
葉が厚いバラはいくらか強く思います。最近出始めたデルバール社の
バラは我が家でも全く病気が出ずにいますので、強い。

ウドンコ病と私は腐れ縁の関係ですが、なりやすいものはなってしまい、
農薬での防除にはかなり限界がありますので、肥料成分の見直しと、
土の関係は大きくかかわると思います。また、出やすい時期の液体肥料
は一気にウドンコ病へとつながります。液体肥料は即効性があり、
根に吸収されやすいため、元肥えをしている土ならば一時的に過剰摂取に
なりやすいので、肥料として与えるなら緩行性肥料を与えるといいかと。
地植えのものなら、農薬もビシャッと効くのかもしれませんので、
がんばってみてください。
ダコニールは花が近くなる頃に撒くと、葉に白い薬液が付着し、見栄え
的にもあまりよろしくないんですよね…。答えになっていませんが、
私も試行錯誤中です。

R・ひろき 【関東】 2008/03/24(月) 15:01:00
 こんにちは。

 まず、石灰硫黄合剤ですが、瓶にバラという作物は書いていないと思います。バラには適用外使用になります。
 バラは適用外の作物なので、薬害については、使用上の注意を守っても出る可能性があります。
 私も芽が動くずっと前にやっていましたが、ものにより縮れは出ていました。

 啓蟄の話をしてくれた先輩は、そのときすでに40年くらいの栽培歴がありました。なんでもいいということでしたが、私はある系統の殺虫剤が使えないため、農薬屋さんで買ったネオニコチノイドのひとつを散布しました。たまたまそれは、殺ダニ効果の無いものでした。
 普通になんでも使えるなら、市販のバラ用のスプレー剤でいいと思います。

 啓蟄くらいにかけておくと、関東の真ん中あたりの我が家では、3月下旬くらいから出始めるイモムシのようなものも少なくなります。これが葉が小さいうちに縁を食害していると、開いたときに縮れが出ます。スリップスが新芽を吸っても縮れます。

 ……というように、縮れが出る原因はいろいろありますので、今はまだ特定できないとは思いますが、ひとつずつ対応していくと、たまたまその原因を潰した年から出なくなると思います。

ひでまる 2008/03/24(月) 17:23:51
液肥の中止は良い判断のような気がします。

今回の縮れの原因ではないかもしれませんが・・・

私は緩行性肥料(置き肥)しか与えていませんが、液肥はもうしばらく
やめておこうと決心しました。

九州 2008/03/24(月) 23:18:11
のぎさん、R・ひろきさん、ひでまるさん、詳しく教えていただき有り難うございます。

一昨年が黒星病、昨年がうどん粉病に悩まされ、今年こそは....と思っていたのですが、スタートから躓きました。
のぎさんが言われるように、葉は柔らかく、現在新芽は10〜15センチほどになりました。
R・ひろきさん、確かに石灰硫黄合剤の適用種にバラは入っていませんね。来年は石灰硫黄合剤の使用を、止めようかと思っています。また、殺虫剤としてモスピランを散布してみます。
ひでまるさん、液肥は暫らく止めます。人間でも、過栄養は健康によくありませよね。(反省です)

実は、先週初めと一ヶ月半前に与えたバラの肥料が1年半以上経過品でしたが、これが原因と言う可能性もあるのでしょうか?(成分変化?)
結局は、一つ一つ考えながら対処していくしかないのでしょうね。

R・ひろき 【関東】 2008/03/25(火) 17:57:25
 こんにちは。
 保存状態がひどく悪かったときはまずいと思いますが、今まであまり気にしたことはなかったです。

「肥料 使用期限」で検索すると、住友化学園芸のQ&Aが出てきます。たしかに硫安や尿素を濡らしたりするとだめですが、そうでなければ、バラに影響が出るくらい変質するということはないのかなと思います。

元ばら農家 【東海】 [URL:http://www17.plala.or.jp/teinouyaku/] 2008/03/25(火) 20:55:29
私は元バラ農家です。
石灰硫黄合剤の薬害だと思います。
肥料のやり過ぎで、葉が縮れる事はありますが。
ウドンコ病の対策(防除)方法などをHPで紹介していますので参考にして見て下さい。ウドンコ病などの病気は植物体内の栄養バランスを保つ事が大切です。

n'Guin 2008/03/25(火) 22:21:18
九州さん

今回の原因ですが、私自身の経験だけでは、よくわかりません。
私にわかるのは、石灰硫黄合剤の薬害という件は、違うような気がするということだけです。
理由は、延べ年で100本以上の経験で、一本も経験がないからです。
(逆にいえば、1%未満の発生率で起こることがおきた可能性があります。)
私に石灰硫黄合剤をすすめてくれたところでも、副作用の話を念入りに聞きましたが、植物ではなく周囲のオベリスクなどの話だけでした。

要は、芽が動く前なら、問題はないかと。 石灰硫黄合剤の作用機序は、
物理的な殺菌なので、長い効果(かなり後になって影響が出る)
可能性が低いからです。

> 実は、先週初めと一ヶ月半前に与えたバラの肥料が1年半以上
> 経過品でしたが、これが原因と言う可能性もあるのでしょうか?(
可能性は、十分すぎるぐらいあると思います。

肥料と言っていますが、人間で言う栄養分(三大栄養素:炭水化物・
タンパク質・脂肪)ではありません。 人間で言うと、塩や鉄分、
カルシウム分にあたるものです。
変質して、ゆっくり放出されるものが、一気に土中に放出されれば、
なめくじに塩をあたえるがごとく、しおれます。 新しいところほど、
やられやすいので、新しい葉がやられるのは、よくわかります。

私自身は上述の失敗をしたことはありませんが、知人が何度か失敗して同じ症状がでています。

液肥を与えないという対応は、よいと思います。 
調子が悪いときに、急劇に効く肥料をあたないのは、常道ですから。

あまり参考になりませんが、取り急ぎ。

九州 2008/03/27(木) 20:35:18
[[解決]]
皆さん、多くのアドバイスをいただき有り難うございました。

長期経過肥料や石灰硫黄合剤などが、今回の原因の可能性大ということがわかりました。

今後は、縮れ葉が出るまでの過程を振り返って、一つずつ確認していきたいと思います。

また、困った時にはアドバイスをよろしくお願いします。


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