冷害を受けたファレノプシスの葉の程度

[園芸相談センター]の過去ログです

リトっぷ 【九州】 2008/02/26(火) 00:57:20
贈答品のコチョウランの開花が終わり見映えが悪くなったのか譲り受ける事になったのですが…いざ行くと冷害で@苦A悪B瀕死でした。@は黄変程度で緑の部分が多く見込みは何とか…
Aは上部の葉は黄変し下葉はペタペタと透明感?緑のトコロテン状?Bは全てトコロテン状態でした。
@とBは温室で20℃日中は陽射しがあれば25℃を上限に調節し管理中Aは暖かい室内で管理しています。(ただし夜温は10℃程度)
このトコロテン状態にまでなってしまった葉は元に戻るのでしょうか?

ひろし@小南部 2008/02/26(火) 08:22:15
よくあるパターンですね。
花が終われば邪険にされて無加温で放置、だれか育ててくれる人はいないか?なんてね、、、「どうせならそうなる前に教えてくれ」といいたいですよね。
お詳しいリトっぷさんのことですから、大方の見当はおつきだとは思いますが、胡蝶蘭の葉に透明感が出たらその葉は助からないですね。細胞膜が壊死して中身が細胞外にあふれ出している状態ですから、、、軟腐症状と同じです。
雑菌や細菌が繁殖する前に切除したほうがよいかも、、、といっても健全な葉が一枚も残らないのではこれも株の生存は望めないし、、、
とりあえず、雑菌の繁殖感染を抑える処置あるいは隔離した上で様子を見るしかないのでは?
そして後学のため、その後の経過もお知らせいただければ幸甚です。

リトっぷ 【九州】 2008/02/26(火) 09:31:19
御返信ありがとうございます。
現在は1ポットづつ取り出しぬるま湯の入ったバケツによく浸しスペースの関係で大鉢に戻しビニールで包み温室に入れています。回復の見込みがある3株は温室で,また酷い状態の株は単体×3をそれぞれ同様にビニールで保湿した状態です。少し生きた葉がある株は温室には入らないので暖かい居間に(夜中まで起きているので気温の低下を受けにくい場所)に置いています。社長宅に置いてあった3株はさすがに室温20℃以上あり日射は無いものの冷害は無いかわりに乾燥が酷くシワと葉が枯れかけていましたがマシなほうでした。葉が大きなタイプの『豪華な贈答品』が災いして場所をとるのが難点です。一応4号駄温鉢4と5号1つを購入(安定しないので重り代わりにスタンド?2重鉢)として使用しています。
少しでも温度を上げたいのですが日照不足と花芽を持った株があるので25℃以上に出来ず置く棚の位置くらいしか対策出来ません(T^T) 温室は電話ボックス位のビニールで1780円なんです。

リトっぷ 【九州】 2008/02/26(火) 10:09:13
話しは逸れますが
デンドロビウム ノビルの話しですが承知の通り花芽分化には低温乾燥期が必要ですよね。購入時の作上がり株にならずに苦労していました。そこで花芽が出来たと同時にファレノプシスと同じ温室に入れて置き肥 (チッソ主)→花芽を持った株は乾燥に敏感なので注意し従来4月開花が2月中頃に1番花 同時に新芽も人差し指位まで4本成長しました。どうやら花芽分化と栄養成長は同時に行われ一端花芽分化した開花バルブは途中で止める事なく15℃以上の温度で基部からの栄養成長を開始する様です。しかし実験もここまででストップ(上レスのファレノプシスが来た為に低温に強いノビルが追い出された為) ノビルでも明らかにプロは温度コントロールを行い店頭に出す事が推測出来ました。

ひろし@小南部 2008/02/27(水) 14:10:30
逸れた話へのレスですが、私も長いことデンドロノビル75%セッコク25%のSnowflake 'Red Star'やセッコク75%程度のミニデンドロ、山本デンドロビウム園さん作出の4倍体デンドロなど育てておりますが、一番咲かせにくいと思ったのはノビルの血の濃いレッドスターです。
4倍体デンドロなどはバルブさえきちんとできればさしたる低温に合わせなくても最低気温10度〜12度の私の栽培室できちんと花芽形成し今満開です。
セッコクの血の濃いものは冬以外の年中外に投げっぱなし、(肥料もたいして与えもせず)初冬の最低気温が0度くらいになってから栽培室に取り込めば1月に満開となります。やませ(冷害のもとの北東風)の強いときは梅雨時にも花芽形成して初夏にも咲いたりします。
対してレッドスターは10度やそこらの低温では花芽分化皆無、乾いた状態で最低気温が0度〜5度くらいの低温(霜には当てない場所)を3週間ほど当てないと満足に花芽ができません。コツを掴むのに5年ほどかかりました。
そういうわけなので、「デンドロノビル系」と一括りにするのもあまり具合がよくない気がします。また私はかつてホームセンターの園芸担当をしていたことがあり、株持込の相談も受けたものですが、窒素分過多で芽が全部高芽になったスノーフレーク’レッドスター’を持ち込まれた方もいましたね。
おそらく4倍体の栽培馴化の進んだものは多少の窒素肥料に耐性のあるものが選抜淘汰で個体名がつけられてクローン増殖されているのでしょうけれど、原種どうしのF1の戻し交配であるスノーフレーク’レッドスター’は山採り株と大差ない個性を持ったままなのかな?と思いました。SQ/JOGAを受賞したくらいですから、大量生産されて低価格で出回ったのですが、買われた方が「二度と花を咲かせられなった」話はよく聞いた個体でもありました。
これなど専門の生産設備でそれなりの管理をすれば易しいが素人が他のものと一緒に育てるには不向きであるという典型のような気がします。

リトっぷ 【九州】 2008/02/27(水) 18:26:54
こんばんは、レスありがとうございます。
私のランで名札付きはその ノビルの『トモフレーク.アケボノ』だけです。アケボノもですがほとんどがHCの隅の処分品コーナー出身なんです。ですから品種の特性を知らずに育ててますので植物にしてみれば『違うヨ』って思われてるかもしれませんね…(-.-;)品種毎の特徴をとらえて栽培出来るところがスゴイです。W(゜o゜;W 池尻 光一先生みたいですね(@_@)園芸歴浅い私には尊敬です。

リトっぷ 【九州】 2008/02/27(水) 18:30:58
すみません本スレに戻ります。m(__)m
ビニールポットに水苔で植えられた状態だとポットが柔らかいので隙間が出来て水やりがうまく行かないのですが良いオススメがあれば…

ひろし@小南部 2008/02/27(水) 23:37:06
トモフレークはスノーフレークとミストモピンクの交配ですが、スノーフレークは75%ノビルなのはわかるのですがもう一方の親の交配系までは分かりませんのでノビル何パーセントなのかは分かりませんが、スノーフレークよりは咲かせやすいと聞いたことがあります。
一般に洋蘭は交配を重ねた株ほど育てやすくなるという法則があるように感じます。種としては原種でもその種同士で交配選抜を重ねても同様な効果があるようです。

ポリポットにミズゴケ植えですか、、、水遣りは確かに難しいですね。私ならすぐに同じサイズの素焼き鉢に変えてしまいますがね、、、

リトっぷ 【九州】 2008/02/28(木) 00:01:55
なるほど(@_@)
まだ(@苦B瀕死)温室もA悪の室内の株も変化は見られませんので順次植え替えてあげたいと思います。
どうやら腐植菌の進行も見られないので痛んだ葉も干からびた根も切除して植え替えの時にサッパリして治療スタートです。まともな株は1つだけで病院(野戦病院)の様な温室です(>_<)
先日半額で購入したミヨシのクリローパーティドレスの苗を植え替えてサギソウの球根を植え付けて新たに来る高山性オダマキの播床を準備が終わったら…(O_O)

リトっぷ 【九州】 2008/02/28(木) 23:21:08
[[解決]]
本日暖かく温室も30℃を超えそうだった為に換気をかねてBの瀕死3株を見るとワタカイガラムシにやられてました。(-.-;)根鉢を崩すと健康な根も2つはほとんど無かったので処分しました。残り1株は根は生きており葉を全て切除し茎だけを残し植え直しビニールで密封し吊り下げました。一度ブログでオフセットが発生し開花に至る事例を見た覚えがあるので上手く行くか解りませんが気長にしてみます。花茎を持つファレが90日目になったので後30日以内に開花予定(分化〜120日)なので開花次第高温管理に切り替える予定にしています。またオフセットが発生の折りには御報告させて頂きます。
次は『さっぱりワカラナイ?デンファレ』のスレを予定しておりますのでよろしくお願いします。m(._.)m


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