休眠しないバラの植え替えについて教えて下さい

[園芸相談センター]の過去ログです

昭君 【九州】 2008/01/15(火) 10:27:31
こんにちわ。私の住んでいる所は最近とても暖かいです。そのせいか、春
にならないと見かけない植物をよく目にします。

教えて欲しいのは鉢植えのバラについてです。今年でバラ栽培は3年目に
なるのですが、鉢替えや剪定が本に書いてあることに当てはまらないこと
ばかりで大変困っております。

年が明けても葉が瑞々しく、新芽もずっと展開し続けているので、一体い
つ休眠するのかしらと思っていたのですが、育て方の本によると、植え替
えのタイムリミットがどうも迫っているようです。鉢の下からは根が、は
み出してきているので、植え替えは必要だと思うのですが、今の時期に
行ってしまっても大丈夫なものですか?

ちなみに本には「一番寒くなる1月下旬〜2月」というような表現がして
ありましたが、私は今の土地に10年住んでいますが、もう1月下旬には
気温が上がり始めます。強いて言えば一番寒いのは今頃なのですが、今年
は、20度近くありますので、どうしたらいいのか迷っています。
過去の質問にも冬のバラの葉のことがたくさんあって、参考にさせてもら
いたいのですが、まったくタイミングの掴めない私は神経質すぎるのでし
ょうか。

アダモ高田 【関東】 2008/01/15(火) 20:20:19
葉が落ちないといっても
この時期なら根も活発に動いてないし、
取り返しのつく時期でもあるし
全部土を落とすようなことをしなければ
多少根鉢を崩して根を整理しても構わないですよ。

ついでに現在ついてる年越しの葉を全部むしり取って
剪定もしましょう。
無駄に葉をつけておくと根の養分を浪費して株が疲れます。

ぐえ 2008/01/16(水) 07:36:27
>無駄に葉をつけておくと根の養分を浪費して株が疲れます。

ほんとうですか?。
ほんとうですか?
根拠は?
受け売り?

のぎ 【関東】 2008/01/16(水) 12:07:35
今の時期で20℃なら、一般的なバラ栽培の教科書どおりにはならない
かと思います。一番いいのは、お近くのバラ園やバラの専門店など
をお尋ねになって、植え替えなどの手ほどきを受けられるのが間違い
ないかと思います。私の辺りで20℃といえば、バラが生育しやすい
気温で、花も咲かせる気温です。バラの栽培は長い歴史があり、
栽培方法も確立されてはいますが、育てる地域が違えばそれに合った
育て方が必ずあるはずです。葉をむしることや、剪定の仕方、植替え
の時期など、それこそ地域の育て方に準じるのが間違いないです。

状況として、例えば鉢に根がいっぱいになってしまっていたり、
今まで植え替えていないなど、今期植え替えないといけない状況ならば、
今を逃すと植替えは難しいのでは、と思います。1年間の気温の中で
一番リスクが少ない時期ということですので。ただし、この気温だと
休眠しないと思います。休眠していないバラの植替えの鉄則は、
「根鉢を崩さない」。根鉢を崩さなければ、逆にいつでも植替えが
可能です。なので土を崩し、同じ鉢に植え替えたい場合、多少のリスクは
あるかと思います。と、植替えに関して一般的に言われている事ですが、
植え替え後に、風の当たらない日陰で絶対安静させれば、根を崩して
植え替えても、私なら枯らさない。その場合、完全に土を落とすと
危ないですが、1/3程度土を落とす。水のやりすぎ、やらなさ過ぎに
注意をする。
(気温が30℃を超えた時に根を崩すとかなりキケン)。
この辺は、ご自分の経験と相談し、今年は鉢増しにとどめる、などの
判断をされたほうが良い部分かと思います。あまり人様にはオススメ
しません。

葉を落とす云々は、まず葉を落とす理由から考えます。
根を切り詰めたり土を落としたりすると、一時的に根が水を吸い上げる
力が弱まりますよね。新しい土になじむまでは。葉をむしる理由の
ひとつとして、水の吸い上げがうまく行かない根になったとき
(植替えをしたとき)、地上部を切り詰めると同時に葉をむしったり
します。理由は、葉からの水分の蒸散を防ぐ目的です。根から吸えない
のに、水分ばかり葉から逃げていくので株に負担がかかる。また、
葉を付けていたとしても、葉まで水分が行き渡らず、結果的に、
葉がダメになる場合もあります。光合成とはあくまでも健康な株が
行う生命活動であり、植替え直後の弱った植物にとっては負担が大きい。
もうひとつの理由として、20℃であれば病害虫が立派に活動する気温
です。こまめに消毒をされるか、この時期に一度葉をリセットさせる
ということも考えます。それは、秋からの病気の発生の有無によって
考えることのひとつです。

根を切り詰めることと地上部を切り詰めることは対であり、基本的にどの
植物でもほとんど同じです。バラが特別なわけではありません。
バラがそう思われがちなのは、毎年同じ大きさの植木鉢に、根鉢を崩し、
場合によっては切り詰めたりして一定の大きさ、バランスを保つ為で、
言い換えるとバラはそのような作業に耐えうる強さを持った植物です。
植物の中では、根をいじっただけで水あげが出来なくなり、そのまま
1ヶ月はだらんと葉をしなびさせる植物もあります。

ただし、私も経験がありますが、まだ活動中の木を大胆に剪定すると、
樹液が流れ出て半月〜1ヶ月近く止まらないことがあります。癒合剤
を塗っても、癒合剤が乾かずに樹液がダラダラ。
気温が20℃ということもあり、このような状況になりやすいことも
考えられるので、最終的な剪定の高さまで、少しづつ徐々に
背丈を切り詰めていくような感じでしていかなければ厳しいかな、
と感じます(私の地域では、このような事をしていませんが)。

と、色々と書きましたが、暖かい地域での栽培方法はなぜか情報
として少ないですね。寒冷地は多いのに。地元のバラ栽培に長けている
人を探すのが間違いないと思います。

昭君 【九州】 2008/01/17(木) 11:19:53
[[解決]]
アダモ高田さん。
こんにちわ。お返事ありがとうございます。「土を落とすようなことをしな
ければ」というところで納得がいきました。私は本のとおりに、結構根を痛
めてしまうような植え替えを考えていたので、参考になりました。

ぐえさん。こんにちわ。葉をつけておいた場合の、根との関係など、私もも
っと勉強しなければと思います。ありがとうございます。

のぎさん。こんにちわ。私の住んでいるところはかなり気温の高いところで
参考にできる本がなくて、困っていました。幸い、近くではありませんが、
大きなバラ園がありますので、今度訪れて色々と勉強したいと思います。教
えていただいたように、今回は鉢増しだけにします。日中かなり気温が上が
りますので、油断したらいまだに蕾が上がってくるのです。
私は何が何でも教科書通りに休眠時期があって、その時に作業しなくちゃと
思っていたので、まずバラそのものの状態に沿って手入れをするべきなんで
すね。あと、この気温ですからまだ害虫がうようよいます。農薬も使いなが
ら、バラの体力を落とさないように、管理して行きたいと思います。

お三方にはお礼申し上げます。


[園芸相談センター]の過去ログです

初心者用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター