花の培養土と肥料

[園芸相談センター]の過去ログです

るう 2007/10/27(土) 15:53:04
こんにちは

素朴な疑問なのですが
最近売っている500円前後の花の培養土は
たいてい「肥料入り」なんです。
こういう土には、さらに元肥をいれる必要は
ないのでしょうか?
それとも皆さん、入れてらっしゃるのでしょうか?

りっこ 【関東】 2007/10/27(土) 16:17:46
何を栽培するか分かりませんがいずれにしても2ケ月程度ではないでしょうか(水でも流れます)。あとは追肥で対応します。元肥で更に入れるのはあまり良くないと思いますよ。親切な商品なら袋の裏面に表記されていますが,,,。

たちつ 【近畿】 2007/10/28(日) 21:42:19

200円の培養土でも、500円の培養土でも、性能はほとんど変わらない。
・・・同じ風袋量として。(排水や通気性重視の専用土はまた別の話)

私は、培養土単体使用ではしない。古土を1/2〜2/3程度混ぜる。このほうが、潅水管理・用土の乾湿管理が楽。・・・腐葉土の代用品として、利用しているときもあった。

草花・花木に、肥料はあまり必要ではない。・・・持論。
従って、培養土に、改めて、元肥を追加しない。あまり肥料を与えすぎると、夏冬に弱く、成長期に大きく育ち過ぎる。・・・私はコンパクト派、野菜とか、果実とか、商品なら別ですが。

肥料は、日当たり加減と空気(大気窒素)と雨水(ドブ・側溝を堰き止めて、集まってきた雨水を利用。)と腐葉土で十分。
鉢の下の土を雨水で溶いて、その上澄み液も、結構効果がある。・・・
鉢の栄養分が濃縮されているのかも。
砂や鹿沼土(いずれにしても、ほとんど肥料分は無い、)と水道水だけでも、結構育つものです。
根が十分と育てば、花実は後から、勝手に付いて来る。・・・持論。

培養土の功罪。
重量が軽い・お手軽で簡単で楽。・・・長所
潅水管理が難しい。根張りにムラがある。根腐れ・凍結・高温蒸れ・極端な乾湿により、突然死がある。乾燥しやすく、潅水すればジュクジュクになる。極端に乾燥すれば、濡れるだけで、吸湿していない。(生木・生草は乾燥しにくく、枯れ葉枯れ木は、ジュクジュクでもすぐに乾燥するの意味)・・・短所

液肥にしても、固形肥料にしても、追肥は面倒。鉢数が多すぎて、歩く場所が無いし、手も届かない。雑草を取り除くのに、一々と鉢を移動しなければならない状態。冬になれば、防寒ビニールを一々とめくらなければならない。これも面倒。従って、必然的に追肥はしたくなくなる。
それでも、季節季節の花は、咲いている。
一度、面倒になったので、顆粒の化学肥料を、2月の豆まきのように、ビャーっと撒いて、葉に乗った顆粒を散水して、洗い流しても落ちなかった。面倒になったので、そのままにしていたら、葉が肥料やけしてしまったことがある。そこで大粒のペレット肥料を撒いたら、今度は葉の上でカビが生えた。液肥を水貯め桶に混ぜて撒いたりしましたが、樽に付いたごく僅かな液肥が、青藻を急速に繁殖させる。これも問題がある。(液肥には、速効力がある。) 残る方法は、水道ホースに、Y字管を付けて、液肥を撒くかしかない。いずれも面倒なものです。

適宜な潅水と、剪定と1-2年置きには、植え替えは、省略することはできない。

結局、用土は過湿より乾燥、多肥より肥料皆無の方が長生きする。消滅しにくく、復活再生しやすい。・・・持論。
XX植物は、肥料食いだから、肥料多い目にとか、よく解説されますが、
そのようなことは無い。

葉色が薄いとか、花色が白っぽくなるとかになれば、肥料欠乏症。それから考えればよい。乾燥し過ぎても、そのようになる。
理想的には、成長に合わせて、適期適期に、適量与えれば、それに越したことは無い。つまり薄く回数を多くということです。
偏食(栄養の偏り)もよくない。
鉢植えは、根の分布密度が万遍になって、広がっているとか、地植えなら、表土2cmはそこそこ硬く、その下は柔らかいフカフカなら、有機質と無機質のバランスがとれている状態。根もよく育つ。と簡単に判別すればよいかも。

このような感じです。


植物マニア 2007/10/29(月) 13:26:24
基本的には、たちつさんの意見に賛成です。

最大の肥料は太陽光線だと思っています。植物の種類にもよるので
しょうが、下手に肥料を与えると、花が咲かなくなることがありま
す。初めて経験した時はびっくりしましたが・・・

なるべく肥料入りを使わないようにしています。でも、使った経験
から言うと、それで腐敗したことはないです。自分で土を作ったほ
うが良いのではないかと思います。栽培趣味で何が一番
大変かというと、赤玉土を篩いにかけて、みじんを除くことです。
もう一つは、夏の間、葉裏から水をかけて、ダニを防ぐことです。
この2つがもっとも大変な作業だと思っています。でも、篩いにか
けるのは、土作りの最初の1回だけだし、頑張っただけのことはあ
ると思います。自分で作りましょう。ついでに言えば、バーミキュ
ライトも結構みじんが多く、これも篩いにかけざるを得ない。

肥料は、多種類を少量与えることにしています。人間の食事と
同じで、偏食(一つの肥料に頼る)は良くないみたい。特に、
化成肥料は塩害を起こしやすいので、控えめにしたほうが良い
と考えています。

のぎ 【関東】 2007/10/29(月) 15:51:45
土・肥料・水は、永遠のテーマですね。
私も、市販の培養土を使うことが多いですが、たちつさんが書かれて
いるように、大概の培養土は排水性が悪い(いいのもあります、が
回し者と思われたくないので書きませんが)。よって、鉢底石とセット
で使わざるをえないものが多いです。私もいくらか残土を混ぜたり、
赤玉土や腐葉土、パーライトといったものを混ぜて使う事が多いです。
じゃあ、最初から作ればいいのですが、培養土が一袋置いてあると、
急に植え替えたくなったときに便利。安心する。
気分転換に植え替えをしているようなものですね、わたしの場合。

肥料が最初から入っている土は皆さんがお書きのように元肥を
入れる必要はありません。それより、排水性を考え、鉢底石などを
植木鉢の下にいれ排水性を高めてあげてください。
土が乾けば水をやればいいですが、乾かない土はどうすることも
できないので、ここが肥料よりも肝心要だと思います。

パンジーやその他、開花している状態がしばらく続く植物は、
化成肥料を転がしておくか、たまに液体肥料をあげるなどすれば、
数ヶ月、花が絶えずにこんもりと咲き続けます。
その手の草花で、化成肥料の塩害を経験したことはありません。

るう 2007/10/30(火) 13:00:46
[[解決]]
皆さん、色々教えてくださり有難うございました。
やはり入れなくて良いんですね。。。。
最近売っている顆粒のような肥料に「元肥にも使える」と
あるのを読んで、ふと「ひょっとして、肥料入りでも入れる?」と
思ったのです。

ミニバラ5鉢と、季節の花が少々あるだけで、マンションの
ベランダということもあり、市販の培養土を使っています。
確かに「追肥」は面倒です。イチイチ「前いつやったか?」を
思い出したり、固形の置き肥を取り除くのが面倒で。。。。
とうとう今年は、ほとんど肥料をやらないまま過ごしましたが
ミニバラの花が少ない・・・・ということは有りませんでした。

与えすぎるぐらいなら、やらない方がいいですね。
とても勉強になりました。
また宜しくお願いします。


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