水苔の使用について

[園芸相談センター]の過去ログです

アイスアックス 【関東】 2007/08/23(木) 17:58:25

毎日暑くなり、乾きの激しいハンギングバスケットの土の上に、水苔を敷きました。
先日めくってみたところ、植物の根がたくさん、土から飛び出て水苔に伸びてきていました。
暑さがおさまったら水苔は取ろうと思っていましたが、この状況が進むと根と水苔が結びついてしまうかもしれないです。
今、このままで大丈夫でしょうか?
そのうち何か不都合が起きるものでしょうか?
水苔を使ったのも初めてでして、どれくらいの期間使えるのかもわかりません。

植物は1年草がメインで、冬には終了します。
なので、(たまたま今回は)寒くなった時にじめじめして良くない、といった心配はしなくてよいとは思っています。
これから先の勉強も含めて、水苔を使う際の注意なども知りたいです。
よろしくお願い致します。

かん 2007/08/23(木) 23:39:29
なるほど、こんなこともあるんですね。

鉢で育てていて、下の土まで根が伸びてしまったりするのと、
逆ですね。

私もバラ鉢に水苔を乗せています。時々、下の土の状態を持ち上げて
様子を見ていますが、バラは根の張り方があまり強くないので大丈夫
みたいです。一般的に植物の根が伸びるのは夜が主みたいですが、
夜にはカラカラになっていることも影響しているのかもしれません。

注意とは言えないかもしれませんが、そのままにしておいても
いいのかもしれません。ちなみに、鉢から下の土に根が伸びて
しまった場合、移動の時は、容赦なく切ってしまうそうです。

トキツ 2007/08/24(金) 14:51:01
こんなことがあるから最近はミズゴケを使わないんですよ。
蘭だって使わなくなってる。

ハンギングには鹿沼・軽石かパーライト・バーミキュライト・ゼオライト
が流行。
マルチは腐葉土かマルチバーク。

らんでぃ 2007/08/24(金) 15:28:00
植物が水を求めて根を伸ばすので、水があるほうに根が伸びるのは自然の摂理です。
もちろん、水分量が同じなら、重力にしたがって下へ、光、空気を感じたらないほうに伸びる、というのはあるんですけど。
だから、いつも水遣りされていた庭木は根が上方に広がり、深く張らないので、台風などで倒れやすい場合もあります。

そもそもミズゴケは高価でもあり、マルチングの素材としてはあまり一般的でありません。特に広い面積のマルチングに使うにはコストが高いと思います。

用土としては、ランでミズゴケが使われなくなっているのは、生産段階でプラスチックの鉢が主流になり、素焼き鉢に比べて水もちがよいことから、軽石などのほうが適していることもあります(コストとしても安い)。
植え替えもミズゴケは根が絡んだりして面倒ですが、軽石だとぱらぱらと落とせます。

我が家では下垂性の野生デンドロについては、窓空きの素焼きにミズゴケのものが一番生育が良いので愛用していまふ。

ハンギングには昔から、軽量にする意味でパーライト、バーミキュライトを多く配合させますね。ミズゴケは土がこぼれないよう、フィルターのように使用したり(乾きやすいので保湿の意味もあります)使用されることがたまにありましたが、あまり普通の草花には使わないと思います。

で、肝心の質問についてですが。。。
どうしたらよいか ⇒そのまま育てる。急にはがすと水分を得られなくなり、萎れてしまう可能性もあります。
ミズゴケを使う場合の注意⇒別にありません。
必ずしもミズゴケを使う必要はないですし、腐葉土、赤球土の覆土などでも用は足りたと思います。
あえて言えば、常にミズゴケを湿らせておくということは土の状態が良くわからないのではないか、ということです。
土も湿っているようなら過湿につながり、根腐れのもとですし、ミズゴケだけ湿っているようであれば、水が足りません。ミズゴケに限らず、マルチングをすると実際の土の乾き具合がわからないことが多いです。
実際の土の状態を確認しながら水やりを行ってください。

アイスアックス 【関東】 2007/08/24(金) 18:38:08
かんさん、トキツさん、らんでぃさん コメントありがとうございます。

そのハンギングバスケットは、大きくて(直径約35センチ)ベランダに吊っていまして、水やりの際に毎回床と軒とを上げ下げする作業が大変なので、水やり回数を減らす目的でした。
たまたま母親に、小包の隙間詰めに水苔を入れてもらい、「乾燥防止に敷くことができる」と聞いて、マルチングを行いました。
朝水やりすると、水苔がなかった頃は、夜には土に水気が全くなく早く水を補給しなければという感じであり、水苔を敷いた今では、夜はまだ土の表面や水苔に湿り気が感じられ、翌朝には乾いているという状況になり、タイミングとしては意図通りになっています。

らんでぃさんの御指摘でよく理解できました、夕方以降に湿っている場所(表面のほう)に根が水を求めて伸びてきたということなんですね。
ヤシマットのハンギングバスケットなので、鉢と違って全表面から水分がなくなっていき、水苔のあたりだけに残っていったのかと想像します。

マルチ材料の下の土をきちんと確認する、という注意に関しては、昼間の気温からだいたいパターンがわかってきて、最近の少し涼しい日には、翌朝は一応様子をみて水をやっています。それでも、少々適当になってしまっていましたので、今後はもっときちんと覆われているほうの土まで触るようにします。いじると土から出ている根を傷つけるかもしれないと、腰が引けていたのもありました。

ところで、マルチング材料には腐葉土、マルチバーク、赤玉土がよいとのこと(トキツさん、らんでぃさん)。
私の今回の場合、たまたま水苔があったからというだけでなく、設置状況から少しでも重量減を考えて、水苔がいいと思ったかもしれません。(持ち上げる際、油断すると腕がブルブルします)
このような条件下ではどうすればよかったでしょうか?

またらんでぃさんの
>ミズゴケだけ湿っているようであれば、水が足りません。
というところの意味がよくわかりませんでした。


最初の質問については、皆さんこのままでいいということで、ほっとしました。
ありがとうございました。
この投稿での追加質問になってしまいますが、もう少し教えていただけますと嬉しいです。
よろしくお願いします。

【北陸】 2007/08/24(金) 20:33:53
ハンギングバスケット、すてきですね。
水苔で作るハンギングバスケットというのを聞いたことがあり
ます。つるしているので乾燥対策が一番大変なのでしょうね。
根にとって困るのはいつもぬれているとか、いつも乾いている
ことですね。水苔がいつもぬれていて、中心がいつも乾いてい
るのが最悪です。
今、最後の一滴は土表面の水苔の中にあるのではありませんか。
中心が水苔で、マルチにわら、とか、杉の葉なんかだといいの
かもしれませんが。
中心が水苔の時も、中心も乾いてから、たっぷり水をやるとい
う風にメリハリをつけたいですね。
根が最後の一滴の水を必死で吸う、そんな環境にするために
は乾燥を防ぐものでマルチ、水持ちの良いものは中という環境
の方が良いと思うのですが。

アイスアックス 2007/08/25(土) 10:12:14

久さん
コメントありがとうございます。

>水苔で作るハンギングバスケット
そういうものがあるんですか…知りませんでした。

>今、最後の一滴は土表面の水苔の中にあるのではありませんか。
仰る通りおそらく(土の中心部分は実際に触れませんので推測ですが)、そのようになっていると思われます。

マルチングの材料として「乾燥を防ぐ=それ自体によく水を含み乾きにくい」と短絡的に思い水苔にしました。
しかし「乾燥を防ぐ=水はあまり含まないが表面を覆って土からの蒸発を減らす」ものにすべきだったのかと思います。
それって、鉢の素材や形態、土の配合など総合して条件に合ったように考えないといけないことで、私の場合は土の乾きやすさと、水苔の乾きやすさにかなりの差が出てしまったようです。
では、何を使えばよかったのかということは、まだわからないのではありますが…

根のことをはじめ、水の乾き方など、植物が育つための秘密のように思われて大変勉強になります。
皆さんの質問と回答を読んでは「そうか、なるほど」と思っていましたが、自分で質問するとことさらよく考えるものですね。

ちなみに、今朝らんでぃさんのアドバイス通りに土を確認しようと思いましたら、既に根が水苔とからんで取れなくなっていました(水苔の上のほうははがれましたが)。

かん 2007/08/26(日) 09:28:41
今日、水苔をはずしました。涼しくなってきて、24時間たっても
水苔が湿っているようになってきたからです。

土の状態がわかりにくいということが一番大きいです。はずして
みたら、しゃく取り虫みたいなのがいました。

来年から夏はどうしようかと考えています。バラの場合は、夏の
暑い極期だけに限定すれば決して悪くはないと考えています。
腐葉土やわらでマルチングしている人は多いようですが、それに
比べればはるかに清潔だと考えています。

かん 2007/08/26(日) 18:36:59
はずして半日ですが、

土の乾き方はすごいです。もう1週間はずすの待てば良かったかな、
と後悔しています。少なくとも、土の表面からの水の蒸散に関して
は、水苔はかなり効果があることが確認できました。

もう少しで秋雨に入りますが、水やりの難しい時期に突入です
ね。今年の秋雨はどうなんですかね。

読売新聞にイギリスのガーデンの様変わりが書かれていましたが、
イギリスでは、夏の雨が減っていて、法律で夏の間の庭の植物
への水やりが制限されているそうです。雨が降らないほうが
管理はしやすいですが、降らなければ、水不足で、植物への
水やりも非難されそうですね。

アイスアックス 【関東】 2007/08/28(火) 19:58:48
[[解決]]
当初の質問に対しては方針を得られましたので、「解決」とします。
これから自分なりにも、試行錯誤してやっていきたいと思います。
コメント下さった皆様、ありがとうございました。


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