有毒植物

[園芸相談センター]の過去ログです

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/01(水) 05:49:09
「天然由来だから安心」などと奇妙な言い回しが流行る今日この頃ですが、
自然界の物で或いは園芸植物で、皮膚炎や中毒を起こして病院に行く人が耐えず、
植物の毒は恐ろしく死ぬ人も多数居て被害は後を絶たちませので、
身近な植物の毒を語り少しでも被害者を減らす目的でスレを立てました。

薬用植物園 「山菜と間違いやすい有毒植物の見分け方」
http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/yudoku-top.html
小学校で栽培したジャガイモを食べてソラニン類による食中毒発生
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/sec_hokenjo/eisei/shokuhin/topics/h1807/h18_jagaimo_syokutuudoku.html

かん 【関東】 2007/08/01(水) 08:27:30
貴重な情報ありがとうございます。

早速、お気に入りに登録しました。

紅子 【関東】 2007/08/01(水) 08:55:25
sub-Rosaさま貴重なご意見ありがとう御座います。
じゃがいもを沢山頂いてしまう所が無く、紙袋に入れたまま台所の片隅に置いてありますが、上の方の光があたっている所が緑色に変色してる物があります。皮を厚く剥いて食べていましたが、食べない方が宜しいのでしょうか・・・・?

Toris 2007/08/01(水) 09:04:43
私の記憶にあるところでは、朝鮮あさがお(ダチュラ)の事故があります。
たぶん、つぼみだと思うのですが、それをオクラとかんちがいして食べてしまったようです。

朝鮮あさがおは、その他に、、、、

===============
根をゴボウ、葉をモロヘイヤ、つぼみをオクラやシシトウ、種子をゴマと間違えて食べて
食中毒になることがある。また草の汁が目に入っても散瞳や調節障害などが起こる。
チョウセンアサガオに接ぎ木をした茄子の実を食べて記憶障害を伴う食中毒を起こした事例
(2006年)もある。また、1980年代に、チョウセンアサガオのアルカロイドの生理作用を
麻薬的な酩酊・多幸感作用を持つものと誤解した中学生が、友人等と炊いた白米に種子を
ふりかけて摂取し、集団中毒事件を起こしたこともあった。 (ウィキペディアより引用)
===============

朝鮮アサガオもそうですが、一般的に、植物から出てくる白い乳液には毒性があるものが
ありますので、気をつけた方がいいですね。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/01(水) 13:24:36
野生の蜂の蜜を食べて死ぬ事故が相次いでいます。
これは野生のミツバチがトリカブトの蜜を巣に集め、其れを知らずに食べてしまうために起きる事故ですので、
トリカブトの自生地付近で取れた野生の蜂の蜜は食べてはいけません。


>私の記憶にあるところでは、朝鮮あさがお(ダチュラ)の事故があります。
>たぶん、つぼみだと思うのですが、それをオクラとかんちがいして食べてしまったようです。

↓この事ですね。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/dokusou/dokuf.html
確かにオクラ(アオイ科トロロアオイ属)の実とチョウセンアサガオ(ナス科)のつぼみは似ていますので、
間違いやすいですが、株の形を良く見ると科も違う事ですし別の物と判ります。

>じゃがいもを沢山頂いてしまう所が無く、紙袋に入れたまま台所の片隅に置いてありますが、
>上の方の光があたっている所が緑色に変色してる物があります。
>皮を厚く剥いて食べていましたが、食べない方が宜しいのでしょうか・・・・?
万一のことを考えると、止めたほうが良いです。

物貰い 2007/08/01(水) 13:24:38
貴重な情報、ありがとうございます。
今後も拡充いただけるとありがたいです。
基本的に植物は食べられるものの方が少ない、って覚えたほうがいいですね。

また、食べるだけでなく、身の回りの植物を世話したあともちゃんと手を洗う、変なことに使わない、という注意が必要です。
身近な観葉植物、園芸植物もかなり有毒なものがありますね。

タバコをすいながら剪定してたら、樹液がタバコを通じ唇に触れたらしく、ものの見事なたらこ唇になったことがありまふ。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/02(木) 13:03:54
【スズラン】鈴蘭 ユリ科  Convallaria keiskei(君影草) Convallaria majalis(ドイツスズラン)

あまり知られては居ませんが、スズランは猛毒の植物で強心配糖体の毒素を含んでいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%BF%83%E9%85%8D%E7%B3%96%E4%BD%93

熱が出て床に臥せっている子供の枕元にコップに生けた鈴蘭を置いておいた所、
母親が目を話した隙に子供が花を抜き取り、水を飲んで死亡した例がありますので、
お子さんのイラッシャル場所に活けるのはお控えになったほうが宜しいと思います
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/Kenko-Hiroba/Kiken-na-Shokubutsu/sub/suzuran.htm

また、鈴蘭の毒性は放牧された家畜には判るらしく、
生えていても食べられる事も無くスズランだけが増えていくとのこと。

きのこ 2007/08/02(木) 14:16:48
毒草に関心ある方は、毒草一覧で検索されれば、それぞれの詳細がわかります。
..

もずく 2007/08/02(木) 15:36:04
皆さん、こんにちは。園芸で観賞用に育てている花でも毒草は本当に多いですね。

ケマンソウ(タイツリソウ)もハート型の可愛らしい花でありながら、実は毒草。

全草にアルカロイドを含むため、誤食すると嘔吐して脈が遅くなり、体温低下、
呼吸麻痺や心臓麻痺が起こるそうです。

小さなお子様が、間違って食べないように注意しなければなりませんね。

他に馴染みのある花では、スイセンもですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BB%99

とおりすがり。 2007/08/03(金) 08:14:43
キンポウゲ科全般。
 クレマチス・クリスマスローズ・秋明菊・デルフィニュウムなど。
 トリカブトもこの一種。
夾竹桃。
 これもかなり強いみたいです。

ラビアンローズ 【北陸】 2007/08/03(金) 12:13:07
しばらく毒草のことを忘れておりましたが、良い機会ですね。
私のところにもたくさんありそうです。

【ひょうたん木】
我が家のひょうたん木は植えて20年近くなるので、結構見ごたえがあります。今は赤いグミ状の丸い実が二つずつ、つなぎ合わせたように、つまりひょうたん状の実がたくさんついています。

これも『有毒』と聞きました。
今の子供は木の実を食べるということが無いからと、たかをくくっておりましたが、少し心配になってきました。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/03(金) 14:38:43
【アコニタム】Aconitum 
上の方の書き込みでも話題になっている「トリカブト」Aconitiumの語源は舞楽に用いられる被り物「鳥兜」から。雅楽の鳥兜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:%E9%9D%A2%E6%8E%9B%E8%A1%8C%E5%88%97%EF%BC%88%E5%A4%A9%E7%8B%97%EF%BC%89.JPG 
トリカブトの花
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/plants/aconite.html 

トリカブトの塊根からつくる毒薬の事をことを「附子」(ブス)と言い 漢方では鎮痛・強心剤として用いられる一方、素人療法で誤飲するとアルカロイド系の毒が含まれているため、神経系の機能が麻痺し無表情になりその無表情を「附子」と言うようになり、不器量な女性の容姿をブスと言うようになったとの事。ブスって怖い。


同属のAconitum loczyanum「レイジンソウ(伶人草)」は雅楽士(伶人)の被る立て烏帽子からの銘銘でトリカブト同様にアルカイロイド系の毒草。
http://web.hakuba.ne.jp/potatoes/botanic/ooreijin.html 

トリカブトもレイニンソウも共に山菜と間違えて食べらることが多いので、御注意ください
http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~yakusoen/goshoku/goshoku.html 

?? 2007/08/03(金) 17:58:53
「天然由来だから安心」などと奇妙な言い回しが流行る今日この頃

まさにこのとおりです。
天然物と同じような成分や作用を示す薬剤を使ったのが農薬です。

天然物のほうが、かえって危険です。
数種類の名称も出てますが、除虫菊やトリカブトみたいにそのまま
農薬として利用されているものや、成分抽出して使用しているもの等沢山あります。

キンポウゲ科の植物は、殆どが毒草ですし、キノコも・・・。

あと、無農薬ばやりですが、「木酢液」も植物にかければ「農薬」です。
いくら天然だからといって、「毒」となるものや「ガンになる」疑いの
強いものを一生懸命使わなくても・・。

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2007/08/03(金) 23:03:03
こんちは〜♪
触れただけで被れたり麻痺したりする植物は怖いですね!

クリスマスローズが出ましたので経験談を!
今年種を採取する為に花にネットを被せて採取したまでは良かったのですが
未だ青く熟していない部分も含まれていた為に
無理してこじ開けて中の種を取り出す作業をしてましたら
果汁とでも言うのでしょうか?
完熟していれば乾燥して出ない物ですが
指先に付着していた部分がやけにチクチク痛みが出て
何か小さな針でも残っている感じで麻痺が出てきて
妻は指先が水ぶくれ状態で2〜3日以上苦しんだ事があります

ナンキンハゼも剪定などの時には素肌に樹液が触れないように!
かぶれが酷いです!

メルモ 2007/08/04(土) 08:18:05
【 カロライナジャスミン 】
引っ越して来たときから植わっていたものですが、つるを整理する度に皮膚炎を起こしました。
今はやり方がうまくなったのと、もしかして耐性が出来た(?)のとで、ひどいかぶれはなくなりましたが。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/04(土) 13:02:40
【ダチュラ】Datura 別名は「キチガイナスビ」(気違茄子)ナス科には猛毒が多いですが、
名前からして危ないですね。
この別名はあまり褒められた物ではありませんが、この植物の性質を現していますので、覚えておいた方がいいと思います。
花岡青洲が外科手術に日本で最初に麻酔に使ったのがダチュラの一種の「チョウセンアサガオ」だったので、
日本麻酔学会のシンボルとしてチョウセンアサガオが使われています。
その「チョウセンアサガオ」を使った麻酔の人体実験で、花岡青洲の妻が失明していますので、
無闇にこの植物を服用すると失明する事が有りますので、その事もご考慮ください。

ヤサシイエンゲイのダチュラの欄にも、この様な注意書きがあります。
>花のあとにできる実はとげとげが生えたおもしろい形ですが
>一般的には有毒で通ってますので小さな子供のいるような場所では
>育てるのは避けた方がよいでしょう。
http://yasashi.info/ta_00003.htm 

熊本県熊本市 西村内科脳神経外科病院 医師 吉本幸生「−警告−チョウセンアサガオ中毒について」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yuyo/asagao/asagao1.html 

カエルの葉っぱ 【関東】 2007/08/05(日) 13:51:40
我が家にもカロライナジャスミン、スズラン、クリスマスローズ…あります。
その他にカルミア、アセビ、ディフェンバキア、モンステラなども…。
私は毒性があるのを知った上で購入しましたが、本当に身近な植物でも危険なものがたくさんある事を知りました。
ポインセチアとかスパティフィラムとかもそうですよね。
でも「これって買う人はみんな知ってるのかなぁ(^_^;)??」って本気で心配になりましたね。
花屋のタグにも毒性について書かれているものはまず無いですから、自分で調べる習慣のない人は本当に知らないままになっていると思います。
私自身の子供の頃を思い出しますと、おままごとの道具に葉をちぎったり口にする(口に運ぶ仕草だけでなく、ふざけてかじった事も多数あり…)事は多かったですから…。
なにも起こらなかったのがラッキーだったのかもしれません(-_-)。
私としては、もっと販売する時点での注意の徹底をした方が良いと思うんですよね。
でも毒性があるのを知ると買わない人がいたりするから、お店としては難しいのでしょうかね…??

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/05(日) 14:08:50
【 カロライナジャスミン 】Gelsemium sempervirens e.マチン科 ゲルセミウム属
濃い緑色の肉厚の照り葉で北アメリカ南部とアジアにかけて自生しています。
茎・根・葉・花などすべてが有毒で花を、「モクセイ科」のジャスミンと間違え、
ハーブティーにして中毒を起こした事例などが知られているので、
くれぐれも誤食には気をつけたい。
http://www.pref.gunma.jp/hpm/shokuhinka/00294.html 

また、メルモさんの書き込みにもある通り樹液で皮膚炎を起こします。


以下 ジャスミンと呼ばれる植物くれぐれもお間違いないように。

モクセイ科の 羽衣ジャスミンJasminum polyanthum
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/jasmine.html 
モクセイ科の マツリカ(茉莉花)Jasminum sambac サンバク,ジャスミンジャスミンティーにする花です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/maturika.html 

ガガイモ科の マダガスカル・ジャスミン ステファノティスStephanotis floribunda
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/jasumin.html 

マチン科の カロライナジャスミン Gelsemium sempervirens e ゲルセミウム属 有毒植物
http://flower365.web.infoseek.co.jp/04/076.html 

キョウチクトウ科の ジャパニーズ・ジャスミン Trachelospermum asiaticum テイカズラ これも有毒です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/teikakazura.html

まだ他にジャスミンと呼ばれるものがあると思いますが、
くれぐれも毒のあるものと食用になるジャスミンとの混同は、
なさらないように御注意ください。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/06(月) 13:35:26
【イヌサフラン】Colchicum コルチカム ユリ科
コルヒチンの名の由来はアルメニアの古い都市コルキス(Colchis)とされています。
和名にサフランとは尽きますが、食用にするアヤメ科クロッカス属のサフランとは別物で、
花も良く似ていて間違えやすく、サフランとの誤食による事故が後を絶ちません。
赤いめしべが特徴の アヤメ科クロッカス属の「サフラン」の花 
http://www9.plala.or.jp/mosimosi/flower/s/sahuran.htm 
めしべにこれと言った特徴の無い ユリ科「コルチカム」の花
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/korukikamu.html 

また、この植物から取れるコルヒチン(アルカロイド系)と言う薬は植物の細胞分裂に影響を与えて倍数体にする作用があり、種無しスイカの種を作るさいに役立ちます。
また、通風発作に対して特異的に疼痛、発赤を緩和するために通風の薬とされますが、その一方で、毒性が強くアルカロイド系の毒性があります。
葉はギョウジャニンニクに似ていて、誤食による死亡例もあります。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/plants/a-crocus.html 

ヤサシイエンゲイのコルチカムの育て方にはこのように書かれています。
>コルチカムの球根や種子にはコルヒチンという毒性のある成分が含まれています。
>誤って食べてしまった場合、吐き気、腹痛、呼吸不全などの症状を起こします。
>医学では痛風の発作を抑える薬として利用されておりますが
>当然素人が手を出してよいものではありません

Sub-Rosa 【関東】 2007/08/07(火) 10:47:31
【コンフリー】Symphytum officinale ヒレハリソウ 鰭玻璃草 オオハリソウ ムラサキ科 
以前は食用のハーブとして扱われていましたが、
ヒトの肝静脈閉塞性疾患等の健康被害例が海外において多数報告されるようになり、厚生労働省はこう言う見解を出しています。

>平成16年6月18日  厚生労働省医薬食品局食品安全部 基準審査課
>コンフリー及びこれを含む食品については、食品衛生法第6条第2号に該当するものとして
> 販売等を禁止することとしたので、情報提供いたします。
簡単に言うとコンフリー(毒性がある)の食品としての販売は現在禁止されていて、
食べてはいけないものとして扱われていますが、
ネット検索するとまだまだ健康食品として売られていますが危険ですので食べてはいけません。

1.[厚生労働省 2004/6/14]
シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/06/tp0614-2.html 
2.[厚生労働省 2004/6/18]
シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて (その2)
http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/06/tp0618-2.html 

またゴマノハグサ科のジギタリスとよく似ていて誤食されますが、
どちらも有毒植物ですので食べてはいけません。
ジギタリスとコンフリー(ヒレハリソウ)
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/medplant/Digitalis_hireharisou.htm

? 2007/08/07(火) 13:38:13
趣旨はわかりますが園芸質問とかけ離れてきたように感じませんか?
地球上のほとんどの植物は有毒であり、園芸種に改良されても毒は消えません。
異論も解決も無いスレッドになりかねませんので続きは個人的なブログなどへ移行していただきたいと思います。

そらまめ 2007/08/07(火) 15:45:26
?さんのお考えに大賛成です。植物は有毒なものは限りなくあります。
毒草を知りたければ、検索すればいくらでも知ることができます。おのずから
取り扱いもわかるでしょう。
このスレッドはどうなったら、解決なのか、これでは解決がありません。
個人のブログでやられることを願います。

Toris 2007/08/07(火) 17:41:10
いつもご苦労さまです。掲示板が乱れないのは貴方たちのようが方がいるから
だとおもいます。

しかし、私はこの様なスレッドがあっていいと思います。
有毒な植物に気をつけたいと思っていても、きっかけがないと普段は忘れている事も多いですし、スレ立て主さんのスタンスや情報の提供のされ方は、植物に興味の
ある人々にとっては有意義だとおもいます。

毎日わきでる単発の質問スレッドに数人の回答、そして、(時と場合に
よりますが)簡単に済みマーク。(非難しているわけでありませんよ、
現状分析です。)
過去の内容を検索してみますと、私は新参者ですが、毎年毎年、何回も
くりかえされる同じ内容に、長年にわたって回答をしてくださっている方
もいらっしゃるんだなと知りました。魅力的なキャラクターも内容や文章から
すけて見えます。
一方では、ちょっと検索してみれば簡単に多くの事が調べられるのがネット
の世界なのになあという感想も持ちます。

つまり、読み応えに薄いスレッドの圧倒数に対して、継続して読める物(しかも
有意義)、が数本混じっていることになんの不都合も感じられません。
実は私もひとつ立てたいくらいです。
「花の香り」や「花のたより」のスレッドも答えがでるものではないですよね。

最後は、ここを運営している方(々)のご判断ですかね。

R・ひろき 【関東】 2007/08/07(火) 18:48:50
 こんにちは。
 私も興味深く読んでおります。
 知らないこともたくさんあり、このスレッドで触発されなければ、一生知らなかっただろうということもあります。お恥ずかしいです。
 自分でも何かまとめようと思っておりますが、なかなか書けずにおります。

 今のところ、このスレッド、荒れずに来ておりますが、ブログにするかどうか等々の話題で荒れてきてしまいますと、本末転倒になってしまいます。
 それではせっかくの有用なスレッドがもったいないです。

>最後は、ここを運営している方(々)のご判断ですかね。

 わたしもそう思います。
 しばらくブログにするかどうかの議論は書き込まずにおいて、運営している方(々)の登場を待ってはと思います。
(大変お手数ですが、わたしのこの発言、スレッドのテーマとは関係ないので、できれば消して下さい……。すみません。)

もずく 2007/08/07(火) 23:02:41
はい(^^)私も、楽しみに拝見させて頂いてます。

みかん 【近畿】 2007/08/07(火) 23:06:02
こんにちは、このスレ、もしかして私が未熟なじゃがいもを食べても良いのか、と質問したことがきっかけになったのでは・・?と思いますが。面白半分に作ってみたじゃがいも、途中で枯らしてしまい、掘り出したじゃがいもの赤ちゃんを危うく食べてしまうところだったんですがSub-Rosaさんのアドバイスで食べずに捨てました。うちの裏の公園にもチョウセンアサガオが沢山咲いています。これも子供たちに注意しようと思います。もっと知りたいです。続けて欲しいです。個人的要望です・・。

2007/08/07(火) 23:40:17
続けてもよいのではないでしょうか。
解決する、しない とか言うのでしたら
「花便り」や「園芸トンデモ話」などの存在意味もないと言っているような物です。
ブログでやれと言うのにも一理あると思いますが、少なくとも私はここで続ける価値もあるのではないかと思います。

削除依頼 2007/08/08(水) 10:23:38
何十年と土いじり(園芸)をしてきまして、夾竹桃には毒がある、なので猫もよりつかない、その程度しか毒草のことは知らずに園芸をしてきました。その後、とりかぶと事件でそうかとりかぶとにも毒が、庭先に作ったニラに水仙の
葉が混ざり味噌汁を作ってしまい、害があったと毒草についてはその程度の
知識しかもたず何十年と多くの植物に触れてきました。
運がよかったのか、本能でしてはいけないことをやらずにきたのか、医者に
かかることもありませんでした。
最近、毒草はどんなものがあるのか調べたら、その数の多いこと、なじみの植物もそんなものは、これまで毒草と知らずいじってきました。
毒草とわかっても、捨てはしません。これまでどうり管理していくでしょう。
切ったものを、口にくわえたり、植物からでた汁を皮ふにつけないとか、作業後は手をあらうとか注意すればいいこと。
植物のほとんどは、毒草であるとおもえばいいことで、現にそれに近いでしょう。
掲示場で問題なのは、落ちてきたらスレ主が答えていたのでは、ここに問題が
あるのです。もともと解決する問題でもなし、やっていようとすれば、うんざりするくらい続けられます。
これまでの解決のないテーマを、それはどうなんだと上げている方もいますが
ブログになるからと、それほどは出てきないでしょう。
よしあしのご判断は適任の方がお考えのほどを宜しくおねがいします。

もう一言
みかんさんへ
>公園にもチョウセンアサガオが沢山咲いています。これも子供たちに注意し>ようと思います

身近なものではチョウセンアサガオだけかもしれませんが、他のものはだいじょうぶだと思うかもしれませんので多いですが、他のも教えたほがよいとおもいます。植物から遠ざかるようになっては困りますが。

スレッドと内容が関係ないことなので、削除お願いします。
この記事は削除依頼中です
追加発言はご遠慮下さい。


削除依頼 2007/08/08(水) 11:50:48
おそらくですが、スレッドを消せと言っている方々は「質問になっていない」 と言うことに腹を立てているのではないでしょうか。

「園芸をするにあたって、危険な植物はないですか?」と言うスレならよいのではないでしょうか。大体の間違えやすい植物を言ったら解決しますよね?

関係ないスレを立ててしまったので削除願う。
この記事は削除依頼中です
追加発言はご遠慮下さい。


コンスタンティン 2007/08/08(水) 19:35:11
質問ではないスレッドも他に立っているのに、このスレを目の敵にする理由はなに?
「こいつ、気に入らない」と言う個人攻撃と同じなのでは?
「対策が示されていない」と言うなら、そう言う回答をしたらいいのでは?発展的なスレにすればいいだけのことでしょ?

削除依頼 2007/08/08(水) 20:01:15
上記の削除依頼の分削除願います
この記事は削除依頼中です
追加発言はご遠慮下さい。


あるびの@管理人 【北陸】 [URL:http://albino.sub.jp/] 2007/08/08(水) 21:50:43
初心者板はもともと「情報交換板」だった時期もあり、
例外的にこう言った情報交換系トピックも黙認しています。

内容的にも問題なく、有益な情報も多いのでこのまま削除せず残します。

たちつ 【近畿】 2007/08/09(木) 12:13:24

例によって、気ままに、ナガナガとカキコします。

山野草摘みも、珍味で面白いものですが、大前提は、  自己責任(自分自身で人体実験すること)  という事を、念頭に置いておくことが、一番重要なことです。危険行為は、棄権することをお勧めします。

  生兵法は大怪我のもと

1)植物に、含有する有毒成分に原因がある事故
有毒植物
2)体質や体調により、植物事態は、無害ですが、接触飲食する人により、拒絶反応を引き起こす事故 アレルギー植物
3)見分けにくい類似植物も多い。区別が余程慣れないと・経験を積まないと勘違いする事故。
4)珍味であって、さほど美味しいものではない。一般的に、農家が作っている野菜果実が一番食べやすくて、美味しい。
5)寄生虫や環境汚染もある。

それでも、食べたければ、専門家にガイドしてもらうこと。専門家と言っても、博士のことではない。田舎の子供とか、爺婆とか、山野草愛好者とか、常に、山野草狩りが、日常生活の一部になっている人。間違っても、専門書とかネット程度で判断しないこと。その大専門家でさえ、間違う事故も多い。

有毒植物と言っても、死亡から発疹までピンきりです。更に、植物の部位により、有害無害もアル。

更に、料理の仕方(山野草茶・山野草酒も含む)
により、解毒方法・灰汁抜きなど、特殊処理をしないといけないものも多い。
保存方法にも、要注意。混合飲食とか

事故が、起こっても、緊急対処しないと、死亡する場合もある。その原因が、医者でも、解らない場合が多い。

殆どは、人間の本能で、解毒するものです。
自己解毒とは、嘔吐・下痢・内臓分解機能など。とにかく、体調異常を感じたら、吐き戻す事です。
指を喉深く突っ込む ⇒水を飲む ⇒再び吐く ⇒冷や汗をかくほど、意識がなくなるほど繰り返すと共に、平行して、救急病院に駆け込む。(汚物は、病院へ持ち込む)・・・胃の洗浄

上記 水を飲む の 水は、浄水が無ければ、
川水・池水・尿水・汚水でも良い。(2次感染は、後回しで治療する)
お茶(緑茶)が、有れば尚良い。塩水・生卵・炭酸水・牛乳が比較的嘔吐させやすい。

とにかく小腸まで、送らない。胃腸までで止める。

日本で、一番危険な植物(死に至りやすい)・・・・・・毒ウツギ・毒ゼリ・トリカブト・茸系

概ね、漢方薬と言われるものは、危険なもの。

主な毒草。・・・・独創とか、独走の意味もある。・・・・テキストより転載コピー

トリカブト・毒ゼリ・毒ウツギ・クサノオウ・狐のボタン・コバイケイ・ムラサキケマン・福寿草・レンゲツツジ・タケニグサ・アセビ・ミズバショウ・ウマノアシガタ・ミヤマキケマン・ヤマウルシ・サワギキョウ・オキナグサ・キョウチクトウ・ツタウルシ・スズラン・ジギタリス・ヒョウタンボク・ヒガンバナ・ホウチャクソウ・チョウセンアサガオ・ヨウシュヤマゴボウ・程度は、確実に見分けられること。

見分けにくいもの例
http://www.geocities.jp/greensv88/foreinst-3nenharu/image0121.jpg
http://masuo32.sakura.ne.jp/images/img759.jpg
・・・毒草

http://zucca.way-nifty.com/photos/uncategorized/p4090026_1.jpg
http://2nd.geocities.jp/dandarakt/flower/amadokoro/image/amadokoro-01.jpg
http://lemoncream.img.jugem.jp/20060415_157964.jpg
http://www.tokyu-hakuba.co.jp/summer/tsugaike/kosyoku/photo/oobayu0a.jpg
・・・食用

ニンジンとパセリとシャクとか、キクとヨモギの区別とか、茶と山茶花(又はツバキ)の区別が付かない人は、絶対に、飲食として、興味を持たないことです。育てる観るだけにしておいたほうが良い。少なくとも、皮膚炎だけですむ。

どうしても、飲食したければ、春の七草とか、秋の七草の調理の仕方を、マスターしてからの方が良い。

私は、故郷の慣れ親しんだ山河以外は、山野草摘みはしない。例え解りきったナワシロイチゴでも、モミジイチゴでも、食べない。勿論 クリ実もアケビ実も食べない。興味・好奇心も持たないようにしている。
知らない土地の物で食べるとしたら、ツクシ程度。
知れば知るほど、怖くなった為。興味を持たないようにしている。



もずく 2007/08/10(金) 22:09:57
たちつさん、更に詳しい書き込みを有難うございます。間違って食べてしまった時の対処
法までは調べてませんでしたから、もう少し自分で勉強する必要があるなぁ^^;と思い
ました。大変、参考になります。

少なくとも自宅で育てている植物が、有毒かそうでないかを知っておくのは必要ことだと
感じでいます。

我が家でタイツリソウを鉢植えで育てているのですが、毎年株分けをしないと鉢では限界
があるんです。株分けしたタイツリソウを人にあげるのですが、その時にきちんと有毒植物
であることを説明して、幼い子供(赤ちゃん)が間違って口にしないように十分注意するよ
うに言ってから、渡すようにしています。知っていれば、注意もできますから。

Sub-Rosaさんに有毒植物のスレッドを立てて頂けた事で、また一つ良い勉強をさせてもらう
事ができました。

現在、バラをメインで育てている事もあり、ちょっと別の植物も・・・となったらタイツリソウ
のように有毒だけど病害虫の被害がほとんどないものが一番育てやすいのです。エカキムシ
が有毒と分からなかったのか?タイツリソウの葉にもぐりこんで死んでいるのを見たことが
あります(^−^;)
しかしハダニにだけは、この毒も効き目が無いようで残念です。

有毒植物は園芸用に関して、ある意味農薬を使わずとも自分で自分の身を守れるようになって
いる便利な植物だと思っています。
扱う側がその毒性や対処法をきちんと理解して育てる事ができれば良い事だと思っています^^

野草採取での毒草の注意も大切ですが、身近なことでは園芸種の植物の毒についてもこういった
ことも有りではないかと思って、書きました。長々とすみませんでしたm(_._)m

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/11(土) 04:44:25
【ハシリドコロ】Scopolia japonica 走り野老 オメキグサ、キチガイイモ、キチガイ草 ナス科
名前を聞いたことがない割には、何処にでも生えている毒草で、早春から初夏にかけての短い期間に地上部を出す宿根草です。
その毒性や自生地の広さなどから、日本一の毒草とも言われます。
有毒成分はヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミン(アルカイドの一種)
名前の由来で「ハシリ」はこれを食べると走り回るほど苦しむ事からその名が付けられ、
「トコロ」は、根茎が芋のように肥大するのでヤマノイモ科のトコロに由来するものです。
誤食すると嘔吐、けいれん、昏睡、呼吸停止などの中毒症状が起き、時には死亡する事もあります。
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/medplant/med_materials/hashiridokoro.htm

春先に採れる山菜のキク科のフキノトウと間違えられて採集されることが良くありますので、山菜との誤食にはくれぐれも御注意ください。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/hukinotou.html 

また、時々この植物を麻薬代わりに使用し結果、七転八倒の苦しみで病院に運ばれる愚か者もいますが、
ハシリドコロとは「苦しみもがいて走り回る」という意味で付けられた名ですから、その事も御考慮ください。


カロライナジャスミンの欄で、テイカカズラをジャバニーズジャスミンと書きましたのは、
ジャバニーズスタージャスミンの誤りです。失礼しました。

>質問ではないスレッドも他に立っているのに、このスレを目の敵にする理由はなに?
コンフリーの書き込みの後にでたものですから、恐らくコンフリーの業者だと思います。
>「こいつ、気に入らない」と言う個人攻撃と同じなのでは? 
商売の邪魔をするなと言うことだと考えられます。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/12(日) 00:38:27
【山菜の収穫に当たっての注意事項】
 たちつさんも書いておられましたが、山菜の収穫に当たっての注意事項と、
有毒植物を摂取してしまったあとの対処法を書いておきます。

1 ●判断のつかない山菜は採らない。
  ●食べられるかどうか判断のつかない山菜等は 採らない、
 食べない、人にあげない。
●専門家の指導等により、山菜の正しい知識及び類似する有毒植物   との鑑別方法をマスターしましょう 
●新芽や根だけで、種類を見分けることは困難です。
●山菜は、有毒植物と混生することがあります。
  タラノメならタラノメだけ袋に入れ他は混ぜず、
  1種類づつ持ち帰りましょう。

2  ●また、料理する前にもう一度確認しましょう。
●正しい調理をする。(ワラビのアク抜きやジャガイモの芽の
 除去など。)
●食べる前にも再再確認をする。
     
3 有毒植物を食べてしまった時は
  ●一刻も早く吐き出すこと。指をのどに差し込んだりして、
できるだけ早く吐き出しましょう。
●速やかに医師の診察を受ける。 植物によっては、
生命に関わることがあります。
  ●食中毒を起こした時の、判断基準になりますので、
「食べ残し」や「吐いたもの」は捨てないで病院へ持って
行きましょう。食べた物がわかれば適切な治療ができます。
また保健所にも必ず連絡しましょう。
  ●素人療法は禁物 水・牛乳を飲む、
胃腸薬・吐剤を飲むとかえって危険な症状を引き起こす
有毒植物もあります。ガマンしないで必ず病院に行きましょう。
  ●人にあげた場合は、そちらにも異常がないか声をかけましょう。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/13(月) 05:44:36
【コバイケソウ】Veratrum stamineum 小梅形草  ユリ科
 バイケイソウの花が梅に似ており、葉はケイラン(堰E砲忙・討い觴錣鬟丱ぅ吋ぅ愁Α頁゚|陝砲噺討屬茲Δ砲覆蝓「
 そこから高山性の近縁種にコバイケイソウ(小梅|陝砲量召・弔韻蕕譴拭」
花はクリーム色で、真ん中の花穂は雌雄両性で、脇の花穂は雄花なので実はなりません。
http://trace.kinokoyama.net/flower/1yuri-ka/ko-baikeisou.htm

ケイラン(堰Eヒhttp://blog.goo.ne.jp/tagat2005/e/210e051437ca8342e28e6e8d0bfb9395

【バイケイソウ】 Veratrum grandiflorum 梅形草 ユリ科
は草丈1〜1.5mになるユリ科の宿根草で、高山性での林の湿った所に群生しています。
7月頃、茎の先に緑色の小花が集まった花序(洗車機のブラシのような花つき)を付け、
花を付ける株はあまりありませんが、数年に一度大満開になります。
 植物全体にプロトベラトリンなどのアルカロイドを含有しており、
あやまって食べると、嘔吐、下痢、血圧降下、けいれんなどの中毒症状が起きます。
http://www22.ocn.ne.jp/~tamukai/baikeiso.html 

上記の植物の春の芽吹きはウルイ(山菜 オオバギボウシの新芽)と良く似ており、
誤食による事故が耐えず、時には死に至ります。
見分け方 http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/oobagibousi.html 

コバイケイソウによる中毒の実例。
食品衛、生学会誌、44-2(2003)J-203
富山県前僧ヶ岳北側、平成14年5月3日(金)
7名摂食、7名中毒、6名入院。
ギボウシと誤認。摂食後30分で発症。吐気、嘔吐、眼症状、しびれ、呼吸困難、脱力感。
ウドなど灰汁の強いものと一緒に調理したため、苦味が分からなかったようだ

コバイケイソウ及びバイケイソウによる食中毒事件、ならびにウルイ(オオバギボウシ)との見分け方。
http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet;jsessionid=9550FECF461D25EBC5F33FE4FE144771?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=2412 
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/ringyo/kinoko/sodan,sansai.htm

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/13(月) 05:50:53
申し訳ありませんが、上記のケイランの漢字名が文字化けしていますが、
ケイランのサイトをクリックすると字がわかります。

ハッピ−マン 2007/08/14(火) 11:08:05
いやぁ、有毒な植物けっこう多いですね。見たこともない植物も多いですが・・・。

最終的には「自分の身は自分で守る」しかありませんね。
 一口に、有毒性といっても漢方薬の原料になったりもするし、量や程度や感受性の差もあるだろうし〜

 先日、面白い話を聞きました。植物を食べて消化する動物(生物)が誕生したころは、ほとんどの植物は有害だった。で、動物のほうは有害性を無害にする仕組みを体内にこしらえるようになった・・・。もし、そうなら現在有毒な植物もいつが害がなくなるようになるのかも知れないなぁ。逆に、植物のほうも将来、自己防衛?のために有害なものに変身する可能性もあるのだろうか?

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/15(水) 02:05:40
【スイセン】Narcissus 水仙 雪中花(せっちゅうか) ヒガンバナ科
上記書き込みにも多く登場するスイセンは、最も身近な有毒植物です。
ギリシャ神話で、水に映った我が身に恋をして、その姿を眺めているうち
終に花(スイセン)になってしまった男の名ナルシスで、
そこから来た学名がナルキッソス、自惚れ屋を意味するナルシストと同じ語源を持った植物です。
ナルシス(自惚れ)の毒は恐ろしいという事なのでしょう。

地中海原産の秋植え球根植物(卵円形の鱗茎)で、冬でも露地で咲く(東京以南)植物として人気を博していますが、
この植物はユリ科のニラとよく似ておりよく誤食され食中毒事故が耐えません。
また、今年青森の道の駅でニラとして販売されていた野菜が実はスイセンで、
それを購入し酢味噌和えにして食べた30代と50代の女性二人が、吐き気をうったえ食中毒で病院で手当てを受けました。
スイセンは販売業者が山でニラと間違え採取したものを道の駅で販売したものだと言うことです。
通常、ニラはスイセンと違い強烈な匂いを発しますが、酢味噌に合えたために気が付かなかったのかも知れませんし、
まさか、食用として販売されているものが有毒とは考えられなかったのでしょう。

スイセンもニラもこぼれ種で増え半野生化して繁殖し、それを知らずに誤食する人が後を立ちません。
スイセンは全草にリコリンやタゼチンどのアルカロイド性の毒を含み、
嘔吐、下痢、けいれん、麻痺などの中毒症状を起こします。


ニラとスイセンの見分け方
http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/suisen.html 
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f2syokuhin/pamph/dokusou/dokusou_p3-p4.html 

スイセンの食中毒の他の実例 
1.新潟県中魚沼郡中里村、平成14年4月30日(火)
葉を味噌汁として4名摂食、4名中毒。
2.新潟県十日町市、平成14年5月1日(水)
油炒めとして2名摂食、2名中毒。
両方の事例ともニラと誤認。臭いによる判別をしなかった。ニラの近くに植えてあった。
嘔吐、むかつき、吐気、下痢、発汗の症状。

ぱめ 【九州】 2007/08/15(水) 10:20:34
Sub-Rosaさん、興味深いスレを立ててくれてありがとう。色々勉強させていただいてます。

食用になるものと毒のあるものが混植している状態が危ないですよね。
椎茸を作っている林で、椎茸に混じって違うキノコが生えてきます。
はっきり色形が違えばわかりますが、「ん〜どうなんだろ?」程度は本当に危ない。
迷ったら採らずに、「絶対椎茸だ!」と確信できるものだけを採取しています。

薬と毒は紙一重的なことも多いですね。
知人が健康のためと、アロエと野菜をジュースにして毎朝飲んでいました。
30年間この野菜ジュースを飲んでいるおかげで、医者にかかったこともないからと
強く勧められたので飲みましたが、その後調子が悪くなり、病院へ。
検査してもらった結果は、食道と胃がかなり荒れているとのことでした。
アロエは知人の体質には合っていたけど、私には合わなかったということでしょうね。

Sub-Rosa  【関東】 2007/08/16(木) 12:10:15
ぱめさんお久しぶりです。
シイタケはうちでも栽培していますが、ホダギにシイタケ以外は生えてきませんので、採集は楽ですが、
ぱめさんの所のようにシイタケに似た茸が生えると心配ですね。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031600/04_cyudoku/yobou/kinoko.htm


【毒キノコに関する迷信】以下コピーペースト

1縦に裂けるキノコは食べられる。
 縦に裂ける毒キノコの例:
 クサウラベニタケ・カキジメジ・ニガクリタケなど多数

2色の鮮明なものは毒で、おとなしい色のものは食べられる。
 おとなしい色の毒キノコの例:
 カキシメジ・クサウラベニタケはじめ多数。

3ナスと煮れば中毒は起こらない。
 ナスに解毒作用はありません。ナスと調理され食中毒となる例がよくあります。

4塩漬けにすれば食べられる。
 ドクツルタケ・ツキヨタケなどには全く効果はありません。

5虫に食われていれば食べられる。
 キノコを主食としている虫は、毒キノコも平気で食べています。

6煮汁の中に銀サジを入れて黒変するものは食べられない。
 銀サジを黒変させる毒キノコは1種類もありません。

7油で炒めれば食べられる。
 例えばツキヨタケは油で炒めると、毒成分がよく溶けだし、逆に症状が重くなります。

8乾燥すれば食べられる。
 カキシメジとドクツルタケを乾燥させて食べ、中毒になった事例があります。

9食べられる種類でも注意すべきこと
 たとえ図鑑で「食用」とされている種類であっても,中毒することがありますので御注意ください。

たちつ 【近畿】 2007/08/17(金) 17:48:01

茸は、皆目解らない。スーパーで買うに限る。
今の時節、舶来マッタケが一番安い時期です。
これから毎週一割づつ値上がりし、毎月倍の倍に値上がりする。
今なら、5000円も買えば、飽きるだけ たらふく食べられる。
シーズンになれば、1万円でも一切れしか当たらない。このときは、
仕方がないので、10円のインスタントお吸い物で我慢すること。
マッタケ御膳は、今がお得。香りが薄ければ、当然10円マッタケで香り付けですね。 (^^♪

私は、ホウキ茸しか採らない。若しくは、有料マッタケ狩りとか、ホダギシイタケ程度。
ホウキダケ
http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/d/doublet/20060822/20060822144306.jpg

当家の亡き婆さんは、ハッタケ採りの名人だった。私も、場所は教えてもらっていないので解らないが、採取後退色するので、採取し食する勇気がない。従って採らない。
チョット イメージが違いますが、このようなものだった。気色悪い色だった。
ハッタケ
http://shimohsakoku.img.jugem.jp/20060921_109399.JPG

とにかく、河豚にせよ、茸にせよ、他人が食べてから、2-3時間我慢することです。人生は長いし、この世の中、銭を出せば、いつでも食べられる。敢えて、あせることでもない。この世の中、未だ未だ他に美味しいものは、星の数程ある。
タレントの真似は、しないことですね。タレントは、何を食べても、美味いといっている。ほんまかいな?
というものの、根曲がり筍というものを一度は、生食してみたいと思う。まだその機会がない。 (^_^;)
話は飛んで、カラスミとトリフというものも、飽食してみたいものです。子供の頃の夢だった、キャビア・フォアグラ・アスパラは、一応飽食したことがある。期待したほどのものでもなかった。


Iris 【関東】 2007/08/18(土) 19:38:20
しばらくこのサイト見ないうちにこんなに私好みのスレが立っていたなんて!楽しく読ませていただきました♪チャットのソフトが飛んでしまったので(しかも再ダウンロードするには1時間くらいかかるそうです。前は一瞬だったのに・・・)皆様に再びお会いできるようになるのはまだ当分先です(;_;)
コバイケイソウの話が出てたので中3の頃行った裏磐梯を思い出しました。ここで毒草関連のちょっとおもしろい話を聞いたので書き込みますね(紛らわしい毒草についてではないのですが)。冬眠からさめた熊はわざと毒草であるミズバショウを食べて腹を下し、調子を整えるのだそうです。しかもちゃんと食べるべき量もわかっていて、必要以上に食べることもないとか。実際にハイキングしたときも熊が食べたであろうミズバショウを見つけることができました。あ、もちろん人間は真似しちゃだめですよ(笑)
久々にカキコしたのでなんかタイピングの速度が遅くなってます;;早くここに戻ってきたいですね。
明日からまた勉強生活です。はぁ〜、浪人生は辛いョ(^_^;)

Sub-Rosa   【関東】 2007/08/18(土) 19:53:54
今テレビの旅行番組を見ていたらアジサイの花のテンプラが出ていましたが、
アジサイは青酸性の毒がありますので、食べてはいけません。
【アジサイ】以下コピーペースト
毒部位  蕾(青酸含有)、葉、根
成 分  青酸産生性のグリコシド、アミグダリン(amygdalin)、アントシアニン(anthocyanin)、ヒドラゲノシドA
症 状  嘔吐、痙攣、昏睡、呼吸麻痺

http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/manual/hydrangea.html

Sub-Rosa   【関東】 2007/08/21(火) 05:38:49
【ドクゼリ】Cicuta virosa Water Hemlok 毒芹 、オオゼリ、延命竹、万年竹、野芹菜花 セリ科

トリカブトと共に日本三大毒草の一つに数えられる事が多い猛毒の多年草で、葉を食用のセリと茎をワサビと間違え中毒事故が耐えません。
自生地は北海道・本州・四国・九州 の人里・田畑,山地・低山,河原・渓流,湿地・池沼など。
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/dokuzeri.html

有毒部分は全草に及び 根茎
有毒成分:ポリアセチレン系のチクトキシン(猛毒)
中毒症状:呼吸麻痺、痙攣(けいれん)、嘔吐、よだれ、中毒死

消化管だけでなく皮膚からも吸収されるため、ドクゼリの汁を塗って死亡した例もありますので、けして素手で触らないように。


ドクゼリは葉をちぎると切り口から黄色い汁が出るので区別がつきます。
セリと比べると草丈は高く大型で、茎は太く、株立ちします。
花はセリの花と同じように白できれいです。
セリのような強い香りが無く匂いで見分けが付きます
セリはドクゼリと違って根茎が存在しないので、それらを総合して見分けてください。

ソクラテスが「悪法も法なり」自害に用いた毒杯の中身はドクニンジンといわれていますが、ドクゼリの可能性もあります。

セリとドクゼリの見分け方
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/she/seri-doku.htm
http://www.tokyo-eiken.go.jp/plant/seri.html 

Sub-Rosa 【関東】 2007/08/22(水) 08:11:38
【ヒトヨタケ】Coprinus atramentarius (Bull.: Fr.) Fr. 一夜茸 英名: Ink(y) Cap(墨笠), Tipplers Bane(飲んべえの悩みの種)ヒトヨタケ科
畑や芝生のすみっこや庭先堆肥の中などに群生し、世界的に分布していて何処にでも生えます。和名のヒトヨタケは、傘の部分が周縁より中心部に向かって次第に液化し、最後は柄のみを残し、約一晩で溶けてしまう事から命名された。
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/tatuta/kinoko/kinoko30.htm 

酒類を飲む前後に食べると中毒する。含有成分のコブリンがアルコールの分解に関与するために血液中にアセトアルデヒドが蓄積するためです。アルデヒド脱水酵素の作用を阻害し、中毒症状は顔、首、胸が紅潮、頭痛、めまい、嘔吐、呼吸困難など。しかし酒を飲まなければ安全。風味に癖はない。

ヒトヨタケの中毒の型
http://www.sue.shiga-u.ac.jp/kinoko/kinoko-b.htm 

ひだの色は白〜ピンクの物を食用にするそうで、さっとゆでて、ねぎぬたや三杯酢、サンショや柚の香りのお吸い物にできると言いますが、英名の“飲べえの悩みの種”が示すように、あくまでもお酒を飲まない人が食べるものですので、ご注意ください。食べられる毒キノコと言うのも不思議なものです。


アールヌーボーの巨匠ガラス工芸家のエミール・ガレが、この茸のランプを作成しています。
北澤美術館所有 ヒトヨタケのランプ
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/suwa/ 

Sub-Rosa 【関東】 2007/08/23(木) 05:11:15
【ケレベラ】Cerbera ミフクラギ オキナワキョウチクトウ(沖縄夾竹桃)アッシリワダ(流通名) 恐竜の卵(流通名) キョウチクトウ科

ケレベラは東南アジアから沖縄に掛けて海岸に自生している高さ20mに達する常緑高木で、
白い花は約5cm10月から12月にかけて果実が落下し、椰子の実のように海流に乗りたどり着いた土地で発芽し繁殖します。
潮には強い性質がありますので、沿岸部などに街路樹や緑化樹や防風林として植栽もされています。
沖縄夾竹桃の別名もあり、沖縄では国道沿いや公園には普通に植えられています。
花はこの様にキョウチクトウ科特有の風車の様な花です。
http://homepage2.nifty.com/matsu2001/cerbera3.htm 
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/okinawa-kyoutikutou.html 

ミフクラギとは樹液が目に入るとふくれる(腫れる)という意味で、全草( 実、葉、茎、根、樹液等 )が有毒で、
アルカロイド系魚毒性の種子を利用した漁法もあります。
また、中の種子も猛毒で、昔は種を砕いて小麦粉と練り合わせてネズミの駆除につかったとのこと。
国内でもケレベラの実をかじった犬がひどいケイレンを引き起こしたという例があります。


ケレベラは園芸種として水耕栽培のような形で出回っています
http://www.aquiya.skr.jp/zukan/Cerbera_odollam.html 

ケレベラを育てる時は小さなお子さんやペットの近くに絶対に置かないように、また人に差し上げる場合は上記の旨もお伝えください。
万が一口に入れたり、樹液が目に入った場合はキョウチクトウ科の植物である事を救急隊や医師に連絡して下さい。
ケルベラを扱った後は手を良く洗う事をお勧めします。

剪定した枝や葉が十分に乾燥していないケレベラを低温で燃やした際に発生する煙にも、毒成分が含まれます。

Sub-Rosa 【関東】 2007/08/24(金) 05:44:07
【エゴノキ】Styrax japonica 萵苣の木(ちしゃのき)、轆轤木(ろくろぎ))英名Japanese snowbell エゴノキ科

日本全土から、朝鮮半島・中国に分布する高さが10メートルほどの落葉高木で、
比較的水分のあるところで良く成長しますが、
芽生えや稚樹の生育範囲は広く各地の雑木林の何処にでも見られます。
近年その清楚な花が人気で庭木に植えられることが多く、海外ではJapanese snowbellの名で人気が有ります。
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/ego.htm

エゴノキの名前の由来は、実をかじるとエゴくて食べられないためその名が付きました。
また、昔はこの材は白くて固く粘りがあるため、ロクロで細工して、
おもちゃなどを作ったところからロクロギの別名があがあります。
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/ego.htm

果皮にはエゴサポニン(魚毒性)が含まれていて、昔は石鹸代わりにしたり、
麻酔作用を利用して、魚取りに使ったりするが、現在この漁法は禁止されています。

Sub-Rosa 【関東】 2007/08/25(土) 05:26:57
【ドクニンジン】Conium maculatum L,、英名:Poison Hemlock or Snakeweed。 セリ科
ドクニンジンは1959年に日本潜入を確認された帰化植物で、北アフリカ、アメリカ、中央アジア、カナリー島、
中国などに広く帰化している。
古くは破傷風やリュウマチなどの薬用植物として栽培されたが現在は利用されていません。
茎は大きく分枝して高さ1.5mになり湿地を好み全草に独特のにおいがあります。
葉がニンジンに似ている有毒植物であることからドクニンジンと呼ばれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3 
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/doku-nin.html 

有毒成分は、コニイン(coniine)、γ-コニシイン(γ-coniceine)、N-メチルコニイン(N-methylconiine)。coniineの別名としてd-alpha-propylpiperidineなどです。
全草に有するニコインは神経毒の有するアルカロイドで、一般的な初期症状は口中のネバネバ感と口渇、嘔気、流涎。
腹痛、下痢、頭痛、発汗、眩暈、瞳孔散大などで、意識はそのままに肉体だけが硬直していき、
呼吸に必要な横隔膜の筋肉も麻痺するから心臓は動いていても呼吸困難になり、最後は窒息死します。
ソクラテスが「悪法も法なり」と仰いだ毒杯の中身がドクニンジン(ドクゼリの説も有る)のエキスだと言われていて、
古代より毒殺の道具として使われていました。

薬草のシャクとの御用が多いので、見分け方を覚えましょう。
シャクとドクニンジンの見分け方。ドクニンジンの茎にはソクラテスの血と呼ばれる赤い斑紋があります。
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f2syokuhin/pamph/dokusou/dokusou_p11-p12.html 
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/charivari/2003_04/2003_04.htm 

茎の中が太くカラなので、ロンドン郊外の子供達がこれで笛にして遊んでいるうちに、
数人の中毒者を出したという記録がありますので、小さいお子様がいらっしゃる方は御注意ください。

kinaco 【関東】 2007/08/28(火) 01:09:50
色々と勉強になる事があって興味深く読んでいます。
家にはロベリアがあるのですが、花ガラを摘んでいて
白い樹液が出るので気にはなっていたのですが。
調べたら、やはり毒があるんですね!

ペットも飼っているし、万が一を考えて摘んだ花ガラも
落とさない様に気をつけないといけないですね。
反省・・・。

Sub-Rosa 【関東】 2007/08/29(水) 04:44:44
【ベラドンナ】Atropa belladonna 西洋ハシリドコロ、オオカミナスビ、アトロバ、Devil's Cherries ナス科
ヨーロッパ・西アジアが原産の植物でナス科特有の紫色の花を咲かせ、その強い毒性から魔女の毒薬とされてきました。
学名のアトロバはギリシャ神話の運命の女神モイラ(運命の三姉妹)の名で、運命の糸を断ち切る役目を持った女神の名。
欧米のミステリィーによく登場する植物でこれを使った毒殺も多く、その学名が示すとおり、命の糸をも断ち切る毒性を持っています。
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/beladona.html 

学術名称のベラドンナの名は、直訳では美女と言う意味で、ルネッサンスの一時期この植物の実のエキスを点眼し瞳孔を開かせ瞳を美しく見せた事からの命名で、
瞳を美しく見せる一方で失明する人も後を絶たなかったという事で、ルネッサンスの女性の美しくなるという番願望の凄まじさが良く判ります。
東北大学大学院薬学研究科のサイトより
http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~yakusoen/plant/plant_file/beradonna.html

全草に毒があり、特に根と葉に多く、葉の表面にも油が浮いており、これに触れるとかぶれ(場合によっては潰瘍)を起こし、
摂取すると体温上昇・腹部膨満・運動失調・精神錯乱・記憶喪失・失神・循環不全.重症では呼吸麻痺し最悪の場合は死亡と成ります。

成分はヒヨスシアミン(hyoscyamine)、アトロピン(atropine)、スコポラミン(scopolomine)などで、
アストロピンは瞳孔括約筋を弛緩させる作用があり瞳孔を開くので眼科で繁用されています。
地下鉄サリン事件の被害者が救急で運ばれた際に、サリン解毒の特効薬として硫酸アトロピンの注射剤が使用され、
多くの命が救われたのは有名な話で、ベラドンナは毒にも薬にもなるにもなる植物でが、
使い方を間違えると命取りになりますので素人が使うのはお止めください。

私がこの植物の名を知ったのはビアスの悪魔の辞典からで、その内容はこのように成っています。
>“悪魔の辞典 THE DEVIL'S DICTIONARY” Ambrose Bierce アンブローズ・ビアスより、『BELLADONNA [ベラドンナ]』
n.
>イタリア語では美女。英語ではアルカロイド性の致死性毒物のこと。このふたつの言語の本質的な同一性をあらわす顕著な例。
何とも、皮肉めいた話しですが、ベラドンナはどこかFemme Fataleの匂いのする美女を連想させます。


手塚プロがこの毒草をテーマにしたアニメーション「哀しみのベラドンナ」を作成していますので、気になる方は検索してみてください。

Sub-Rosa 【関東】 2007/09/01(土) 02:46:28
【ドクツルタケ】Amanita virosa (Fr.) Bertillon 毒鶴茸 死の天使 殺しの天使 Destroying Angel テングタケ科 
新聞紙上で毎年死亡例が報道されるものの多くはドクツルタケ(毒鶴茸)か、近縁種のシロタマゴテングタケ(卵天狗茸 Amanita citrina)です。
ドクルルタケは夏から秋にかけて各種の広葉樹林やモミ林ツガ林などの林内地上に点々と発生し、
全体の色は白色で、根元のツボは深い袋状ツボの上の部分は少し遊離し、柄にササクレがあるものをドクツルタケ、
柄にササクレが無いものをシロタマゴテングタケとして区別します。
また傘表面がKOH試薬で黄変するものが本種とされています。

成分として速効性のファロトキシン群と、それよりもはるかに毒性が高い遅効性のアマトキシン群を含みます。
ドクツルタケはビロトキシンとよばれるアマトキシン類似の物質も含むアマトキシン群の毒性は真核細胞のRNAポリメラーゼBに対する特異的阻害作用に基づき、それがタンパク質合成を阻害し、結果的に細胞破壊死をもたらします。
症状は肝臓や腎臓などの組織が再生できずにスポンジ状となり最悪の場合死亡します。

優雅な姿からは想像もできない猛毒キノコで、致死量は8gのドクツルタケ1本で、体重60kgの人を死亡させるほどの毒性があります。
食べた翌日位に本当の効き目が現われ、数日間から約1週間,苦しみ抜いた末に死んでしまい、意外な事に味は美味しいという事です。
その優雅な姿と殺傷能力から「殺しの天使」の異名をとるキノコです。
http://kinoko-ya.sakura.ne.jp/00jap/dokutsurutake.htm 

ツバとツボがあるキノコは、猛毒キノコが多いので食べないようにしましょう。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kinoko/dokutsur.html 

このキノコを食べると遅効性ですが、確実に肝臓や腎臓組織が破壊され、
組織がスポンジ状となり致死的な悲劇をもたらし、
食後10時間後に中毒症状があらわれ、1週間以上も苦しみ抜いた末に死亡するという例が多い最悪のキノコです。
http://www.sue.shiga-u.ac.jp/kinoko/kinoko-a.htm 

ドクツルタケの中毒の型 
細胞を破壊し,肝臓,腎臓に障害を与え,死をもたらす毒 −激しい下痢・腹痛,肝・腎臓障害
http://www.sue.shiga-u.ac.jp/kinoko/kinoko-a.htm 


以下「恵那山ネット」サイトよりコピーペースト
●食中毒事例

原因食品  ドクツルタケ
発生年月日 平成3年10月13日
発生場所  瑞浪市(家庭)
摂食者数  4人
患者数   4人(全員入院、うち死者1人)
●概要(事件のあらまし)
 10月12日午後3時に瑞浪市在住のFさんが自宅近くの山林でキノコ約40本(すべて白色)を採取した。
Fさんら家族4人は、同日19時30分に夕食として食べた。
家族4人のうち3人は翌13日午前4時に下痢・吐気・嘔吐・腹痛などの症状となり、
同日午前7時55分に、残る1人も12時に同様の症状となり、14日21時に病院に入院した。
その後、1人は集中治療を受けたが、平成4年3月5日肝不全のため死亡した。
 残っていたキノコが入手できたため、土岐県事務所の林務課の協力を得て、ドクツルタケであることが判明した。

●原因(事件が起こった理由)
 Fさんは、過去に採取し、食べたことのあるシロマツタケモドキと間違えて採取してしまった。
シロマツタケモドキは、ドクツルタケによく似ており、ツボの有無が外見上の鑑別となるが、
柄は大変折れやすく、ツボが欠損してしまうことが多いため注意を要する。
また、傘の性状(湿り)については、採取時の気象状況及び湿気の多い場所で自生するキノコの特性から、
鑑別の手段とすることはむずかしい。

Sub-Rosa 2007/09/05(水) 19:34:43
【シロタマゴテングタケ】Amanita verna 白卵天狗茸 ブシキノコ テングタケ科
林内の地上から発生する全体が白色のきのこで、レース飾りのようなつばとつぼ(壷)がある。大半が有毒きのこのテングタケ科のキノコです。
http://kinoko-ya.sakura.ne.jp/00jap3/sirotamaten.htm 

↓シロオオハラタケ Agaricus arvensis ハラタケ科ハラタケ属 や
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/koso/k_shi08.htm 
↓シロマツタケモドキ U. radicans Hongo(キシメジ科、キシメジ属)
http://inflab.nagaokaut.ac.jp/kinoko/kinoko4/408.html 
と類似しています。


以下の特徴等はドクツルタケ・シロタマゴテングタケに共通です。 
発生場所 は 広葉樹林、針葉樹林の地上(単生)
発生時期   夏〜秋
形態    かさ:5〜15cm、白色 
  ひだ:白色
  柄 :6〜24cm
  シロタマゴテングタケは白色でほとんどささくれは無いが、
  ドクツルタケはこのささくれがあるのが特徴。上部につばが有り、根元は袋状のつぼを持っています。

中毒症状  徴候は6時間以上(通常10時間)であらわれ、
  嘔吐、腹痛、下痢、肝臓腎臓の機能障害をおこし死亡することもあり、一本食べると命を落とすといわれます。
特に注意が必要です。
http://www.sue.shiga-u.ac.jp/kinoko/kinoko-a.htm 

シロタマゴテングタケによる食中毒以下コピーペースト

地 研 名: 栃木県保健環境センター
報 告 者: 所属 食品薬品部   氏名 世取山 守
発生年月: 1998年10月29日
発生地域: 栃木県
発生規模: 被害者数 5名、 死亡者数 1名
原因物質: シロタマゴテングタケ
キーワード: 毒きのこ、シロタマゴテングタケ、アマニチン、ファロイジン、キャピラリー電気泳動法

検査体制の背景
 栃木県における、平成元年度から平成10年度の10年間におけるきのこ中毒は、カキシメジ6件、
ツキヨタケ5件、クサウラベニタケ2件、ニガクリタケ2件、シロタマゴテングタケ1件の報告がある。
この様な状況から当センターでは、ポリアクリルアミド電気泳動法及び液体クロマトグラフィーによるきのこの種判別法の検討(栃木衛研所報、
Vol23、57、1993)、
 さらにキャピラリー電気泳動法(CE)による形態的に類似したきのこの判別の検討(食衛誌,Vol39(6)、
406、1998)が行われていた。

削除依頼 2007/09/06(木) 19:05:51
【ヨウシュヤマゴボウ】Phytolacca americana L  洋種山牛蒡 アメリカヤマゴボウ(亜米利加山牛蒡) 英名:pokeweed インクベリー ヤマゴボウ科
ヨウシュヤマゴボウは北米原産の帰化植物で、ヤマゴボウ科の宿根草で、別名をアメリカヤマゴボウと云い、
山野、道端、荒れ地に多く自生し、雑草化しています。
赤紫色の茎は2mほどになり、初夏から秋にかけて総状花序の花穂を付けて紫色のブドウに似た果実を付けます。

在来種のヤマゴボウ(Phytolacca acinosa)はヨウシュヤマゴボウより小型で茎は緑色を帯びています。
根が太くて地中深くまではいっていてゴボウに似ていることがヤマゴボウの名の元になっていますが、
厄介な事に、アザミの根がヤマゴボウという名で売られています。
このため、ヨウシュヤマゴボウの根が食べられるものと勘違いして食べて中毒になる事故が時折起きます。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/youshuyamagobou.html 

誤食部位 果実、根。市販されている「ヤマゴボウ漬け」と混同して根を誤食する事例が多くあります。
「ヤマゴボウ漬け」として販売されているのは、キク科のモリアザミの根の漬物で、本種とは全く別の植物です。
症状 吐き気、おう吐、下痢など。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/dokusou/02.html 

若葉をおひたしにして食べると下痢・嘔吐・ジンマシンなどの軽度の中毒症状が出ます(硝酸カリやサポニン)。
有毒成分は、トリテルペノイドサポニンであるフィトラカトキシン(phytolaccatoxin,アグリコンはフィトラカゲニン(phytolaccagenin))です。
この物質は全草に含まれていますが、根に多く果実には少ないといわれ、
根には硝酸カリウムが多く含まれています。
この記事は削除依頼中です
追加発言はご遠慮下さい。


Sub-Rosa  【関東】 2007/09/06(木) 19:07:27
上記レスの書き込みは私です。ハンドルネームが削除依頼のままで失礼しました。

りん 【関東】 2007/09/06(木) 20:53:08
とても興味深く拝見してます。勉強になります。チョットだけ、少し白髪が見えはじめましたので、美容室で勧められた”へナ”自然の植物から作った毛染め剤です。
何年か前出始めの頃、美容室の助手の方がどんな具合に染めあがるか
使ったところ、頭皮がひと皮もふた皮も剥けるほどの皮膚炎で
苦しんだそうです。自然の草花から作ったものとはいえ本当に怖いです。ちなみに、私は腕の内側の柔らかいところでパッチテストをしたところ赤くはれ上がり、白髪染めはしないことにしました。ボケた書き込みですみません。この件についての多くのご意見永久保存版です。
ごめんなさい削除して下さい。

Sub-Rosa 2007/09/07(金) 02:12:55
りんさん始めまして、ヘナ染料でかぶれたそうですが、
ヘナ染料に付いて国民生活センターからこのような情報が出ていますので、
アドレスを張っておきます御参考までに…
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20070606_1.html

Sub-Rosa 2007/09/07(金) 09:59:58
【イケマ】Cynanchum caudatum 生馬 牛皮消 ガガイモ科 属名:カモメヅル属(旧イケマ属)
イケマはガガイモ科のカモメヅル属のつる性宿根草で、沖縄を除く日本全土の山地や、山すそ、などに自生しています。
名前が覚えにくいのですが、私の場合は、毒があるので食べては「イケマ」センと覚えました。
根は太く大きく、浅く枝分かれして肥大し茎は数本束生して、他の植物などにからみつきながら成長していきます。
葉の長さは5〜15センチで、幅は4〜10センチ、葉の着き方は対生で心臓形、先端は尖りになります。
花期は7〜8月にかけてで、葉の脇から柄を出して、白い小花を十数個球形に付け花冠は深く5裂します。
根にアルカロイド系の毒が有り食べると吐き気、痙攣(けいれん)などを起こします。また樹液にも毒性が在ります。
果実は、細長い袋果で、長さ8〜10センチほど、幅は1センチくらいで、
種子はガガイモのように絹糸状になり風で飛びます。
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/ikema.html 
http://yasuko.sakura.ne.jp/hyousi11/ikema.html 

イケマ(牛皮消)は、エゾの霊草として古くは、アイヌ民族の重要な薬草のひとつとして、利尿、強精、強心薬として用いられていたとのことですが、素人は絶対に手を出してはいけません。

名前の由来は、アイヌ語で「巨大な根」、「神の足」という意味だそうです
学名Cynanchumとは、「犬を殺すもの」という意味で、
イケマの根の毒成分により犬を殺すことができることから名がついたものだそうです。

りん 【関東】 2007/09/07(金) 10:19:12
Sub-Rosaさまはじめまして。へナについての情報ありがとうございました。今回の有毒植物に関しての貴重な情報ありがとうございました。

Toris 2007/09/07(金) 21:49:16
では、同じガガイモ科つながりで、「トウワタ」
アスクレピアスとう名で小さい濃いオレンジの花といえば、園芸好きの方、
ピンとくるかもしれません。
熱帯アメリカ原産の多年草で寒さに弱いのですが、これも全草に毒を有して
いるそうです。
ビンセトキシンやアスクレピアジン等の成分で、心臓麻痺や吐き気をもよお
すとのこと。
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/touwata.html

この植物を食べようと思う人はそうそういないと思いますが、どんなに好奇心
が強くても観賞用にとどめるべきですね。(^_^)

そう考えると、実害がおこりやすい植え替えなどで触れるとかぶれるような植物
の情報や更なる皆さんの体験談もおねがいします。もう、出尽くしたかな?

Sub-Rosa 【関東】 2007/09/08(土) 11:25:40
【イチイ】Taxus baccata 一位・ 櫟 水松、阿羅々木、アララギ、オンコ、ヘダノキ、
ミネズボ、マオウノキJapanese yew  Common Yew イチイ科イチイ属。
日本国内では北海道から九州の深山に生息すし、樹高20mにもなる高木で、幹は直 立し、樹皮は赤褐色で、縦に浅く避け、庭木や生垣などに使われます。
他には木目がまっすぐ通り緻密で光沢があるため、彫刻材、床柱,鉛筆などに用いられます。
葉は1.5-3cmの線形雌雄異株の常緑高木(耐寒性針葉樹)で花期は3〜4月で9〜10月 ごろ実を結び、真っ赤な実で黒いへそのある特有の形をしています。。
http://members.stvnet.home.ne.jp/kubookada-k/itii.html 

有毒部分は、葉、枝、種などです。
赤く熟した生の実の部分(果肉)のみが毒を持っていませんが、
子供は種までも飲み込んでしまうのでアメリカなどではこの実を食べて中毒を起こす人が絶えません。
毒性は、アルカロイド系タキシン(taxine)、タキニン、タキソール(taxol)などの毒性を含み、
食べると、痙攣、心臓麻痺、硬直、呼吸麻痺を起こし時には死にいたります。

堅くてしなりが強いので、昔は長距離用の弓の材料に使われていたようで、。
ロビン・フッドの弓もシャーウッドの森に生えるイチイの堅い枝から出来ていたといわれています。
学名の“Taxus baccata”は「弓」を意味するギリシャ語[taxon]に由来し、英語の毒素[toxin]の語源にもなっているようです。

和名の「イチイ」とは古くは朝廷の時代に高官の用いる「笏」(シャク)を作るのに飛騨位山に産するこの木を使っていたため、
高官より「一位」の呼び名を賜ったものと伝えられています。
↓「笏」(シャク)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%8F

明治41年 野菊の墓の作者として知られる伊藤左千夫を中心に、写実的生活密着的歌風を特徴とした短歌誌『阿羅々木』を創刊し、
翌年には「アララギ」と改名された。そのアララギとはイチイの別名。
メンバーには土屋文明、斉藤茂吉、らが居た。
阿羅々木派
http://www.city.sammu.lg.jp/04-gappei/sanbu/rekishi/10.araragi.html 
 

Toris さんこんにちは、
>もう、出尽くしたかな?
まだ、有毒植物は序の口ですよ。
「アルラウネ」も出てないし、「福寿草」、など代表的なものが出ていません。
「キョウチクトウ」「ドクウツギ」は名前しか出ていません。
ミステリーに付き物の「ジギタリス」も出ていませんので、これからが本番でしょう。

そう言えば、ガガイモ科の中には食用にするものもあります。
夜来香(イエライシャン)トンキンカズラ(東京葛)と呼ばれるTelosuma cordata です、
因みに山口淑子さんが歌った夜来香は上記の花ではなく、
リュウゼツラン科の「チューベローズ」の事で、食べられません。

ゆきこ 2007/09/08(土) 15:07:00
なんて素晴らしい記事でしょうか。どうぞ管理人さんが「ここまで」とおっしゃるまで(書き込み数の限度?)まで読ませて下さい。お願いします。

まりな 2007/09/08(土) 17:44:30
小学校でいろんな野菜を育てているのだけどこれは危ない!!というものがあれば教えてください

Toris 2007/09/08(土) 22:19:02
Sub-Rosaさん、いつもありがとうございます。

園芸作業中に、触ってかぶれたなど、皆さんの「体験談」は出尽くした
かな?という意味でした。
裏を返せばみなさん、書き込んでくださいなということですね(^_^)

有毒植物は書き込めば山ほどありますね。実は私も猛毒植物マニュアル
という本をもってますが、先の自分の書き込みのように、アスクレピア
スやをたべる人はいないだろーとおもいながら読んでおりまして、乳液でかぶれたなど実用的な情報、つまり、体験談を聞けたらなと思った次
第です。

植物園で仕事をしていますが、仕事では真夏でも長袖、布手袋にゴム手
袋と完全武装でやるので、かぶれるなどの被害に全くあうことがないの
です。だから、意外に無知でして、最初の方の書き込みで、
植木屋園主さんが、クリスマスローズやナンキンハゼでかぶれたとか、
メルモさんのカロライナジャスミンの話とか、私もよく扱う植物のこと
を改めて知りましたので、参考になるなーと思った次第です。はい。
これからもよろしく。

Sub-Rosa 【関東】 2007/09/09(日) 14:29:09
ゆきこさん今日は
このスレは合計100カウントまで書き込んでいい事になっていますので、そこまで続ける事になります。
毒のある植物名は判っては居ますが、調べるのがチョット億劫で数日間レスを付けない事も在ります。

まりなさん
食べて食中毒に成った人が大勢居ますので、上記にも記しましたが、
ジャガイモで青くなった物と未熟な物は危険ですから食べないようにしてください。

Torisさんこんにちは、
>園芸作業中に、触ってかぶれたなど、皆さんの「体験談」は出尽くしたかな?という意味でした。
なるほど、そういう訳でしたか、たしかに体験談は無いですね。
わたしも、真夏でも長袖と手袋は欠かせませんし、袖と手袋の間に隙間が出来ないように、
アームカバー(腕抜き)をして完全防備しているため、かぶれる事は有りませんが、
汗を大量にかくために、ちょくちょく取り替えないと、汗疹が出来るというオマケガ付いてきます。

そういえば、以前アジサイの天麩羅を出していたテレビの旅番組の事を、書きましたが、
その後すぐにその番組にメールを送り毒性がある事と再放送のさいは、
使用しないように注意を促した所
数日後に返事が来て、再放送と地方放送分は編集し直しその部分を、
カットして放送するとの事でした。

では暑い日がまだまだ続きますが、お体にはお気をつけて御自愛ください。

まりな 2007/09/10(月) 19:44:28
わたしの学校ではにんじん・レタス・きゅうりなど育てていますがそういうもので事故が過去にあったりしてませんですか。できればおしえてください。お願いします
             byまりな

Toris 2007/09/10(月) 22:51:07
スレ立て主でないのに、少々露出が多くて恐縮ですが、先に書いた本、
猛毒植物マニュアルの中に、ニンジンについて意外なことが書いて
あります。

ニンジンは人間との食生活と結びつきが強い植物ですが、「液汁」が
肌に着くと皮膚炎を起こすことがある。
また、大人にとってはこの程度ですむのですが、乳児にとっては
非常に恐い存在だそうです。

ニンジンに含まれる硝酸塩を乳児が大量に摂取すると、呼吸困難を
引き起こす「メトヘモグロビン血症」になるそうです。
検索すると、ちらほらひっかかってきます。

でもニンジンのグラッセ(甘煮)を離乳食に、、という話は良くある
話だと思うので、極端に与え過ぎなければ大丈夫なのでしょう。

学校の花壇では、お子さんがたのかぶれに注意されるのがいいと
おもいます。

【九州】 2007/09/12(水) 22:12:42
ニコイン?(はっきりと名前はわからない)という物質は何でしょうか?身体にどういう影響を及ぼすのでしょうか?
肝臓をよくする漢方薬を飲んで、睡眠効果は得られたのですが、ダルさ、幻聴、があります。

まりな 2007/09/12(水) 22:57:02
野菜って怖いですね大丈夫だと思って子供に食べさせて食べた子供が死ぬとかがあるなんてなんか野菜がとっても怖くて仕方がありません。こわいです

Sub-Rosa 【関東】 2007/09/21(金) 09:41:20
Torisさん御回答ありがとうございます。スレ主が本来回答すべき所なのでしょうが、
毒薬の本は持っていますが、有毒植物関連の本は持っていませんので、よく解りませんでした。
これからも、質問に関する回答や書き込み宜しくお願いします。

Sub-Rosa 【関東】 2007/09/21(金) 09:43:25
【「テイカカズラ」 その変種の「ハツユキカヅラ」と「ゴシキカズラ」】
Trachelospermum asiaticum 定家蔓 マサキノカズラ(柾葛) セキダカズラ(雪駄蔓) 
Japanese star jasmine キョウチクトウ科 
テイカカズラは英名ジャパニーズ・スター・ジャスミンが示す通り日本原産の星型の薫り高い花で、
とても毒が在るようには見えませんが、やはりキョウチクトウ科の植物らしく有毒成分の
トラチェロシドがあり、毒は全草に含まれ、下痢 冷や汗 嘔吐 脈の乱れ皮膚炎を起こしたり、
呼吸を阻害し、時に心臓麻痺に至ります。
↓テイカカズラはこんな花 
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/apocynaceae/teikakazura/teikakazura.htm

名前の由来は、百人一首の選者として知られる藤原定家(ふじわらのさだいえ、有職読み・テイカ)からで、
藤原定家が後白河法王の皇女の式子内親王に思いを寄せて居たが、身分違いのため思いは叶わず、
皇女は賀茂斎院となり十年にわたって神社に奉仕していたが、病のために退き独身を守って亡くなりました。
その後、皇女を慕った藤原定家が蔦葛(つたかずら)となって、皇女の墓石にまつわり付き、
その苦しみを旅の僧に訴えると言う怖い話しで、作者で世阿弥の娘婿「金春禅竹(こんぱるぜんちく)」が、
男女歌人のドラマに仕立て上げたようですが、実際二人の間に恋愛は無かったのが事実らしいです。
テイカカズラと呼ばれる前は、マサキノカズラ(柾葛)と呼ばれていましたが上記の名前に変更されるほど、
金春善竹の謡曲が素晴らしかったという事なのでしょうか。

名前の由来は殆ど昼ドラのような内容ですが、その毒性は「謡曲の定家なみ」に怖〜い話しですが、
花は薫り高い名花です。

定家自身の作で「百人一首」に収めらこう歌っています。
「来ぬ人を まつほの浦の 夕凪(ゆうなぎ)に 焼くや藻塩(もしお)の 身もこがれつつ」

 テイカカズラの変種のハツユキカズラやゴシキカズラのも同じように毒性がありますので、御注意ください。
↓ハツユキカズラ
http://www9.plala.or.jp/mosimosi/green/others/hatuyuki.htm 
↓ゴシキカズラ
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/gosikikazura0.htm

カルカベッキア 2007/09/21(金) 13:11:34
全部に目を通していないのでもしダブっていたら御免なさい
植物学を勉強したわけでもないただの道楽として育てている爺ですが
植物は夫々その群の子孫を繁栄させるために?
それ以前に罹った障害から種を守るため変化しております
最大の障害は食われる事ですね〜
食われないために有る物はトゲを身に纏いあるものは体内に毒をもつ
亦あるものは強烈な臭いを発しあるものは苦みや食えないような
方策を考え夫々が工夫を凝らしている訳です
草食動物は地球上に恐竜がいた時代より以前から多分いたんでしょう
動物も色んな変化をして人間が誕生したように
植物も目(モク)、科、属・・・・と進化してきたと思いますが
その進化?分化?にともないトゲ、毒、臭い、嫌な味を身につけた
と考えられます 動物は自ら移動でき脳で考えられますが
さて植物にも障害を感知し克服する脳?に相当する細胞があると考えないとこの進化は説明できないが
今の段階では解明不可にて神様が創りたもうたということにしてある
ところで自らの進化がどの位のスパンでなされるのかしら
去年だったか一昨年だったか ナントカって〜きのこが前の年まで
食べられたのに突然毒を持ち沢山の人たちがキノコ中毒になった
今食べてる野菜がそうなることは皆無だろうか?

Sub-Rosa 【関東】 2007/09/29(土) 07:14:59
>去年だったか一昨年だったか ナントカって〜きのこが前の年まで
>食べられたのに突然毒を持ち沢山の人たちがキノコ中毒になった
>今食べてる野菜がそうなることは皆無だろうか?

一昨年前まで食べられたキノコとはスギヒラタケの事ですね。
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h16-10gatu/1026sugihiratake2.htm  
キノコは生える次期や場所などで全く別の品種と間違えるほど違ってきますので、
このスギヒラタケも毒があるほうに化けたのでしょう。

今まで食べられると思っていたものが、実は毒性があった話しは上の方のコンフリーの欄に出ています。
おそらくは毒性が有る事が解らず食べられ続けていて、平成16年に
毒性が有る事が判明し、
食品としての販売が禁止された例があります。
この先科学が進むにしたがってまた毒性があるものが判明し
食品としての販売を禁止する野菜が出てくるかもしれません。

その一方で、ヤマトリカブトの様な全草に猛毒成分を保有する草でさえ食べる虫もいて
植物とそれを食べる動物とのイタチゴッコが繰り返しですね。

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2007/10/01(月) 23:33:39
こんちは〜♪
先だってより丁度スレ立てがありましたシキミについてです
ひょっとして紹介されていたらごめんなさいです_(._.)\
http://engeisoudan.com/lng.cgi?print+200709/07090254.txt
コレは私も被害にあった訳でもなく
日頃種蒔きなどもしていては何も感じないのですが
相当の猛毒らしいですね植物で唯一の劇毒物指定とか?
料理に使用されるなどの利用があるスターアニス(トウシキミ)と種の形状が非常に似ています
ただ花がまるで違う様です
シキミは白(黄緑系?)トウシキミは赤ピンク系かな?

ハッピ−マン 2007/10/04(木) 09:34:57
久しぶりに覗かしていただいたら、すごい賑わいですね。
なにかにつけて、毒というもの興味ありますからね。

そんでもって、毒の有効利用も盛んですが、解毒の技術もすごい世界です。毒のある植物にも虫はつきますから、もしかして毒に一番弱いのは
人間なのかもしれません。

Sub-Rosa 【関東】 2007/10/05(金) 08:03:32
ハッピーマンさんお久しぶりです。
毒に関心顔ありなら是非とも書き込みを入れてください。

このスレが賑わっているのは自己レスが多いためで、自宅にある本ではネタが着きてきまい、、
そろそろ、図書館に借りに行かなければ行けません。
しかし、最近フザケ癖が付いてしまって、思考力が有毒植物に付いて書き込むモードから離れて
またトンデモ話で「※茶川症・曲木症・菊池イ寛症の認定委員長」を始めたいのですが、
なかなか、スレが埋まりません。

ハッピ−マン 2007/10/05(金) 18:41:37
あはは〜Sub-Rosaさん、お困りのようですね。
トンデモ話は楽しかったですよ。受賞者のしゃれたお礼の
カキコも面白かったですし、ぜひ復活させて下さい。

では、ご指名にということで、ひとつ、毒に関係した情報です。

植物ではないが、キノコやカビは毒素をもつものが多いです。
特に穀物につくカビのなかで赤カビは有毒で、その被害を受けるのは家畜が多いのです。ところがカビの世界も複雑というか不思議な世界で、他のカビが出す毒素を分解して無害にする酵素を出すカビがいる。カビの毒素はマイコトキシンと総称されていて、その中でも赤カビのゼアラレロンという毒素(マイコトキシン)は男性ホルモンと同じような作用をして妊娠中の家畜に害を与えます。

去年、この赤カビの出すゼアラレロンを分解する別のカビの遺伝子を組み込んだトウモロコシには、赤カビが発生してもゼアラレロンが出来ない(蓄積されない)ことが判明して話題を呼びましたよ。

たとえば、お正月のお餅も日にちが経つと色とりどりのカビがでてきますが、そのうちにカビが生えても毒はないというようなもち米やお餅がきっとでてくるでしょう。

削除依頼 2007/10/06(土) 10:04:42
【ジギタリス】Digitalis purpurea キツネノテブクロ ノートルダムの鐘 ゴマノハグサ科
ジギタリスは、ングリッシュガーデンでボーダーを形成するために植栽される代表的な植物です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/jigitarisu.html
古くから心臓病の薬として利用される一方で、中毒が耐えない植物で素人が扱うものではありませんし、
ウッカリ食べてしまうと大変危険ですので、小さいお子様がその事も御考慮なさってください。

全草が有毒で、※強心配糖体のジギトキシン、ジゴキシンが含まれており、特に葉に多く含まれます。
症状 胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがあります。
※強心配糖体
http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E5%BC%B7%E5%BF%83%E9%85%8D%E7%B3%96%E4%BD%93 

ジギタリスはミステリーによく登場し、アガサ・クリスティーの小説「 The Herb of Death 」にも
登場する有毒植物で、この日本語約は色々なタイトルで出版されていますので興味のある方は検索してみてください。
[内容]
ミセス・バントリーが知人のサー・アンブローズ・バーシー卿邸に滞在していた頃、
晩餐会の席での料理の鴨の中に詰めものにジギタリスが混じっていて、食事をした全員が中毒になった。
中の一人、シルヴィア・キーンが運悪く死亡してしまった。
ジギタリスは邸の庭に生えており、シルヴィア自身がセイジを摘むときに、間違えて摘んでしまい、
それがそのまま料理されてしまったらしい。
しかしそれも推測で、当のシルヴィアが死亡してしまっては確かめようがない。
故意にジギタリスを混ぜたとすれば、犯人の狙いは、本当にシルヴィアだったのだろうか?
晩餐には全員が出席し、症状の差はあれ全員が中毒している。とすれば、犯人自身も死亡する可能性があったわけだ。いったいこの事件は…

鴨料理にセージに混ざってシソ科のセージと間違えられ、ジギタリスの葉がたくさん詰められていたため
シソ科のセージ
http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/A2003/Sage.htm  
ゴマノハグサ科ジギタリスの花 Digitalis purpurea 
http://www.yasashi.info/shi_00006.htm   
ジギタリスの葉(左)
http://www2.odn.ne.jp/~had26900/medplant/Digitalis_hireharisou.htm 
この記事は削除依頼中です
追加発言はご遠慮下さい。


Sub-Rosa   【関東】 2007/10/06(土) 10:06:13
上の書き込みは私のもので、
ハンドルネームが削除依頼になったままでした。失礼しました。

Sub-Rosa   【関東】 2007/10/06(土) 10:49:33
【ヘレボラス】Helleborus クリスマスローズ 寒芍薬 レンテンローズ Ranunculaceae キンポウゲ科
欧州原産の常緑多年草。通常クリスマスローズと言う名で販売されています。花期12月〜2月。
葉を麻酔や下剤として用いていたが、強心配糖体ヘレブリンを含むので毒性が強く利用は難しい。
学名のヘレボラスは死ぬヘルと食べ物ボラスからなる造語で、キンポウゲ科にありがちな危険な植物で、
時として死に至る毒草です。
植木屋園主さんの書き込みにもありましたが、食べたら危険なだけでなく皮膚炎も起こす毒の植物です。
症状はクシャミ、皮膚炎、水疱、嘔吐、眩暈、不整脈、心臓麻痺などです。

以下クリスマスに咲かないのにクリスマスローズといわれている理由をトンデモ話からコピーペースト
Sub-Rosa  【関東】 2007/02/16(金) 13:09:54
 今の時期に咲く花で、クリスマスに咲かないのに花屋ではChristmas rose(クリスマスローズ)として
売られている花の本来の名前はLenten・rose(レンテン・ローズ)、
学名Helleborus・orientalis(ヘレボラス・オリエンタス)和名は寒芍薬(カンシャクヤク)、
またの名を「春咲きクリスマスローズ」と言い、厳密にはクリスマスローズではありません。
 レンテンローズの名前の由来は、キリスト教のレント節(【Lent:キリスト教の四旬節】
アッシュ・ウェンデー【Ash Wednesday:聖灰水曜日】からイースター【Easter:復活祭】)までの
4週間の間頃に裂き始めることから名付けられた花で、花弁のように見えるのは萼(ガク)で
実際の花は中心部で目立たず、美しい花弁状の萼が長期間楽しめる花として厳冬の時期に彩をそえます。

 本物のクリスマスローズはHelleborus・niger(ヘレボラス・ニゲル)でこの花は南関東であれば
クリスマス頃に咲き草丈も30cmほどのコンパクトなものです。

 レンテンローズがクリスマスローズと言われるようになった由来は、ある花屋がレンテンローズを
「クリスマスローズ」とかってに改名して売り出したら、飛ぶように売れた事からその名が定着して
しまったと言う正にトンデモ話です。
花卉業界も酷いけれど、クリスマスと付いていれば買うお客も客ですね。園芸ブームとは言いますが、
現実の所はこの手の客と業界の兼ね合いでブームができているように思います。

ラビアンローズ 【北陸】 2007/10/10(水) 10:51:58
◆ハッカクレン
今の季節もハッカクレンの新葉が、次々と頭をもたげてきています。
まさかとは思いましたが、調べてみると

深山毒草園
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/index02.html

アラッ まぁ 毒草だったのですね〜。

のぎ 【関東】 2007/10/10(水) 12:10:33
Sub-Rosaさんのクリスマスローズの話を見て、植物本来の姿以上に、
人って意味や由来に左右される事って多いですよね。
よく、咲いたバラを近所の人に差し上げるのですが、その時に、
そのバラの持つ由来などを説明すると、大変喜んで花瓶に挿したり
しています。特に気に入られるのが、オーバーナイトセンセーション
で、このバラは、宇宙飛行士の向井さんと一緒に宇宙に行ったバラ
なんですよというと、みんな目を丸くします。香りはよいですが、
見た目何の変哲もないピンクのバラが、グッと興味を引くバラに
変わる瞬間が面白いです。日本人の宇宙飛行士が、バラとの距離を
縮めてくれるっていうんでしょうか。
*全く余談ですが、向井さんの弟はプロの釣師でビデオや雑誌、テレビ
によく登場する、ヒロ内藤さんです。面白い一家ですね。宇宙飛行士や
釣師となる子供を育てた親御さんにむしろ興味がわいてきます。

頭で理解する美しさ、っていうんでしょうか。
クリスマスに関連付けられた、たくさんのイメージと花が頭の中で
交じり合って美しいと感じる。
クリスマスローズも、「師走草」って名前がついたら、売れなかった
でしょうね〜。
そうそう、クリスマスローズの上にズボンを干していたら、見事に
ズボンの裾に穴が開きました。あのギザギザは大変危険です。

毒草ではないのですが、以前、園芸をされる方が肺炎になったりと、
用土について取り立たされたことがありました。土いじりしてて、
そんな事気にしてられるか!と思う反面、植替えなどで大気中に
舞っている土ほこりなども気になります。パーミキュライトなども、
息を止めてますが、本当はマスクでもしたほうがいいんでしょうね。

Toris 2007/10/10(水) 23:14:30
Sub-Rosa さん
先日は削除依頼の仕方、ありがとうございました。
有毒植物スレッドもだんだん佳境にはいってきましたね。
残りの投稿を大事に使いたいですねといいつつ、以下、脱線ぎみですみませんが、
オーバーナイトセンセーションの話が興味ぶかかったので、わたしも一つ。
ばらのキャサリンモーリーは、モーリー夫妻がチャリティーのオークションで名前
の命名権を落札し、18才でなくなった娘の名前をつけたという話はご存知の方も多
いでしょう。キャサリンモーリーをみると若くして亡くなったという女の子とその
両親の心情に思いを馳せてしまいます。

そして、有毒植物について、観葉植物サトイモ科も食えそうもありません。
一部上の方で出ていますが、ディフェンバキア、フィロデンドロン、アグラオネマ、
アンスリウム、カラー、カラジウム、シンゴニウム類、スパティフィラム類、ポトス
類など、ハムスターや小鳥などかっているご家庭は小動物にかじらせないように。
お子さんにも小鳥等に葉っぱをあげないように言いふくめておいたほうがいいかも
しれません。

ハッピ−マン 2007/10/14(日) 19:10:59
コ−ヒ−に含まれるカフェインは、有毒かと聞かれれば有毒なのでしょうが、覚醒作用というのは、ある面で有益だ、という意見もあります。人間の整理に少なからず影響があるものを有毒だとすれば、有毒植物の定義は大変難しいですね。

マリア 2007/10/16(火) 10:42:00
本来、毒と薬は分けがたいものです。
人間の生理に影響を与えるものは、薬とされるものであっても、体質に合わない、あるいは病状に合わない場合は悪影響を与えますので、毒、と言え、毒とされるものであっても、量と用法が正しければ薬として使用が可能です。

話がこれだけだとつまらないので・・・・
プリムラ オブコニカは以前は葉の裏の毛が皮膚につくとかゆみ、発心、腫れの原因になるとされていました。
現在ではそうならない品種も多くなっているとのことではあります。

先日沖縄を旅したとき、モンステラの実がなっているのを発見しました。
完熟するとねっとりと甘く、おいしいとのことですが、熟す前のものはシュウ酸が多く含まれており、場合によっては、クワズイモなんかを口に入れた時と同じ状態になります(口内が腫れ上がる)。

とおりすがり 2007/10/24(水) 17:33:00
お茶やコーヒーに含まれるカフェインも毒ですよね。

話には出てないですが、バラ科植物の子実には青酸ができるものも
多いです。(有名なのは梅)

ビタミン類も過剰摂取すると「毒」です。

あと、リンゴや果物のカビたものをジュース等にした場合、カビが生成
する副産物(カビ毒:パツリン等)も有毒です。

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2007/10/26(金) 19:42:08
Sub-Rosaさんいよいよ有毒植物スレも佳境に入ってきましたね♪
実は先日の失敗談でも(^^;
生産用に実生苗を作るべくエゴノキの種を採取していたのですが
殻が取れて中の種だけになっているのはいいのですが
殻が上手く取れずに付いたままになっているのが多数あり
陽に干していたところ忘れたままになり雨が降り湿ってしまった為に
ついでに洗ってみたら殻が柔らかくなり取れないだろうかと思って洗ったところ
成分的には青いままでも茶色に完熟しても変わらないんでしょうね?
少し揉んでみたところ泡だらけになりその飛沫が目に入りコレがまたメチャ沁みる事沁みる事!
水道水の掛け流しで即座に眼を洗い事無きを得ましたが
暫しはウサギの目になったままでした(^m^;)

しかし手で揉んだところまでは色黒の手が綺麗な白さが出たんですが
他に何か成分的に美容で利用できるんじゃないだろうかと思ったほどでした!!

Sub-Rosa 【関東】 2007/10/26(金) 20:39:57
>しかし手で揉んだところまでは色黒の手が綺麗な白さが出たんですが
>他に何か成分的に美容で利用できるんじゃないだろうかと思ったほどでした!!

園主さん今日は、毎度のお引き立てありがとうございます。
エゴノキの果皮にはエゴサポニン(魚毒性)が含まれていて、昔は石鹸代わりにしていましたので手が綺麗に成ったのでしょう。

この文面ならトンデモスレに書き込んでも良さそうな内容ですね。
トンデモスレなら茶川症にノミネートされたかもしれないのに残念です。

駄目親爺 2007/10/26(金) 20:46:21
エゴノキも毒
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/egonoki.html

asa-ak 2007/10/27(土) 00:59:13
大変勉強になります。最初の方にあった内容でクレマチスに毒があることに驚きました。どこに毒をもっているのでしょうか?庭に植えてフェンスに絡ませているのですが、小さな赤ちゃんを抱きながら葉をさわったり、さわらせたりしてしまっていました。ご存知の方がいらっしゃたら教えてください

Sub-Rosa 【関東】 2007/10/27(土) 06:33:28
>asa-ak 最初の方にあった内容でクレマチスに毒があることに驚きました。
>どこに毒をもっているのでしょうか?

過去ログにありましたのが、これで、有用なスレですね。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200211/02110064.txt
>クレマチス(鉄仙) つる、汁 プロトアネモニン 接触によるかぶれ

ハッピ−マン 2007/10/27(土) 10:00:03
ハ−ブに分類されるミカンの仲間のル−は、うちではアゲハの幼虫の棲家になるのですが、毒性があるのですね。むかし友達が本のしおり代わりにル−の葉っぱを挟んでいたのは理由があったのかも知れません。

dusukko 2007/10/27(土) 10:04:27
植物は有毒なものは限りなくあります。
毒草を知りたければ、検索すればいくらでも知ることができます。おのずから
取り扱いもわかるでしょう。

Sub-Rosa  2007/11/04(日) 11:51:49
【アオツヅラフジ】Cocculus trilobus (Thunb.) DC. 青葛藤 カミエビ  ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属。
エビとはブドウ(葡萄)の古い名称。
雌雄異株で、北海道、本州、四国、九州の低山地や草原などに分布し、
道端など普通に見られる落葉性のつる植物で、アオ(青)は常緑を意味します。
若い一年目の茎が緑色でで細毛があり、枝分かれしながら他の植物に巻き付いて生長し、
葉の形は異変が多く一本の木で様々な形の物が見られます。
花期は7〜8月で 
果期は10〜11月 秋に実る房状の実はブドウに似ていて、果実は直径6〜7mmの球形で藍黒色に熟し、
ブドウの酵母のような粉を吹くような表面が似ているので、誤って食べて中毒を起こす人が後を耐えません。
茎は蔓編の材料として用いられます

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/aotuzura.htm 
蔓編(かずらあみ)の材料としても用いられる。
http://www.l-navi.co.jp/archives/gardening/gardening12.html

Sub-Rosa  【関東】 2007/11/04(日) 12:22:28
【アオツヅラフジ】Cocculus trilobus (Thunb.) DC. 青葛藤 カミエビ  ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属。の続き
ウッカリ送信してしまいましたので続きを書きます。
全草に有毒成分トリロビンを含み多量に服用すると心臓麻痺を起こします。
このトリロビンはアルコールに溶けやすくブドウに似た果実を焼酎漬けなどにすると、
酒に溶け込んだ毒素によって心臓や呼吸中枢を麻痺させる中毒を起こし
時に死に至ります。

Sub-Rosa  【関東】 2007/11/04(日) 13:58:53
【ペヨーテ】peyote, Lophophora  ペヨーテ サボテン科
とげのない小さなサボテンで、アメリカ合衆国南西部からメキシコ中部に原産。
ペヨーテはメスカリンをはじめ様々なフェネチルアミン系アルカロイドを含んでおり、
天然のメスカリン(諜報機関等では自白剤などとして使う)成分を含んでいるサボテン。
アメリカ先住民を中心に儀式のための幻覚剤として使用されています。
幻覚作用がありこれを使用すると七色の夢を見ると言われていますが、実際使用した人の例では
七色の悪夢だったというような文章が毒草関連の書物に載せられています。
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/peyote.html 

ぱめ 【九州】 2007/11/07(水) 11:32:22
紅葉の美しい時期になりましたが、私が苦手なのがハゼやウルシです。滝見が趣味ですので、それと知らずに山に入ったとき接触するようで、真っ赤に腫れたりブツブツが出来たり毎回悩みの種。

Sub-Rosaさん、マンドラゴラも詳しいことご存知でしたらお願いします。現在種から育てて2年目の株がありますが、全草が猛毒だと聞いているので、毎回植え替えは恐る恐るやってます(笑)九州では夏に地上部が枯れて休眠しても、涼しくなるとまた葉っぱを展開してきます。根っこは朝鮮人参ソックリなので、もしこれが日本に自生していたら、誤って食べたりする事故が起きるんだろうな〜と思っています。

Sub-Rosa 【関東】 2007/11/08(木) 09:17:25
>Sub-Rosaさん、マンドラゴラも詳しいことご存知でしたらお願いします。
もしかして、旦那に保険金でもかけた? 冗談はさておき、では本題を、

この植物を知ったのは、黒の貴公子「澁澤龍彦」の「毒薬の手帳」からで、表紙の絵を見て空想状の植物だと
ずっと思っていて実在するとは思いませんでした。しかし実在したのですね。(滝汗)
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/tukihara/poison/0004.htm 
実在の物写真で見る限りはかなり普通のナス科植物でしたが、
http://kitola.hp.infoseek.co.jp/dokusou/mandlake.html 
関東では冬越しが難しく近所にはありませんし、残念ながら実物は見たことがありません。


【マンドラゴラ】 Mandragora officinarum L. マンドレーク(mandrake) コイナスビ(恋茄子)
アルラウネ ナス科
ヨーロッパの地中海沿岸原産の宿根草、旧約聖書などにも書かれており媚薬などに用いられていたが、
薬学が発達した今日ではその毒性のみ注目されているそうです。
地中海沿岸の植物で日本にはありませんので、日本で食べて中毒を起こすということはありませんので
御安心ください。時代小説などには朝鮮人参ににた毒草としてもとうじょうします。

毒性は主に根に有り、根にはアルカロイドのアトロピン、アポアトロピン、スコポラミン、
ヒヨスチアミン、ベラドニン、クスコヒグリンなどと脂肪油を含むとありました。
その他根にソラヌムアルカロイドの一種、マンドラゴリンが含まれているとする報告されていると言う事です。
スコポラミンとアトロピンは皮膚や粘膜を通して素早く吸収されるとありますから、素手で触らないことです。
また、胃腸管からも速やかに吸収される性質がありますので、食べてはいけません。

精神神経症状:錯乱、興奮、錯乱、幻覚と発熱、昏睡、幻覚、言語障害、眠気、視力減退、大量で呼吸抑制。
その他:口渇、紅潮、嚥下困難、胸焼け、排尿困難、便秘、瞳孔散大、速い呼吸、呼吸抑制 視力障害。



根が朝鮮人参に似ているためにその名が付いたツリガネニンジンはキキョウ科の宿根草で
こちらはトトキとも呼ばれ食用にできます。参考までに
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/campanulaceae/tsuriganeninjin/tsuriganeninjin.htm 


Sub-Rosa  2007/11/10(土) 14:29:49
【ウルシ】Rhus trichocarpa ウルシ科
雌雄異株の落葉小高木。樹高は5〜8mほど、漆塗りの材料にするウルシに似ている
とからその名が付いたとされます。北海道から九州にかけて自生します。
葉は奇数羽状複葉で互生で、小葉は7〜17枚。 側小葉は卵形または卵状広楕円形をしています。
果実は核果で、直径5〜6mmほどの偏球形で帯黄色の短剛毛があります。
樹皮は灰白色で縦に裂け目ができるるのが特徴です。 

かぶれる植物の代名詞のようなそんざいで、有毒成分はウルシオール(Urushiol)で、
同じウルシ科の他の植物にもウルシオール(Urushiol)の有毒成分はありますので、
ウルシでないからと言って油断しないほうが良いと思います。
また、ウルシのかぶれ成分はウルシ科の植物を燃やす事によりでた煙の中にも混じり、
吸い込んだ人が気管に異常を来たし呼吸が困難になるというかぶれ方もします。

ウルシ属植物の区別点
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/anacardiaceae/rhus.htm#Rhus 
ツタとツタウルシの見分け方
http://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/sizennkansatu/wasigamine/kiken-syokubutu.html 

ウメルクマニュアル家庭版 ウルシ科植物による皮膚炎
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec18/ch203/ch203c.html#sb203_3 

Sub-Rosa  【関東】 2007/11/10(土) 14:31:10
【トウゴマ】 Ricinus communis唐胡麻 別名:ヒマ(蓖麻) トウダイグサ科 
葉だけを見ると、モミジアオイのようにも見えますが、毒草が多いトウダイグサ科の一年草で、
花屋などでは時々切花として時々見受けられます。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/tougoma.html
温帯では一年草として扱われますが、熱帯では冬に枯れる事も無く、低木として育ちます。
全草に毒を含んでおり人畜に有害ですが、その一方でトウゴマの実から取れるひまし油は
第二次世界大戦中には零戦の潤滑油としてた歴史があります。
トウゴマは現在でも印刷用インクや塗料など幅広く使われています。

トウゴマはボトチヌス菌と破傷風菌と並ぶ三大毒です。
毒素リシン、アルカロイド系リシニン、の毒素を持つ植物があり、イギリスでは第一次世界大戦から
第二次世界大戦まで大量毒殺の毒薬として利用された歴史が有りますので「毒草の横綱」とも言えます。
また、トウゴマはブルガリアのKGBによる暗殺の手段として使われた歴史もあります。
http://www.asahi-net.or.jp/~PV4R-HSM/poisonTO.html 

種子を食べてしまった時の症状は口の中が熱くなり舌に水泡ができ喉の奥が腫れ気管閉塞になります。
食べた量が多い場合は意識混濁、腎不全、が起こり死亡します。
その他、血液降下、嘔吐、呼吸中枢の麻痺などがあります。

Sub-Rosa  【関東】 2007/11/10(土) 14:40:41
書き込み数が100を超えましたので、これでスレを閉めますが、
上記書き込みは有毒植物のホンの一部にしか過ぎませんので、
庭に植物を植えるときや、室内に観葉植物を入れるときなどは
あらかじめ毒性を調べてから、入手なされることをお勧めします。

このスレはここで終わりとしますが、
次スレを立てたい方は御自由に有毒植物Part2をお立てください。

Sub-Rosa  【関東】 2007/11/10(土) 14:42:16
[[解決]]
失礼しました。解決マークを付け忘れました。
ではこれで、終わりとします。


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