ヤブコウジについて

[園芸相談センター]の過去ログです

nino 2007/04/18(水) 15:16:15
ヤブコウジの3号のポット苗(高さは10cmくらい)を購入しましたが、全部の葉っぱが周辺から大きく茶色く枯れて、かさかさです。
これでちゃんと成長できるのでしょうか。
よろしくお願いします。

たちつ 【近畿】 2007/04/18(水) 19:44:20

No1 自生地の環境
http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/yabukouji.html
http://science.shinshu-u.ac.jp/~shimano/image/013_magome/IMGP0013%20yabukouji.JPG
No2 株の標本
http://ameba.i.hosei.ac.jp/sbweb/img/C/004/4857.jpg

No2の標本画像を見ても判るように、根が単数牛蒡根で植え替えや乾湿の環境変化に弱く、一度根が張り出せば、そこそこ繁殖しやすい植物です。・・・・最初の植え付けと保湿・排水(=通気)に注意。

No1の生態環境を見て判るように、日陰又は、薄日の当たる環境で、落ち葉が堆積しています。つまりNo2のこと。保湿・水はけ・通気が保たれ、乾湿寒暖の環境変化(自然の変化)が自生地では、随分緩和されます。比較的一定の温度や湿度に保たれている。

比較的買った時は、晩秋〜晩冬と気温が低いときに販売されますから、
何とか長持ちしていますが(休眠期? 活動が鈍く体内蓄積水分栄養で生きている) 春になり温度が高くなり、活動期になると栄養水分が足らなくなり枯れ込みが始まる。根が成長していない為。

そこで、初期の段階は、どのように、植えつけるか。
根の部分は、赤玉土の小粒と粗い腐葉土少々に埋め、茎の1/2-2/3を水コケか粗い腐葉土などで覆う。
厚いマルチングのイメージ。そして、明るい日陰とか薄日の入る涼しく風通しの良い場所管理。ミズゴケをカラカラに乾燥させない。
肥料は、無しか極めて薄い液肥。

という事で、葉が落ちても、新芽が生きていれば、生えてくる可能性が
有りますが、殆どダメと思います。
根が張ってくれば、少々の乾湿寒暖の環境変化にも抵抗力がありますが
植えつけた最初は、中々難しい? ものがあります。
多分直射日光にも、晒したものと考えます。これも枯れこみを加速させます。又室内管理なら、乾燥でこれが又枯れこみに拍車がかかります。

買ったヤブコウジの殆どは、インスタント仕立ての、工事中なので、足元(根)の危険も一杯ということでしょうか。工事現場を通るときには、くれぐれも足元に注意。市長の裏取引もあるでしょうが射撃されるかもね。(枯れる)   (^_^;)


nino 2007/04/18(水) 20:39:20
[[解決]]
大変詳しい解説で感謝いたします、
私も、せっかくのインターネットをうまく活用しないといけないですね。ヤブコウジについては日陰で丈夫に育つ、程度の認識しかなかった
のですが、結構デリケートなんですね。
どうやら、購入したものは死んでいそうな雰囲気濃厚になってきたようです。工事現場を目隠しで歩いたことになってしまったようです。
通販は要注意ということですね。むしろ、近くのHCで入荷するのを待って確認して購入するのが良いようです。
ありがとうございました。


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