バラの新芽を黒点病から守りたい!

[園芸相談センター]の過去ログです

あっこ 2007/03/02(金) 16:55:29
去年から本格的にバラなどを育て始めました。去年は予防など知らず、かなりボロボロにやられてしまい花も少なかったので、今年こそ大切に育てたいと思っております。新しく植えた大苗も何本か有り、気合を入れてます。
冬に一度、硫化硫黄合剤を塗りましたが、でも怖かったので70倍という薄さでちょっぴり塗りました。手持ちの去年買った薬で「サプロール」が有るのですが、これは予防に使えますか?ネットで調べると、「予防、治療」と出ている事もあり、「治療のみ」と出ている事もあり、はっきりわかりません。
雑誌で、とても綺麗にバラを育てていらっしゃる方が、「週に一度の消毒は欠かしません」と書いてありましたので、私も真似して1000倍にしたサプロールを、週に1回撒いて行こうと考えているのですが、合っていますか?
他に良い黒点病に効く消毒薬があったらぜひ、教えてください。宜しくお願いします。なお、人聞きは悪いのですが、無農薬とか、環境問題とか、あまり酷いのは考えものですが、神経質ではありません。

R・ひろき 【関東】 2007/03/02(金) 18:39:02
 こんにちは。

 サプロールを週一回使うことは、お勧めできません。

 これにはいろいろ理由がありますが、主なところでは、

・乳剤なので、毎週使うと葉自体を傷め、よけいに病気に弱くする。(サプロールが手放せなくなります。)
・農薬の使用回数制限を超える。(農薬は瓶に書いてある通りに使わなければならないのです。)
・同じ農薬を連用すると、だんだん効かなくなってくる。(サプロールの効きがだんだん悪くなる可能性があります。)

 などがその理由です。
 バラを短期間育てるならいいですが、長く楽しみたい場合は、お勧め出来ない方法です。

 ところで、黒点病を出さないようにするには、いくつか方法があります。
 サプロールを毎週毎週、3月から11月まで散布するのも、ひとつの方法です。
 (でも、一番悪い方法だと思いますよ。40回近くサプロールを使うわけですから。)

 そのほか、予防効果のあるものを使っておくという方法もあります。まったく出さないようにするには、十日から二週間に一度の散布は必要になります。

 それと同時に、去年の病気の葉を持ち越さないように掃除する、発病したらマルチングを敷き直すなどの手段も併用していかないと、なかなか難しいです。
 鉢植なら、雨がかからないようにすると、ほとんど出なくなりますので、そのようにしている人もいます。

 予防剤と治療剤については、ふつうにいわれる予防、治療の意味と、農薬の働き上の意味は少し違っています。
 おおまかに考えると、葉のなかに侵入してきた糸状菌等に対して効くのが治療剤です。侵入した時点では、まだ病気の斑点は出ていないこともあります。
 
 また、考え方を変えて、黒点病に強い品種に入れ替えるという方法もあります。
 でもいくら強くても、その品種が気に入らなければだめなのですが。

 黒点病用の農薬については、たくさんありますので、下のページに書きました。
 もしよろしければご覧下さい。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mham/kokuten.htm

あっこ 【関東】 2007/03/02(金) 21:27:23
R・ひろき様、早速のご回答ありがとうございます。
ホームページも見させて頂きました。効かなくなってしまうのですね、使いすぎると。危ない所でした。 
市販のスプレーになっているものは、値段も高いし、できれば自分で薄めて使うタイプがいいと考えております。やはり、何種類か用意した方がいいのでしょうか?
去年の葉っぱは一枚残らず処分して、藁でマルチングするところまではやってあります。あと私が可愛いバラたちにしてあげられる事は・・・
何でしょうか?何かいい方法はありますか?

R・ひろき 【関東】 2007/03/03(土) 10:33:04
 こんにちは。

 農薬のそれぞれに使用回数がありますから、何種類か用意したほうがいいと思います。
 園芸店にある範囲でも、何種類かそろうと思います。

 方法等もホームページに書いてしまったのですが、出にくくするためには、予防剤の切れ目をなくすことでしょうか。

 あまり薬剤散布に抵抗感がなければ、3月半ばくらいから、十日から二週間に一度予防剤を使っておくとだいぶ違うと思います。
 病気の兆候が見え始めたら、その葉と上下の葉を取り除き、いつもの予防剤に治療剤とされる農薬を混合して撒きます。
 実際にどの農薬とどの農薬が混合できそうかというのは、各々の農薬の説明に書いてあります。

 そのほか、コガネムシの幼虫にやられていたり、ハダニがついていたり、根にコブがあったりすると、黒点病が鎮まらないことがあります。
 バラ自体を健康に育てていくことが必要なのかと思います。

Iwasaki 【近畿】 2007/03/03(土) 12:30:17
あっこさん今日は、私の経験から黒点病は他の樹木、例えば柿等が近くで感染していれば、極端にかかり易く成ります。
予防法としては、出来るだけ雨に当てない事です。
理由は、空中浮遊している菌糸が雨で葉の上に定着する為です。
後、比較的治り難い病気に成りますから、完治する迄は根気が必要です。
農薬の使用方法などは、R・ひろきさんの書かれている通りなので、あえて書きません。

あっこ 2007/03/05(月) 11:17:29
[[解決]]
ご丁寧に教えてくださり、とても感謝しております。
そうですね、人間でも調子がとても良ければ、近くに風邪をひいた人が居てもうつりませんよね。元気で丈夫に育つよう、様子をきちんと観察して、予防に努めたいと思います。
昨日、ダコニ−ル1000を買ってきました。まずはこれと、手持ちのスプレーが、系統が違うようなので、交代に使ってみます。
地植えなので雨は防げませんが、そのぶん雨降りの前後は気を付けます。ありがとうございました。


[園芸相談センター]の過去ログです

初心者用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター