庭土について

[園芸相談センター]の過去ログです

ゆき 【関東】 2007/02/01(木) 15:27:32
1年前に新築を購入しました、東、東南向きに庭があります。掘り起こしたところ石ころや土の質がグレーで粘土っぽいですが、この場合出来るだけ石を取り除くのはもちろんのこと、土の質を変えてからガーデニングに取り組んだほうがいいのでしょうか?既に植えられているもので名前が分かっているのは月桂樹、ツツジ、金木犀となっています。つつじを掘り起こした際、細かな根が四方八方に伸びており、抜くのに苦労しましたがつつじの場合はこんなものなのでしょうか?ど素人ですいませんがアドバイスをお願いします。

野鴨 2007/02/01(木) 19:11:38
根菜類を栽培しようとするのでなければ、小石は気にしなくても大丈夫ですよ。気になるようでしたら、除去するといいです。
対照的に、大きな石はどかした方が作業が楽でしょうね。

粘土質の土は詰まっちゃうと排水が悪いので、改善した方が良いですね。
強粘質ですと、作業性も悪いです(><)
「改善」と言っても、急いでやってしまうのではなく、じっくりじっくりやっていきましょう。「土も育てる」くらいの気持ちで取り組むと楽です。

具体的には、有機物(堆肥、腐葉土など)を投与することや
真砂土など排水の良い土を客土する、などなど。
石灰も忘れてはいけないでしょうね。日本の土はpHが酸性に傾いていることが多いので、育てる植物に合わせた量になるだけいれる必要があります。さて、何を植えるのかしら・・・?

することがたくさんありますね。
何を植えたいのでしょうか?果樹?花木?野菜?花?うーん・・・?
最優先にガーデンデザインを考えましょう。
まず、何を植えるか決めてから、植物に合わせた土作りに取り組んでください。

たちつ 【近畿】 2007/02/02(金) 01:51:35

私なら、地下1m掘り返して、土の状況(土質・排水・岩盤・地下水・湿り加減)を確認し、ゴミ・大石を先に投げ込んで、水を貯め水の排水状況を確認します。水がなくなれば、70cm土を簡単に解しながら埋め戻します。
次に30cm落ち葉・籾殻・藁・枯れ草(生ではない)を敷き積みます。
更に土を20cm程敷いて、落ち葉などを土で押さえ付けます。
残った土と同量の、木屑堆肥・ウッドチップ堆肥の安物を混ぜ、5%程度の米糠を混ぜて、石灰を薄く撒いて、更に攪拌し、基礎の上に敷き詰めます。結果的に、凸状山高・台形に仕上がります。1-2年で地盤沈下して、10cm高の台形になる。

これはしんどいですが、最初が大切です。一度植えれば、2度と出来ない。1m角を進むのに一日かかります。しかし、その後の生育は随分と違います。後々少々のズボラ(夏冬管理・乾湿寒暖管理・潅水の取りやめ)をしても、植物が傷むことが無い。ただ害虫の種類が変わっても、皆無にはならない。

名目有効深度50cm 実質有効深度30cmもあれば十分です。
最悪の場合には、最低必要深度15cmはほしい。但しこの場合には、隣の根どおしがお互いに喧嘩するので、作付け品種に注意が要る。
夏場の乾燥・放熱・滞熱・潅水とか冬場の凍結にも注意が要る。
浅ければ浅いほど基礎の傾斜が必要になる。
深度10cm以下になれば、相当の栽培技術が必要となる。特に夏冬の管理や強風対策など。先に楽するか、後で手抜きが出来るかの違い。
先に苦労し・汗をかいておけばおけば、結果的に、後で労力・気遣い・経費が軽減できる。人生も一緒。生まれがよければ、子どもも少ないし、1-2代は楽できる。土が・環境が良いければ、誰でも何でも簡単に育つ。貧困子沢山な家庭に生まれれば、相当の努力精進しないと、いつまでも苦労しなければならない。その上に、差別と戦い、運にも恵まれないと、閨閥に叩かれる。土が悪ければ、作付けも限られるし、常に努力しないと上手く咲かない・育たない。少し手抜きすれば、病害虫にやられたり、突然死(過労死)もある。やっと日の目似あったかと思えば、家庭内殺人・投獄となり、少しは楽になる。(草ぼうぼうのほったらかし。)

粘土でも、1cm粒に砕いて、一度乾かせば結構基礎資材土にはよいですよ。
粘土は、微粒子土の塊ですから、3mm以下に砕くと雨水・潅水で、泥になり、カチカチに固まる・ひび割れるので都合が悪い。それさえ解決できれば良い。泥になれば、保湿はよいのですが、通気・排水が悪く、根が育たない。稲田んぼは泥地ですか、泥土を手ごろな大きさの粒子に解したり、尾根・畝を作ったりして、土と植物の性質を上手く調和して、立派な農作物を育てています。これに反して、竹の子・芝生・花卉苗・お茶・南のサツマイモ北のジャガイモ・落花生・タバコ・ラッキョなどは、砂地・火山灰等排水が良すぎて、肥料も流失するので、土地が痩せている。従って作柄が固定されてきます。ものは考え方です。果実は、土の質というより、地形の問題です。余談ながら、ワサビはイワナ水の清流で蓮は泥鰌田ウナギの淀み腐り水がよい。自然に水が腐ったのか、人工排水でヘドロ化して腐ったのかは、メタンの量で蓮の内穴の色・肉色を見れば解る。(白・肌色か黒紫か)
一等地は米が出来る土。次が野菜全般が育つ土。米や野菜が育てば、どの植物でも育ちます。


ゆき 【関東】 2007/02/02(金) 13:57:51
ありがとうございます。詳しく説明いただいてイメージや土に関する知識がわかってきました。あくまで業者にお願いするのではなく自分のペースでガーデニングに取り組んでいけたらと思います。やはり土の質をかえるべきですよね。一気にやるよりも様子をみつつ試みていきます。また初心者向けのガーデニングHPや分かりやすく説明してるHPがありましたらご紹介ください。

ばんざいうさぎ 2007/02/02(金) 15:21:02
グレーの土は粘土ですね。個人的には陶芸が趣味なのでグレーの粘土が庭にあるなんてうらやましい限りですが(知識があればある程度精製・熟成させて器が作れるんです)庭にとっては下の地盤が粘土地層でないか確認するのが最優先そうです
まず土地のところどころを深めに掘ってみて、粘土地層がどの辺まで分布してるか、それとも運ばれてきた土なのか見極めます。運ばれた土だとコンクリート片や石などがまとめて埋められて整地した土地の可能性が大きいです。もしそうなら掘って拾えるだけでも取り除かなければなりません
粘土地層があれば等間隔に線状に地層から粘土を掘り取って下に水が抜ける暗渠を作ってください。集めた石を暗渠に詰めるとなお排水が良くなります

土はいっぺんに土壌改良できれば良いですが全体に混ぜると馴染むまでしばらくは手をつけられず植えるのが遅くなってしまいます
全体に混ぜるには広すぎる、植物が植わっていて動かせない場所などでは部分的に入れ替えしていき長期間で土質を変えるという事が出来ます
牛糞堆肥など入れてしまうと土に分解されてなじむまで何も植えられませんが、これは長期的に徐々に変えていく手軽に出来る方法です

完熟しているバーク堆肥(木の皮を堆肥化させたもの)を植物を植えるたびに足していくのです
畜糞系堆肥は混ぜて直ぐには絶対使えませんが、バーク堆肥なら土に混ぜて直ぐに植えても大丈夫です(腐葉土は分解が遅いので不向き)
バーク堆肥はすでに細かく分解されており土になるのが早く繊維質が多いので保水性も良いです。成分や発酵熱で根を痛める様なこともありません
この土壌改良中(2〜3年)に植える植物は一年草が主体になりますが、もう植わっている植物にはマルチング兼用に株元に敷き詰めても大丈夫ですよ
植物を植えたい場所に、植物苗よりも大き目の穴を掘りそこにバーク堆肥と土を混ぜたものを入れます(バークのトゲが刺さるのでゴム手袋着用)。その場所に苗を植えるとバーク堆肥の栄養で育ちます。その次の年、掘った穴よりも広めに耕して周りの土と去年の堆肥入り土を混ぜ合わせてから、また1年目と同じくバーク堆肥入りの土を穴に入れて植えます。早ければ3年目に掘るとコロコロに太ったミミズが出てくるようになり、ミミズがバークを良質な土に変えてくれていますので、こうなれば多年草を植えられます。まだ土が出来ていないならもう1年繰り返してみてください

その3年間の間に、自家製堆肥を作るのをお勧めします。これは肥料目的の堆肥というより、植物の繊維質や微生物がたっぷりの土を作るのが目的です。この堆肥は保水性・保肥性を高めるためですので、土地の水はけを改善させてから行ってくださいね
軽く水を切った野菜や果物ゴミ(柑橘類の皮と玉ねぎの皮は不可)や、お茶・麦茶・健康茶の茶殻等を乾燥させたもの、種が付かないうちに抜いたり刈って乾燥させた雑草などの植物性繊維を含んだもの、使い古しの土などを材料に微生物での堆肥化促進剤(EM菌、ぼかし等)を混ぜながら屋外コンポスト等で堆肥化します(病気や虫のついたものはいれない。糠などの肥料分も虫が湧くので入れない)コンポストは地面に深めの穴を掘って設置すると地面から水分が調節され、微生物やミミズも入ってきます。水分を少なめで植物性の材料だけを入れていけば匂いもなく虫も湧きづらく普通のミミズは有用なので殖えれば良いですが、湿りすぎるとヒメミミズやミズミミズ、虻のウジが湧き質が悪くなります。時々地元の微生物も混ぜるために庭土も混ぜて時々切り返しし、いっぱいになったらコンポスト容器から出してビニールなどで虫が入らないように覆って、場所がなければ袋にいれて熟成させると良いです。熟成したら袋に詰めての保存が良いですが、袋にいれて屋外に置きっぱなしだと盗まれますので注意すること
ある程度バークで土が出来上がってしまえば、毎年この自家製堆肥を庭の土に混ぜたり撒いたりしてあげることで丈夫な植物が育ちます
良質の堆肥が買うことも運ぶことも無く毎年手に入り、生ゴミも減りますので良いこと尽くめですよ

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2007/02/02(金) 16:16:55
野鴨さんの
>何を植えるのかしら・・・?
 これについてのお返事がないと
>初心者向けのガーデニングHPや分かりやすく説明してるHPがあり
>ましたらご紹介ください。
 には、答えようがなさそうです。

ゆき 【関東】 2007/02/08(木) 13:15:07
遅れてすいません。アドバイスありがとうございます。家は6M道路に沿って建っているので道路に面して横6M縦1.5Mほどの庭があり建物寄りに芝生が縦2M横6Mが生えています。東、東南向きで日当たりは充分なので、それに合った花を植えたいと思っています。建て売りの住宅だったのでトウネズミモチ・キンモクセイ・さざんか・モミジ・ゴールドクエストらしき背の高い木が植えられています。背の高い木を抜くことは無理なので、2,3日前より周りの土20,30cmほど掘り、ふるって石、土の塊、粘土をできるだけ取り除いてる最中です。ふるった後の土はサラサラしていて手で握るとパラパラと落ちます。この土に対して肥料はどんなものが向いているのでしょうか?分かりずらい説明で申し訳ありません。

ばんざいうさぎ 2007/02/09(金) 12:38:49
有機物の少ない土のようですね。さらさらというと保水性・保肥性のない、植物に必要な微生物や土を育ててくれる虫のいない土のように感じます
そのような土は水や肥料を与えても土の中に留まれずにどんどん深いところに流れていってしまい、植物の根は慢性の水不足・栄養不足になってしまいます。極端にいえば砂漠の砂のようなもので、いつまでたっても植物は元気に育ってくれないのです
それを防ぐためにはとにかく土壌改良が最優先なんですよ。私の言うところでいう植物の繊維というのが保水・保肥をすごく高めてくれるのです

ですから今の段階は肥料というよりは、まずは土の改良を最優先させるのが大事ですね。いっぺんに堆肥や腐葉土が入れられるならしばらく熟成させる期間を置かなければなりませんが、できるだけ早く土に混ぜてください
もしいっぺんに出来ない、熟成させるまで待てないのでしたらバーク堆肥を混ぜながら植物を植える土壌改良方法が手間も無くすぐ植えられますのでお勧めです。ちなみにうちでは鉄分の多い川砂で花は植えても直ぐ枯れるような酷い土地でしたが2年かけるだけでとても肥えた土に変身しました

とにかくまずは土に繊維質(有機物)を混ぜて肥料が留まる土にすることです。施す肥料は何を植えるかで変わってくることもあり、土壌改良後に何を植えたいかで施す肥料がちがいます
土壌改良は面倒と思われるかもしれませんが、最初に数年しっかりやっておけば以降は時々足す程度の手間しかかからず楽なんですよ
もししっかりやっていないと毎年延々と同じことの繰り返しで植物も貧弱のままと、毎年手間がかかることになりますのでがんばってくださいね

なお、牛糞などの窒素分が偏った堆肥や肥料を使うと葉ばかり茂ることになり、その葉が軟弱なので葉を食べる害虫が大量発生する可能性や、花を楽しむ植物だと葉ばかりで花が貧弱や付かないことになります。土に窒素が蓄積してしまうと減るまで何年もかかりますので、最初から窒素少なめに土壌改良しておき、植えるときに肥料を入れるなら窒素・カリ・リン酸が等分のものを。野生に近い植物には控えめに。葉だけ楽しむ植物には窒素を足し、花を楽しむものには開花促進剤(リン酸単体の液肥)、根野菜ならカリを多くと補って入れてあげるのが良いですよ

窒素・リン酸・カリがそれぞれ何に効くか覚えると植物の目的にあう肥料の見当がつきやすいので是非覚えてください

「チリカ・ハミネ」
↑の言葉は、窒素は葉 リン酸は実(ということは花にも効く) カリは根に効くという意味の言葉の頭文字を並べた言葉です
この言葉さえ覚えれば葉が目的のは何?花や実が目的なら何、根を収穫するなら何とわかりますよね?ガーデニング植物のためのおまじないと思って覚えると役にたちますよ〜

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2007/02/09(金) 23:11:33
こんちは〜♪
単純な疑問ですがゲッケイジュ、ツツジ、キンモクセイその他などは生育は順調なんですか?
もし生育が悪く異常が見られるのなら土地改良も考える必要があるかとは思いますが?
>つつじを掘り起こした際、細かな根が四方八方に伸びており、抜くのに苦労しました
ツツジで抜くのに苦労するほど根張りもシッカリと生育しているなら、
土地が酸性系は間違いないと思いますので、もし野菜関係でも作られるのなら
苦土石灰でも鋤きこんでみたくらいで良いのでは??
邪魔になる石ころ程度は除去程度です

ゆき 2007/02/13(火) 20:37:18
[[解決]]
ありがとうございました。説明の不十分な投稿で申し訳ありませんでした。全くのど素人ですのでガーデニング用語にも苦労します。
色とりどりの花を植えたいと思っていますが。すでに植えられている木のこともあるので充分に考慮したいと思います。

たちつ 【近畿】 2007/02/13(火) 21:24:25

各種サイト紹介の例 お勧めとは云いませんがこのようなもの。何処も言葉表現は違えども、内容は同じようなもの。

初級編
http://kgarden.hp.infoseek.co.jp/garden/index.html
初級の上サイト
http://www.handsman.co.jp/myweb/D73.html
初級の中上サイト
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~g-time/frame_kiso.html
トラブル解決集サイト
http://botany.cool.ne.jp/search.html
上級拘り派サイト
http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/nouhou/index.htm
鉢花の総合サイト
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/index.htm
園芸用語辞典
http://www.engeinavi.jp/fen/
何でもある・解る?サイト
http://www.google.co.jp/webhp?hl=ja&rls=GGLJ,GGLJ:2006-26,GGLJ:ja&lr=



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