ミニバラ土作り
みかえ
2006/11/24(金) 11:51:49
はじめまして。
ミニバラの土作りについて、アドバイスをいただけないでしょうか。
今年買った大苗を、暖地の南向きベランダで鉢植えで育てる予定です。
家にあるのが「気難しい植物以外なら何にでも使える」と書いてある粒状培養土で緩効性肥料入りです。
バーミキュライトとパーライトも混ぜてあるそうです。
でも、この土の肥料の成分比が分からないので、困っています。
できればこの土をベースにしたくて、ピートモスを混ぜて、元肥は入れずに素焼きの深鉢に植えつけて、何週間かあけてから、バラ用の肥料(5−8−5配合です)を追肥していく、という方法を考えたのですけど、このやり方についてどう思うか、こうした方がいい、と思う点など、ベテランの方に意見をいただけたら嬉しいです。
R・ひろき
【関東】
2006/11/24(金) 19:30:19
こんにちは。
たぶん、その土を使っても大丈夫だと思います。
ピートモスは、できれば酸度調整済みと袋に書かれた物を使われてはと思います。
あまり有機物が多そうでしたら、赤玉土小粒などを混ぜ込むといいかもしれません。
どんな植物にも使えるということで、あまり極端なpHにはなっていないと思いますが、不安でしたら、園芸店にあるpH計を買って、いろいろ混ぜて土を作ったあとにちょっとはかってみると安心です。範囲は、本によりいろいろありますが、pH5.5前後〜6.4前後くらいです。
gardenfan
【近畿】
2006/11/24(金) 20:34:27
ひろき様も書かれていますがpH測定はされた方が良いと思います。
あまり酸性になっているとリンの吸収が阻害されます。出来れば6以上の方が良いと考えています。
ピートモスはpH5.5位 赤玉は6.0位です。
私はそれに牡蠣殻石灰でpHを調整しています。微量元素が多くて良いと考えています。米糠もブレンドしています。微生物が付着していますとその微生物の餌になります。Mg成分も多いです。ブレンドしたものを1週間程置いておくと今の時期でも表面がうっすらと白くなります。それを植え付けに使っています。出来ればブレンドして1月から3月ほど経過したものがベストですがなかなかそうもいきません。
それと酸度計ですが、三角錐の形状で水をまいてから土に突き刺すものですが、培養土のように電極との密着性が悪いと測定できず使えません。データが酸性に振れます。
pH測定液を使うことをお勧めします。
培養土と水をインスタントコーヒーの瓶等に入れて揺すってその上澄み液で測定するのですが、そうすると1日ほど置かないといけません。実験で使うペーパーフィルターで濾過して即測定しています。
コーヒーのフィルターでも使えると思います。
ぶらふ
2006/11/25(土) 08:19:11
基本的には、いろんな植物用の粒状培養土であれば、そのまま使用しても問題ないのでは?。
ピート等を混ぜ込むと、その一番の売りである粒々の間にピートが入り込み、その隙間を埋めてしまいます。
素焼きの鉢は同じ大きさのプラ鉢より土の入る量が少なくなります。
粒状培養土と素焼き鉢では乾きすぎるかもしれませんので、水遣りはかなり頻度が高くなると思います。
どちらかといえば、大粒?で水もちのよい腐葉土などを混ぜ込み、隙間を埋めてしまわないほうが良いかもしれません。
あるいは粒状培養土でプラ鉢のほうが水遣りは楽でしょう。
みかえ
2006/11/25(土) 09:02:52
R・ひろき様、gardenfan様、はじめまして。
早速のレス、ありがとうございます。
土については、取り敢えずはこのやり方でも、pHが弱酸性になっていれば大丈夫、と判断してよさそうですね?
まずは安心しました。
購入時に剪定してくれてあるので、今の鉢から植え替えるのは、もう少し寒さが増してからで大丈夫と思うのですが、有機物もどれくらい入っているか分からないので、赤玉土を少し足してみるのはいいかもしれないです。
米ぬかはリンが多くて、花や実ものにはいい、と聞きますが、ご近所の手前、ウチではちょっと厳しいですね。
とぎ汁を使うか、米糠のペレット肥料を使うことはできそうですけど、どうでしょうか?
確かに、今まで、酸度調整はしても、pHを測定してないから、ドキドキしながら植え付けたりしてましたから、この機会にちょっとスキルアップしてみるといいかもしれないですね。
それにしても、pH測定計はとても高価なんですね!
家庭用にはやっぱり測定液がお手頃で、やり方も簡単そうなので、そちらにしようと思います。
それで、もし酸性が強い場合に酸度調整に使うものなのですが、苦土石灰と草木灰は家にあるんですけど、有機石灰は使ったことがないんです。
やっぱり有機石灰の方がいいでしょうか?
追加で質問することになってしまいますので、気が向いたらお返事くださいませ。
みかえ
2006/11/25(土) 09:28:20
ぶらふさん、はじめまして。
ちょうど、私がああでもないこうでもないとレスを書いている間に、御意見いただいていたみたいで、失礼いたしました。
なるほど、特に調整しなくても大丈夫でしょうか…。
私の中で、なぜか「バラ→ピートモス入れなきゃ」っていう公式が出来ちゃってるみたいで、それと、今までずっとプラ鉢を使っていて、夏場の暑さで根を痛めることが多かったので、素焼きの鉢に期待しているとこがありましたね。
でも、確かに粒の間を埋めてしまう可能性があるな、と私も考えました。
ナーサリーによっては、土壌の40%もピートモスを使うところもあると聞いていたので、多少粒状構造が埋まっても、極端に乾燥させなければ平気なのかなと、安易に考えていましたけど、やめた方がいいですか?
ぽー
【関東】
2006/11/25(土) 12:11:11
アイリスオー○マの粒状培養土ですよね。「花用」または「花・野菜用」をお使いの予定でしょうか?
ほぼ中性のはずなのでとくに酸度調整する必要もないし、別の土を混ぜる必要もないんじゃないかなと思います。元肥の成分比はわかりませんが、「花用」「花・野菜用」だったら、それも気にすることはないのでは。
私はバラにはおおむねバラ専用土を使っていますが、一部のミニバラには粒状培養土も使っています。根張りがとてもいい土なので、とくに挿し木のチビ苗には、こちらのほうが成長が早い気がします。
ただ、やや軽い土なので、シクラメンのように重い土質を好む植物には、赤玉土を混ぜることもありますが。バラの場合はそのままで不都合を感じたことはありません。
(余談ですが今年うちはコガネムシの当たり年で、いままでコガネの幼虫被害はゼロだったのに、今年は5鉢もやられました。どれもバラ専用土を使った鉢で、粒状培養土の被害はゼロでした。「コガネは腐葉土が好き、ってホントなんだな〜」と思ったものです)
欠点(?)はぶらふさんがお書きのように、とくに使い始めは、水はけがよすぎて土が乾きやすいこと。
なので、私も粒状培養土ならプラ鉢がオススメかな〜と思います。
もしくは夏場は酸度調整済みのピートモスで、乾燥予防のマルチをするとか。
未調整のピートモスを使い、それを中和するために石灰を・・・なんていう面倒は、ズボラな私はとてもやる気が起きません(爆)
>米ぬかはリンが多くて、花や実ものにはいい、と聞きますが
>とぎ汁を使うか、米糠のペレット肥料を使うことはできそうですけど
ペレット肥料はわかりませんが、米ぬかやとぎ汁は、地植えならともかく鉢植えには使わないほうがいいですよ。土が目づまりして根腐れしやすくなる・未分解肥料を与えることになるので分解時に熱を発したり、一時的に土中の酸素を大量消費してしまう・・・など、効用よりもデメリットのほうが大きいようです。
(詳しくは過去ログを「とぎ汁 肥料」などで検索してください)
>私の中で、なぜか「バラ→ピートモス入れなきゃ」っていう公式が出来ちゃってるみたいで
たしかに、ナーセリーのなかには、ピートモスをたくさん配合した土で育苗しているところもありますね。
私なんかそういう苗でも、平気でくずして普通のバラ用の土で植え替えちゃいますけど。
>今までずっとプラ鉢を使っていて、夏場の暑さで根を痛めることが多かったので、素焼きの鉢に期待しているとこがありましたね。
みかえさんのお住まいの地域、また鉢の置き場所はどんなところなんでしょう?
夏場の暑さでバラの根がいたんだとしたら、それは土や鉢だけの問題ではないような気もするのですが・・・?
R・ひろき
【関東】
2006/11/25(土) 13:12:27
こんにちは。
各石灰は、袋に書いてある使用法通りに使えば、どれでもいいと思います。
草木灰も説明書き通りにしてみるといいかと思います。
ピートモスも、バラに必須ということではありません。長持ちする有機物なら、なんでもいいのです。
人により、粉のようなピートモスを使う人もいれば、藁のように繊維の長いものを使う人もいます。
ただ、ピートモスを4割以上入れるときは、ちょっと水加減が難しいので、私は3割までにしています。
培養土は、どのように使っても、そのままでも、または、極端にpHが狂うような混ぜ方をしなければ混ぜて使っても、どれでも育つと思います。(バラは弱酸性がいいです。)
コンテスト等で見事な花を咲かせる人のなかにも、培養土と赤玉、その他を混合して使っている方もいます。
趣味の園芸ですから、ご自身がバラ栽培に何を求めるかです。
培養土をアレンジしたり、自分でいろいろな土や有機物を買ってきて混ぜたり、pHを計ってみたり。そして、結果をみて、また配合を変えてみたり。
そういう試行錯誤が好きな場合は、いろいろアレンジしてみたほうが楽しみが増します。
そういうことが面倒だなと思われる場合は、培養土にそのまま植えても大丈夫です。使った培養土の性能次第ですが、良い結果が出ることが多いです。
数年前ですが、花用の培養土に、バラを1株植えてみました。
大変良い調子でしたが、なんとなく物足りませんでした。
なぜ物足りないか考えたのですが、私はどうやら、いろいろやってみて、結果をまたフィードバックして楽しむタイプだったようなのです。その楽しみがなかったので、物足りませんでした。
趣味の園芸の範囲ですから、楽しみ方に制約はありませんし、自分がやってみたい方法を取るのが一番です。
それがやりがいや、楽しみにつながります。
ただ幾つかやらないほうがいいことがあります。
鉢への米のとぎ汁の灌水、pHが狂うほど炭やピートモス、石灰類を入れること等です。くん炭なども、かなりアルカリ性のものがあります。また、赤玉土も、その土のpHが袋に書いてありますから、見てから買った方がいいです。たいてい弱酸性ですが、そうでないものもあります。未熟そうな腐葉土などの有機物もまずいです。米ぬかを使う場合は、ペレット肥料のほうがいいと思います。
真夏の暑さで根が傷むときは、植物には直射日光を当て、鉢には当たらないようにすると、多少改善できると思います。
置き場所自体が熱くなる場合は、少し高めになるようにして、鉢に当たる太陽を遮るようにします。屋上などに似たベランダでは、午後軽く遮光したほうが良い環境もあります。
gardenfan
【近畿】
2006/11/25(土) 19:59:32
ぽー様もひろき様も米糠反対派ですか...
研ぎ汁の潅水はしていませんが、培養土に混ぜて微生物リッチにした方が良いのではと思うのですが。
勿論植え付けの1−3月前にブレンドして準備しておくというのが前提です。植え付けのときにはほとんど微生物に分解されていると思います。夏なら2週間 冬場でも2月もあれば完全に分解されます。
バラ栽培の教科書にはほとんど書かれていませんが、米糠を使われているバラ栽培業者もいますし、菊の上村遥様のHPでも赤玉土の改良ということで説明されています。
http://www.afftis.or.jp/kiku/kiku09.htm
癌種予防のローズバクターも書かれていないのは不思議です。余談
みかえ様
>ご近所の手前、ウチではちょっと厳しいですね。
米糠を水に混ぜて腐り汁にするとそうですが、用土に混ぜると臭いもほとんどありませんよ。
みかえ
2006/11/25(土) 21:50:59
ぽーさん、R・ひろきさん、gardenfanさんこんにちは。
そうそう!そのオー○マの、「花・野菜用」です。
ホントに粒状構造なので、これに植え替えた植物で、すごい勢いで元気になった子もいました。
確かに、水はけがいいです。言われてみると虫も来にくかったです。そういう利点もありそうですね。
米のとぎ汁、って、普通に色んな人がやってることなので、効果あるんだな〜と思ってましたけど、なんと、鉢底に糟がたまったりして、大変なことになるんですね!
いくらいい成分が入っていても、鉢植えには向かない方法もあるってことですよね。
現時点では、初心者の私が使うにはリスクが大きそうですし、米ぬかに限らず、絶対しなければいけないもの以外は省いて、シンプルに育てる方向に持って行こうと思っています。
その方が、上手く行かなかった時も、原因が分かりやすいかもしれませんし。
誤解を招いてしまいましたけど、夏に根が傷んだのは別の植物なんです。床には置かず、ベランダの手すりの内側にハンギングしています。一部の鉢には午後もガンガン陽が当たるので鉢は遮光していました。でも、コンクリートの柵なので、それなりに遮光になるかなと思ってましたが、午前中はずっと陽が当たりますし、上から照りますから、足りなかったかもしれないですね。
マルチングはしているので、鉢に遮光するようにしてみますね。
ぽーさん、R・ひろきさんのおっしゃっていることには、少し共通している部分があるように思います。
R・ひろきさんもですが、ぽーさんも、ガーデニングを楽しむ余裕をもてた方が楽しくなる、ということを、言外に言われているように感じましたが・・・違ってたらごめんなさい。
でも、確かにガーデニングを自分にとって楽しいことにしていくのは大事なことですよね。
それが試行錯誤である人もいれば、実を取って家族と楽しむことの人も、成長過程を眺めることである人も、いろんな立場があると思いますけど。
私が粒状培養土を使うようになったのは、ひとつにはそれもあるんです。
去年ガーデニングをはじめて、1年は、自分で土や肥料をいろいろ試してみたり、上手く育たないんじゃないか、って心配して、知識ばっかり増えたり、って状況になりやすかったし、寧ろ癒しのガーデニングで疲れてましたから(笑)。
で、2年目に入って、やっと「よし、思い切って手を抜こう」という気になれて、やることを整理して、育てる植物も、新たに加えるなら、手の掛からないのが条件、っていう風にしてから、眺めている時間がずっと楽しくなりました。
アドバイスされる方にしても、本当にたくさんの方が、色んな方法で育てている植物ですから、たくさんの方法が知識として入ってきたときに、受け止める方が「自分にできるのはここまで」という線を持ってないと、せっかくの親身なアドバイスが、受け取る側の実にならずに終わってしまいますよね。
私の方にそういう分別があるかどうかを心配なさっていたのかもしれないと思いました。
今回、絶対したらいけないことと、これだけはやっておくといい、ということはみなさんから教えていただけたなと思います。取り敢えず、pH測定液は買うとして、ガーデニングに「絶対大丈夫!」というのはないと思って、この土をベースに、作ってみますね。
ありがとうございました。
みかえ
2006/11/25(土) 21:53:45
[[解決]]
すみません(^^ゞ
チェック忘れてました。
初心者用掲示板@園芸相談センター