挿し木バラの冬越しについて
さらら
【関東】
2006/08/23(水) 12:16:29
みなさま、コンニチハ。よろしくお願いいたします。
今年の梅雨時期に、切花として売られていたバラを挿し木したところ、かなりたくさん根付いてくれました(全部で10鉢くらいあります)。品種が不明なのですが、黄色、オレンジ、ピンク、青でした。
今の樹高は、大きいもので50〜60センチになり、挿し木してからついた蕾はすべて取りました(1本に付き2〜5こくらい)。
まだちょっと先の話なのですが、表題の件です。現状では、
○4号鉢のプラスチック鉢に植えている(土はバイオゴールドの土)
○5階ベランダで育てている(今後もそうなります)
○向きは東向きで、日の出から午後1時くらいまで日が当たっている。
屋根はありません。
○ベランダの広さは、そこそこあります。住まいは東京23区です。
上記のような環境で、冬を越させるにあたって、
●現状ついている土を冬に入ってから洗い流し、植え替えても良いのか?
●切花品種って、どのくらいの大きさになるのか?(ミニしか経験がありません…)
●どれくらいの大きさの植木鉢に植え替えるのか?
●剪定はしたほうが良いのか?
過去ログを探したところ、秋の挿し木の越冬についてのご質問がありましたが、ちょっと大きくなっているものに関しては、探し方が悪かったのか見当たりませんでした。
以上、よろしくお願いいたします。
R・ひろき
【関東】
2006/08/23(水) 13:29:40
こんにちは。
まず始めに、挿し木についてです。
切り花品種のなかには、品種登録されているものといないものがあります。
考え方はいろいろありますが、私は切り花品種の挿し木はしないようにしています。たまたま苗を見つけたときは、購入することはあります。
品種登録について論議が始まると、掲示板が大荒れすることもありますので、ここはひとつ、過去ログを読んだり、品種登録について調べたりという範囲で、議論抜きで、と思います。
品種登録については、ご注意ください。
ではなぜ、最初に品種登録の話をしたかといいますと、それをすべて抜きにして、挿し木という技術面だけの話にしてしまっては、公開の場ですから、あまりよくないのではないかと思ったためです。
>●現状ついている土を冬に入ってから洗い流し、植え替えても良いのか?
購入した苗の場合、台木が野バラ等で強いことと、ガンシュの心配があるため、一年目の冬に根を見るため、土を洗い流して鉢替することがあります。
自分の家で挿し木した場合、よほど心配な場合を除いて、根を見ることはせず、一年目の冬は、そのまま越冬させています。
鉢増しは、冬になる前、できれば、9月にはやっておき、6〜7号くらいにしておきます。
もちろん、土を落として鉢替しても、それほど問題は出ないと思います。
このへんは、様子をみながら、ご判断ください。
>●切花品種って、どのくらいの大きさになるのか?(ミニしか経験がありません…)
挿し木で育てたことはありません。台木を使った大苗を育てたことはあります。
品種により様々ですが、庭用品種よりも、全体的に直立するものが多く、木の形は、縦に長くなりますが、横幅はあまり取らないものが多いです。年2回の剪定では、180センチくらいになるものもあります。
>●どれくらいの大きさの植木鉢に植え替えるのか?
品種によりますが、9月ごろまでには、6〜7号にしておいてはと思います。
元気なものなら、少しずつもっと大きくしてもいいのではないでしょうか。
冬に鉢替した場合は、6〜7号くらいから始めてはと思います。
>●剪定はしたほうが良いのか?
梅雨時の挿し木ですので、今年はしないでおいて、今度の冬に、育ちを見ながら切ってみてはいかがでしょうか。
やまと
【関東】
2006/08/23(水) 14:45:18
こんにちは(^^)
R・ひろきさんが詳しく書いておられますが、気になった1点のみ補足です。
>品種によりますが、9月ごろまでには、6〜7号にしておいてはと思います。
現状の鉢土がバイオゴールドの土との事ですので、冬の休眠期に入るまでは植替えも鉢増しも一切しない方が良いと思います。
バイオゴールドの土は赤玉・腐葉土主体で水はけ、根張りにの為にはいいのですが
反面根鉢が作られずらく、どんなにそっと作業をしても現在の鉢から抜いた途端に全ての土が崩れてしまいます。
9月ごろまでですとまだ残暑が残っていると思いますが
その時期に根鉢が全て崩れると枯れてしまう可能性も高くなります。
品種登録に付いてはR・ひろきさんと同意見ですのでコメントしませんが、
切花品種はガーデンローズとしては非常に育てにくいものです。
これは、病害虫に弱かったり、枝が暴れたりものすごく背が高くなったり大きくなったりすると言うことです。
大きく背が高くなるのは長い枝を取る為に作られた品種ですので仕方がないと言うか、当たり前の事なのですが、病気に関しては生産農家の方が温湿度管理が行き届いたハウスでしっかりと防除しているので、自宅で育てた場合、すでに耐性が付いていて市販の農薬が効かない可能性もある事を頭に入れておいてくださいね。
最後に、某オークション等で挿し木苗が堂々と売買されていますが、生産者及び育種家保護の観点から非常に苦々しく思っております。
さららさんの挿し木苗10鉢全て大きくなると、育てるのはとても大変だと思いますが、育てきれなくなったから売りに出すような行為だけはお止めくださいますよう、事前にお願いしておきます。
さらら
2006/08/23(水) 15:14:08
[[解決]]
R・ひろきさん、やまとさん、丁寧なお返事、ありがとうございました!
今回質問するに当たって、品種登録に関することも承知の上、させていただきました(う〜ん、やっぱりしないほうが良かったかな、とちょっと後悔)。生き物ですので、生態系に影響を与えるような、よその地面への植え付けや、販売や譲渡も考えておりません。あくまでも個人の楽しみ、ということで。
わたしは音楽や写真、絵画、詩や文章の著作権に関する仕事にかかわっていましたので、知的所有権についていろいろと知っております。たとえば古くはレコードからカセットへのコピーから始まり、現状は記憶型の機械と形を変えて、音楽を購入した人はさまざまな形で愉しんでいます。個人で愉しむ範囲でもとあった形(レコードやCD)から形を変えて(カセットやその他記憶装置)罰せられた、ということはなかったと思います。ただ、楽しみの範疇を通り越して、コピーしたものを販売し利益(業)とする人が出てきたのも社会問題になっています。個人の愉しむ範囲で、というものは昔からさまざまな知的所有権においてあったと思いますし、なぜか挿し木や挿し芽に関してかなり神経質に掲示板などで書かれていることのほうが、不思議に思ったりもしていました。憎むべきは増殖させた花を販売し、利益を得ている人たちであり、個人で愉しむ分にはいいのでは、と思っております。
誤解を受けるような、荒れる原因を作ってしまったことに深くお詫び申し上げます。
>年2回の剪定では、180センチくらいになるものもあります。
直立で、こんなに大きくなったりするのですね。びっくりしました!わたしの背丈を超えてしまいますね。ベランダではなく、屋上での栽培も検討したほうがよさそうです。その際には、添え木や暴風対策も必要になりそうですね。
>反面根鉢が作られずらく、どんなにそっと作業をしても現在の鉢から抜いた途端に全ての土が崩れてしまいます。
まさしく、そのとおりです!先日、鳥が植木鉢をひっくり返してしまったようで、倒れていたのですが、土がかなりこぼれてしまいました。地上部の成長から見て、もうちょっと根がしっかり張っているのかな、と思っていたのですが・・・。
上記のことを踏まえ、冬に入ってから、6号程度の鉢への植え替えをしたいと思います。切花ということで、育てにくいとのことですが、なんとかがんばって育てて生きたいと思います。
ありがとうございました。
R・ひろき
【関東】
2006/08/23(水) 17:08:06
こんにちは。
やまとさん、バイオゴールドの土のフォローありがとうございます。
根が張っても崩れるというのは、良さそうな土ですね。
もう一点、オークションの話が出ましたので、自分の発言に少し解説します。
>たまたま苗を見つけたときは、購入することはあります。
オークションではなく、普通の園芸店等で、古い切り花品種の大苗や鉢苗が出回ることがあります。
そのようなときに購入しています。
さらら
2006/08/24(木) 10:35:07
コンニチハ!R・ひろきさん、コメントありがとうございます。
バイオゴールドに関しての追記です。
植物を植えるときの基本配合(赤玉と腐葉土)などで育てる植物に対して、保管する場所が限られているベランダーにとって、バイオゴールドは重宝しました。さまざまな基本用土をそろえ、腐葉土を完熟させる…などなど、土に関してはかさばるのが難点ですが、植えたい植物が出来たとき、必要に応じて少しだけ買えるという点において、培養土(今回はたまたまバイオゴールド)を利用しています。ただ、ちょっとお高いので、今後はリサイクルした土と混ぜて使用していこうとは思っています…。基本用土を揃え、保管できるスペースが十分にある方には、必要ないのでは?と思いますが、なにしろ、楽して元気に育ってくれています(笑)。
話がそれてしまい、申し訳ございませんでした。
初心者用掲示板@園芸相談センター