バラ「聖火」 切られた太い茎のその後は?

[園芸相談センター]の過去ログです

ふらわあ 【関東】 2006/07/30(日) 10:37:26
親が京成バラ園で4,5年前に購入したバラを去年の冬に、この季節は午前中と正午くらいにかけて3,4時間陽のあたる場所に植え替えました。今年は、5つほど花を咲かせましたが、いつも同じ茎からです。今も2本の茎に計3つの蕾がついています。

心配しているのは、バッサリ切り摘め(強剪定というものでしょうか)2センチ位あった茎で根元から40センチ位まで切ってしまったものから新芽?らしいものが無く動きが見られないことです。葉っぱは一枚もない茎になってしまってます。この茎はもう終わりと考えた方が良いでしょうか?
今は、花が一つ終わるごとにお礼肥を株元にばら撒いている程度です。

何も知らない怖いもの知らずな行為だったのかもしれません。どう思われますか?

たちつ 【近畿】 2006/07/30(日) 12:41:48

栽培管理の仕方は、その人の好みですから、自由で、どれが正しいとか、間違っているというものはありません。
ただ、バラの性質や栽培環境に応じて、基本どおりしたほうが、楽で、綺麗に咲きます。
基本とは、歴史的に、又多くの栽培愛好家が、日ごろから手入れしている方法を真似することです。
まねをするのなら、100%隅々まで、まねする事です。大抵は、自己判断で、中途半端にまねする・いいところだけまねする。ここに問題があります。その良いところに、たどり着くまでには、イロイロな下準備とか、条件や理屈があります。結果だけを見て実行しても、障害があったときに、対応したり、予見回避したりする事ができません。
それと、疑問・好奇心を持つ事です。もっと楽な方法は無いかを考えたり、体験したりして、試行錯誤することです。
一番手軽なのは、安くてもよいですから、図解つきの本を手元に置いて、暇があったら読み返す事です。最低6回は読み返す事をお勧めします。
それだけでは、不十分なので、近所のバラ園へ毎月観察に行くことです。春の豪華絢爛な時節は行かなくてもよろしい。花に目が移って、栽培の方法を見失います。第一にひとが多すぎて自由性が無い。自由に触れられない。綺麗なバラが欲しくなるだけです。帰りに持って帰るのが重たいし、持ち帰れば持ち帰ったで邪魔になる。
それ以前に、沢山育てればイロイロと問題もありますから、トラブルの発見も早く、調べやすい。
失敗は、成功の始まりと言うより、成功は、失敗の始まりと考えたほうが楽。一番お気に入りのバラがトラブルになったときに、うろたえる。特に開花鉢植えは、

  そのときが最盛期で、後はジリ貧になってきます。

ここを自覚しているか、いないかでは、随分と違います。
このときにどうするかは、事前準備しておけば、トラブルも回避しやすいものです。それと、失敗ばかりしていれば、いやになる。

>何も知らない怖いもの知らずな行為
私は、好きですね。ただ、成功するなり、失敗するなりしても、+αが必要ですね。なぜ成功したのか、どこが・どこで失敗したのか等を復習することが大切ですです。概ね、成功したときは、原因が解かり難いものですし、綺麗に咲いたと安心して見失う。その点失敗は、原因も、対策も理解しやすいものです。

剪定の目安。
1月初めに、葉を全部むしりとる。
2月初めに、大きく切り戻しする。
同時に、石灰硫黄合剤を刷毛塗りする。
花後に5つ葉の際上で、花かすを切る。
徒長枝(シュート)は、好みの長さで芽先を摘む。できれば、必要な数を残して、冬の選定時期まで、限りなく育てるのが無難。
その他、枯れ枝やひ弱な枝や美観・生育上・枝透かし目的など適宜切り除く。
以上は、なぜそうするのかの理屈付けは、お調べください。

テキストに載っていない、事柄。
太い茎枝を、切ったら、防腐剤とか、癒合剤を塗っておく。
理屈は、バラの茎は、中が空洞になっており、乾燥しやすいので、茎枯れし易いため。ひどいときは、株元まで枯れる。特に前年茎や当年充実枝に多い。未成熟茎は、若いので心配は少ない。
通常は、葉跡・節の位置で、枯れ込みはとまります。とまらなければ、新鮮な位置で切り戻す。癒合剤を塗る。

その他
>新芽?らしいものが無く動きが見られないことです
今の時節は、暑いので、夏休みです。新芽は出難いものです。秋から、晩春には良く出ます。冬場は、少し暖かければ、新芽は出やすいものです。
この冬の新芽が曲者で、次の寒波で傷みます。出さないようにするか、保護するかの判断が必要となる。
新芽といえば、接ぎ木苗の場合は、接ぎ木位置(継ぎコブ)のしたから、台木の新芽は出やすい時期です。これは地際から切りとりましょう。
夏場は、弱るので、株元を直射日光の高温から守る為に、マルチングしたり、遮光したり、木陰に移動したりすれば、夏ばても軽減されます。
夏の花は汚らしい・小さいので、切り除いて、秋の花をターゲットにしたほうが良い。
特に、黒星病やチュウレンジ毛虫で葉が少なくなっていると、日陰が無いので、株元が高温になり、根が著しく弱るものです。
http://diary.jp.aol.com/ymmpn3y7qdr/img/thumb_1124545567.jpg
夏場の施肥は控えたほうが良い。



R・ひろき 【関東】 2006/07/30(日) 18:23:15
 こんにちは。

>この茎はもう終わりと考えた方が良いでしょうか?

 何年目くらいの枝かわからないですが、枝の表面が茶色になっていましたら、芽も動かないことですから、次の冬剪定で、根元から切ってしまっていいと思います。

 バラの枝(幹)は、通常、3〜4年で、交代させていきます。
 古くなって花が咲かなくなった枝は、根元から切ります。
 それより新しい枝は、地上30〜60センチくらいで切ります。

 しかし、交代させるには、新しい枝がなければならないので、できれば、毎年1本ずつでも、根元から良い枝を出させるようにします。
 4〜5年前に購入した株ということで、根元から新しい枝が出にくいとは思いますが、2年に1本くらいは出るかもしれません。根元から出た枝は大事にし、「聖火」は、HTですから、出た年はなるべく花を咲かせないようにします。
 植え替えのときに、根に瘤がつくなどの病気がなければ、根元から新しい幹になる枝が出てくると思います。

 このへんは、NHK趣味の園芸等から出ている栽培本や、ブティック社等の日本ばら会監修の栽培本などを参考にしてみてください。

gardenfan 【近畿】 2006/07/31(月) 21:51:55
ふらわぁ様

>心配しているのは、バッサリ切り摘め(強剪定というものでしょうか)2センチ位あった茎で根元から40センチ位まで切ってしまったものから新芽?らしいものが無く動きが見られないことです

我家でも鉢植えで生育の悪かったHTのラブを地植えにした途端、シュートがグイィーンと2mほど伸びて3センチ径ほどになりましたが、今年の冬の強剪定後の結果は最悪でした。蕾が付かなくてそのまま伸ばしていたら結果的に2m位伸びましたので、途中でピンチしていませんでした。
なんとか芽は出ましたが、太いシュートと充実したシュートは違うのです。
枝を切った断面の中心の部分の大きいのが充実した証です。

桝本(横浜) 2006/08/01(火) 12:00:08
ふらわあ様  こんにちは
今も2本の茎に計3つの蕾がついています
と言う事は3本立ちの株ですね
バラに限らず樹木は大体頂芽優性です(特にバラは)
3本あるなら3本とも同じくらいの高さにそろえないと
極端に低い茎の芽は動かない事があります
時に其の株の体力に余裕がないときは
枝が出たとしても貧弱な枝しか出ません
今蕾が着いていたらそれは全てつまんで
暑い真夏に花を咲かせないで
体力を温存させ8月末に剪定と施肥を行います
それでも出なかったら?
冬の剪定施肥の時期に根も多少大胆に切って
新しい根を活発に出させ来春に期待する
そのようにすれば例えその茎の枝が展開しなくても
其の茎の所からシュ-トの発生が期待できると思います

ふらわあ 2006/08/06(日) 10:53:16
[[解決]]
たちつ様、有難うございました。

母の好みで買った花を、バラ好きでない私が仕方なく世話をし始めたという惰性の姿勢が良くないな、と改心しました。
「ナンだか知らないけど、ウチのは毎年きれいに咲くんです」というのを密かに狙っていました、実は…。
基本に戻って、色々と調べてみます。ネットでバラ愛好家さんのサイトも覗いてみることにします。
葉をむしり取る…、やってみたいと思います。癒合剤、いつも買わずにビシバシ切っていましたが購入します。


ひろき様、ありがとうございます。

実は、先日もう一度見て見ましたら、切られたところが10センチほど茶色く変色していました。この冬は、その枝を切ってみますね。
しかし、このバラがHTという事さえ知らなかったので、バラの検索もしやすくなりました。


gardenfan さん、有難うございます。

そうですか。茎の太さよりもその充実度(と言っても初心者にはその見分けはよく分からないのですが)で決まるのですね。バラの茎が空洞とは知りませんでした。

桝本さま、有難うございました。

株の高さを揃える、ナルホドと思いました。又、夏の花は咲かせないという事をしてみようと思います。二つの蕾もバッサリ切って来ます!
冬になったら、根っこの方も少しいじってみます。

皆様、丁寧にご指導を有難うございました!返事が遅くなりスミマセンでした。

R・ひろき 【関東】 2006/08/06(日) 11:07:32
 こんにちは。

 取り急ぎ、枝の件を。

>実は、先日もう一度見て見ましたら、切られたところが10センチほど茶色く変色していました。この冬は、その枝を切ってみますね。

 バラの枝が茶色っぽくなる場合、2つのパターンがあります。
1.木質化して茶色っぽくなる場合
 枝全体が茶色っぽく、ごつごつしてきます。
2.枯れ込みや病気で部分的に茶色になる場合
 一部(切られた部分など)が茶色になり、それがだんだん広がります。

 1の場合は、古くなっているだけで健康な枝です。
 2の場合は、広がるかもしれませんので、夏であっても、変色した部分の何センチか下で切り捨てます。

 お返事を読みますと、2のようですので、今すぐ切っておかれることをおすすめします。

ふらわあ 2006/08/07(月) 13:26:36
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ひろき様、ご丁寧にありがとうございます。

去年切った枝がこの暑さでやられたのでしょうかね?どうも、2番のようですので、さっそく切り捨てます!


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