赤玉土について

[園芸相談センター]の過去ログです

もえ 【東海】 2006/07/24(月) 20:40:12
おしえてください。赤玉土は水はけがいいとききましたが、普通の培養土と混ぜて使うといいとのことでしたので、混ぜてつかいはじめました。ですがなぜか赤玉土を混ぜて植えたものには、ワタカビみたいなものが、発生してます。これはなぜでしょうか?おしえてください。

ウミユスリカ 2006/07/24(月) 23:12:40
赤玉土は、関東ローム層の深層土壌で、もともと土壌菌類が極端に少ない状態の土です。一方、通常の培養土には元から住み着いている菌類がたくさんいて多くの種類が互いに競争したり牽制したりしながら拮抗しあっています。

恐らくですが、ほとんど無菌状態の赤玉土の中に、競争力は弱くても増殖力が強い種類の菌が一気に進出して一時的に大発生した可能性が高いのではないかと察しています。いや、生物の世界では競争者が空白の状態のところに、競争力が弱く物理化学的な環境ストレスには強く、また繁殖力は強い種類の生物が独占的に大発生するというのはよくあることなのですよ。

ぽー 2006/07/25(火) 09:20:30
カビの発生についてはウミユスリカさんの回答にお任せして・・・
(そういうことだったんですね! 勉強になりました^^)
私は別の視点から。
カビのことじゃなくて水はけのことなんですが。

>赤玉土は水はけがいいとききましたが、普通の培養土と混ぜて使うといいとのことでしたので
ん〜、培養土の水はけをよくするために赤玉土を混ぜる・・・という話は、私は聞いたことがないです。

新しい赤玉土自体は、たしかに粒状になっていますから、水はけはいいです。同時に保水力、保肥力もあるので、園芸用土としてはとても使いやすい。
しかし、土というのはどんな土でも、使っているうちに劣化します。赤玉土は重みで簡単につぶれたり、根の力で破壊されたりしてだんだん粉状になってきますから、そうすると逆にとても水はけの悪い土になってしまいます。
なので、普通は赤玉土単独で使うことはなく、腐葉土などの有機質を混ぜて使います。有機質をエサにして土の中でいろんな微生物(場合によっては虫)が活動し、粉になった土をまたくっつけて「団粒状」に戻してくれたりします。
そういうわけで、よく「赤玉土7:腐葉土3(または6:4)」が園芸の基本用土、といわれるのです。
(注:挿し木の用土はなるべく無菌に近いほうがいいので、赤玉土単独で使います)

市販の培養土はこうしたことを考えて、いろんな土をブレンドしてあります。
ですから初心者さんは、そのまま使うのが無難なのですが・・・。
もしその培養土の水はけが悪い場合は、赤玉土ではなく、軽石とかパーライト、場合によってはバーミキュライトなどを混ぜるといいですよ。

このへんの理屈を知るためにも、まず代表的な土の性質やブレンドの基本を勉強されることをオススメします。
↓このサイトが、初心者向きでわかりやすいです。(五十音表の下にある「栽培の基礎」→「土のコツ」をクリックしてください)
http://yasashi.info/

また、ちょうどいまこの初心者板で「ふかふかの土にする方法」というスレが立っていますが
http://engeisoudan.com/lngb.cgi?print+200607/06070136.txt
この中でwowさんが紹介されているリンク先も勉強になりますよ。

deepsea 【東北】 2006/07/25(火) 10:07:06
そもそも、赤玉土を市販培養土にブレンドするといい、というのは何処から聞いた話なんでしょうね?

培養土は「そのまま使える」のは売りなので、他の用土を混ぜることをしないのが普通です。最近はその植物そのものずばり、という用途の培養土さえあります。

何を植えているのかが分からないのですが、例えばハンギング用は軽く保水力を高めるために、確かに排水性は多少悪くはなっています。こういうものをハンギング以外に使う為に、他の培養原料をブレンドして使うことはできますが、それは植える植物、培養原料などの性質を良く知っている人がやることで、初心者がやることではないと思います。

「〜の培養土」は、何も考えずに少なくとも1シーズンはそれだけで使えるので、初心者むきです。但し、購入株の程度で、培養土でも駄目なことはあります。

ですから別なものを混ぜないで、信用して使ってください。
混ぜるなら、実験だと思って。でも植物が可哀想ですが。

wow 2006/07/25(火) 11:07:08
培養土に赤玉土を混ぜるというのは、缶入りのチューハイに焼酎を入れるようなものだと思います。缶入りのチューハイは、誰が飲んでも無難にブレンドされているわけで、そこにさらに焼酎を入れると悪酔いしてしまうかも…。

確かに、水はけがいい土では植物はよく育つというのは、基本です。でも、水はけが良すぎると、真夏の炎天下のプランターではしおれてしまったりもします。毎日枯れる寸前までしおれる状態が植物にとって好ましいわけはありません。そこで、プランター用の培養土は保水性を高くしてあります。

まずは市販の培養土をそのまま使いこなすことが大切だと思います。同じ培養土でも、底穴に網を敷くか鉢のカケラを置くかでも水はけは変わってきます。底石、土の入れ方を工夫するだけで、植物の育ち方も変わります。

培養土をそのまま使って、植え方や水やり、肥料を調整して植物を健康的に育ててみる。そうすることによって、培養土の問題点が見えてきます。土が乾かないとか、逆に乾燥しすぎてすぐにしおれてしまうとか…。問題点が見えてきたところで、赤玉土に腐葉土やバームキュライトをブレンドして、育てる植物に合った土を工夫してみてはいかがでしょうか?

植物の状態を見て、土のブレンドの比率までイメージできるようになれば、あなたは達人です!

タニ 【東北】 2006/07/25(火) 12:59:20
赤玉土を混ぜて使う培養土、この間見かけました。(というか買いました)
説明を見ると、「草花用には赤玉を○割混ぜる」とか「野菜用には□割混ぜる」とか書いてありました(割合はちょっと思い出せないです、すいません)。
なんだか安いと思ったら赤玉土が入ってない培養土だったんですね〜。許容範囲を広げるためにそんな風にしてあるのかもしれません・・・

ABC 2006/07/25(火) 13:58:32
赤玉土でも粒径が大きいのから小さいのまで3種類、芝の芽土用を
入れると4種類 これが普通(?)の園芸で使われる赤玉土
一寸、値がはって山野草等の高級園芸に使う焼き赤玉土もある。
粒径が大きければ隙間が広いから、粒径の小さいものより水はけがよい。
園芸店の安売りで安く赤玉を扱っているものがあるがやはり安い物は
それなりである。(気のせいかな)でも充分使える。
それから、腐葉土との割合だが腐葉土をふやせば水もちはよくなります。
一番大きな赤玉を、鉢の下ゴロ土として使う時(人)もある。
 

deepsea 【東北】 2006/07/25(火) 19:17:13
タニさんの仰っているような培養土、確かに有りますね。
(もしかして東北だけ...?)

でもそれって培養土の意味ない様な気がするなぁ。
何割混ぜる、つーても初心者には正確には無理でしょう。また赤玉土もABCさんがご指摘のように色々有ります。本当、品質もさまざまです。もちろん、安くても使えないわけじゃないですけどね。

そもそも他の原料も必要なのって「〜の培養土」といえるのかな。
わざわざ買い足すくらいだったら、大袋で原料買って自分でブレンドする方が安い。

ここからはボヤキ。
赤玉土を混ぜて使う培養土って、大部分が腐葉土や酸度調整したピートモスだろうけど、リットルあたりの単価って腐葉土の方が赤玉土(の安いもの)より高いと思うのだけど...やはり何のための培養土か分からない...

もえ 2006/07/25(火) 19:43:26
みなさんほんとに、ご丁寧に色々アドバイスなど、ありがとうございます。3ヵ月前に、市販のそのまま使える培養土を買いに、ホームセンターに行ってきました。そしたら何か色々とあったので、どれがどう違うのかわたしにはさっぱりわからなかったので、店員さんにききました。そしたらそのまま使える培養土の安い奴で、それに赤玉の小粒を混ぜて使うと、この時期はとくにおすすめですと言われました。そして日当たりはどうですか?と聞かれましたので、天気がいいと私の所は、日差しが一日中厳しいですとお答えしたら、ならやはり赤玉の小粒を混ぜて使うことお勧めしますと、いわれました。それはなぜかと言うと、赤玉は水もちもよくて、夏の日差しの強い時はとくに、土が乾きやすい、乾燥しやすいので、水もちをよくするために赤玉を混ぜて使うことが多いですよと、アドバイスを貰いました。

ABC 2006/07/25(火) 20:12:07
○○用の培養土なんて以前はなかったと思うんですが、園芸ブームで
需要があったから、それぞれいろいろの培養土が市場にでてきたわけですよね。植物には、その植物に適した土があり理想どうりのブレンドをして
育てるのが植物にはいいんでしょうが、何も型にはまらなくても
極端な例ですが
水や肥料が植物にいきわたり、植物が倒れなければ石(砂利)に植えても
間違いではないと思います。
肥料もちは悪い、土(砂利)が乾いて管理が大変だからこんなことする人
いないでしょうが。園芸にはこうした方が良いはあるでしょうが
絶対にそうしなければいけないはないでしょう。園の芸ですから
みんな、みんな同じでは園の芸になりませえん。
ラーメンだって店によって…。
質問とかけはなれてすいません。

deepsea 【東北】 2006/07/25(火) 21:45:30
昔の事情(専用培養土が売ってなかった)というのは、実はよく分からないので何何ですけども、今は大抵、専用のものがあるので、それをそのまま利用すれば失敗が少ないだろうと言いたかったのです。別に型にはめるつもりはありません。培養土に赤玉土を入れるもアリでしょう。所詮、自己責任ですから。

ただ、タニさんが見たような袋にそう書かれてあるのはともかく、そうでないものを何で混ぜるのか、理由が良く分からないのであれば混ぜないほうがいいでしょう、といいたいだけですよ。

本題に戻りますが、その店員の説明は合っている部分もあり、間違っているともいえるんじゃないでしょうか。日差しが一日中厳しいのでしたら、乾いてしまうので水持ちが良くなるようにと奨められたのでしょうが、赤玉土は多孔質で確かにそこに若干水分を貯えますが、どちらかというと元々の培養土の状態よりも水はけがスムーズになって、目的の「水持ちがよく乾きにくい」状態ではないと思います。

もっと適切な手段として、バークチップでマルチングをするとか、その培養土にピートモスとか腐葉土を多めにつぎ足して使うとかがありそうです。なんだったらハンギング用の培養土をそのまま使う方が向いているかもしれません。
日差しが強いんだったら、傘でもかけておくと大分違います。

wow 2006/07/25(火) 23:24:49
ごめんなさいーー。赤玉土と混ぜる培養土があるなんて知りませんでした。的をはずしたレスだったかもしれません。

VITA 2006/07/26(水) 13:11:30
もともとカビの発生のご相談ですが、そちらに関しては解決済みの
雰囲気が漂っているので、私も培養土に横レスで〜す。

最近「○○の土」ってすごく多いですよね。
ブリエッタの土、サフィニアの土、ミリオンベルの土・・・
ここまでピンポイントで来ると、「なにか特殊なものが入っていて
ものすごく咲くのでは」などと思ってしまいます(笑)

こうした専用用土を使うときには、できるだけそのままがいいと思うんですよ。
せっかく双方のメーカーが考えて、高値で売ってる商品ですから、
それを買う以上は。

でも、ごくごく一般的な「培養土」は、植え込む植物や自分のクセ・好みで
ブレンドしちゃってかまわないと思います。
ってか、してます、私。
水遣りが好きだから乾きは早めにしたいとか、テラコッタが多くて
水を切らしやすいから保水性が欲しいとか。
汎用性が高い=なんにでも使える=細かい状況による対応は考えていない、
ってことだと思うので。

ただ、それって一度その土を使ってみないとわからないですよね。
wowさんがおっしゃっている「まずそのまま使いこなすことが大切」
というのは、まさにその通りだと思います。

日当たりがよい場所=水持ちの良い赤玉をブレンド、は、皆さんがおっしゃるように
ちょっと違うと思いますね〜。
小粒だから乾きにくいってこともないでしょうし。
確かに保水力もあるけど、もっと保水力のあるものがありますから。

まあ、赤玉小粒はかなり使い回しができますから
(挿し木や、買ったけど失敗だった培養土の改良など)
持っていても損はないですよ〜(^-^)

ここでもよく言われていますが、店員=私たちよりずっと知識がある、
とはなっていないのが現状のようですから、少しずつ知識をつけて
自己防衛しましょう〜。
http://yasashi.info/col3/col3.cgi?mode=dsp&no=3&num=

wow 2006/07/27(木) 07:52:54
VITAさんや、ほかのみなさんがおっしゃるように

>日当たりがよい場所=水持ちの良い赤玉をブレンド
これは、変だと思いますね。

バームキュライトとかピートモスをブレンドして保水性を
改善するというのならわかりますが・・・。

もうひとつ大きな疑問があります。赤玉土はあくまでもブレンドのベースだと思うのですが、皆様のご意見はいかがでしょうか?赤玉土は、粒の間に隙間があることが特徴ですね。5割程度まで赤玉土ならこの特徴は維持できると思うのですが、それ以下になった場合はどうなのでしょうね?例えば極端な話、べた土に3割赤玉土を混ぜても、赤玉土の隙間はすべて埋まってしまい通気性が失われてしまうと思います。そうなった場合、赤玉土を混ぜるとどのような利点があるのでしょうか?

たちつ 【近畿】 2006/07/28(金) 14:29:28

市販の培養土に、5割りほど赤だま土を混合するのは、良い考えと思いますよ。特に夏場は。
私は、勿体無い・高くつくので、庭土を赤だま土の代用に、庭土の埃粉土を取り除いて、混ぜています。
培養土は、腐葉土の代わり扱いと思っています。
尤も、余程の事でないと、培養土や赤だま土は買いませんが。
ピートモスも使い難い。

培養土は、管理が難しい。潅水すれば、ビショビショで根腐れしやすい。蒸れやすい。凍結しやすい、乾けば、水をはじく。表面と排水通路だけが濡れるだけ。土と水が馴染むのに時間がかかる。次回の植え替え時に、篩にかければ、半分は微塵粉土で、捨てるほうが多い。(処分に困る) 株もとの客土にしか使い道が無い。等

赤だま土とべた土でも、べた土だけよりかは、根張りが良い。
ベた土単用は、土が硬化するし排水も・通気も悪い。赤だま土は、水に濡れれば、原型をと留めながら柔らかくなり、ねが赤だま土に絡まる。
余程、ドロドロにして、揺すって、隙間を埋めない限り、下側の2/3以上には、隙間がある。表土が固まる程度。排水かあれば、置換して、空気も地中に吸い込まれる。鉢の水しろが、水溜りになるようなら問題がある。

土の保湿状況は、硬く握れば、おにぎりのように、かたまり、指で軽く突っつけば、パラリっと、崩れるのが良い。これが難しい。
早く乾きやすくなったり、排水が悪かったり。さらっとした、湿っとり感がせめて、夏場で2日、春秋4日は保ってくれないと、水遣りがしんどい。その間に、雨でも降ってくれれば、もっと楽になります。
その点花壇(配置換えができない)や植木鉢(潅水が必要・植え替えが必要・根詰まりする・土が陳腐化して固くなる・根張りが偏る)より、プランター(不細工・汚らしくなる・良く割れる・流行が無いが無い・根張りにお互いの植物どおし住み分けする。)の方が楽。
今日はやっと、ジャングルを取り除いたら、プランターが5個ほど水没していた。(池・水溜り) 根の勢力が旺盛で、排水穴から根が逃亡して、詰まっていた。植え替えるのも、面倒なので、反対側に、ハサミで穴を開けた。(^_^;)

ここで、又疑問 (・・?
長雨で、水没していたのは、おそらく1ケ月は経つと思う。しかし、不思議と根腐れしていなかった。下葉は多少ふやけて、ずるけていた(腐っていた)が根はしっかりしていた。(プランター) しかし、鉢植えで、保湿具合を管理していても、根腐れする場合もある。(・・?
水没していたプランターの中には、土が腐って、ドブのニオイがしていたのもある。でも、根はしっかりしていた。(・・?
多分逃亡した根が健康なので、生きられたのかも。
では、逃亡できなかった根はどうなのか。(・・?
まぁ 生きていたので良いとしますか。(^^)v



らんちゅう 【関東】 2006/07/29(土) 00:58:33
みなさんこんにちは
昔 園芸用培養土として売られていた物の中に かなり粗悪な物が有りました 最近ではあまり聞きませんが レスを付けていて「そんな ひどい土 まだ売ってるの?」というのも有りました

5年くらい前になると思いますが NHKの趣味の園芸を見ていて(たしか果樹だと思いますが)「土は市販の培養土で結構ですが 高い方(価格が)使って・・・」という言葉がとても印象に残っています

私も昔の悪いイメージが残っていて園芸用培養土などのように 普通の植物ならこれでOK的な土は使用したことが有りませんが 昔は安い培養土は買うな・買ってしまったらブレンドして使え と言う時期があったことは間違い有りません

もえさんって いつものもえさんですよね?(人違いならごめんなさい)
土って中々難しいですね 私のウチで赤玉7・腐葉土3の土が良くても
もえさんの お宅では赤玉5・腐葉土5の方が良い場合も有りますよ
そろそろ 土の研究も挑戦してみてはいかがですか?失敗も有りますけど・・・

おっせかい すみませんでした

wow 2006/07/29(土) 03:23:41
たちつさん、詳しい説明ありがとうございました。
団粒化した庭の土+腐葉土、今度ためしてみます。

もえ 2006/07/29(土) 12:41:01
[[解決]]
みなさんお返事、遅くなりましたが、色々ありがとうございました。そしてらんちゅうさん、はい、いつもお世話になってるもえです。お久しぶりです。そうですね、そろそろ土の研究もしてみるのもいいですね。そしてほんとみなさんからのアドバイス色々と、初心者の私には参考になります。ありがとうございます。また一人一人のアドバイスを読み直して、参考にさせていただきます。


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