農薬について
あいりす
2006/06/23(金) 14:27:38
似たような使い方かと思いますが、
スミチオン乳剤とマラソン乳剤の使い分けを教えてください。
コンスタンティン
2006/06/23(金) 17:09:34
中々興味深いスレなので、議論の種作りをを兼ねて書き込みます。
効果のある害虫、適応作物はラベル記載の通りで、大差ありません。
要は有効成分の違いにより、抵抗性のある害虫に対する効果(スミチオンが効かなくてもマラソンは効く、又はその逆)や、抵抗性害虫を発生させない為の
交互使用だと考えますが・・・私の認識の範囲ではこの程度の回答です。
「使い分けを教えて欲しい」と言う問いにより求めているのはこのような内容でしょうか?
マックスパパ
【関東】
[URL:http://www.geocities.jp/e55amg_sinagawa/index.html]
2006/06/23(金) 19:06:11
私も興味深い内容なので一言・・・
現場で薬剤散布作業を30年行なっていると、いろいろな経験や情報が入ってきます。
当時はスミチオンでほとんどの毛虫が速攻で死に、カイガラムシにはカルホスが効くからとか、ディプテレックスが良いとか・・・
10年以上も同じ薬剤を同じ倍数で薄めても、だんだん効果が無くなり毛虫が元気に薬剤水溶液で泳いでいます(笑)
その頃に農協やメーカーに問い合わせました。
虫の免疫が新薬より早く進展しているらしい?
だからといって異種薬剤の混合や、倍率を上げることは好ましくない。
スミチオンとマラソンの良い部分を混合させた「スミソン」が販売されましたが・・・効果は?
無臭で人的薬害の少ないトレボンは効果良かったですが、値段も高価!倍率もスミチオンの1000倍じゃなくて4000倍ですからね!
最近は都道府県によって薬事法が厳しくなり、一般の園芸店で販売されている薬剤は期待できないかも知れませんね?
毒物、劇物取り扱い店に注文!
コンスタンティンさんの仰る通りに、ラベルを注意しながら取り扱いを読んで、薬害の出る植物は不適当だし、他の薬剤との混入は不可とか記載されていると思います。
つまり適応範囲の植物に適応害虫駆除に使用するなら・・・
ラベルに記載された倍率で、年間の使用回数を守り、スミチオンやマラソン、もしくはその他の薬剤を交互に散布する!
こんな程度しかわかりません。
メーカーのサイトから質問もできます。
余談ですが、殺虫剤より殺菌剤の方が古い物は効果無く、年々新しい物が販売されていると聞いています。
cat
2006/06/24(土) 20:52:17
スミチオン乳剤とマラソン乳剤
有効成分は別の薬剤ですが、系列的にはどちらも有機リン系です。
毒性は
スミチオン(MEP)ラット経口 LD50:250mg/kg
マラソン ラット経口 LD50:2000mg/kg
ということらしいので、前者の方が強いですね。
りっこ
【関東】
2006/06/24(土) 23:36:12
スミチオン乳剤はアブラナ科の野菜には使用しないような注意書きがあります。(毒性が強いかも)薬害がでるようです。あとはあまり変わらないかもしれません。詳しく対比したことはありませんが、同じ有機リン系なので交互の散布は耐性の問題で止めた方がよいです。
R・ひろき
【関東】
2006/06/25(日) 00:10:58
こんにちは。
残効が短くても、浸透移行性を期待しながら、殺虫したい場合は、マラソンです。作物により、ハダニにも効能があります。
残効がややあったほうが良い場合は、スミチオンです。
このへんは、GREEN JAPANのホームページ等にも掲載されています。(本日現在)
本で調べたい場合は、
「新版 ピシャッと効かせる農薬選び便利帳 岩崎力夫著 農文協 1995」
これに、どんな害虫に効きやすいかや、殺虫剤の使い分けの際にポイントになる三つの効き方(食毒、吸収毒、接触毒)等が、詳しく表になっています。
瓶等の説明書きには、薬害が出るので使えない植物、混用についてのそれぞれの注意書きなどもあり、そのへんも注意が必要です。
ただ、実際に自分の庭で使ってみないことにはわからないことがあります。
あまりアブラムシが死なないと思ったら、別の系統(有機リン系でないもの)を試した方が良いことがあります。
あいりす
2006/06/25(日) 07:22:03
[[解決]]
ご丁寧な説明を頂き有難うございました。
勉強になりました。
初心者用掲示板@園芸相談センター