バラを地植えにしたいのですが
tantan
【近畿】
2006/06/18(日) 07:19:05
はじめまして、昨年秋からバラにはまっている園芸初心者です。
なにぶん初心者でバラの種類もなにもわからず、気に入ったものを手当たり次第(?)に10種類ほど購入し、すべて鉢植えにして、あっちへ置いたりこっちへ置いたりしていました。試行錯誤しながらも、この春にはすべて花をみることができ、雰囲気もだいたいわかったので、いくつか地植えにして仕立てたいと考えています。
で、本などを見ると、植え込み用の穴の深さを40cm程度としているものがほとんどですが、自宅の庭を掘ってみると、造成地なためか、20cmほど掘ると岩盤みたいなのが埋まっていて、掘り進めることができません。盛り土(?)して底上げすればいいのでしょうが、塀のない家で思いっきり通行人の目にふれる場所にあるため、植えればいい、というわけにもいきません。
自分なりに考えて、今時のこじゃれた木箱の底を抜いて地面におき、土をつめたら見た目プランター植え、実質地植えになるかな、と思っています。これって変でしょうか? なにか問題はあるでしょうか? コーネリア、バフ・ビューティ、ルイーズ・オジェあたりをのびのびと育てたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
やまと
【関東】
2006/06/18(日) 08:05:15
こんにちは(^^)
見た目云々よりも、まずその場所の水はけはいかがでしょうか?
いくらその上に木箱で囲って高植えにした所で、水はけが悪ければ根腐れや生育不良の元になります。
夏に向かうこれからの時期、鉢植え→地植えでも移植にはあまり向いているとは言えませんので、休眠期に入るまでの間に下調べをしっかりされる事をオススメします。
tantan
【近畿】
2006/06/18(日) 09:56:12
やまと様
さっそくお返事いただき、ありがとうございました。
どういう状態を水はけがよいといえるか、よくわかっていないのですが、岩盤といっても一枚岩ではなく、瓦礫のようなものなので、すきまはたくさんあります。多少の大雨が降っても、水があふれることはありません。水まきしたらすぐしみ込みます。とはいえ、いままでそれほど大量の水をまいたことがないので、水はけがよいのかは判断しかねます。日当たりがよいのでむしろ乾燥のほうが気になっていました。建築当時に植えられた木(もみ?よくわかりません…)3本と低木が1種類、わたしが引越ししてから植えたローマンカモミールも順調に育っているので大丈夫かな、と思っているのですが、どうでしょうか……。
植え替えは私も冬にしようと思っています。基本的に衝動的で失敗が多いので、思いついてから考えを寝かせるようにしているため、こんな時期での質問になってしまいました……。今は、適当な木箱を物色しているところです(気が変わるかもしれませんが)。アドバイス、ありがとうございました。
やまと
【関東】
2006/06/18(日) 15:10:21
こんにちは(^^)
大雨が降っても水があふれないとの事で、ちょうど鉢底石を敷いたような状態になっているのでしょうね。
その上に木箱を置いて植え付け・・・まさに植木鉢状態だと思います。
それはそれで「ありかな〜」とは思うのですが、折角の地植えの良さが生かせないような気がするのです。
もう1点、木箱は腐食するのでステイン剤を塗る等メンテナンスが必要ですが、これがうまくいくかどうかですね。
もし私のお庭がtantan さんのお家の状態だったとしたら、男手を頼んで
瓦礫掘りに精を出すと思います(^^)
犬塚信乃
2006/06/18(日) 15:42:19
こんにちは。
地植えのバラを掘り起こした経験のある人なら解ると思いますが
バラの根は意外と深さが無く、横張りに伸びているものが多いです。
深さはせいぜい30cmくらいでしょうか?
だから、教科書には40cmくらい掘り下げましょう、と書いてあるのです。
ということで、tantanさんの家の庭は微妙なセンですが
ぎりぎり大丈夫だと思います。
出来れば剣先スコップを買ってきて、足で蹴りを入れて掘り起こす
くらいで丁度良くなると思いますが。
コーネリアとバフ・ビューティですか
良い趣味ですね。
Sub-Rosa
【関東】
2006/06/18(日) 16:26:21
穴掘りには犬塚さんお勧めの剣先スコップもいいですが、根を切る時などに使うエンピも穴掘りには便利ですので、運よく瓦礫を取り除けるようならば、スコップなどで取り除いてから植えるてみてください。
↓剣先スコップ(剣スコ)とエンピ
http://www.jflc.or.jp/06_kougu2.html
R・ひろき
【関東】
2006/06/18(日) 18:25:51
こんにちは。
似たような植え方をしています。
植木鉢の底を抜いたもの、植木鉢の穴を大きくしたもの(ちょっと壊して)、普通に植木鉢の底に網などを敷いたものに、バラを植えました。鉢は素焼きとプラスチック鉢(菊鉢)です。地面は、赤土ですが、40センチほど掘りますと、粘土層がある場所は、大雨の後はなかなか水が引かない状態になります。バラはつるばら、HTなどが何本かです。
このような状態で試したところ、
(1)一年目は、ほぼ品種に関係なく、
底を抜いたものと、植木鉢の穴を大きくしたものは、さほど育ちが良くありませんでした。(普通の植木鉢よりやや悪い程度、しかし、さほど問題にならない程度)
普通の植木鉢の場合は、ごく普通でしたが、そのなかでも、鉢底網を抜けて根が出てきたものは、調子が格段に良くなりました。
(2)三年目以降
途中経過として色々ありましたが、三年目以降は、
底を抜いたものは、地面に植えたのと同じように育ち始めました。最初の出遅れは取り戻した上に、地植に近くなりました。
植木鉢の穴を大きくしたものが、それに次ぎました。
普通の鉢から根が出たものは、あまり調子が良くありませんが、普通の鉢植程度になりました。ただ、鉢替できずに、半分くらいしか土を替えられませんので、ちょっとこれはまずかったかな、早めに根切りして、植え直せば良かったと多少後悔しています。ものにより、鉢が壊れて、完全に地植になったものもあり、それはもちろん、地植のように育ちました。
我が家も塀の無い家ですが、プラスチック鉢を下の方で切断し、底の部分を、他の鉢植の敷物にし、上の部分を、少し掘った地面の上に置いて、擬似的な地植用にしています。
植木鉢にこだわるのは、もともと植物を植えるために設計されたものであるためです。
植物を植えるためという用途を想定されていない木箱等ですと、年月がたつうちに、腐ったりして、バラにとっては、良くないのではないかと思います。
ところで、バラの根ですが、台木にもよりますが、植えて何年かたちますと、真下に直根を出して、木の状態が安定してきます。これが地植のメリットです。鉢底を抜いて植えますと、この直根が出るまで、少し時間がかかり、安定までに2〜3年かかることもあります。根に病気などがなさそうでしたら、一年目に鉢より育ちが悪くても、気長に待ってやるとよいのではないかと思います。あえて粘土層のある場所に植えたものも、ある時期にいきなり調子があがることがありました。その峠を越すと、成長が加速して、丈夫さも増します。これが起きたのは、シュラブローズと、ある原種です。(もともと丈夫だったということもありますね。)
人間の手でできるだけのことをしましたら、あとはバラの生命力を信じて、楽しみに待つのも、バラ栽培のおもしろみです。
tantan
2006/06/18(日) 20:06:59
[[解決]]
やまと様、犬塚様、Sub-Rosa様、ひろき様
ご回答をいただき、本当にありがとうございました。思いがけずたくさんのコメントをいただいて、感動しています!
木箱は確かに長期的にみたら頼りないですね。やはりできるなら地植えに、ということですね。瓦礫はスコップの先でもそこそこ割れるので(掘り返すのはラクではありませんが……)、涼しくなったらこつこつ穴を掘っていこうと思います。最初はがんばって掘ろうかなーと思ってたのですが、そこまでする?とか考えちゃって……。でも、「する!!」んですね! やります!!
ひろきさんは、いろいろと工夫されているのですね。とても勉強になりました。あくまでバラを中心に、形にとらわれず、バラにモノを合わせていくわけですね。今後どのように育てていくか、まだ決めかねているものもあるので、ぜひ参考にさせていただこうと思います。
本当にみなさん、ご親切にありがとうございました。
初心者用掲示板@園芸相談センター