ばらの黒点病について

[園芸相談センター]の過去ログです

りき 【四国】 2006/06/09(金) 12:06:42
一ヶ月ほど前にランデブーに黒点病の症状がでたので、
葉をむしりサプロール、ダコニールを散布しました。
その後収まっていたのですが、昨日から葉が黄色くなり、次々と落ちていきます。
黒点は、見られません。
黒点病なら、サプロールの散布を考えていますが、判断がつきません。
何か他の原因があるのでしょうか。
鉢植で軒下に置いています。日当たりはよいほうです。

たちつ 【近畿】 2006/06/09(金) 13:01:10
葉の寿命もあります。黒星病は葉の寿命を極端に短くさせます。
黒星病は、葉の症状は良く目立ちますが、葉の軸(柄杓)にも、茎にも出ます。 黒星病の後遺症。 バラ栽培の税金と思って我慢するか、隔離するか、捨てないと仕方がない。かかりやすいバラと、治癒し易いバラ
とかかり難い品種があるようです。
私も、苦労しています。 黄金虫と黒星病さえなければといつも思います。通りすがりには、他所のバラの葉ばかりがいやに気になります。(^_^;)



R・ひろき 【関東】 2006/06/09(金) 15:21:33
 こんにちは。
 軒下ですが、まったく雨があたらない環境でしたら、黒点病の再発ということはありません。
 葉の上に落ちた胞子が、発芽してさらに葉に侵入するのには、水滴のある状態で、6〜7時間かかります。
 軒下に雨が吹き込んで、半日くらいずぶ濡れのままということがなければ、それは黒点病ではありません。

 落葉が上から始まっているのか、下からなのかにもよりますが、黄色くなって落葉する原因として考えられるのは、
(1)サプロールについては、2〜3日ごとに何回か連用しますと、時に品種によっては落葉することもあります。
 また、乳剤などの展着成分で、葉が傷んだということも考えられます。
(2)葉をむしって散布した時期に、いつも通り(葉のあるときと同じように)水やりをしていましたら、根が過湿でやや弱り気味で葉が落ちているということも考えられます。
(3)下の方の古い葉から落葉を始めているときは、古い葉から寿命がきたということが考えれます。上のほうの新しい葉は落ちないで残ります。
(4)肥料切れ
 肥料切れというのもあります。今年になってから肥料をやっていない場合などですが、そういうことはふつうはないと思います。
(5)体力切れ
 葉が少ない状態で、もしも蕾を全部開花させていらっしゃいましたら、体力切れというのもあります。春の花は、去年の秋の花が終わってから、バラがため込んだ体力と、春からためた体力をあわせて咲かせています。(四季咲きの場合)去年の貯金だけでは、そろそろ体力切れの時期かもしれません。
(6)肥料などで根が弱った。
 肥料などが多かったり、濃かったりすると根が弱ってくることもあります。平気なバラもありますが、黒点病から回復してくるときには、一気に肥料をやらず、少しずつやっていきます。
(7)日照不足
 今回は、日当たりがよいということですから、この原因は考えられないと思いますが、日照不足だったり、日陰についた葉などは、黄色くなって落ちやすいです。
(8)ハダニ
 黄色くなる前にカスリ状になりますので、今回は違うとは思いますが、軒下などでは増えやすいので、ご注意ください。
(9)カミキリムシや、コガネムシの幼虫など
 これがいますと、いきなり黄色くなって落葉を始めることがあります。

 対処方法ですが、
 これから梅雨の間、黒点病の再発が怖い場合は、鉢土の上を少し削って、やや厚めにマルチングし、軒下で雨がかからないようにして、新芽が出てくるのを待ってください。
 落葉しはじめているということなので、水やりは、乾いてからをめどにやってみてください。マルチングしているとわかりづらいのですが。
 根元を観察して、木屑のようなものがないか、ぐらぐらしないかをみてください。
 ハダニについては、まだ緑色の葉をめくって、ルーペで見てみてください。
 肥料は控えめにして、様子をみてください。

 バラは、普通の強さの品種でしたら、この時期に全部落葉しても、新しい葉が吹いて盛り返すことが多いです。
 ほとんど落葉したら、乾いてから水やりするようにして、三週間ほど待つと、新しい葉が展開してくることがあります。

りき 【四国】 2006/06/10(土) 10:05:17
たちつさん、ひろきさん、いつもありがとうございます。
昨日もう一度よく見ましたら、下の葉は黒点なしの黄色、上の葉には黒点がでていました。
軒下ですが、雨があたらないという事はないので黒点病の再発と思われます。
ひろきさんがあげてくださったなかで、体力切れ、黒点病のでた後の水遣りの仕方などが思い当たります。
サプロールを散布しようと思いますが、予防はダコニールは3月から計4回使いましたので、オーソサイド水和剤かビスダイセン水和剤に変えよう思いますが、こちらでよいでしょうか。
又、今年購入した新苗にも同じように散布してもいいですか。
質問ばかりですいませんが、教えていただけるとありがたく思います。

R・ひろき 【関東】 2006/06/10(土) 10:46:35
 こんにちは。
 黒点が確認でき、雨がかからないこともないということでしたら、黒点病の再発と思われます。

 オーソサイドとビスダイセンでしたら、ビスダイセンのほうをお勧めします。ただ、粉が非常に細かいので、説明書を見て、装備に気をつけてください。水和剤を使うときは、市販の展着剤なら、水500ccに割り箸1〜3滴くらいを垂らしてください。
 ダコニールは6回までです。とくに耐性がつきやすいということはないのですが、回数は守ったほうがよいです。

 タイミングは、雨の前にダコニール、ビスダイセン、オーソサイドなどの予防剤とされるものを。雨の後に、サプロールやベンレート、フルピカフロアブルなどの(黒点病に対して)治療剤とされるものを散布します。雨と雨の間が近すぎた場合、説明書に混用できるというふうに書いてあるときは、予防剤と治療剤を混用しても構わないと思います。

 サプロールは、間をつめたり連用すると、多少落葉などがありますし、5回以内のものですから、他の治療剤と輪番されることをお勧めします。

 今年の新苗については、雨前の予防剤は散布しておいたほうがよいと思います。
 同じ庭のなかで黒点病が出ている場合、予防をしておいたほうが良いからです。
 治療剤のほうは、予防剤を撒く前に、風を伴った雨などが吹き付けていましたら、症状が出ていない場合でも、使っておいたほうが良いことがあります。あるいは、黒点病のバラの近くに置いてあったりした期間がある場合です。
 胞子が発芽侵入後、目に見える黒点になるには、3〜6日かかります。風を伴った雨のあとや、近くに置いていた場合は、一種の潜伏期間とも考えられますので、治療剤を使っておいたほうが無難なことが多いです。

りき 【四国】 2006/06/10(土) 12:28:03
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ひろきさん、わかりやすく説明していただいてありがとうございます。
さっそく教えていただいたとおりやってみます。


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