スパティフィラムの花をさかせるには?

[園芸相談センター]の過去ログです

洋子 【九州】 2006/05/01(月) 14:43:43
 3年前?に株わけし、葉はよく茂っています。が、白い花が一度も咲きません。主に部屋で管理しています。時々、屋外で日光浴させ、肥料もときどき与えています。(液体の観葉植物用と白いボール錠の物)
   別名が、『幸福の女神よ!』と娘に話し、咲くのを楽しみにしているのですが・・・・今年も無理なのでしょうか? 今からなのでyしょうか?・・・・ アドバイス御願いいたします!!( 尚,日当たりは良い、カーテン越し位を目安にしています!)

くあーる 2006/05/01(月) 16:50:31
3年前に一度株分けしただけですと、きっと今も根がパンパンになっているのではないでしょうか?。
根詰まりさせると花付は悪くなります。

再度株分け、植え替えしましょう。
古い葉を少し整理し、弱々しい芽も取り、すっきりさせた上で
新しい土を入れ植え替えてみてください。
今ある鉢を半分にし、長く伸びた根を3分の1程度切り落とし、
あとは土をつけたまま、同じ大きさの鉢に新しい土を入れ、植えつけます。
もし大鉢仕立てにしたければ、一回り大きな鉢に株分けしないで植え替えてもいいでしょう。がちがちに根が回っている場合は、表面を少しほぐして新しい土となじみが良くなるようにします。
日照は日の入る窓辺で十分ですね。有る程度明るいほうが花付は
よくなります。

なお、時々外に出して日光浴、はやめたほうが無難ですよ。
理由は、
普段より強い光に当てると葉焼けするおそれがある。
冬などは暖かいと思っても思わず冷え込んだりして株を傷めてしまう
からです。
植物は普段の環境で最大限に光を効率よく利用できるように葉を作っています。それより強い光にいきなり当てると光を受け止めきれず、ひどいときは葉を焼いてしまいます。また、冬は人間は暖かいと思っても、風が当たると思いのほか冷え込んだりもします。

普段の環境より弱い刺激になるのはまだしも、強い刺激は百害あって一利なしです。
普段から必要な光を確保するようにしましょう。カーテン越しでなくとも窓越しの光でよいとは思います。この場合も曇った日などから初めて光に慣らす必要があります。

洋子 2006/05/02(火) 07:46:39
[[解決]]
(くあーる様)回答有難うございます。早速、取り掛かりたいと思います!店頭で見るスパティフィラムの花もきれいですが、やはり自分で育てている物の花を見るのも格別な喜びですね!!頑張ります!!

ぽー 【関東】 2006/05/02(火) 08:54:59
「解決」がついていますが・・・

根詰まりや日当りに関しては、くあーるさんがお書きの通りですが、私はもう1点、肥料が気になりました。
>液体の観葉植物用と白いボール錠の物
とありますが、観葉植物用の肥料は、花を咲かせる植物には向きませんよ〜。
去年は咲いたけど今年は咲かない・・・というのなら、根詰まりが大きな原因かなと思いますが、3年間一度も咲かないとしたら他の原因があるはずです。
いちばんあやしいのが肥料かな、と思います。

「初心者板」の質問なので、もしかしたら肥料のこともあまりご存じないかと思って書きますが、液肥でも固形の化成肥料でも、いろんな種類がありますよね。それぞれ特徴があるんですが、いちばんの違いは成分の割合です。

肥料成分のなかで重要なのは窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)で「肥料の三大要素」と呼ばれ、それぞれ役目が違います。簡単に言うと
・窒素(N)は、主に葉を育てる
・リン酸(P)は、花や実を育てる
・カリウム(K)は、根を育てる
と考えてください。

肥料会社は目的に応じてこの3成分の配合を変えて販売しています。
どんな肥料でも、必ずこのN−P−Kの割合が容器に書かれていますので、洋子さんも、お使いの肥料の配合を確認してみてくださいな。

観葉植物の肥料だと、葉をきれいに育てるのがいちばんの目的ですから、N多め。
花用の肥料なら、P多めになっているはずです。
たとえばハイポネックスの液肥と化成肥料(プロミック)の成分比は、
・ハイポネックス原液(一般用。花にも使う):N−P−K=6−10−5
・ハイグレード観葉植物:N−P−K=7−4−4
・プロミック草花・鉢花用:N−P−K=8−12−10
・プロミック観葉植物用:N−P−K=10−8−8
(別に私はハイポネックス社の回し者ではありませんが、いちばんポピュラーなメーカーなので例に挙げました^^;)

スパティフィラムはふつう観葉植物に分類されますが、花を咲かせたいわけですから、観葉用の肥料だとNが多すぎるんです。
Nが多いと「葉ばかり茂って花が咲かない・咲きにくい」という現象が起こります。これはどんな植物でも同じです。
というわけで、スパティフィラムにはPの配合の多い肥料をやってくださいね。

肥料についてもっと知りたければ、
http://yasashi.info/index.html
この真中へんにある「栽培の基礎」→「肥料について」をご覧ください。

洋子 2006/05/04(木) 20:30:33
( ぽー様) アドバイス有難うございます。 実は、気になってスパティフィラムの事を今調べていました。今年は無理かな?と思いつつ@先ずは植え替えをして・・・・〈もちろん、アドバイスどうりに!)
 A 肥料も研究して・・・・!
 今週には取り掛かる予定です。尚、店頭では今花が咲いていますが、花は今なのでしょうか?そうであれば、ややがっかりです。来年こそはとの思いです。なぜか、花の時期が調べて判りませんでした。

ぽー 【関東】 2006/05/05(金) 14:23:38
花の時期は、適度な温度と日照があれば周年可能なようですが、一般の家庭では初夏を中心に春〜秋が花期。暖地なら、もうつぼみがふくらんできている時期ではないでしょうか。
(人ごとみたいに書いているのは、うちのスパティは去年バカ猫に執拗にいたずらされて根がいたみ、まだ養生中。花なんてとても・・・という状況なのです・・・^^;)

園芸店では一年中、開花株を売っていますが、これはジベレリンという成長ホルモンを使って開花処理している場合が多いみたいですよ。
http://www.jic-gifu.or.jp/np/newspaper/graph/9702/9702011t.htm

なお、スパティフィラムはある程度株が充実していないと蕾ができません。葉っぱが○枚できるごとに蕾が1つつく、なんて話を聞きます。
なので普通は、花が終わってから株分けするものだと思います。

洋子さんのスパティは、いま株分けしてしまうと、おそらく今年の花は望めないでしょうね。
私だったら、とりあえずリンの多い肥料をやって、運よく咲いたら花後に株分け。ダメな場合でも2か月ぐらいは待って様子見します。
ジベレリン処理は、初心者にはオススメしませんが、リンをたくさん含む「開花促進用肥料」なら試してみてもいいかも。

開花促進用肥料で手に入りやすいのは↓コレかな。大きな園芸店、ホームセンターに置いてあります。(何度も言いますが、私はハイポネックスの回し者ではないですよ〜)
http://www.hyponex.co.jp/catalog/04/index2.html


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