メネデール使用後、元気がなくなってしまいました。与え方を間違えたのでしょうか?

[園芸相談センター]の過去ログです

Cotton 【関東】 2006/04/28(金) 09:03:39
パキラ・フィランサス・鳳凰木実生苗・ゴールデンシャワー実生苗・オリーブ・等、3月にメネデール100倍液を2度与えたところ、幹が徐々に赤茶っぽくなり、パキラは葉が落ちてしまいました。今も日に日に状態が悪くなっています。 新芽も出ません。。。*2リットルのペットボトルにキャップ1杯なので、濃度は間違いはないと思いますが、間隔が1週間空いてなかったのか、与えた量が多すぎたのか、わかりません。このまま枯死してしまうのでしょうか?(T_T) どうしたら元気になりますか?
パキラ・フィランサスは『メネデール』を与えた以外は例年同じ環境で過ごしています。実生苗は昨年発芽したもの、オリーブも昨年苗を購入しました。

ハッピ−マン 2006/04/28(金) 10:47:44
Cottonさん、おはようございます。メネデールというのは、元気がなくなってきたときに使う活力剤ということですが、どうなんでしょうね。

メネデ−ルは鉄剤ですよね。植物の三大栄養素はチッソ、リン、カリでしたね。では鉄はどんな役目をしているのでしょうか。知っていることを少しだけお話ししますね。

@鉄は植物が葉緑素を作るときの手助けをします。葉っぱが黄色くなってきたとき、その原因はいろいろあってすぐにはわかりませんが、鉄の不足が原因かどうかを調べるには、硫酸第一鉄の超薄い水溶液を黄色い葉の一部に塗って観察します。その部分が緑になれば鉄が不足していると判断されます。また鉄が不足した場合、植物の上のほうの葉が黄色くなる傾向があります。

A特殊な土は例外として、普通の土の中には、アルミニウムが一番多く、次に鉄分が多く含まれています。ですから鉄はいっぱいあるのですが、土壌のPHが5以上のときは、水に溶けにくい固体(水酸化物)になっています。PHがたかくなるほど溶けにくさは大きくなります。

B植物の根っ子は水といっしょに養分を吸収します。ということは、養分は水に溶けていなければ役にたちません。しかし、土の中の成分が水に溶ける形でいつも存在していると雨が降るたびにどんどん流れ出してしまいますよね。

C鉄は、金属の鉄のほかに、Fe2+とFe3+というイオンの形で存在しています。世の中人間関係の悩み事がありますよね。人と人との関係は複雑ですが、それと同じ?ように土の中でも色々な元素が関係しあっています(笑)。Fe2+というのは、他の元素を植物が吸収しやすい形に変えて自分はFe3+になる性質があります(理科では還元でしたね)。でも残念なことに植物の根っ子はFe2+のほうが吸収しやすいのです。

D植物が必要としている鉄の量は、チッソ、リン、カリの必要量の千分の一ぐらいですから、よっぽどのことがない限り特別にあげる必要はありません。最近の研究では、堆肥が出来る過程で土の中にあるFe3+がFe2+に変化して安定することが分っています。堆肥は土を良くすると聞きますが鉄分の吸収をよくして葉緑素を作りやすくする効果もあるのです(有機肥料とはまた別ですから勘違いしないでね)。

Eでは、鉄分が多すぎた場合はどうなるか? 「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。植物の体内に鉄分が過剰に吸収されると、植物の体はほぼ中性ですから鉄は個体になってどこかに溜まることになります、Aの話です。また三大栄養素だといってリンだけをたくさん与えるとリンサン鉄という個体物質ができて、せっかく吸収したリンと鉄の両方が役に立たなくなります。人でいれば結石みたいなものかな。

長いお話になってしまいましたが、結論をいえば、土壌のPHが高くなる(アルカリ性)につれて植物のミネラル成分は個体となって吸収されにくくなる。またPHが低くなる(酸性)と土壌からの流失が多くなる。植物の生育に適した土壌PHは普通6〜8の範囲ですが、これは地球環境の自然の微妙で力強いバランスと合致していますよ。でも人間の自然破壊によってPHは低い方へと傾いています・・・モノが溶け出す方向ですね。

Cottonさん、根土に一度水をたっぷり与えて、その後は、乾いたら・・・与える式で様子を見ることでしょう。余談が長くなりました。

Ryu. 【関東】 2006/04/28(金) 16:32:11
とりあえず、過剰投与は間違いないでしょう。
(過剰摂取に関するハッピーマンさんの説明は動物には当てはまるのですが植物には? 植物の鉄分過剰に関する情報はほとんどなく、鉄分過多な土壌では植物は一部を除き育たないという情報があったのみでした)

かつてある大型園芸点で暇に任せて店員と話をしていた時に、メネデールを土壌潅注するなら200倍程度に希釈と言われました。
100倍での使用は限定的なもの(移植、挿し木など)と考えた方がいいようです。
ちなみにメネデールの主成分は2価の鉄ですがそれ以外の成分についてはまったく公表されていないので、その点からも過剰投与は避けるのが賢明といえます。

犬塚信乃 2006/04/28(金) 19:13:47
タイトルに全てが包括されているではありませんか?
ご自分でお解りの様です、即ちメネデールなるものの
施用を中止すれば事足りることなのではないでしょうか?

deepsea 【東北】 2006/04/28(金) 19:53:15
あくまで私の知っていることを...

メネデールは簡単に「鉄」が与えられるということで良く使われるようですが、果たして今まで使ってみた結果、植物に吸収されやすい形の鉄なのか、大分疑問を持っています。しかも「肥料」ではなく「栄養剤」なので成分表記の義務がなく、成分の実態ははっきりいって謎です。

ただ、成分を実際に分析したデータをお持ちの方に聞いたことがありますが、メネデールは「ハイポネックス活力液」の1/5しか鉄が入っていないということです。コストパフォーマンスからみたら、メネデールの必要性はないと思っています。

成分の内容がはっきりしないものを使うのは、私も怖いです。避けます。

最後に、ひとついえることは、元気がなくなったからといって肥料、栄養剤、そういうものを与えるのはダメですね。人間でも具合が悪いときにご飯を沢山出されても食べられないのと同じです。今回の場合はメネデールの成分がどうあれ過剰投与でしょうね。

ハッピ−マン 2006/04/28(金) 20:25:42
H.C.で販売されている大方の活力剤の主な成分については、概要は判明しています〜♪。しかし、お話にあるように本当に効果があるのかどうか?、どの成分が有効なのか?などが判明していないのでいい加減なことは言えないのが現状です。ただ鉄分は葉緑素の形成に必要不可欠なことだけは確かです。Ryuさん、植物の鉄分過剰の影響はかなり調べられていますよ。また鉄分過多な土壌でも大体の植物は育ちます(テクニックというか技術は要りますが〜)。その逆に土壌そのものがなくても植物は育てられます。

栽培の基本がまず第一です。メネデ−ルが原因で弱ってきたのかどうかも怪しいのです。自分の大切な植物には、対処法がはっきりしているものを使うのが基本です。


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