うどん粉病 カリ分について素朴な疑問
ラッキーkiki
【関東】
2006/04/27(木) 16:09:30
お世話になります。
早速ですが、素朴な疑問にお付き合いください。
先日、初めてバラ専用の土を購入しましたら、うどん粉病の説明に「カリ分不足で発生する」と書かれてありました。
ということは、いつも液肥はハイポネックス原液を薄めて与えていたのですが、未然に防ぐという意味では微粉ハイポネックスのほうが効果が高いのでしょうか。
また、現在お米のとぎ汁+さとうきびの砂糖を混ぜたもので、せっせと撲滅運動をしているのですが、(本当は黒砂糖がいいみたい)
さとうきびの砂糖の成分表を見ると、カリウムが上砂糖2mgと比べて232mgと書いてありました。
ということは、うどん粉病の対策としてこのお砂糖を薄めて与えれば効果があるのか?という疑問に達したのです。
馬鹿だなぁと思われるかもしれませんが、自分の知りえる範囲での結論です。
どなたかご教授ください。
ラッキーkiki
2006/04/27(木) 16:10:35
すみません。上砂糖ではなく、上白糖の誤りです。
たちつ
【近畿】
2006/04/27(木) 17:11:04
バラは、農薬会社の為に生まれてきたようなものと割り切った方が楽。
食べるものではないので、仲良くお付き合いしましょう。
砂糖は蟻を集めますから、蟻はアブラムシを連れてきたりします。
又黄金虫を寄せ付けたりもします。うどん粉病は、弱い病気ですが、繁殖力が旺盛で、若葉や大切な蕾まで傷めてしまいます。
農薬カリグリーン(炭酸水素カリウム)の誤訳・拡大解釈がうわさのうわさを呼んで伝達されたものでしょう。デマと考えた方が良い。
炭酸水素カリウムはラーメンの黄色い色。
重曹・ベーキングパウダー・膨らし粉は、炭酸水素ナトリウムで親戚です。まだこれを溶かして、葉面散布したほうがましかもね。
乾燥剤の上澄み液とか。
(隅っこの若葉に霧吹きして、パッチテストが必要。使ったことが無いので濃度・希釈倍率が不明のため。)
http://www7.plala.or.jp/organicrose/lowtoxic.htm
農薬のカタログ最新版がホームセンターなどに無料であります。3部ほど貰ってくれば良いかも。大変便利です。
久々に、マトリックス表が印刷されています。(^^♪
住化タケダ園芸 2006-3月改訂版。
たちつ
【近畿】
2006/04/27(木) 17:23:38
石灰はコンニャクの凝固剤とか、胡椒が高いので増量剤として混ぜてある粗悪品も有る。昨日は、硫化鉄?が流れたとか云って、石灰を川に撒いて中和していました。重油が流れるよりかはましでした。(^_^;)
R・ひろき
【関東】
2006/04/27(木) 18:42:20
こんにちは。
ご質問の液肥は、両方使ったことがあります。液肥を中心にせず、置き肥(有機肥料でも化成でも)を中心にしていたためか、そんなに差はありませんでした。また、液肥自体に病気の防除効果はありません。
窒素過多で葉がやわらかく大きくなり、うどんこ病が酷くなるということはあります。この場合も、よほど無理なやり方をしない限り、常識の範囲であげていれば、それほど問題にはならないと思います。大量の有機肥料とか、大量の硫安、尿素、などです。
カリ分が足りていても、うどんこ病が出ないわけではありませんでした。そのバラの土を使い、重点的にカリ分を追肥していっても、うどんこ病が出るときは出るのです。むしろ、品種差のほうが大きいです。カリが過多になっても、植物には良くないのです。
さとうきびの砂糖を溶いて葉面散布した場合、そのなかのカリウムが、バラという植物が吸収できる形になっているかどうかはわかりません。また、量の問題で、精製度の高い上白糖と比べると、たしかにさとうきびの砂糖のほうがカリ分は多いですが、実際に、他の資材と比べた場合、どうなのかということもあります。もしかすると、精製度の高い上白糖と比べたから高いのであって、資材としてみると、あまり高くない方かもしれませんよ。さとうきびの砂糖は、植物の葉面散布用に作られたものではないので、その説明書きはどこにもないのです。
このへん、確実性を求めるなら、液肥もお使いのことですから、葉面散布用の液肥を使われてもよいかと思います。カリグリーンも葉面散布すれば、肥料にもなります。カリグリーンはカリ分を補給しながら、うどんこ病の治療もできるように作られています。カリグリーンが作られた、開発された経過を調べますと、効果を出すために、本当に手間がかかっているといいますか、がんばって作ったんだなというのがわかります。さとうきびの砂糖や、黒砂糖を溶いて噴霧して、同等の効果が出るということは、まあ無いのではないかと思います。
でも、こう書いてしまいますと、おもしろみも何もないのです。趣味の園芸なので、いろいろやってみるのも楽しいのです。私はいつも農薬を勧めるほうなので、農薬しか使っていないと思われがちなのですが、実は違いまして、他人にはお勧めしませんが、何年か前には、黒砂糖を散布したこともあります。翌日、効果があったかなと庭に出るのが結構楽しかったです。カリグリーンのような農薬を使っても、展着剤などを入れないで散布したり、農薬だと思って、びびって散布したりしますと、散布むらが出来て効きにくくなりますから、砂糖等を使って、しっかり粉を吹いたところにも散布できるなら、個別の現象としては、そちらのほうが効くというようなこともあります。こういう経験談を交換するのも、また楽しいものです。同じような談義で、セッケンや台所洗剤の効果の経験談などもあります。
あまりお役に立てなくてすみません。みなさまのいろいろな経験談などが聞けるといいですね。
りっこ
2006/04/27(木) 22:23:04
うどん粉病、本当にやっかいですね。当方の菜園もいつもうどん粉病との戦いです。うどんでもできないかを思うくらいでした。でも不思議と8本くらいあるバラには発生しません。そのかわり20本くらいのクコにびっしり付き退治するのに3年かかりました。今年は付いていません。3年間はなにをかけてもだめでした。半分ほど撤去して冬にヌカを付近の地面にもわんさかぶっかけて様子をみたらなくなりました。ひどいときには野草(ホトケの座)もうどん粉病でした。神も仏もあったものではありません。野菜での発生が多いのははカボチャとプリンスメロンがうどん粉病の被害者ですね。菌は空中のいたるところにいますのでやはり植物に体力がないと発生しやすくなるようです。又、乾燥がすきなようで幾分湿度が高いと発生は軽減するようです。
ラッキーkiki
2006/04/28(金) 06:09:22
[[解決]]
たちつさん、R・ひろきさん、りっこさん
無知ゆえの質問に、丁寧に答えてくださってありがとうございます。
もともとモッコウバラを育てていて、うどん粉を見たことがなかったのですが、最近ミニバラに始まりバラ大株にも手を出し、考えることが多くなりました。
ご紹介くださったHPも、とても興味深く、また体験に基づいたお話も貴重でありがたかったです。
知識不足はもちろんですが、経験も必要ですね。
どうもありがとうございました。
初心者用掲示板@園芸相談センター