バラの茎に入る虫
そらまめ
2006/02/25(土) 17:08:29
数年前、庭造りをはじめたときには何もかもが小さい苗で殺風景でしたが、木々も大きくなって手入れが大変になってきました。ツルバラも大きく育ってくれ、毎年愉しみです。でも、この2、3年、ツルバラの茎に虫が入って被害が大きくなってきているので困っています。ツルの整理をするときに気がついた部分は切ったり、薬を注入したりしていますが、なかなか気がつかず手入れが行き届きません。
カミキリムシをみつけたときには排除しているのですが、茎に入る虫はカミキリムシの他にもあるのでしょうか?
この被害からバラを守るために適切な防除法と時期をアドバイスいただけるとうれしいです。
R・ひろき
【関東】
2006/02/25(土) 19:16:23
・キオビヒメハナバチ
発生時期5〜8月。太めの枝の髄に産卵。切り口(髄)に被害が出る。2センチくらいの蜂。
・クダマキモドキ(卵)
5ミリ以上の枝に複数産卵。夏過ぎから秋まで。枝の途中に被害が出る。被害跡は、縦4センチほどで、縦傷のふちにかすかにおがくずのようなものが付着。
親は大きめで、飛来するタイプですので、殺虫剤は効きにくいと考え、キオビヒメハナバチについては、太い枝を切った部分に、癒合剤などを塗り込みました。(年間1〜2本)癒合剤は剪定のときに塗り込みました。
クダマキモドキは、成虫が新しいシュートの中ほども食害しますので、見つけたら放り出していますが、なかなか被害がなくなりませんでした。(昨年は4本ほど)
もうひとつ、太い枝の途中(地上1、2〜1、5メートルくらい)を真横に少し切り込みを入れて、中に産卵するものもあります。横に切れた部分におがくずのようなものが付着していました。これの正体がわからず、どの虫を追い払ってよいのか不明です。(季節は晩春から秋口でした。被害は年間1本くらい)
卵を産み付けられた枝を切る、成虫を放り出す、太い切り口に癒合剤をあらかじめ塗るという方法で、何年かやっていますが、被害は気になるほどではないのですが、なかなか0にはなりませんでした。
そらまめ
2006/02/26(日) 01:28:43
R・ひろきさま、ありがとうございます。とても助かりました。
やはりいろいろな種類の虫がいるんですね。うちで被害の多いのはクダマキモドキのような気がします。冬になって誘引のときに枝を曲げようとするとぐにゃっと折れてしまい、気がついたり、新芽の出方が少ないことではじめて気がついたりです。成虫がどんなのか調べてなんとか被害を減らしたいものです。
R・ひろき
【関東】
2006/02/26(日) 09:49:02
こんにちは。
クダマキモドキは、キリギリスの仲間で、ちょっと尖ったような面白い体型をしています。検索するといくつか出てきます。なかなか特徴的な虫なので、一目でわかりますよ。バラのシュートや、柔らかく伸び出した枝を、横囓りにばくっとやることもあります。
この虫は、バラ以外にも産卵しますので、近くに金木犀などがありましたら、秋以降、枝を調べて、卵を産み付けられた部分を切り捨ててください。ミカンにも産むようなことも聞いています。
そらまめ
2006/02/26(日) 14:17:41
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R・ひろきさま、ありがとうございます。教えていただいた虫をいろいろ調べてうちのバラも改めてよくみてみましたら、たしかにクダマキモドキの卵を産んだ跡も多いのですが、キオビヒメハナバチの害のほうがもっと多くて深刻なようです。おがくずのようなものが着いているところを拭ってみると針で刺したような小さい穴があり、そこから茎の芯が侵食されていっています。太い枝の1/3くらいを切ってしまうことになってしまったものもあります。
クダマキモドキはずっとキリギリスだと思っていました。グラス類を食べるというイメージしかなかったのでたいして気にも留めていませんでした。ちょっとびっくりでした。キオビヒメハナバチは地味で、似たものも多いようなのでなかなか見分けがつきそうにありませんが、どちらの虫もこれまでバラに害を与えているという認識がなかったので、正体が判っただけでも違ってくると思います。たいへん参考になりました。どうもありがとうございます。
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