雑草の処理方法は?

[園芸相談センター]の過去ログです

ふそう えみ 【関東】 2006/02/09(木) 12:41:29
表題の通りの質問です。
刈り取った雑草を生のまま穴に埋めるのと、一度焼却した後、焼却灰を撒くのとではどのような違いがあるのでしょうか?

生のままだと分解に時間がかかりますが、植物の全成分が再利用(肥料化・土壌改良化)されると思っています。
灰にすると、効果は早いが、植物の極一部しか再利用(肥料化)されないのでは?と思っています。

現在は近くの空き地から刈り取ったススキ・クズなどをマルチングを兼ねてそのまま地表に置いたり、穴を掘り埋めたりしています。

皆様はどのようにされていますか? また、私の解釈はこれで良いのでしょうか?

たちつ 【近畿】 2006/02/09(木) 14:28:22
>ススキ・クズ
は不味いですね。生乾きで大量だと、挿し木繁殖する場合も多い。
火あぶりの刑ですね。又種が付いてくれば実生繁殖。一度生えれば駆除がしんどい。

焼却した灰は、無機物質で、カリや炭素(炭)を主成分として色々な微量成分が混ざっています。一般的に水に解けにくいので長期間残留します。風化。(土壌の酸性と水)してイオン化(根に吸収される)する。
又 土を固める作用やほかの物質と化学反応して、水を浄化し沈殿させる。(有益なイオンをも固体化する)

腐らした堆肥は、微生物によって分解される。分解の途中で、殺菌したり、土を柔らかくしたり、色々な物質を土に戻したり、色々な生物の住家や生物連鎖を引き起こす。有害(害虫)な場合もあれば、有益(益虫)な場合もある。比較的自然な生態なので、最近は見直されている。中長期的に効果がある。

化成肥料は、植物にとって必要な成分を早くイオン化するように、開発されたもので、必ずしも植物にとって必要な栄養の全てではない。(一部分・限定品)

栄養剤と水だけでは、人間は生きていけない。やはり何がしかの、有機物を食べなければならないようなもの。

雑草の堆肥は、有益には違いないですが、種が混ざっていると、種を蒔くことになる。雑草の種は概ね30年は生存すると言われています。
雑草堆肥は、蕾の付く前に、利用すれば尚良い。
便利とは、表の利便性であって、その特性を理解しないと、害もある。
何事も、表もあれば裏もある。日当たりもあれば、日陰もある。

ハッピ−マン 2006/02/09(木) 17:12:24
ふそう えみさん、こんにちは。
たちつさんのお話しのように、植物をそのまま埋めると種が落ちることもあるので要注意ですね。埋めたあと土中で分解してゆけば、窒素分も幾分含めた形での肥料になりますし、土壌改良の効果もありますよ。ただ肥料としては自然まかせなので時間がかかりますね。
植物を焼いた灰は、無機物になっています。また普通はアルカリ性になります。もちろん肥料の効果はあります。多量に撒くと悪い場合もあります。化学肥料がない時代に行われた焼畑農業はこれに近いでしょうね。
わたしは、茎葉が長く硬くて分解しにくいものを、鉢やプランタ−の底に埋めて使ったりしています。ちょうど一年ぐらいすると堆肥化しているので根鉢ごとまぜて再使用することもあります。

みさ 【東海】 2006/02/09(木) 17:57:54
私の地域では条例で焚き火は出来ません。
以前は灰が欲しくて、剪定枝や枯れ草など燃しながら、もっと燃やす物は無いかと物色したほどです。
今は片手にごみ袋持ち抜いた草入れています。
封をしておくと、季節によりますが、いつの間にか量が減って泥になります。
肥料としては期待せず、培養土と混ぜて使っています。
種が生きている場合が有るので、古い順に使ってます。

メイ 2006/02/09(木) 22:27:00
こんばんは、ふそうえみさん。私自身、いま欲しいものベスト5内なんですけど、場所はとるけど、堆肥をつくるボックスはどうしょうか。市によっては無料で貸し出してくれるところもあると聞いたことがありますので買う前にまず問い合わせしてみた方がいいかもしれませんが。自宅で出る生ごみも入れれていいなと思っているのですが。自分で作れないこともないと思いますが、やっぱり生ごみを入れるのでニオイの問題があるでしょうし買ってでも価値あるのではと思っています(^^)

たちつ 【近畿】 2006/02/09(木) 22:45:21
灰が必要なら、電話帳で、炭屋を探して、うなぎや・炉端・焼き鳥屋さんをあたれば、もらえると思いますよ。
昔は瓦屋さんで粉炭を安く売っていた。

R・ひろき 【関東】 [URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~mham] 2006/02/10(金) 07:47:04
 こんにちは。
 私は、主にバラを育てています。地域はたき火禁止のため、自作の灰を作ることができません。
 雑草は、自宅庭の裏の雑草が生えている場所に集めて捨てています。

>刈り取った雑草を生のまま穴に埋めるのと、一度焼却した後、焼却灰を
>撒くのとではどのような違いがあるのでしょうか? (改行位置変更)

 焼却灰は、元の植物にもよると思うのですが、化成が添加されていない草木灰(園芸店で販売しています)のような使い方をしてはと思います。

 雑草のほうは、生のまま使いますと、良くないこと(注1)がありますので、堆肥にされることをお勧めします。堆肥にする過程で、一定の高温になれば、病害虫の卵や、雑草の種が死滅することがあります。
 私は堆肥作りはしていませんので、詳しく調べておりませんが、堆肥にしないほうが良いものもあります。

 次に雑草によるマルチング、これは、やっておりません。
 特に夏場など、雑草にはハダニがいますから、バラの根元に抜いた雑草を敷いて萎れさせてマルチングにしたりしますと、バラが下の葉からやられることがあります。このへんの仕組みを知りたい場合は、「ハダニ おもしろ生態とかしこい防ぎ方  井上 雅央著 農文協1993」を参照してください。空き地から草を持ち込むと、空き地の虫やハダニ(冬なら越冬中のもの)も持ち込むことになります。

 ちょっと神経質に思われるかもしれませんが、なるべく殺ダニ剤は使いたくないので、抜いた雑草の後始末や、持ち込みにも気を使っています。育てているものが、バラ中心だからかもしれないですが……。

 堅苦しい話を書いてすみませんでした。


(注1)
 刈り取った植物を、そのまま土の中に入れますと、直後に三つの害があるということが、以下の本に書かれています。
 土作りは、イメージで語られることが多いのですが、やり方により、植えている植物に害になることがありますから、できれば、一度調べたほうが良いと思います。
「土壌微生物の基礎知識 西尾道徳著 農文協1989」
 生のものを、育てている植物に近い場所に埋め込むと、あまり良くないように思います。日数をあけるなどのことが必要です。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/02/10(金) 07:55:09
>マルチングを兼ねてそのまま地表に置いたり
 これが、自然に近くて、労少なく、効果抜群でオススメす。
 HP有機自給園のなかで、敷き枝堆肥として載せております。

ふそう えみ 【関東】 2006/02/10(金) 07:56:18
たちつ様他、皆様ありがとうございます。
ススキは夏過ぎの未だ穂が出ない前に刈り取り、地中に埋めます。また、クズ(及びススキも)は12月に刈って1月下旬か2月に使用します。(マルチング及び地中用。)軽トラックで数回運ぶだけの量があります。
両者とも繁殖力の強い植物ということは理解しています。(頭の中だけかも?)
一番期待しているのは土壌改良効果です。場所は山を崩し、整地した土地でなおかつ、粘土質の土が混ざっています。
今はムクゲが10本あまり植わっていますが、種を植えてから2年経つのに20cm前後にしか育っていません。
家庭用コンポストでは量が少なく、花壇程度にしかなりません。
お金を掛けず、なおかつ有機物でということでこの様になりました。

雑草の繁殖には今後とも注意いたします。

タネツリ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2006/02/10(金) 08:04:32
>私の地域では条例で焚き火は出来ません
 実際の運用は、役所の環境主管課へ問い合わせると、違う場合があります。次に詳しく書きました。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/fire/fire.htm

ハッピ−マン 2006/02/10(金) 09:17:14
植物を土に埋めて利用する場合には、埋めた植物が分解されて何がしかの効果を期待してのことですが、埋めた植物を分解する微生物は呼吸のために酸素を消費しますから、理屈上、部分的に酸欠になります。また分解をする微生物は、人間が選択することができないので有害性のあるカビなどが繁殖する可能性があります。そして、場合によっては昆虫などの幼虫の寝どころになる可能性もあります。
これらのリスクを完全にクリア−しながら園芸に取組むというのもひとつの姿だと思います。一方、植物には虫がつきものだし、多少の被害は税金と覚悟して臨機応変に対応するという姿もあるかと思います。山野で繰り返されている自然の形態からどれだけ離れた形で園芸をするかは園芸の大きさにもよりますが、基本は園芸をされる方の考え方ひとつです、要するに、なにかにつけ危険予知ということを怠ると痛い目をするのは、まず植物であって園芸マンではありません。
最近、うちのじいさんが、盆栽の剪定をするとき、「そんなら切らしてもらいます、〜ここも切らしてもらいます〜」などと木にいいながらパチパチ切っていたのを思い出している次第です。
ところで、ふそう えみさん、わたしも植物を土に埋めるのが好きな人種なんですよ〜。

たちつ 【近畿】 2006/02/10(金) 14:20:33
焚き火の禁止条例は、温暖化防止の名に借りた方便。

煙たい・洗濯物が干せない(隣近所) とクレームが多く官庁も根本的な対策が採れない(民事不介入)とダイオキシンの発生の懸念。(騒ぐ割に意識や知識が無い。私も同じ)
其処で、ダイオキシンで、恐怖をあおり、地球温暖化で納得させた 簡便的庶民苛め法。野焼きの方が地球全体としてのエネルギー消費はかなり少ない。ゴミを燃やすのに、可也の石油を使う。最近は、焼却エネルギー不足の為(燃えない)生ゴミにプラスチックを混ぜるよう薦めている
焼却施設もある。学者が野焼きはーの罪悪性を強調しすぎる。本質は無秩序な乱開発に拠る草木の消滅。しかしそれでは、窮屈で理解させにくい。だから方便として、野焼きが悪いとマスコミで流す。開発は自分のことで甘く、野焼きは他人事で厳しく観る。物事の善悪の見方違い。
第一。鳥インフルエンザも大量なら、埋めたり・ガソリンを掛けて野焼きしている。その時その時で、基準が変わる。いい加減なもの。
 と考えます。

みさ 【東海】 2006/02/10(金) 16:28:01
条例をクリアする方法が有っても、焚き火が禁止されるような悪ではないとしても、近隣とトラブルは避けたいです。
煙のあの匂いが好きでした。
しゃがみ込んでボンヤリするひと時が好きでした。
花後の始末、雑草、剪定枝。みんな燃やせればどんなに楽でしょう。
上から枝を入れるとチップになって出てくるという機械も買いました。
しかし、振動、騒音酷く、枝もぶんぶん振れ回り危険でした。
二、三回使った後、リサイクルショップに持ち込みましたら、買い手が付きにくいとの事で無料でした。

ハッピ−マン 2006/02/10(金) 17:29:15
わたしは、小枝は燃やしています。野菜くずは畑に埋めています。落ち菜は刈った草と一緒に腐葉土にしています。一番近いお隣さんまで100メ−トルということで、毎朝、日が昇る頃にあちこちで紫色の煙が立ち昇っています。でも、こんな田舎でも野焼きは禁止ということになっています。
お役所仕事は「木をみて森を見ない」、どころか、森もどこにあるかさえ知らない状態。恐ろしいほど視線がぶれている。
みささんの回顧調のお話しを読んで、季節の匂いがなくなりつつあることに一抹の寂しさを感じました。農耕民族の遺伝子は、四季折々、ものは大地から生まれ、また大地に帰るということだと思うのですが、年中一定の生産をする工業化の遺伝子の強さにはかなわないようです。

ふそう えみ 2006/02/10(金) 18:27:56
[[解決]]
皆様多くのアドバイスをありがとうございました。

各地の野焼き規制は、私個人は『役人の責任逃れ』以外の何物でもないと思っています。
一口に『プラスチックゴミを燃すとダイオキシンが発生する』と言ってもポリエチレン(PE)など塩素を含まないプラスチックをいくら燃してもダイオキシンは発生しません。

塩素が何に含まれていて、何に含まれていないかは、化学の知識がないと区別しにくいことではありますが……。

食品のラップフィルムでは塩化ビニリデン製(商品名:サランラップ)はNG
です。しかしPE製のラップ(商品名は思い出せません)ならOKです。
使い易さではサランラップの方が使い易いですが…。

皆様にお願いします。間違っても塩ビ(塩化ビニル)製の散水ホースは燃さないでください。非常に有害です。
ダイオキシンが問題になるはるか以前に、20m位を燃したことがありますが、煙と共にひどい臭いで息苦しくなりました。(塩素ガスによるものです。)

話が質問の主題とずれてきましたので、この辺りで解決マークを付けさせていただきます。
ありがとうございました。

ヒミ 2006/02/10(金) 21:15:06
私は野焼きに反対です。
焚き火は禁止されるべき悪です。
コチラでは容認派が多く、なんともあきれかえっています。
温暖化防止の名に借りた方便でもなんでもなく、
迷惑する人がいるから禁止になったのだと思います。
実体験ですが、200m先の畑でも、大量の草を燃やせば、
窓を閉め切っていても、家の中にはいられないくらいの悪臭になります。
たぶん、「ここは田舎だから」という甘えがあるのだと思います。
国が悪い役所が悪いと文句を言う前に、時代についていけない自分に気づきましょうよ。

毎年 春と秋は煙のせいで喘息の発作がおこります。
病院代もバカになりません。

スレ主様
本題と関係ない話で申し訳ないです。
しかし焚き火容認のままスレが流れるのは許せません。

CAN 2006/02/10(金) 22:42:40
違法行為を助長するようなやりとりになるのではないかと、警戒していましたが、やっぱり・・・ですね。

ハッピ−マン 2006/02/11(土) 09:25:59
ヒミさん、CANさん、なかなか手厳しいご意見です。
他の人に迷惑をかけることはいけませんよね。焚き火が他人の迷惑になってはいけません、ヒミさんのおっしゃる通りです。

ことの本質は、たとえば日本は弱いものに思いやりのある国なのかどうか? それとも机上の計算で収支をあわせようとする役人支配の切捨て自慢の国なのかどうか? 政治家は役人がいなければ、ことがどうなっているか理解できない。政治的判断、政治的解釈、政治的解決、多くの政策が国家、国民の利益といいながら政争の具となり、挙句の果ては骨抜きになる。たとえば、タバコ、健康に有害といいながらどうして禁止しないのか?

人は火を使う唯一の動物。その火のほとんどすべては生物由来の原料を燃やしてきた。石油も石炭も生物がもとになっている。なぜなら、燃えるものは生物しかいなかったから。生物由来のものを燃やせば煙はでても有害な組成物がでることは少ない。ところが化学工業が発達してくると人の手で高分子なるものが合成できるようになった。これは燃やすということを目的にして造りだされたものではない。社会の役に立つ、生活の役に立つ、という企業家の経済活動のなかで生み出されたもの。そして企業はものを売って稼ぐという見方しかしてこなかった。自分たちの生産したものが、最後にゴミになろうが海に捨てられようがどうでもよいという状態。ものを使えばゴミが出るということを国家の役人が知らないはずはないと思っているが、かれらは誰かが問題にしない限り気にかけない。政治家はそういうところを先取りして筋道をつけるのが仕事のはずだが、役人の狡猾な知恵には太刀打ちできないでいる。たとえば、大臣の国会の答弁もおおかた役人の作文という始末。資源のリサイクル問題も経済性が成り立たないとなると進まなくなる。

わたしは火を使うけれど、火は起こせない。そして、火を使うという基本的な権利のようなものさえも将来なくなるだろうと思う。そしてその分、誰かが自由に使える仕組みになるだろう。化石燃料は将来確実になくなる、ならば何を燃やすことになるのだろうか? 石油が過去の生物の残したエネルギ−源ならば、現在生きている生物からエネルギ−をいただく以外には道はない。砂糖やとうもろこしからエタノ−ルを造ったり、糞尿からエタンを造ったりを自治体や家庭でも行われるようになるのではないかと思うのだがどうだろう。

環境問題を起こしたのは、いったい誰なのか? またそれを許し後押ししたのは誰か? 農家の野焼きの問題は、ゴミ問題、リサイクル問題、農薬の問題、と深くリンクしているのですから、農家の立場もまた考えなくてはいけません。

時代についていけない、ということと、法を守るということは別問題でしょう。有害なものなのか無害なものなのかを規模と状況に応じて調査しないで、一律に網をかぶせる法律があったとして、迷惑なことだと思いながらそれに従っている以上、文句や愚痴を言ってもよいと思います。集められたゴミは、どこかでだれかが今度は法に守られて(合法的に)燃やしているのですから。

時代についていけない、ということの中身は何でしょう。園芸を志すことは時代遅れということですか? わたしのことでいえば、若い世代にはついていけないな、と思うことはしょっちゅうです。このあいだ、あるひとから、家庭園芸では農薬使用を禁止したらどうか?ということを聞きました。

ゆりぽん 2006/02/12(日) 05:36:51
こんにちは。

解決マークが付いているのにごめんなさい。
一番の目的が粘土質の土の改良であるとお聞きして、ついしゃしゃり出てしまいました。

土壌改良には腐葉土と牛糞堆肥とパーライトを鋤き混むのが一番です。
過去ログを「粘土 焼き物 腐葉土」で検索してみてください。

造成直後の土の改良は、最初にやってしまうことをお勧めします。
広い面積の場合は、植物を植えるたびにそこだけ改良してもいいでしょう。
自然に任せていたら何年かかるか分からない土壌改良も、腐葉土と牛糞堆肥とパーライトなら1度でOKです。植物の育ち方も違ってきますよ!
(木槿は特に肥沃な土を好みます。わが家の木槿、20センチで植えて半年で1メートルを超えました。それはそれでちょっと問題か??)
その後は現状維持ですみます。維持だけならお出汁やお茶やコーヒーのだしがらを鋤き混むくらいでもけっこういけます。

何年かかるか分からない、というのは、自然の状態でイネ科の植物を堆肥化させるのには、かなり時間がかかるからなのです。
わたしはススキと同じイネ科の、高麗芝の刈りかすを土に混ぜ込んでみたことがあるのですが、2年経ってもしっかり葉の形が残っていて、堆肥になる気配はちっともありませんでした。
堆肥に適していると言われる広葉樹の葉でも、土に埋めただけではなかなか堆肥にはなりませんね〜。

雑草の刈りかすに「堆肥」としての効用を期待されるなら、油かすや土を混ぜて水を打ってときどきひっくり返して、つまりきちんと堆肥化してから使用された方がいいと思いますし、

「肥料」としての効用を期待されるなら、灰にしたものを撒いた方が効率が良いはずです。というのも、植物の根は有機化合物の状態の肥料成分を吸収することはできないからです。

さらに、草木の灰はカリウム成分は豊富ですが、窒素成分とリン酸成分はほとんど含まれていませんから、それだけでは肥料として不十分です。
有機肥料の中では、発酵鶏糞が比較的3成分のバランスが良く、お勧めです。

さて、野焼き問題についてですが。

わたしも野焼きには大反対です。近所の簡易焼却炉による野焼きのせいで息子の喘息がひどくなって大変でしたから。何度もお役所に通報して、とうとう焼却炉が撤去された時はほっとしました。

野焼きとゴミ処理場での焼却を一緒にされている方がいらっしゃいますが、
ゴミ処理場の焼却温度は野焼きの温度より相当に高温ですし、有害物質の除去装置を備えたところも多いので、有害物質の発生状況はかなり異なります。
野焼きと現在のゴミ処理場での焼却は、法的以前に、科学的に異なるのです。 
文句や愚痴を言われる前に、野焼きの煙が生命に関わる人間がいることも知っていただきたいと思います。

署名希望 2006/02/12(日) 09:29:48
もんく、愚痴ではないでしょう?
自然をこわさない生活を果たして誰もが出来るのでしょうか?もちろん他人に迷惑をかけてはいけないのですが、薬ばかりに頼ることは同じくりかえしです。人間自然から命を頂いて生かされています。体の中からかえなければ、それには無農薬のものをだべなければ、改善はみれないでしょう。ある野菜農家では出荷するものとはべつに自家の野菜は作っているらしです。

ハッピ−マン 2006/02/12(日) 10:38:37
ゆりぽんさん、こんにちは。野焼きの話題が続いていますが、野焼きなどの草木の焼却と高分子物の焼却は、成分的に焼却の仕組みが異なりますよ。主に炭素と水素とで出来ている草木は、燃やすと水と炭酸ガスと燃え残りの炭素が残ります。地球温暖化が問題になりその主原因が炭酸ガスだということで何とか削減しなければならないということで炭酸ガスの減少化が国際的な課題になりましたね。炭酸ガスを削減しようとすれば、炭酸ガスの発生というものの現状がどうなっているかを知って政策にしなければなりませんよね。さて、その現状はどうなっているのでしょうか。

高分子剤の焼却は、草木の燃焼とは異なります。なぜなら炭素の主鎖の長い高分子や塩素やフッ素などを配位している高分子は、温度をかけると燃焼(酸化とよばれる反応)だけでなく、与えられた熱エネルギ−で新たな反応を起こします。燃焼による副反応と呼ばれていますがこれが問題なのです。時として有害な物質を生成します。このあたりのことは研究はされていますが(ベンツピレンやダオキシンなどが有名)反応が複雑ですべてが分かっているわけではありません。ということで、こうした燃焼時に有害物質を生成する高分子剤は、燃焼ではなく、相当な高温で処理して無害なところまで熱分解が出来ないかということで、現在の高温焼却炉が作り出されました。しかし、高分子剤の種類は非常に多く、塩素やフッ素や硫黄以外にも有害とされるものが含まれているものもあって、というのは、いくら高温で熱処理しても塩素やフッ素、硫黄などは、分子として基本的に生命に有害だし、高温での反応生成物のすべての安全性は確認されてないないのです。
高温焼却炉は、日本の政策として進められていますが、欧州では、基本的に有害なものを工業的に使用しない方向に進んでいます。そしてこれは余談ですが、燃焼という面では、日本での自動車の排気ガスに含まれる有害物質の総量は野焼きの数万倍で、また微量な有害物質の特定は目下研究の最中です(炭素の燃えカスの有害性の規制がやっと始まりましたが)。
有害物質の除去設備というのは、有害物質が何であるかを知ったうえでの説明でなくてはなりませんよね。現在の高温焼却炉は、ダイオキシン問題が大きな話題になって、あわててとりつくろった政策というのが実情でしょう。燃焼中に生成する有害物質のすべてが焼却炉の改造でクリア−できると信じるのは、危険な考え方であると思います。でもあなたが科学的に安全であると信じておられるのなら、そのかぎりではありません。わたしは何事も100%だという人は信じないタイプです(笑い)。

野焼きは、自然の燃焼現象。ゴミ(高分子)の高温燃焼はゴミの自然燃焼のエネルギ−だけでは、熱分解が不十分なのでさらに高温にするための熱源が必要です。見方によっては炭酸ガスの過剰発生装置だと揶揄する人さえいる始末です。

ところで野焼きというのは、わたしの近隣では、焼却炉などで燃やすのではなく、冬〜春先に、土手やあぜの枯れ草を燃やすことを野焼きと言っていました。年中、刈り取った草はあちこちまとめて積み上げて、枯れたころに燃やしていました。野焼きは春という季節を感じさせる風物だったと思います。 それにしても、お祭りなどで火を燃やす行事なども各地にあると思うのですが、やはり規制が入っているのでしょうかね。

野焼きの煙が生命に関わる人間がおられることは、農家だけでなく、ものを燃やしているすべての国民に知っていただかなくてはならないですね。 この書き込みもまた文句と愚痴の羅列になりましたが・・・。

R・ひろき 【関東】 [URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~mham] 2006/02/12(日) 10:56:14
 こんにちは。
 お金をかけずに広い範囲を土壌改良するというお話なんですね。

 わたしも、雑草をそのまま埋めるより、堆肥にするほうをお勧めしています。
 堆肥にするときに、無料で手に入ることのある「米ぬか」を使われてはと思います。大袋が何個もタダのことがあります。
 これなら、雑草と米ぬかでタダです。
 コンポストでは、量が少なくて駄目なら、地面の上で作ればよいのです。

 手間を省きたいが、もう少しお金がかけられる場合は、そのまま鋤き込める緑肥用の植物の種を買って使う方法もあります。これなら、トラックを動かす必要がありません。


 たき火については、十年くらい前から禁止になりました。本音を言いますと、おかげで、ずいぶん楽になりました。窓を閉めていても、室内に臭いがこもりましたし、万一、窓を閉め忘れると、家のなかに煙が入って、視野が遮られるほどでした。洗濯物は洗い直し、布団は、買い直そうか悩みました。カーテンも臭くなりました。長いときは、半日くらい、次々とたき火が続きました。何軒も、たき火されますから。
 喘息の方々のお苦しみ、お察しいたします。家のなかのどこにいても、煙から逃れることができないのが、たき火です。

 ところで、子どもが、近所の焼却所に見学に行きまして、貰ったパンフレットに、ゆりぽんさんがおっしゃっていることと同じことが書いてありました。

>ゴミ処理場の焼却温度は野焼きの温度より相当に高温ですし、有害物質
>の除去装置を備えたところも多いので、
>有害物質の発生状況はかなり異なります。  (改行位置変更)

 等々を考えますと、私はやはり、自分の周囲の環境におきましては、たき火禁止状態のほうが良いです。
 地球環境とか、人類がどうなる という普遍的な話に広げることはできませんが……。

たちつ 【近畿】 2006/02/12(日) 11:45:08
水に、石を投げれば、波風もたつ。石を投げる前に良く考えましょう。ということです。人口も超増えすぎたので、微塵が飛び込んでも、巨石が転げ落ちたのごとく、大波がたつ。園芸を取り巻く環境も年々その火中に這いこまざる得なくなってきた。そうなれば、それぞれの利害がある以上トラブルも発生する。さらに、なにごとにおいても、賛否両論はある。どれが正しくて、どれが間違っているかと言うものは、時の世論が決めるもので、絶対的なものはなにもない。どこまでが、許容範囲なのかが問題。その時代時代に応じて、支持されているものが、正しいだけ。と仮に決めた方が便利というだけ。ここに約束事がある。この約束事を決める場合に、当時者の問題を蚊帳の外において、便乗する第三者の存在による影響が当時者以上に大きく、一度取り決められられば、維持する能力もなければ、修正することもできない。ここまで考えて作られた約束事は何もない。更に、もともとの問題とかけ離れたことも追加される為に、余計にややこしくなる。ここに新たな波が立つ。約束事は守らなければならないですが、その前に約束事の存在と意味を知らなくては、守りようが無い。まずここが面倒。約束事もいい加減なら、この横着さも無視できない。このような環境下でどのようにして、快適な園芸を楽しむかということです。
一番簡単なのは、コミュニケーションをとる。挨拶する・笑みを飛ばす事と思う。そして節度を持って対処する。ということです。
もっと短絡的に云えば、参加させると言うこと。
ずる賢く考えれば、誰もその存在や意味を知らずに、勝手に想像して、勝手に解釈して、時として無視して、世の中は進んでいる。時が解決している。風化していく。所詮他人のことで、わしゃしらんは!! と大多数は、あおるだけあおって、飽きたらいなくなる。飛び火されたらたまらんわ。といなくなる。 ここに着目し、付近一帯も全て掃除し、被害者も加害者も野次馬も、全て巻き込んで、積極的に、参加させ、赤信号、みんなで渡れば怖くない 方式をとればよい。
付近も綺麗になるし、トラブルも防げるし、お互いの利害も一致する。
色々と言い訳して、一部の人は、参加しませんし、一番文句を言いますが、声は小さくなる。もともとこの一部の人は、社会生活ができない人なのですから、時間を掛けて教えてあげるか、面倒臭ければ、無視すればよい。全てに100点を採らなければならないと錯覚すると、何事も成功しない。世の中27点で十分成り立つ。72点取れば、ギネスもの。お受験と社会参加とは、ぜんぜん違うものです。
何が100天下は解らない。解らないものに配分することに事態に問題もあるが、黄金比とか海と陸の比率から仮に拾い上げた。
概ね、「大量・継続・反復」を一つでも二つでも、条件から外せば、許容範囲内に、納まる。これを節度とも考えられます。
山火事・野焼き・焚き火・放火・火遊び・簡易焼却炉・共同(公設)焼却設備とは、区別しないとダメ。味噌も糞も同一視してはダメ。約束事は、全てを禁止しているものではない、行き過ぎを制限しているだけ。
例えば、身近な駐車禁止でも、いつも取り締まっていない。例え景観が通ったとしても。景観も、取り締まるのが仕事ですが、温情主義もある。本来は、取り締まらくてもよいように、そのような法律もないほうが良いと思っている。節度をもって行動して欲しいと思うからです。横着を取り締まるもの。 趣旨が、交通の流れを阻害しない・事故を誘発させないと限定すれば、障害者の無制限駐車許可や緊急自動車の無制限通行許可は趣旨違反となる。これは、当然の権利ではなく、温情主義。やむに負えない場合の臨時処置。お涙頂戴と頼むから、仕方なくしぶしぶ認めたもの。遠慮しなさいよ。ということ。許可札があればよいというものではない。
もっともそれ以前に、約束事もしぶしぶ作ったもので、其処にムリもある。多数決である以上、色々な思惑も入る。それの裏事情を知って、悪用しているのが役人天国。最近は、文句言うなら、役人になればよいと主張したり、天下りこそ最終就職であると報道している番組もある。
山火事も、若草山の野焼きも、同じようなもの。「人気があるか」、「迷惑か」だけの違い。 人はいくつになっても、陽を拝み、月を見ては物思いにふけり、火遊びをし、水遊びして、木登りし、金集めしては疲れ、又土いじりすることがお好きなものです。お母ちゃんは車で寝させておき、子供は、おかぁちゃんに抱かせておき、旦那は、おかぁチャンのお尻を触らしておけば、円満で誤記件なもの。物事なにでも、キャパの大小は在っても、一定なのだから、誰かが多く取れば、誰かが、少なくなる。多く盗ったものがその後を支配し、少ししか拾えなかったものは文句をいう。慰めてなだめるか、文句を言わさないように、脅すかのどちらか。ビーナスの両手を折ってあるのは、その為。簡単で良く解るから、人気がある。微笑んで、なぞを投げかけている。あれは、真っ素で、裸ですよ。ずり落ちそうで、ずり落ちないようにして、男を楽しませるのでもなければ、シンプルなモデルにして、漫画を描きやすくしたものでもない。虚飾して、迷わせない為に裸にした。
ということで、園芸も自分はよくても、他人から観れば迷惑なことも多く、ますます理解されない環境になってきた。自他とも節度と理解をもって楽しみましょう。 とコップに巨石を投げ込んでいます。(^_^;)


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