切りすぎてしまった山茶花・・・

[園芸相談センター]の過去ログです

しゅう 【関東】 2006/01/16(月) 16:13:16
はじめて書き込ませていただきます。
園芸に関して全くの素人です。
庭の南に植えてある山茶花について質問させていただきます。

引越した時に既に植えてあったもので(築22年なので樹齢もそれに近いかと・・・)植えてある位置が南西で葉が生い茂ると冬の日当たりの悪さを生むため、知識の無い全くの素人仕事で、元々4m(幹の直径15p)くらいに大きく育っていたものを、樹形が全く変わるほど(2mくらいに)強剪定してしまいました。
今の時期、花は花びらを半分くらい落とし始めていたのですが
後で調べると山茶花の剪定は3月頃まで待つことと書いてあり失敗したと後悔してたのですが、何より「一度芯を止めるともうそこからは育たない」と書いてあり、実際、地面から1m〜1m50くらいで幹分かれしている幾本かの片方の幹は、葉も枝も残さず丸坊主に切ってしまいました。
この丸坊主にしてしまった幹(直径5pくらい)は再び幹を伸ばし葉を茂らせて育つことはないのでしょうか?
そして剪定時期の失敗と幹の切り方の失敗で枯れたりすることはありませんか?
もし枯れずにいてくれるなら、今後樹形をきれいに元通りに整えていくにはどのような作業をすればいいのでしょうか?挿し木をするしかないのでしょうか?
ちなみに、引っ越して4年、土質は黒土で(元々畑のため。周りも畑に囲まれている)一度も肥料をあげたりすることなく毎年綺麗な紅い花を咲かせてくれているので何とかしたいと思っています。

本当に素人仕事の浅はかさを後悔しています。
よろしくお願いいたします。

ハッピ−マン 2006/01/16(月) 17:46:06
しゅうさん、反省?はしても悲観することは無いと思いますよ。むかしむかし実家にあった山茶花が台風で被害にあったとき、丁度しゅうさんとこの山茶花と同じぐらい立派でしたが祖父が地上1メ−トルぐらいのところで切り取ったことがありました。そして上手い具合に胴吹枝が出て、現在は昔と変わらないぐらいになっていますよ。山茶花は花を見てから剪定するのが普通ですが、今の時期でも問題があるとは思いません。ということで新しい芽吹きを期待しましょう。 それからこれまで上手に育ってきたのですから何か特別にする必要はないと思います。何かしてあげたいという気持ちはよく分りますが、今は水遣りもしないほうが良いと思います。夏場に乾燥させない程度でしょうか、、、。

しゅう [URL:ありがとうございます!] 2006/01/16(月) 17:58:28
ハッピーマンさん
心強いお言葉ありがとうございます!
同時に金木犀も切ろうかと思っていたのですが
これもあれこれ見るともう少し待ったほうがいいみたいですね。
元々植えてあったものとはいえ、毎日、緑や花で和ませてくれているわけですから、勉強してこれからも大事に育てたいと思います。
ありがとうございます。

たちつ 【近畿】 2006/01/16(月) 19:28:42
剪定の基本的な考え方。

 1)花を楽しむ木は、花の下地(花芽分化・細胞レベルの事で、新芽が花芽になるか・葉枝芽になるかの成長時期)がいつ作られるか?
2)樹液(血液のようなもの)がいつ止まるか?
3)樹木の生長にどうすれば、より良くなるか(環境設定)
 4)美観的にどうか?

という事を総合的に考え、斬る位置や時期を決めます。

簡単に、云えば、木の特性を知ることですが、
1)は夏場に来年の花芽分化するものが多い。花の下地が作られる。其れまでに新芽を充実させる為に、花後直ぐに切る。所謂花を見て斬ると云う事です。秋にバッサリ刈り込む百日紅やムクゲは春の新芽が伸びながら、花芽を作っていく。
2)楓は樹液が止まり難いので、冬眠期の冬に斬る。
3)枯れ枝や徒長枝等不要な枝を切って、本線の充実を図ったり、採光・風通しを図る。松の緑摘みなどは良い例です。
4)度内に、ムチャな大切り剪定しても、木に口の際には必ず、小枝や葉を数個残しておく。これは植木屋さんが、忘れたのでは有りません。小枝を残す事により、その枝を枯れささない・後の木の勢力を逃がす為です。全部斬ると、呼吸が出来ないので枯れたり、後から出てきた新芽が勢い良く伸びすぎるからです。遊び枝・逃げ枝・芽(眼)残しともいいます。サクラは一握りできない太い枝には必ず、防腐処理をしておきます。腐り易いからです。と言って切らなければ、50年で枯れてしまいます。そこで10-20年毎に大きく切り込んで、副枝更新・長寿延命を計ります。(ここ最近の理屈。)従って、サクラ斬る馬鹿は死語になりつつある。
其の他、新芽の吹き方・吹き場所がある程度判っていますから、そのことも併せて、決めます。(頂芽優勢)
職人さんは、経験上良く知っていますから、丸坊主にしても、格好よく育ちます。素人さんは、思いつきで、邪魔になる・鬱陶しいで好き勝手に切ります。又、職人さんは、絶えず、遠近双方から、観察して切ります。素人さんは、梯子の上り下りが面度なので、手に取った・近くにあった・見えないなどの理由で、切ってしまいます。 ここが後々の事故に繋がります。 次回から、その点を調べてから、剪定すればよいかも。  (^^♪

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2006/01/16(月) 19:56:52
強剪定は基本的には極寒期と酷暑期間中は避けます
落葉樹は冬越しする為の養分は樹幹内に蓄えていますから然程影響は出ないのですが
常緑樹の葉は幹を寒(冬)と熱(夏)から保護する為の衣みたいなものですから
今回丸裸に剪定されたなら幹の保護をされた方が最良かと思います
園芸資材店などに緑化テープなるテープ状に巻いた物が有りますので、それで幹の根元から粗大きい幹だけでも巻いて保護されていた方が無難かと(^m^;)
近くに無ければ布製?コモなど寒風が直接幹に当たらないようにすれば良いです
が今回は上部だけ強剪定をされているので、根とのバランスが壊れていなければいいのですが(⌒〜⌒;Aー
上部を強剪定するなら荒根も同時に切る!のがバランスが保てて健全なる木になります

しゅう [URL:ありがとうございます!] 2006/01/17(火) 02:04:27
[[解決]]
>たちつ様
>植木屋園主様

大変具体的な説明ありがとうございました。
人の一方的な都合で、切ったことを反省し
これから大切に育てていきたいと思います。
これを機に少し樹木について勉強しようと思います。
ありがとうございました。


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