バラの冬支度、信州ではどうするべき?

[園芸相談センター]の過去ログです

こゆき 【甲信越】 2005/12/05(月) 12:45:57
初めまして、こゆきです。
今年の春にバラをはじめた初心者です。
過去ログ等検索しましたが、イマイチ具体的にわかりませんでしたので質問させてください。

バラの冬支度、信州ではどうするべきでしょうか?
北海道や北陸にお住まいの方の意見に従えば、早々に冬剪定を済ませるものなんでしょうが、それでいいのかしら?
信州北部の平野部なので、昼間はそれなりに暖かいし、積雪20センチの大雪は年に数回です。
霜もあまり降りませんが、風は氷のように冷たいし、下手すると最低気温が北海道と同じ、なんて日も稀にあります。
中途半端に寒いんですよ〜(T_T)
今年の春に購入したバラの新苗(アイスバーグ・希望・グラハムトーマス)を鉢植えにして、南向きの屋根の下においています。
午前中いっぱいは日が当たりますし、風と雪は避けられる場所です。
先週まで中途半端に暖かかった為か、3本とも葉っぱがいきいきして、落葉する様子は見えません。

初歩的な質問ですみませんが、みなさまの回答をお願いします。

R・ひろき 【関東】 [URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~mham] 2005/12/06(火) 17:37:37
 こんにちは。
 同じ気候のところで、実際にバラの冬越しをされたかたのアドバイスがあればよいのですが……。

 過去ログでご覧になったかもしれませんが、同じ土地にバラ園があれば、そこを観察してみる、聞いてみるとか、地元のバラ会に入って、先輩に習ってみるなどが確実です。その土地、その土地の、育て方や知恵、ノウハウが蓄積していると思います。

 一般的には、普通に販売されているバラの耐寒温度は、マイナス25度と表記されています。(改良園のカタログより) 一重のモッコウバラは、マイナス10度、ロサ・ギガンテアはマイナス5度。オールドローズなどは、系統により、寒さに弱いものもあります。
 お持ちの品種なら、ほりあげて土に埋めて越冬という北海道北東部の手段をとらなくても、耐えられると思います。でも、風が強い土地の場合は、それだけダメージがありますから、必ず大丈夫とはいえません。お書きの気温ですと、剪定時期も迷うところです。

 埼玉在住の私では、ほとんど役に立てないことしか書けないのですが、以下、参考までにお読みください。
・ヤエヤマイバラの越冬
 このバラは、寒いと枯れこむことがあります。埼玉でも危ないので、南側に置き、風の強い時期は、ビニールなどで風除けをします。南側に置いています。一度、12月に土替しましたら、枯れこみ始めました。種の収穫も、10月中旬に終えないと、発芽しませんでした。
・大苗の氷結
 小さいポットに入った大苗を正月に購入、つい外に置きっぱなして一晩、翌朝、小さい鉢ごと完全に氷結、こちこち。品種は、つるキャラミア。でもこれは、ちゃんとつきまして、枝を伸ばし、翌年には花も咲かせました。マイナス5度くらいの日だったかと思います。

やまと 2005/12/06(火) 22:54:32
書き終わった所でクラッシュして消えてしまいました(T_T)
気を取り直して・・・

主人の実家が山梨です。
冬季は水道の水を出しっぱなしにしておかないと水道管が破裂してしまうような地域ですが、環境としてはこゆきさんの所と似ているのでご参考になればと思います。

実家もそうですが大体ご近所全般11月下旬〜12月初旬までには葉が残っていようとも仮剪定を済ませ、ほぼ同時に植替えもしてしまいます。
お正月準備にかかる12月下旬には早くも強剪定を済ませてしまいます。
防寒対策としては敷き藁等のマルチング程度で特にこれといってなにもしません。
30年物のクイーンエリザベスに至ってはマルチも無しです(笑)
R・ひろきさんが挙げておられるビニールによる風除けも山梨には「甲州空っ風(からっかぜ)」と呼ばれる突風が吹くため、鉢ごとなぎ倒されるのでこれもやりません。
ただ、植木鉢はプラスチックの物を使う事と鉢スタンドに乗せるのは必須です。
素焼き鉢だと温度差で突然崩壊するそうです(^^;)
鉢スタンドはどこの御宅も冬越しの際には鉢を軒下に避難させますが、屋根からの雪の崩落があるので鉢が埋もれて凍死してしまうのだそうです。
北海道ではコモなどをかぶせて雪の下に埋めてしまうと聞きますが、甲信越では雪質が全く違うので、雪は要注意です。
年月を経ているバラだとその土地にも慣れてかなりの耐寒性を身に着けていたりしますが、こゆきさんのバラは今年の新苗との事ですので、鉢にもプチプチなどの梱包材で防寒しておいた方が安心かもしれません。
冬季は水遣りも注意が必要で、面倒でもマルチの下から遣って下さいね。
氷結にさえ注意していれば、これといって神経質になる必要はありませんので頑張って下さいね(^^)

こゆき 【甲信越】 2005/12/08(木) 14:25:27
R・ひろき様、やまと様、丁寧な回答をいただき有難うございます。

R・ひろき様
バラはずいぶん耐寒性があるんですね。昨夜は−3度を記録しましたがウチのバラ達はぴんぴんしてます。納得です(^_^.)

やまと様
山梨ってもっと暖かいところだと思ってました!
さすがに水道管破裂まではいきませんが、周り中山に囲まれた盆地なので、冷たい風が吹き降りてきます。
単に軽いから、という理由でプラスチック鉢にしといてホントによかった(^^ゞ
鉢ごと氷結には要注意ですね!さっそく防寒対策してみます。
今日は気温が6度まであがり、昨日より暖かいのです…(゜_゜)

もうひとつ、剪定についてお聞きしてもいいでしょうか?
 仮剪定は、葉を残しつつ全体の3/1くらいを切り詰める。
 強剪定は、葉をむしりとり残りの高さの半分を切り詰める。
と、認識していますが、正しい判断でしょうか?
やまと様のアドバイスどおり、週末にでも仮剪定を、今月末に強剪定を済ませるべきかな…。

たびたびすみませんが、アドバイス宜しくお願いします。

やまと 2005/12/08(木) 19:21:48
>仮剪定は、葉を残しつつ全体の3/1くらいを切り詰める。

その通りだと思います。

>強剪定は、葉をむしりとり残りの高さの半分を切り詰める。

葉は取ってしまいます。
剪定は判断の分かれるところですが、大きく育てたい場合は元の高さの2/1、コンパクトに育てたい場合は残りの2/1という感じでしょうか。
ただ、このあたりは品種により伸びの強弱がありますし、ご自分の好みの高さと言うものもあります。
アイスバーグなどは顕著な例で、剪定を強くすれば直立しますし、弱くすればつるのように伸びて誘引が必要なほどになります。

本には「一般的な事」しか書かれていません。
置かれている環境も違えば、育てている人も違うのです。
品種による個性もありますから、ご自分のバラとしっかり向き合って、その品種に合ったやり方を少しづつ探してくださいね(^^)

やまと 2005/12/08(木) 20:10:54
追記です。

強選定の時期ですが、山梨では12月末あたりから2月にかけて、とても寒くなりますし、数回ですがドカ雪が降ります。
そんな中での園芸作業はやりたくないし、県民性というのか割とせっかちな人が多いので年内にやるべき事はやっておくと言う感じで、申し合わせたように年の瀬にはどこの家もスッキリサッパリです。

地域柄もありますから、最後は「こゆきさんの根性次第」という事でしょうか(爆)

こゆき 2005/12/09(金) 19:15:49
[[解決]]
やまと様、丁寧なアドバイス有難うございます。

あちこちのサイトや過去ログなどを見て、たぶんこうだろうな〜、と思っていたあいまいな知識が確信できました。
そうですね、バラも品種によって接し方が変わるんですよね。
ぶっちゃけ、「かわいいな〜」と思ったのをランダムに購入したので、品種の違いに気がついたときは後の祭り(^_^;)
初心者の陥りやすいワナですよね〜。来年は気をつけよう(笑)

強剪定のおはなし、参考にさせていただきます。
年末にさっぱりの訳は県民性だったんですか(笑)
信州人もまけないくらいせっかちですからきっといい勝負だな〜。
日曜から「大寒」だと天気予報で宣告を受けたので、こゆきのめったに出ない「根性」をふりしぼって、明日はすっきりさっぱりさせます。
やりすぎないかと今からヒヤヒヤものですが(~_~;)

回答いただいたみなさま、本当に有難うございました。


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