八朔の交雑?

[園芸相談センター]の過去ログです

sho 【近畿】 2005/10/29(土) 14:33:17
古い八朔の木が、いつのころからか食べられないほどすっぱく、水分が多くなってきました。近くにスモモ、柿、甘夏など植えてあるので、交雑したのではないかといわれました。そうしたところ、その木が去年、テッポウムシにやられて、枯れてしまいました。同じ場所に又植えたいのですが、八朔はやめたほうがいいでしょうか。また、交雑だったのでしょうか。(たとえば甘夏と八朔を植えた場合、交雑するとしたら、八朔のほうが負けてしまうのでしょうか)よろしくお願いいたします。

たちつ 【近畿】 2005/10/29(土) 15:29:09
柑橘系は、ゴマダラカミキリムシの食害が多い。子供の頃は頭を農協へ持っていけば、5円くれた。
http://www.syngenta.co.jp/support/gaichu/gaichu35_gomadara.html
6-8月に、月1回。地表から30cm程度を石灰硫黄合剤原液を刷毛塗りをしていました。いずれも子どもの小遣い稼ぎでした。(^^♪

タネツリ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2005/10/29(土) 17:35:09
八朔は、甘夏などと交雑させることで、種子が多くなり、果実が大きく育ちます。
 交雑の影響は、その木自体には出ません。日本女性が肌色の違う男性の精子を受け入れても、その女性の肌色が変わらないのと同様です。
 当初は、収穫後に貯蔵していたのではありませんか。それで美味しかったのだと思います。

pinetree 2005/10/29(土) 18:24:36
 もう少し,施肥や栽培環境など,管理状況を書かれた方がよろしいかと。
 特に問題なのは「美味しかった時期」と「美味しくなくなった時期」の間で,何が変わったかです。そのことをたどれば原因は自ずと明らかになります。

 果実が酸っぱくなる原因で考えられるものは
1.根の減少,葉の減少,カミキリムシなどの病害虫被害による衰弱
2.夏場の乾燥などによるストレス
3.日照不足
4.根が深くに伸びた
 他には,施肥量の不足などがありますが,施肥時期の間違いや,効きの遅い有機質肥料などを使っている場合にも同じようになる可能性はあります。

 花粉の違いが,果実に影響を全く及ぼさないわけではありません。花粉の組合せによって果実の大きさや糖度などの品質も変わってきます。
 他の花粉で酸っぱくなる可能性が皆無なわけではありませんが,お尋ねの場合は,多分,たちつさんがお書きのように,カミキリムシが主で,その他管理不足が従的に働いたものでしょう。
 なお,成木なら,カミキリムシが入ったその年に枯れる事はまずありません。「酸っぱくなった」のは,カミキリムシが入ったことのサインだったのではないでしょうか。
 また,ハッサクはともかく,モモやカキとは開花時期も異なりますし,花粉に親和性はありません。花粉の影響は皆無です。

 植え替えについてですが,枯れた根を掘り取ったり,きちんと土壌改良すれば問題はありません。
 ただし,いやな言い方ですが,施肥などの基本的な管理に問題があるのなら,新しいハッサクも同じ運命をたどることになりますよ。

sho 2005/10/29(土) 23:15:22
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皆様お返事本当にありがとうございました。なぜ八朔の味が変わったのかもわかり、すっきりしました!カミキリムシの5円の話、面白いですね。


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