園芸入門書についてなのですが・・・。
ももたん
2005/07/30(土) 12:15:29
園芸初心者です。よろしくお願いします。
入門書を近くの本屋に無かったので、ネットで購入したいのですが、
別冊NHK趣味の園芸園芸入門には、果樹の掲載はありますでしょうか?
掲載がない場合、写真が多くて分かりやすい果樹栽培本があれば教えてください。NHK家庭で楽しむ果樹栽培はどうでしょうか?
ノンノのガーデニング大百科も気になっています。
様々な植物が掲載されていて、写真で分かりやすく説明させているものが希望です。お持ちの方、参考にさせてください。お願いします。
祐
2005/07/30(土) 13:31:48
こんにちは(^^)。自分も園芸初心者です。
(そして、本に関わる仕事をしております…)
ええと…
ももたんさんがほしいと思っている本は、
・園芸全般の入門書 ・果樹栽培の本
(で、できれば写真やわかりやすい解説付き)
の2種類なんでしょうか。
あと、「様々な植物が記載されている」ものとは、果樹だけでなく、
花や植物全般が載っているもの、
しかも、図鑑ではなく、育てかたも載っていることということですか?
趣味の園芸別冊のシリーズなら、写真も多いし、
説明も、詳しくかつわかりやすいとは思います。
後で書きますが、最初のうちは自分もいろいろな本を借りて読んで、
最終的に買って手元に置こうと思ったのは、
シュミエンのシリーズが多かったです。
さすがに園芸の老舗(?)、いいつくりです。
あと、園芸専門の出版社ではないですが、
主婦の友社、成美堂出版、新星出版社などからも
初心者向け、カラーで育てかたが載っている
わかりやすいものが出ています。
ただ、こればっかりは、人によってそれぞれ違うので、
自分は、具体的にこれがいいですよ、と
タイトルを挙げておすすめしにくいです…
それと、自分が育てたいものが載っているかどうかは、
実際に中を読まないとわからないですよね?
(現物が見られないで、しかたなくネットで頼んで、
届いてあちゃ〜と思うことはわりと多いので)
それから、図鑑でなく、育てかたも載っているものとなると、
1冊ではちょっと難しいです。
いろんな出版社から、園芸シリーズのようなものが出ていますが、
それぞれの品種ごと、あるいはおおまかな種類で分かれていて、
少なくても4冊くらいにはなっているのでは。
(1年草・2年草/宿根草・球根/山野草・ハーブ/果樹・樹木
といったように)
あと、園芸大百科的な、分厚くて重いタイプのは、
正直あんまりお勧めできないです。
ノンノのガーデニング大百科も、かなり厚くて重いですよ。
網羅的にのっていてよさそうな感じがしますが、
実際に育てていくと、もっと詳しく知りたいときに、
あまり使えなくて、結局もっと詳しいものが必要になります。
(家庭の医学と同じ)
園芸を始める前とか、始めたばかりくらいの人が
予備知識としてぱらぱら読むにはいいかな、と思いますが。
それに、厚くて重いから、出し入れがめんどくさくなって、
結局あまり使わなくなるかも…(それは自分だけかな^_^;)
近くの本屋さんに置いていないので、とのことですが、
大きめな本屋さんまでちょっと足を延ばしてみてはいかがですか。
また、お近くに図書館はありませんか。
ネットで調べた本を借りるか、予約して取り寄せて、
実際に中を見てから購入する、という方法もありますよ。
最近はネットで蔵書検索も予約もできるところが多いですから。
具体的なおすすめでなくて、しかも長くてすみません<(_ _)>
ぽー
【関東】
2005/07/30(土) 17:05:00
祐さんのおっしゃることと基本的に同意見ですが、ノンノの本について愛用者の立場から。
ノンノ『ガーデニング基本大百科』3800円、ですよね。
5年前の発売とほぼ同時に購入。当時の私はネットで植物の品種や育て方を検索するという習慣もなく、またそういうサイトも少なかったので、2〜3年はかなり重宝しました。今でも身近なところに置いて、ときどき眺めています。
祐さんご指摘のように、網羅的(取り上げている植物の数が多い)ですが一つ一つの花の説明はコンパクトで、「育て方」を知る本としては限界があります。(が、そこはこのネット時代。気になる花を見つけたら、ネット検索すればたいてい詳しい情報が見つかりますよね)
この事典の面白いところは、その編集というか、項目立てのユニークさにあると私は思います。「ノンノ」は若い女性向けの雑誌ですよね。この大百科も、だから非常に雑誌的な編集になってるんですよ。
図鑑部分の植物の分類は「1・2年草」「宿根草」「球根植物」「つる植物&クリーパー」「花木&果樹」の5分類。またそれぞれが、たとえば「白い小花の1年草」「ブルーグラデーション」「花期が長い〜」などページごとのテーマに沿って編集されていて、眺めていて楽しいんです。
逆にいうと、「あの花の情報はどこ?」っていうのがわかりくいんですが、それは巻末の索引から容易に探し出せます。
で、この図鑑の部分(パート1)は、実は全体の半分以下。あとは、
2「テーマガーデン」・・・ローズガーデン、山野草の庭、ウオーターガーデンなど、テーマをしぼった庭づくりの提案とノウハウ・それに向いた植物の紹介。
3「コンテナガーデン」・・・ベランダや室内園芸の楽しみ方、寄せ植えの方法など。
4「ガーデニング便利帳」・・・土いじりの道具、ガーデンDIYの素材や方法、また土づくりから種まき・挿し木など園芸の基礎知識、病害虫の知識などなど。
まさに入門用百科事典にふさわしく、なんでもありって感じですが。どのページも豊富な写真入りで、楽しく眺めているうちに、およその基礎知識が頭にはいる仕掛けになってます(ほんとか?)。
私はこの本で、バラ栽培の基礎知識を学びました。
弱点は、そうですねえ、ハーブや果樹はちょっと弱いですね。
ですから、あくまでポピュラーな花の概要を知る、ついでに広範囲な園芸基礎知識を身につける。そういう目的でお求めになるのでしたら、高価ですが十分モトはとれると思います。
また、これを1冊読破していれば、専門的な本を選ぶ目も養われるのではないかなあという気がします。
厚くて重いので、寝そべって読んだりするんですが、眠くなったら枕にもなります・・・固いけど(爆)
あと、今回のご質問にはちょっと的はずれで申し訳ないんですが、こんな過去ログもあります。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200502/05020063.txt
祐
2005/07/30(土) 17:53:20
ぽーさん、こんにちは。
ノンノの件、書きかたがよくなかったと反省してます<(_ _)>。
ももたんさんが現物を見ずにネットで頼む、ということなので、
けっこう厚くて重いんですよ〜、ということを中心に言いたかったのでした。
自分も去年の春、初めて花を育て始めたときに
よく読み、楽しんだ本なのであります(^^)。
あと、紹介されていた過去ログも楽しく読みました。
やはりシュミエン強し。ですね。
ももたんさん、早くいい本が見つかるといいですね(^^)。
れい
【関東】
2005/07/30(土) 21:45:09
この園芸相談センターの「園芸書籍データベース」も参考になさっては如何でしょう?管理人のあるびのさんの「詳細レビューと辛口評価」付ですよ。
ももたん
2005/07/31(日) 05:00:24
祐さん、丁寧な返信ありがとうございました。
現在は、花(少し)と観葉植物とベリー系の果樹の鉢植えがあります。
園芸は初心者なので、園芸や植物の基本的な知識と育ててみたいなと見ていて思うような写真と植物の情報、加えて、観葉植物と果樹の掲載がある本が希望です。気に入ったものの育て方に関しては個別に買えばいいので、多くの植物の掲載がある図鑑形式のほうが向いてますかね〜。
園芸入門はNHK出版のHPで立ち読みと全ページフルカラーらしいので
目をつけていましたが、アマゾンの感想(管理人さんのもの)では、「草木から観葉植物、ハーブ、らんまで…」と書いてあって、肝心の果樹の掲載はあるのかな?というわけなのです。果樹の関しては、育て方も知りたいのですが、少しはのっているんでしょうか?
そこで、果樹栽培本も別に購入かと迷っているのです。果樹本は同NHK出版の「家庭で楽しむ果樹栽培」と「育てて味わう、まるごとベリー」も写真が可愛いので注目中です。趣味と園芸から入ったので、NHK出版のものでいいかなと単純に考えていましたが、悪くはなさそうですね。
実物を見ずの購入には、NHK出版の立ち読みがききましたが、検索中にノンノ大百科を発見して、まだ迷っています(><)
ぽーさん、丁寧な返信ありがとうございました。
詳しく説明していただいて、さらに迷っています。
雑誌的なおしゃれな感じは良さそうですが、弱点も気になりました…。
観葉植物の記載はありますでしょうか?
基本的には、庭つくりよりは、移動できる鉢植えがメインです。
植物別の栽培本は後から買えても、入門書の選択は難しいですね。
ノンノ大百科は発売から5年が経っている点は問題はないでしょうか?
園芸入門は2003年ですよね。かなり、悩みます。
れいさん、園芸書籍データベース参考にさせていただきました。
返信ありがとうございました。
皆様、長々とすみませんでした。参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
ぽー
【関東】
2005/07/31(日) 16:54:28
ノンノのガーデニング基本大百科について
>観葉植物の記載はありますでしょうか?
記載はありますが、詳しくないです。
観葉植物ではなく「インドアガーデン」というくくりで、多肉やラン・熱帯葉花木も含めて25ページ分ですから。
ちなみに果樹は、ベリー類がやや詳しくて9ページ。それ以外の果樹は図鑑ページに4ページ程度+総括的なお手入れ法が掲載されている程度。
>基本的には、庭つくりよりは、移動できる鉢植えがメインです。
この点に関しては、かなりの情報量があると思います。
パート3「コンテナガーデン」96ページはまるまるコンテナ植えの話ですし、パート2「テーマガーデン」は、庭づくりの提案といっても、コンテナ栽培の話もたくさん出てきます。ベランダ派に考慮したということもあるのでしょうが、庭づくり=地植え、とは限りませんので。
たとえば2のなかの「ローズガーデン」のコーナーでは品種紹介(図鑑)と栽培の基礎知識に26ページを割き、そのあとにバラの庭植え4ページ、コンテナ植え2ページという構成になっています。
>ノンノ大百科は発売から5年が経っている点は問題はないでしょうか?
基本的には問題ないと思います。いま読んでも、古さは感じさせないですね。
私の個人的な感想としては、この大百科は、草花が好きな人、ベランダ派の人には安心して勧められると思います。
ただ、上記のようにハーブや果樹、観葉は弱いです。ただし網羅的な百科事典的なもので、そのすべてをカバーするようなものがあるかどうか?となると、大きな書店でもあまり目にした記憶がないです。
ですから、ももたんさんが草花にはそれほど興味がないのでしたら、果樹や観葉についてはそれぞれ多くの植物を掲載した、いわば部門別入門書をお求めになったほうがいいと思います。
とくに観葉植物に関しては、出版が新しいもののほうがいいかもしれません。近年、観葉植物はぞくぞくと新しい品種が流通するようになり、少し前の本では記載のないものに出会うことが増えました。
ただ、新しい品種も網羅している入門書は流行を追うことに重点を置いていて、やや底が浅いというか、物足りない思いをすることも多いです。だから、こういうものはあくまで「とっかかり」と割り切り、詳しい育て方はネット検索を併用されたらいいかもしれません。
私個人でいえば、けっこう昔から(20年以上前から)観葉やハーブの本は何冊かもっていましたが、5年前に引っ越したのを機会に草花のことを詳しく知りたくなって、ノンノの図鑑を購入。ハーブ関係はやや弱いので、同じくらい分厚いハーブ事典も買いました。
基礎的な部分は昔から持っている本とこの2冊の事典で押さえ、最近は眺めて楽しいややマニアックな本(たとえばエスニック・ハーブだけ集めた本とか、ユニークな寄せ植えの本とか)に投資することが多いです。
長くなりましたが、そういう自分の方向性を探る段階では、図鑑的なものや守備範囲の広いジャンル別入門書は意味があるかなあ・・・という気がします。
ももたん
2005/08/03(水) 04:02:47
[[解決]]
ぽーさん、返信ありがとうございます。
まずは、オススメいただいたように、部門別入門書を探してみます。
丁寧に返信していただき、ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。
初心者用掲示板@園芸相談センター