コモンマロウ染め？
オートミール
2005/06/19(日) 02:55:21
以前質問させてもらったコモンマロウがたくさん咲き始めました。
園芸とはあんまり関係ないのですが、
コモンマロウの花は染物に利用できないのでしょうか？
ハーブの本には利用法のうちに入ってなかったんです。
真っ白のTシャツを染めてみたいなと思っています。
よろしくお願いします。
たちつ
【近畿】
2005/06/19(日) 05:11:17
どの植物でも、灰汁や渋が有るので、出来ます。只 発色・経過変色(退色)・色素定着(色落ち)・風味(全体的な感じ方・自然感・味わい)・風合い(ごわごわ感)が良いか、気に入るかどうか。という事ですね。 やはり、草木染サイトの方が良いかもね。
訪問者の中には、熟練者の方も居られましょうが、少ないと思いますよ。
素人ながら、花より、種・実皮とか茎・葉・樹皮の方が定着性が良いようなイメージ。花は色落ち・退色が早いような感じ。
ゆえ
【関東】
2005/06/19(日) 08:40:00
こんにちは、オートミールさん。
ハーブ染めに凝ってた時期がありますので、わかる範囲でお答えしますね。
まず、たちつさんがおっしゃるように、
花びら染めは、堅牢度(日光による褪色)が低いんですよ。
ですから、染めるものがTシャツというのは不向きだと思います。
とりあえず、やり方だけは、記しておきますね。
分量の目安は、シルクのハンカチ1枚分(15g)くらいのものです。
花びら 50〜70ｇ 食物酢 500cc
1 花びらを目の細かいネットに入れます。
2 ボウルに40℃くらいのお湯１Lに、食物酢を加えます。
3 ボウルの中で、花びらをすりつぶすようにもみながら、
色素(アントシアニン)を取り出します。
4 花びらの形がなくなるまで、10分くらいかかると思います。
5 その中に、あらかじめ水でぬらした染める対象をつけます。
このとき、完全に水がかぶる程、染液がない場合は、
ひたひたになるまで水を足してください。
6 色むらを防ぐために、時々、静かにかき混ぜながら、
好みの色の濃さになるまで、浸します。
7 最後に、流水で色素が出なくなるまで、繰り返し洗い、
風通しのよい日陰で干します。
こんな感じで、難しいことはありません。
ポイントは、水洗いして、干した後は、色が薄く感じられますので、
濃い目の染液を作られるといいと思います。
また、染めあがったものは、酸性の水溶液で染めたので、
アルカリ性の石鹸で洗うと、褪色が進みます。
また、草木染めは、植物繊維を染める場合、下処理が必要になります。
豆乳か牛乳で染める対象をよく浸し、ただ絞って、乾かします。
はっきり言って、臭いですよ、この状況は。
花びら染めは、普通の草木染めよりも、実用性が低い手法ですが、
和紙などを染めると素敵な風合いが出るんですよ。
とにかく、実験的なお気持ちで、お試されると宜しいかと思います。
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