苦土石灰と燻炭
one
【関東】
2005/05/15(日) 00:00:40
はじめまして、oneと言います。
宜しくお願いします。
質問は苦土石灰と燻炭の違いです。
今ガーデンレタスミックスを育てているのですが、ある人は苦土石灰を土に混ぜると良いと言い、ある人は燻炭を土に混ぜると良いと言います。
こちらでも検索し、両方とも酸性に傾いた土を中和させるのは分かりました。
また燻炭の方が酸性矯正の意味では良いと知りました。
でも理解力がないのか、違いと言うか用途と言うか分からないのです。
ですのでアドバイスをいただけると、ありがたいです。
宜しくお願いします。
Ryu.
【関東】
2005/05/15(日) 00:20:53
苦土石灰は名前の通り主成分が石灰です。酸性中和以外にもカルシウム、マグネシウムの補給という効果があります。
燻炭は普通は稲の籾殻を蒸し焼きにしたもので、主にカリ分が補給できます。
大雑把にはこんな感じですが。
kid
【近畿】
2005/05/15(日) 04:16:52
後は効き方の違いもありますかね。
苦土石灰は即効性があり、効き目もきつめです。
粒も細かく粉状なのできちんと混ぜればまんべんなく効きます。
(その分湿気も吸いやすいのでダマにもなりやすいけど)
また、肥料分と同時に使うとガスが出て植物を痛めます。
そのため、冬場に荒起こし(文字通り荒く掘って土を風化させる)時に
植物の無いところ(植え付け予定地)に撒いたりします。
人によっては殺虫剤か何かのように撒きまくる人もいますが(笑)
土が疲れる原因にもなり、逆にアルカリに傾きすぎることもあるようです。
また、効き目が早い分水と共に排出もされやすく、鉢植えなどでは
数年で効果が切れます。
燻炭は遅効性で、おだやかに効きます。
また、粒も大きいので混ぜてすぐに全体が調整されるわけでなく、
何度か水遣りをする(雨が降る)必要があります
活性炭のような感じでシャリシャリで水はけが良いので土壌改良にも
一役買います。
ただ、軽いので良く混ぜないと水遣りの度に浮いてきます。
水遣りの(雨が降る)度にもみ殻から溶け出すようなイメージで考えて
頂けると分かり易いと思いますが、長期間効きます。
やりすぎても害があまり無いのも燻炭です。
ということで、事前に土作りをして酸度を調整したいのであれば苦土石灰
植えつけた後にちょっと土壌改良したいのであれば燻炭という使い方もできます。
苦土石灰の他に、石灰系の肥料なら有機石灰というものもあり、
こちらはカキ殻などを砕いたもので自然由来なため効き目は若干おだやかです。
one
2005/05/15(日) 11:54:01
[[解決]]
>Ryu.さん
ありがとうございます。
植物や環境により苦土石灰だったり、燻炭を補給するって事なんですね。
何が必要かって事を考えたいと思います。
>kidさん
ありがとうございます。
とてもイメージしやすかったです。
私の場合は種を蒔いた後なので今回は燻炭の方が良さそうですね。
また初心者だから与える量を間違えてアルカリに傾いたら大変なので、そういう意味でも燻炭の方が扱いやすいと思いました。
Ryu.さん、kidさん、ご丁寧にありがとうございました。
二つの違いがようやく分かりました。
補給と効き目を考え使い分けられるようになろうと思います。
二人のアドバイスを無駄にしないよう元気な野菜を育てます!
初心者用掲示板@園芸相談センター