多肉植物 サボテンのこと

[園芸相談センター]の過去ログです

犬塚信乃 2005/02/25(金) 19:06:05
最近、多肉植物やサボテンを集めています。

毎年植え替えしたほうがいい、用土はアルカリに傾いたもののほうがいい、
鉢は素焼きの小さめがいい、できるだけ陽にあてたほうが良い。

そこまでは解りました。
そこで質問なのですが、用土の配合はどのようなものがベストでしょうか?
市販のサボテン用培養土はあきらかに多種多様で迷います。

置き場所は冬季は窓辺のカーテン越しでよろしいでしょうか?
今以上の日当りを求めるとなるとベランダの軒下しかないのですが。

以上、先達の皆様、よろしくお願いします。

たちつ 【近畿】 2005/02/25(金) 20:02:43
子供の頃は 仙人掌=砂漠・荒野 その土=砂 と考えていましたが、
それは棘と茎の保水からの一面であって栄養面を考えていませんでした。

排水が良いこと。肥沃な用土を用いること。病害虫が少ない環境で生まれた事。日光が必要なこと。耐寒性はあるものの、温度が必要。根張りが旺盛でないので、出来るだけ小さい鉢を用いても良いこと。さえ注意すれば何でも良いのでは。
土は軽石や川砂と腐葉土を1.5mm(五厘目)の篩に掛けて、小粒や中小粒を土4:腐葉土6 又は半々に混ぜれば良いかも。4月下旬や9月下旬の植え替え時。2-3年に一度根張りのチェツクとコケの取り除き(適当に表土の交換)。乾季雨季のメリハリを付けて、温度に比例して潅水頻度や量を調節。5-9月は生育期で潅水多く、真夏は日に1-2回。冬場は乾燥気味。となります。
肥料は液肥を2-3週間置きと仙人掌らしくない多さです。温度は最高50度・最低零下30度と種類によりマチマチらしいですが、一般的な最適温度は30度前後。日光は大好きですが、過保護育ちは夏場には遮光するか徐々に慣れさせることも大切。露地植えの冬の管理は成長点や軟弱な部分を凍傷から保護する。
水掃けを特に注意すれば、普通の草花と同じ感覚と言うことです。根張りや病害虫の事を考えれば草花より管理は楽。変わったウイルス病は対策がない。通常、根腐れ、軟腐乱病・乾燥病=管理不十分とか寿命として片付いている。農薬で変質や爛れることもあるらしい。と推測します。

かちがらす 【九州】 [URL:http://members.at.infoseek.co.jp/hanaya24/] 2005/02/25(金) 22:30:08
私の場合、用土はボラ土とバーミキュライトを適宜配合。それに卵殻を小さく砕いたものと燻炭(もしくは木炭クズ)少々。肥料は緩効性の化学肥料を使っています。
根の強いものには市販のプランター用の培養土を加える事もあります。
配合の比率は殆ど勘です。
中には水耕栽培をしている人もいらっしゃいます。用土に対する適応性はかなりあるのではないでしょうか。

また、植え替えは子苗のうちはともかく、ある程度の大きさになると毎年の植え替えは必要ありません。中には移植を嫌うものもあるようです。

やまぐち 【東海】 2005/02/25(金) 22:32:54
多肉植物もサボテンも種類が多いので、
>鉢は素焼きの小さめがいい、できるだけ陽にあてたほうが良い。
とも言えないようです。
素焼き鉢だと乾きすぎるものや、日焼けするため遮光が必要となる種類もあるようです。ちなみに、私は、駄温鉢を使用しています。

>用土の配合はどのようなものがベストでしょうか?
私は、硬質赤玉6:腐葉土3:鹿沼土1を使っています。鹿沼土は要らないかもしれませんが、乾き具合が見やすいので混ぜています。

>置き場所は冬季は窓辺のカーテン越しでよろしいでしょうか?
>今以上の日当りを求めるとなるとベランダの軒下しかないのですが。
冬場は、あまり日当たりは気にせず、とにかく置ける場所ということで、部屋の中ほどに置いていますが成長には問題ないようです。

参考になるかどうかわかりませんが、書き込んでみました。

SC 【関東】 2005/02/26(土) 00:18:59
自生地ではアルカリ性の土壌に生育しているにもかかわらず、弱酸性の土壌で栽培した方が生育がよいサボテンがある、という話を聞いたことがあります。
すべてのサボテンに当てはまるわけではないかもしれませんが。

自生地ではアルカリ性の土壌で我慢している(?)のかもしれませんね。
私もやまぐちさん同様、赤玉土を配合した、おそらく酸性に傾いた土を用いていますが、多くのサボテンで問題は起きていないように思います。
あるいはかちがらすさんがお書きのように、かなり幅広い用土に適応する能力を持っているのでしょう。

冬季屋内に取り込む場合は、私の場合はなるべく気温を低く保つように気を付けています。
日照不足で徒長しないように。

Ryu. 【関東】 2005/02/26(土) 00:44:44
用土の配合は色々考えさせられます。いつかはベストソイル(ブレンド)を、と思いつつ研鑚を重ねる日々です。

自分のブレンドは大体こんなです。
桐生砂3、バーク堆肥2、赤玉土1、軽石1、日向砂1、燻炭1。これに卵の殻を砕いたものと寒水石を少々混ぜています。
粒度は大体2〜5mmですが、物に応じて粒度を上げたり川砂を混ぜたりします。


>毎年植え替えしたほうがいい
根の勢いがあるものや、大きくしたい株は毎年植え替えたいですね。
ある程度(仔を吹く、花が咲く)になったら、2年に1度程度で良いようです。

>用土はアルカリに傾いたもののほうがいい
必ずしもそうは言えないようです。石灰への耐性が強いものが多いためこのように思われるようです。
ただ、酸性に傾くのは好ましくないようです。

>鉢は素焼きの小さめがいい
鉢の中が早く乾燥に至るため、締まった株作りを行う方々に好まれているようです。
玉型サボテンでは鑑賞上のこともあり(植物体と鉢のバランス)特にこの傾向が強いようです。
植物が比較的水を好む場合はプラ鉢を使用しています。

>できるだけ陽にあてたほうが良い。
基本的にはこれで良いですが、中には例外もある、と思っていただければ良いかと思います。
多肉には日本の真夏の直射日光をが好ましくないものが少なくないようです。

>置き場所は冬季は窓辺のカーテン越しでよろしいでしょうか?
問題ないかと思います。
日光不足だと物によっては徒長してしまいますが、幸い冬は成長が鈍く、
また耐寒性を高めるため水遣りも少なめにするため弱光線でも
あまり徒長は心配しなくて良いです。


こう言ってしまうと実も蓋も無いのですが、結局は自分の好みと植物の性質が大きいところと思います。
セダム、エケベリアなどは水が多かったりするとすぐ徒長してしまう(特に好適気温の場合よく起きる)ので、
通気性が良く乾きやすい鉢にしたり、軽石の割合を増やしたりします。
ハオルチアなどはやや水が多いほうが良くできるのでプラ鉢にしたりバーク堆肥を増やしたりします。
またこじんまりと締まった株にしたい場合は全体的に乾燥しやすい構成にします。

最初は自分も市販の用土を使用していました。
乾燥気味にする場合はバーミキュライトやピートモスを含まないもの、
水を多めにする場合はそれらを含むものと2種類ほど用意していましたねぇ。

SC 2005/02/26(土) 02:23:30
>ただ、酸性に傾くのは好ましくないようです。

Ryu.さんに反論、というわけではないのですが、とても興味深いので再び書き込みさせてください。
「サボテン ph」で検索すると、「ほとんどのサボテンは弱酸性〜中性くらいの土壌で最もよく生育する」という記述も見付かるようです。
本当のところはどうなんでしょうか?
もちろん種類によって異なるでしょうが、何か厳密に比較実験したデータなどが見付かると面白そうですね。

もし犬塚さんのはじめのご質問の趣旨から離れた書き込みだったら、ご容赦ください。

犬塚信乃 2005/02/28(月) 17:14:21
[[解決]]
先達の皆さん、貴重なコメントを有難うございます。
実に面白いですね。

たちつさん 小粒の用土4+腐葉土6(5+5もあり)
かちがらすさん ボラ土+バーミキュライト+卵殻+燻炭
やまぐちさん 駄温鉢使用、赤玉土6+腐葉土3+鹿沼土1
SCさん 弱酸性の用土が好ましいのではないか?日照が不足した場合の温度管理が大事
Ryu.さん 桐生砂3+バーク堆肥2+赤玉土1+軽石1+日向土1+燻炭1+卵殻、寒水石、川砂
水を好む品種はプラ鉢 日本の夏の直射日光を好まない品種が多い

という、ことですね。
実に参考になりました。
多肉、サボテンと大雑把な括りで質問して申し訳ありません。
次から、品種をちゃんと指定して質問しなおしますので、その節は宜しく
お願い致します。


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