ゴムの木とポトスを枯らしてしまいました
とも
【関東】
2005/02/06(日) 18:31:59
この冬、2月にはいるまでベランダに出したままにしてしまいました。ゴムは葉が茶色くなってしまい、芽が出ているから大丈夫だと思っていましたが二つの芽のうちひとつはひからびているようです。ポトスはまだ緑色の部分は少しあります。両方まだ茎には弾力があるので、部屋に入れて日当たりの良い3階の出窓に置きました。とりあえず毎日水をやって様子を見ているのですが復活できるでしょうか。
恥ずかしい質問なのですが、初めて頂いた植物で、春になればまた元気になるのかと思ってしまいました。
木人
2005/02/06(日) 23:56:24
写真を見てないので、100%ではありませんが、
熱帯植物がそこまでなると、まず復活できないと思います。
逆に、冬は毎日水をやってはいけません。
とも
【関東】
2005/02/07(月) 01:08:00
水はどのようにあげたらよいのですか。
ぽー
【関東】
2005/02/07(月) 08:33:06
ゴムの木もポトスも、関東で戸外越冬は無理でしょう。
ゴムの木の耐寒温度は10℃、ポトスも同じくらいです。最低気温がそれを下回るようになったら、室内に取り込んでください。
それぞれの基本的な育て方を貼っておきますね。(右下の「詳しい育て方」をクリックしてください)
http://yasashi.info/ko_00007.htm
http://yasashi.info/ho_00008.htm
水やりは、「鉢の土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりやる。受け皿にたまった水は、そのつど捨てる」が基本です(ほとんどすべての植物共通)。
ただ、多くの植物には、ぐんぐん新芽が出たり丈が伸びたり花が咲いたりする「成長期」と、逆に成長のにぶる時期があります(なかにはほとんど休眠状態になる植物もあります)。
ゴムの木やポトスはもともと熱帯性の植物ですから、気温の高い時期(春〜秋)が成長期。この時期には水をたっぷりやり、肥料も適宜あげて、成長を助けます。
逆に気温の下がる冬は、ぐっと成長がにぶります。この時期は、成長期ほど水を吸わなくなるので、夏と同じ頻度で水やりすると過湿状態になり、根が窒息してしまいます。植物の種類や鉢の大きさにもよりますが、ゴムの木もポトスも、土の表面が乾いて2〜3日おいてからやるぐらいが適当でしょう。肥料はやりません。
このへんの理屈は、↓にも詳しく出ているので参考にしてください。
http://yasashi.info/miko_top.htm
なお、このサイトにはほかにも初心者さん向きのお役立ち情報がたくさん出ています。↑のページから「TOPページ」に行き、まんなかへんにある「栽培の基礎を調べる」で土・肥料なども見てください。
さて、ともさんとこのゴムの木とポトスの、いまの状況ですね。
ポトスはある程度過湿に耐えますので、助かるかもしれません(寒さには耐えられませんが)。
室内の暖かい場所に移したのは正解ですが、直射日光は避けて、明るい日陰に置いてください。目に見える葉っぱだけでなく根のほうも、かなりダメージを受けている可能性があるので、土をしっかり乾かすこと。
ただ、根がいたむと吸水力が落ちますので、葉っぱがクターッとしてきたら霧吹きで葉っぱにシューシュー水をやってください。
寒さにあたった葉は、いまは緑色でも、もしかしたら黒く変色して枯れてくるかもしれません。でも根っこが回復すれば、また新芽が出てくるので、あきらめずにしばらく様子を見てください。
回復のきざしが見えてきたら、少しずつ日光に慣らしていきます。レースのカーテン越しに短時間当てることから始めて、だんだん時間を長くしていきます。
5月ごろ、十分暖かくなったら、鉢から抜いて根の様子を確認。土を半分ぐらい落とし、黒く変色した根は切って、新しい土で植え替えたほうがいいと思います。
おそらく葉が落ちてカッコ悪くなっていると思うので、そのときは根元から1〜2節残して茎を全部切り、仕立て直しするといいですね。葉っぱが1枚も残らなくても、根が回復していれば、すぐに新芽が出てきてこんもりきれいな株になりますよ。
ゴムの木は育てていないので、詳しい方のフォローをお願いします。「当面、明るい日陰で乾燥ぎみに管理」という原則は同じです。
とも
【関東】
2005/02/07(月) 09:29:18
詳しく教えていただいて嬉しいです、本当にありがとうございました。
ポトスは普通の土に植わっているようなのですが、ゴムの木の鉢にはすかすかした軽い石がごろごろと入っています。水をやってもすぐに流れ出る感じなのですが、そんなに速く水を吸収できるのですか。土を観葉植物の土、というのに変えてあげた方がよいでしょうか。また、現状根が見えているような状態で、去年そうなってきたときに、成長して鉢が狭いのではないかと思い、大きな鉢に変えてはどうかと言ったところ、主人にそのままで大丈夫だと言われたのですが、それは正しいですか。大きな鉢にすると更にのびるので、このままの大きさでよいから変える必要はないとのことだったのですが。
回復できるかどうかあと2ヶ月以上はかけて見つめなければならないのですね。焦ってしまうので気が気ではありませんが、植物を育てるとはそういうことなのですね。
ぽー
【関東】
2005/02/07(月) 12:33:11
あらら、ゴムの木は根詰まりですか〜。枯れてきた原因は寒さ以上に、そっちのほうが問題かもしれませんね。
>ゴムの木の鉢にはすかすかした軽い石がごろごろと入っています。水をやってもすぐに流れ出る感じなのですが、そんなに速く水を吸収できるのですか。
これ、たぶんかなりひどい根詰まり症状です。おそらく最初は普通の観葉植物用土で植えられていたのが、根の成長によって土が砕かれ、水やりのたびに水とともに流されて、砕けにくい軽石のようなものだけが残ったのでしょう。
土がほとんどない=水を土に保つことができないので、水をやるとすぐに流れ出す。当然、根っこはほとんど吸水できない状態じゃないかと思います。
鉢底の穴から根がのぞいていませんか? 鉢のふちに沿って割り箸を土に挿しこみ、スッと入ればいいですけど、抵抗感がありませんか? YESだったら、かなり根詰まりしている証拠。植え替えが必要です。
本来の植え替え適期は5月以降で、今の時期の植え替えは健康な株でもかなりの負担になります。でも、非常事態ですからね〜。
私だったら、室温を高く保つようにして植え替えるでしょうね。
植え替えると仮定して。
文面から、かなり大きい株みたいですね。それが強い根詰まりを起こしていると、鉢から抜くだけでも大仕事かもしれません。鉢を横に倒して作業するほうが楽かも(幹や天芽をいためないよ注意して)。
最初に鉢のまわりをこぶしでトントン叩き、抜きます。抜けなかったら、食卓用のナイフのような薄くて固いもので鉢の内側をぐるりと刺して根をはがし、抜いてください。(いまの時期、しかも弱った株ですから、極力根をいためないように作業しないといけないんですが、仕方ないですね・・・)
黒く変色した根、ドロッと腐った感じの根、あと長すぎる根は切り落とし、一回り大きな鉢に植えます(通常の植え替えならある程度土を落とし、根ももっと整理しますけど、今回はなるべくいじらない)。込み入った根の間に土が入りにくいので、鉢をトントンと床に落とすか、割り箸で軽くつついて、しっかり土を入れます。
土は市販の観葉植物の土が無難ですが、肥料のはいっているものは避けてください。植え替えたあとは底から流れ出すまで水をやります。
あとは明るい日陰で、回復を待ちます。室温は夜でも15℃以上確保したいです(ただし暖房の直撃は避ける)。
>成長して鉢が狭いのではないかと思い、大きな鉢に変えてはどうかと言ったところ、主人にそのままで大丈夫だと言われたのですが、それは正しいですか。
はっきり言って、正しくないです(笑)。成長期の子どもに、「これ以上伸びたら困るから、新しい服は買ってやらない。小さい服のままで我慢しろ」と言ってるようなものです。
大きくしたくなければ、方法はあります。一般的には植え替えのとき根を整理し、同時に枝葉を剪定して、同じサイズの鉢に戻したりします。ゴムの木は「剪定」はできませんが、取り木ができるので、丈を低く・しかも2つに増やすことができます。
本当だったら、ともさんちのゴムの木も、植え替えるときに挿し木や取り木で増やす(保険の株を用意する)といいんですが、いまの状態ではどうなんでしょう。元気な天芽で挿し木できるといいんですが、私はこれ以上はわかりません。どなたかヘルプ!
初心者用掲示板@園芸相談センター