DNA操作による花木改良にあなたは?

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masukei改め 桝本 2004/09/04(土) 11:44:02
先般サントリーが(青いバラ)を作ったとテレビのニュースで流れていましたが登場していた社長は可成誇らしげな様子に映っていました。内容はパンジーの青色をDNA変換にてバラに置き換えたとのこと、それが美しいか否か? 自分がそれを買いたいか?(実はちょっとだけ欲しいかな・・・)は別にして多分キリンや他の改良者も既にDNAを弄くって居る事は想像にかたくない、近い将来何科に属するのかわからない様な花が世に登場するかもしれない、私の中には別に食べる訳じゃ無し美しいなら と ちょっと待ってくれ何か違うんじゃないの と
入り交じっている 正直わからない あなたの見える範囲に日本原産の草が自然に生えていますか?私(横浜)の行動範囲に日本原産のものは既に有りません そのうち犬や猫迄DNA変換されるかも 何処で誰がブレーキを掛けるのかなー 何か釈然としない 皆様のご意見をお待ちしています。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2004/09/04(土) 13:35:12
個々の品種の善悪は別として、私はそれも「生物学的には進化」なのではないかと思います。

水瀬葵 [URL:http://id1.fm-p.jp/9/ICIJOU/] 2004/09/04(土) 18:58:46
遺伝子組み換えで生まれた植物の多くはどこか遺伝子的欠陥を持ってる事も多く、自然に自生したとしても淘汰されていく事が多いのが現状です。それでも生き残ったものは新たな種としてみとめるしかないのかもしれませんね。その青バラも素人目には「どこが青いんだか・・」というレベルで、品種としても安定してないので下手したら数年後は原種の色に戻ってしまう可能性が充分あるようです。
日本の原種植物・・減ってますね。でも同じように海外に持ち出された日本産植物が自生植物を減らしてしまってる例もあるようで、生存競争の駆け引きなのでしょう。日本も保護地域はけっこうあるので固有種が日本から絶滅・・・とまではいかずにすみそうです。

おおた 2004/09/04(土) 19:30:47
遺伝子組み換えをしなくても、バラなどは古典的な手法で種間交配が繰り返されていますよね。またソリダスターなどという「属間交配」の植物も人為的に作り出されています。いずれも自然界には存在しない植物ばかりですね。

食生活を見直してみても、同じことだと思います。
遺伝子組み換えの穀物や野菜を食べていないとしても、原種の植物を食べているわけではなく、ほぼ100%、古典的な手法により品種改良された植物を食べているわけですから。

私は「遺伝子組み換え作物は安全」とか「遺伝子組み換えすべきだ」などと主張するつもりはありません。
ただ、古典的な手法による品種改良は是で、遺伝子組み換えなどの新しい手法による品種改良は非、とはじめから決めてしまうのもいかがなものかと思います(古典的な手法による品種改良だって、弊害があるかもしれません。)。その間には明確な境界はないようにも思えるのです。

ですから、これから皆でどこに境界線を引くべきかを考えていくべきなのでしょう。

犬塚信乃 2004/09/04(土) 19:42:22
masukeiさんじゃなくって、桝本さんのおっしゃりたい事はよ〜く判ります。
私もほとんど同感です。
ちょっと前に青いバラに関してのスレでも発言しましたが
大企業が商売っ気丸出しで、「こっちのバラがより青いですよ」
と言って、販促する様はなんだか、あさましさを誘い
その後に情けなさを誘発するものです。

姿形はどうなのか?香りは?育てやすさは?プライスは?
其の辺が、二の次の次ぎくらいに省略されています。

「青龍」の実物を見て、がっかりしたのは私だけじゃないと思いますが。

こば 2004/09/04(土) 20:19:46
みなさんが言っているようですが、「遺伝子組み換え」は、自然交雑でもされているのが事実(そうでないと進化できないので)
でしょう。
人為的に行っているものの中に「品種改良」と称されているものがあるわけだし、方法の違いだけで猛反対するのも変かと思います。

自然や生物界に「害」を及ぼすのは結果的によくないとは思いますが・・・。

桝本 2004/09/08(水) 16:19:33
[[解決]]
皆様結論の出る訳が無いつまらない質問に貴重なご意見有り難う御座いました。解決マークをつけましたがもちろん解決したわけでは御座いません、雌しべに雄しべの花粉をつけ受粉させる古典的?な方法では現在の経済速度に追いつかない事は確か、唯自然の摂理に反し?無理矢理進化?させるのはいかがなものか、私には正直わかりません。

ちょこれっと 2004/09/09(木) 11:26:06
こんにちは。解決マークがついたところへ、申し訳ありません。
私も、昔から、人の手で品種改良がされてきたのだから、同じ事ではないのかと思っていました。
遺伝子組み替え作物に反対署名活動をしている知人に、そう話したことがあります。

彼女の話では、従来の交配による品種改良ではあり得ない物が出来るのが問題、と言っていました。

例えば、ある毒素を出す微生物の遺伝子を組み込む、ということ
だそうです。微生物+植物というのは、私は専門的な知識を持ちませんが、自然には(また、普通に交配させていては)起こらな
いのではと思います。
そうして、葉を食べる害虫を退治させるのだとか。

また、除草剤に耐性のある作物の開発もされているそうです。
そういう作物だと、除草剤を使えば、雑草だけが枯れて、作物は生き残ります。
一見良さそうですが、雑草の方にも耐性がついてきたらどうなの?ということを言っていました。

歓迎派、反対派、それぞれの方のご意見を伺うと、どちらにもナルホドと思えてしまい、まだ良く判らないのが、私自身の気持ちです。
これからも、色んなお話を伺って、考えたいなと思っています。

おおた 2004/09/09(木) 15:43:39
私は詳しくないのですが、自然の状態でもウイルスが介在することによって、交配し得ない、遺伝的にかけ離れた生物間の遺伝子組み換えも起こるようです。
ですから、組み換え=「反自然」、「危険」ということもないように思うのです(ただ悪意を持った人間が、危険な組み合わせを試みる危険性はあるわけですが)。
逆により自然に近いように思われている人工交配ですが、これは距離的、時間的に隔たりがあって、自然にはまず交雑の起こらない生物同士を、いろいろな方法によって交配しているわけです。
ですから、こちらの方も「反自然」と言えるように思うのです。

私は人為的な遺伝子組み換え「歓迎派」ではありません。
人為的な遺伝子組み換えにしろ、古典的な交配にしろ、現在の「品種改良」は、大部分が大国の、大企業の利益のために行われているのは確かだと思います(中には「人口増加に伴う食料危機に対処する」という理想をもった、良心的な企業もあるのでしょうが)。
ただそれは今に始まったことでもなく、「古典的な手法」による品種改良の場合も同じではないのか、と言いたかったのです。

私にはよく分からないことも多いのですが、ひとつの意見としてお聞きいただければ幸いです。
私も、いろいろな方のご意見を伺って考えて行きたいと思います。


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