ミリオンベルの花のつきかたについて

[園芸相談センター]の過去ログです

梅子 2004/06/24(木) 09:04:42
6月始めにミリオンベルの苗を6株植えました。
1鉢は葡萄性なので直径１８ｃｍくらいの小さい鉢に植え
吊るしました。
あと5株は立ち性なのでプランターに植えました。
どれも説明書どうりに花芯を摘んで挿木しました。
小さい鉢に植えたものはもうどんどん花が咲いているのですが
プランターに植えたものはようやくこのごろ花が１つ咲いたところです。
しかもプランターの一株はあまり成長せず葉っぱも小さいのです。
なにかまずいことでもしたのでしょうか？

たちつ 2004/06/24(木) 14:43:12
草花の成長のばらつき。「こんな筈ではなかった」は良くあることです。運命論ではないのですが、私は「家相が悪い」とか「相性がよくない」と度々表現しています。念の為に云いますが、宗教的な「凶相」の事ではありません。苗は選んだ時から枯れるまで、同じ固有種でも、全く同じ物はありません。一寸した環境の違いで、満足に育ったり、貧弱になったり、時事刻々と変化します。立派に育つに越した事は無いのですが、全てがすべて、思うようには育ちません。もしすべてが満足に育つようなら、コンクールは成り立ちません。全員「優勝」と言うことになります。
少々の事では動揺しない。努力と熱意は大切ですが、程々に。
結果的には、貴方の責任にはなりますが、全部が全部は解決できない部分も多いことです。

植え付け時やその後の、肥料・潅水・苦土石灰の与え過ぎ。鉢が小さければ、潅水で肥料が適切に偶々流されて、良くなった。
プランターは土が多いので、残留肥料が濃かった。それ故、根と地上部の生育が遅れた。と云う事でしょう。
65cmのプランターに2株では少ないし、3株では多い位。ワインカップ鉢で1-2株位。
肥料は配合肥料を一つまみ(10g)、2-3ケ月に一回・又は液肥を月1-2回。潅水は萎れない程度に日暮にタップリ。植え付け時の潅水は、汚い水が透き通るまで、間隔を置いてタップリ。小さいうちから、摘芯してバランス良く形作り。鉢を前後左右に満遍なく日当たりをよくする。大きくなって、下半身が不細工になってくれば、適当に切り戻ししたり、挿し木して、株の更新を図る。
株の開花期間は長いですが、一日花。花は何でも綺麗な時期は一年の内10日間限り。用土は園芸用土は良すぎて、蒸れやすいので、使い古しの土か畑土か赤玉土を半々混合。(使い古しの土や畑土の半分は1mm以下の微塵土は篩いを掛けて捨てる。残りの半分は其の侭使う)と良いでしょう。

大抵は、似たり寄ったりの姿に、育つ。此処に人気があります。
一般種より5-6倍と少々値が高いが満足する品種です。
其の内に格好良くなってきます。秋迄に、まだまだチャンスはありますからね。

梅子 2004/06/24(木) 15:05:11
アドバイスありがとうございます。
小さい鉢は水はけがよく水をやると全部出てしまうのでは
と思うくらいですがその方がよいのですね。
プランターはおっしゃるとおり栄養豊富た土がたっぷり入っています。
この方が余程沢山花が咲くのかと思ったのですが
そういうわけでもないのですね。
良い勉強になりました。

ぽー 2004/06/24(木) 16:02:02
ミリオンベルは人気品種ですが、マニアの間で「例年に比べて今年のはどうも生育が悪い・枯れてしまった」という声をちらほら聞きます。1株だけ生育が悪いのは、もしかしたらハズレ株かも？
また、ペチュニアは流通・販売に便利なよう矮化剤が使われていて、その効き目のあるうちはなかなか成長しないこともあります(ミリオンベルに矮化剤が使われているかはわかりません）。とくに虫や病気がないようなら、もう少し待ってみてはどうでしょうか。

肥料について。ミリオンベルは多花性ですから、肥料たっぷりで問題ないと思いますよ。６月初めに普通の大きさの苗を買い、ピンチしたのなら、今ごろようやく咲き始めても不思議はないです。つぼみが全然見えない、というのなら話は別ですが。
あと、プランターの大きさと株のバランスですね。ミリオンベルは日当たり・水やり・栄養がよければかなり大きくなりますから、65センチに２株が適当かな～と思います。
たぶんご存知だと思いますが、サントリーの公式花ページ↓
http://www.suntoryflowers.co.jp/care/story/index.html#miric

ぽー 2004/06/24(木) 16:11:01
いまき付きましたが、たちつさん。水やりは朝のほうがよくないですか？　真夏に、朝の遅い時間に水やりすると水が土中で熱くなり、蒸れやすいことは承知していますが。夕方の水やりは、徒長の原因になりませんか？
大株に育ったペチュニアなどは、朝夕２回の水やりが必要なこともあると思うのですが。

たちつ 2004/06/24(木) 16:42:06
施肥の余談。　　根は、浸透膜による内外の濃度加減で栄養を水揚げしています。濃過ぎれば、根焼けや脱水症状を起こします。
薄く気長に。
ジュースでも、濃縮還元100%より、20%前後の方が飲みやすい。砂糖水でも程々の方が飲みやすい。
実験。希釈した液肥10本セットの1本をスーパーのスチロール皿に入れて乾燥させ、其の結晶の量を、鉢に差し込んで無くなる日数で割れば、如何に少ないか、大よその量が理解できると考えられます。
液肥の施肥は潅水後に続けて液肥を施肥します。そのほうが用土に馴染み易い。又は、規定希釈の5-10倍を鉢穴から、ザーザー流れるくらいにたっぷりと。

潅水の余談。　　極端な話。葉が萎れるか萎れないかの時に潅水。蕾や花が萎れたら戻らない。葉は10-60分でシャキっとします。(温度等の違った条件は別)。雑巾を固く絞った状態を保つ。(根の付近の土)。根を湿らすのを潅水と言い。土を湿らすのを庭に散水する・庭に水を撒くと云います。これからは中途半端に潅水すると地熱で蒸れて、根腐れします。夕方に、地熱を冷やす気持ちでたっぷりと。
鉢の中の根の位置・状態をイメージする。
割り箸を深く突き刺して(太いほう)、潅水前に抜けば保水状況が良くわかる。

根の雑談。　　根は詰まってくると、鉢の淵に沿って根張りします。鉢淵の根は新鮮で若い根が多いです。
このときに鉢に直射日光が当たると、根は蒸れて弱ります。
鉢の淵を熱射に晒す事は好ましい事では有りません。

たちつ 2004/06/24(木) 17:01:53
潅水の余談2。　冬は凍結・霜等の冷害を防ぐ為に控えめ。暖かい日の10時位に、温水を潅水。
春秋は、朝の10時位に潅水。
夏は、夕暮れに鉢土を冷やすぐらいに、鉢以外の付近もタップリと潅水・散水。
当然、脱水症状の茎葉に水を与えれば、栄養が一気に流れますから、多少は徒長するでしょうね。夜の間に、水が切れ(枯渇の意味ではない・水が馴染むと言う意味)保水状況が好転します。と考えられます。10時では、馴染むまでに熱せられて、蒸れるでしょうね。朝晩の潅水の是非は微々たる違い。その人の好み。と考えます。大きな違いがあるなら、夕立があれば、草花は枯れることになります。スコールでハワイの植物は全滅してしまいます。
グアム島やバリ島は毎朝雨が降っていました。昼は晴天でした。5月でした。

たちつ 2004/06/24(木) 17:03:43
テレビを見ていて、W送信してしまいました。　　<(_ _)>

ぽー 2004/06/24(木) 19:49:14
なるほど。「水やり３年」とよく言いますが、植物の種類や成長ぐあいだけでなく、その土地や家の環境によっても工夫がいるんですね。
うちはマンション５階、東向きのベランダで午前中日が当たるので、夏の水やりは９時前に終わらせるか、昼過ぎて日が翳ってからにしています。狭いところにジャングルみたいにいろんな鉢を置いていますが、幸い風通しがいいので、あまり蒸れずにすんでいるようです。水やりｎあとは、このマンションでウチがいちばん涼しいゾ、なんて思ってます。

＞根は詰まってくると、鉢の淵に沿って根張りします。鉢淵の根は新鮮で若い根が多いです。
よく育ったポット苗なんかでよく経験しますよね。
昨日、ぎゅうぎゅうに育ったカンパニュラを株分けしたんですが、案の定、鉢から抜けないほど根が回っていました。面白かったのは、根の回り方が偏ってるんですよ。
半円形のポリ鉢でベランダのフェンスにハンギングしてるんですが、平らなほう＝太陽の方向にはあまり根がなく、丸いほう＝日陰になるほうは新鮮な根がぎっちり。茎は太陽のほうを向き根は逆に伸びるのかな(小学校でそんなことを習ったような気が…）、温度も関係あるのかな、なんて思ったことでした。

梅子さん、トピ乗っ取っちゃったみたいでごめんなさいね。
金糸梅の梅子さんと同じ方なら、あちらのほうは一段落したようなので、２つとも「解決」マークを入れておいてください。
こちらのほうでまだ疑問があれば、追加でどうぞ。

梅子 2004/06/24(木) 21:37:18
[[解決]]
色々なご意見ありがとうございます。
ミリオンベル育てるの今年始めてなので参考になりました。

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