氷点下でも枯れない草花の生態

[園芸相談センター]の過去ログです

デブグマ 【関東】 2020/02/08(土) 10:44:56
我が家でも野外で手放しで長年栽培している草花でペチュニアの品種のスーパーチュニアは完全に多年草化しています。あと、プリムラマラコイデスは夏場はすべて枯死しますがこぼれタネで秋に芽生えた苗は2月には花も咲き始めます。パンジーも同様です。氷点下にさらされる時間は数十時間でー7℃近くになることもあり、溜水も当然、氷ます。この時の葉はパリパリ状態に近いです。
植物も細胞内の水分が凍ると膨張して細胞膜が破けて破壊され枯れるのが多いのにこれらの草花はなぜ枯れないのでしょうか?野菜などでは凍らないように自ら糖度を上げて
防御するようですがー7℃でも凍結しないのでしょうか?

ひろし@小南部 2020/02/09(日) 20:04:03
植物が凍結しにくい理由として、言及されているところの糖分やその他の色素などの多糖類や配糖体を増やして体細胞内の濃度をあげ氷点を下げることのほかに、根が吸水できずに結果として細胞液が濃くなる(しおれる)ことによって凍結を防いでいるのではないかと思います。
水分が多いのに糖度の高いりんごの果実は短時間のマイナス7度では氷結しません。短時間でもマイナス10度では軽く氷結しかかり凍みりんごになる場合がありますが、徐々に気温が上がれば、細胞は壊れるほどではないようです。連続マイナス20度では確実に凍結し細胞が壊れます。(実験済み)
ハルジオンなどのロゼットはマイナス10度では土が凍結するため根が吸水できず、葉が萎れています。つまり土が凍れば吸水が止まり、結果として体細胞の濃度が上がって凍結しないのではないでしょうか?
凍土が溶けて根の吸水機能がもどれば萎れた葉が復活できる強靭さがポイントなのだと見ているのですが。

デブグマ 【関東】 2020/02/12(水) 11:25:57
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ひろし@小南部さん回答(解答)ありがとうございます。
数値でのご説明、納得できます。
以前に柿の実の収穫時期は氷点下でも大丈夫か?の質問に「糖度が高ければ凍りにくいのではありませんか」と推測での回答をしたことがありますが、甘いリンゴはそうなんですね。


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