ラナンキュラスの植え方

[園芸相談センター]の過去ログです

さくらんぼ 【四国】 2019/11/09(土) 10:32:41
球根を冷蔵庫でキッチンペパーに包み1週間給水し、冷蔵庫から出しすぐにプランターに植え水やりをし2週間放置しました。
芽が出ないので掘り返すと半分位球根が腐り、後の半分は腐ってはいないですが発根してません。
植えたのは外気温が20度位の10月下旬でした。
冷蔵庫から出した球根の水やりの仕方を教えて下さい。
腐っていない球根はこのまま置ていたら発芽するのでしょうか?

Hiro 【関東】 2019/11/14(木) 02:19:52
催芽中に球根にカビが生えて腐るのが,球根からのラナンキュラスの栽培で,一番多い枯死の原因でした.

カビが生える原因は確かめたわけでないので妄想だけど,吸水による球根の内部の膨張に皮がついていけず,皮に細かい傷ができ,そこからカビが侵入するから思いました.一緒に植えた半分の球根が腐ったので,この妄想によると残りの球根は腐ってなくてもすでに感染してるものが多いと思います.球根を観察し,黒くなった部分があれば切ったほうがいいと思います.

いろいろ対策を試しました.たとえば皮が球根の膨張に追随するよう,ゆっくり吸水させました.効果があり,生残数は多くなりました.しかし生残しても,球根の一部がカビが見られるものが多かったです.このような球根は異常な部分を取っても,その後の成長がよくなかったです.

結局,吸水前の球根を殺菌剤で粉衣することが最も効果がありました.方法は,吸水前の球根を穴の開いてないビニールへ入れ,少量のオーソサイド水和剤 80 を入れ,漏れないよう注意して袋の口を締めて振りました.この処理をした球根は,催芽中気を抜かなければ生残率 100 % でした.逆に言えば,殺菌剤で処理しなければ,催芽中気を抜かなくてもほとんどの球根にカビが見られました.すでに給水してても効果があったので,今からでもやるといい結果へ変わると思います.

球根がプリプリで,すでに給水が終わってるなら,オーソサイド水溶液に球根を浸漬してから.腐食を含まない,新しい清潔な用土を用いて仮植えするのもいいと思いました.しかしオーソサイドの使用方法に書いてなかったです.
http://www.greenjapan.co.jp/ososaido_s80.htm
あるいは,給水が終わった球根を腐食を含まない,新しい清潔な用土へ仮植えしたあと,大量のオーソサイド水和剤 80 600倍希釈溶液を如雨露で散布しても効果があると思います.

参考サイト
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=3218

Hiro 【関東】 2019/11/14(木) 04:14:44
追記
オーソサイド水和剤 80 は未発病の球根のカビ,腐れの予防には十分な効果がありました.しかしオーソサイドに浸透性はないです.感染し,すでにカビが植物体内へ侵入してるなら,使用する薬剤は浸透性があり,治療効果のあるベンレート水和剤のほうがいいかもしれません.両者の抗菌スペクトルは異なり,対象のカビが異なります.ラナンキュラスの球根の殺菌にベンレートを使ったことがないので,実際どうかはわからないです.
https://ameblo.jp/kikuma87/entry-10356911922.html

Hiro 【関東】 2019/11/14(木) 05:07:46
訂正
https://ameblo.jp/kikuma87/entry-10356911922.html
で粉衣に使われてるのは,ベンレート水和剤(有効成分;ベノミル)でなく,ベンレートTコート(有効成分;チラウム,ベノミル)でした.JA で売ってるらしいです.ベノミルに浸透性があります.ほかに粉衣に使える薬剤にホーマイ水和剤,ホーマイコート(有効成分;チラウム,チオファネートメチル)がありました.チオファネートメチルに浸透性があります.しかしラナンキュラスの球根へは適用がなかったです.

さくらんぼ 【四国】 2019/11/14(木) 14:37:42
丁寧なご返信ありがとうございます。早速殺菌剤で試してみたいと思います。もう一つ質問ですが、冷蔵庫で水分を吸収させて 、土に植えて芽が出るまでの水やりの頻度はどれくらいでしょうか?
また、植えた直後に水やりをしっかりした方が良いですか?

ラナンキュラスとアネモネは 2019/11/14(木) 16:21:38
私は、水分が多過ぎて上手くいっていないように思います。なので、球根の一部がまだ生きているなら、この後の水はやらずに、自然に任せる方がいいと思います。

カビが生えたり腐ったりするのは、それまでカラカラに乾燥していた球根が水分を多く取り込み過ぎて細胞がダメになったり、気温がまだ高いのに植えてしまって発芽できず腐ってしまったりすることが多いように思います。

冷蔵庫での吸水が多くなり過ぎて上手くいっていない可能性もあります。
乾燥してカラカラになった球根は、水に浸けて1時間程度で水から上げ、その後は植えつけても水は遣りません。植えつけ後、数日間は雨が降らないのが理想です。発芽するまでは多過ぎる水は大敵と思って下さい。

確実に発芽させる方法は、11月の気温が下がってくる時期を選び(今年なら今週末頃)、土が少し湿っていることを確認したら、数日間は雨が降らないことを気象予報で確認し、乾燥したままのラナンキュラスやアネモネの球根をそのまま植え、その後は水を遣らず、地中の中の水分だけで自然に吸水させ、発芽させることです。このときに、プランターなどでもし、土が乾いていれば、少しだけジョウロで水分を足してやります。ただし、多くなりすぎるよりは少なすぎる方がいいです。少なすぎる場合は、いつかは吸水されてやがて発芽します。
この方法なら、90%以上の発芽を見ることができます。
これは、私がやっているやり方です。

さくらんぼ 2019/11/14(木) 20:25:21
[[解決]]
なかなか発根しないので、水をあげ過ぎていた様です。意見を参考にして早速再チャレンジしてみます。ありがとうございました。

ミルテ 2019/11/15(金) 18:09:45
再チャレンジは、新しい球根からでしょうか?
でしたらまた冷蔵庫でなく、今度は戸外(軒下)でされてはいかがでしょう?

私も今秋、戸外で芽出しをしましたが、全て芽が出たのでポット上げしました。
これから始めるのだったらもう暑さで腐る心配もありませんし。
横着なものですから最初から園芸用土で、気をつけたのは水分管理だけ。湿らせた土に乾いた土を混ぜ、湿気てる?ぐらいな状態から、ゆっくり徐々に吸水させた事ぐらいです。

さくらんば 2019/11/16(土) 20:39:13
アドバイス通り直接植えてみました。
冷蔵庫で給水した物も同じ日に植えたので観察しながら芽が出るのを楽しみにたいです。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター