この時期、大菊に蕾ができた。

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くりん 【関東】 2018/04/27(金) 21:15:43
バラやユリは10年も育てていますが、大菊は去年から始めた初心者です。
昨年、通販で厚もの菊の苗、3種類を購入し、挿し芽で増やし、花後出てきた冬至芽(?)を植え付け、現在数株が50センチ以上に育っていて、直径1cmぐらいの蕾を沢山つけています。多分、冬の間温室に入れていたためだと思います。
脇に出た小さい蕾は摘み取っていますが、これから日が長くなるのに、秋の様に咲くのでしょうか?教えて下さい。

菊の気紛れ 2018/04/28(土) 02:03:48
>これから日が長くなるのに、秋の様に咲くのでしょうか?
短日とか日長の関係は、花芽分化(蕾ではなく花蕾の下地源基細胞レベル)の問題(分岐進行形)であって、蕾が観察されたは、過去形です。
従って、蕾が確認できたのなら、惰性で開花します。
但し、秋菊としては、時節外れの事ですから、花の形や発色は、秋と同じですが、環境気温しだいですが、花の大きさは、一回りか二回り小さくなったりして咲く事が多いです。

>花後出てきた冬至芽(?)を植え付け
>冬の間温室に入れていた
ここに、その原因があります。

尚、この場合の冬至芽?は、一般的には、通常の新芽(地上部の「茎」から出る新芽)です。
冬至芽は、冬場に、地上部が枯れ、株元(根と茎の分岐点たる根頭)や根(宿根地下茎)の地中から生えてくる新芽の事で、菊栽培における独特の専門用語。

冬至芽とは、大寒芽や元旦芽や大雪芽というより、言いやすい語呂合わせ。冬芽も言いやすいですが、冬の越冬芽を冬芽と言いますから、紛らわしい。
冬至とは、夜の時間が一番短い日であり、草木も枯れ動物も冬眠し、海はあれるし、川にも魚はいないし、食べるものが無いので、栄養失調餓死しやすい時期であるところから、一番死界に近い時期として、厄凶日としての不安事項であった。そこで、厄払いとして、誰でも簡単に作れ、常温保存できる夏野菜のカボチャが、滋養強壮の薬として、人気が沸騰し広まった。
又カボチャは、追熟すればするほどおいしくなる。
行事月は違っても、ハロウインとしての、カボチャの悪霊払いや節分の豆まきも、同じようなもの。

菊栽培の冬至芽は、根茎に住み着く越冬害虫を取り払う切り離す事、厄払いがその由来

気温の低い冬に、温かく過ごして、茎葉枯れることなく瑞々しく無事に越冬すれば、開花するようです。

当家の場合には、偶然に、粗隠しの為に、編み目の細かい建築用の防塵ネットで遮光保温効果があったのでしょう、大輪菊が3月頃開花したことがある
又、今年は、株分けした冬至芽の小菊が、例年になく体感的に暖冬だったのでしょう、蕾が沢山ついてきました、自然生えのコスモスにも、蕾がついています。
過去には、琉球朝顔が、3月に咲いた事もあります。
ツクシが12月中頃に生えてきたことも有った、秋にワラビを沢山摘んだことも有ります。
ツクシと言えば、過去に50-60cmの長さのものを摘んだことも有ります。
生物多様性というか、自然界にはいろいろと面白い事が沢山あります。

くりん 2018/04/28(土) 08:05:17
菊の気紛れさん、早速のご教示ありがとうございました。小菊は長年扱っていますが、確かに冬至芽は長い地下茎を通して、鉢の縁から出ていました。
今回蕾ができたのは株本から出た芽だった様な気がします。


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