アンジェラの誘引時期について

[園芸相談センター]の過去ログです

ミュー 【関東】 2017/09/17(日) 17:46:48
5年ほど前から10号の鉢植えでアンジェラを楽しんでいます。
家の前の通路の両側(塀の内側)からだいぶ塀からも高い位置になってきてトンネル状になり、皆さんにくぐって楽しんでいただいています。
枝のみでアーチを作り、通りに面しているので毎年多くの方々が見に来てくださいます。
流石に6年目ともなると上の方でどんどん伸びる枝が気になり、のびた枝を斜め横にしてほかの枝に括り付けたりして常に見栄えが良いように気を使っています。(水平に近い誘引の時期ではないことは承知ながらですが)8月下旬にあまり新芽のない枝は少し整理しましたので新しく伸びた枝がほとんどです。
株元の太さは直径3.5cmはあり、鉢を突き抜けています。
植え替えができないので鉢土を少しづつと鉢の近くの土を入れ替えている程度です。
他にもバラはありますがすべて鉢植えで数年たったものです。
毎日のように枝の括り付けや黄色い葉や込み合う葉の整理をしていますが今後どのように管理していけばよいでしょうか?
消息は2週間ごとを心がけています。
鉢は全部で15鉢ほどあり水やりも大変です。
よろしくお願いいたします。


 

バラばら 2017/09/23(土) 16:03:11
>鉢を突き抜けています。
どの植物でも、根の逃亡だけは、絶対に避けた方が良い。
プラ鉢と根か地面にまで生えたら、最悪な状態になります。
根が瓢箪のようにくびれて鉢底穴に食い込み、鉢中の根が退化してなくなり、逃亡根が勢いよく成長する。その結果引き抜けられない、排水も通気も悪くなり、いつ枯れてもよい状態となる。
と言って、難儀して、植え替えても、株元に根がなく、地面の根が長く太く超元気なので、植え替え時には、切り捨てなくては鉢に収まらなくなり、中途半端な挿し木状態となり、植え替えの失敗率が高くなる(枯れる、翌年の育ちが貧弱になる)

鉢底穴から根の逃亡を防ぐ方法として、
専用のポットフィトやレンガブロックで、鉢底と地面の間に空間を設ける(風通しと明るさにより、逃亡根が育たなくなる)
http://www.engei.net/libimg/99590i2.jpg

又は、地面と鉢底の間に、水受け皿を逆にして置いておくとか、ビニールを敷いておく(逃亡根が太くならないので、引き抜きやすい)

本来、蔓バラは、地植え向きですから大きく(横幅広く茎長く高く)育てる事に、その良さがあります。
従って、株の大きさ樹勢と体力手間暇場所など環境つくりや管理面の限界とのバランスを常に観察しなければならない。
どちらかと言えば、大きく鬱蒼とした全体的な豪華さを望むより、一花一花を楽しむために、コンパクト化や控えめ控えめに育てるよう心掛けた方が無難です。
できる限り、手間暇を省略して、管理が楽になるように方向転換しながら、今の豪華絢爛さを維持するには、どうするかの工夫を今の内から・・・

挿し木して、ひ弱でもよいので予備苗を確保して、親株を植え替えた方が良い。・・・心情的に割り切れないこともある。

>鉢は全部で15鉢ほどあり水やりも大変です。
鉢植えですから、仕方のない事です。特に、5月(一年で一番水やりに気づかいする。ここで失敗すれば、取り返しがつかなくなる)や夏場(この時節の水やりは、どうでも良い事ですが、栽培者の心情として心配になるし、傷みが目立つ)
安心して、遊びにも行けなくなる。誰も面倒を見てくれなくなり、トラブルの原因となる。・・・栽培者本人以外には、管理の仕方が解らない。適期適量の程度が解らない。

私も過去に、広げ過ぎて、水やりだけでも、14時間かかったことがあり、そこで、水やりをやめて、枯れさせ自然整理した。
それでも、2-3年経てば、繁殖させ過ぎて、元に戻ってしまいます。花中毒の弱みです。
色々な草花を整理したくても、増えることはあっても、減ることはないです。

話を戻して
蔓バラの蔓の整理は、落葉した(自然及び人為的に)12月が良いでしょう。
蔓茎を骨組み支柱として、ひも状に散髪し、蔓を解して、誘因しなおせばよい、長ければ、太く瑞々しい蔓茎を残して、古木化した茎やひ弱な緑軸を惜しみなく切り捨て、好みに応じて、長さも短くすればよい。
水平又はらせん状に誘因するので、解らなければ、紐ロープを蔓に見立てて、長さを調節すればよい。
その誘因した結果、どの位置にどのくらい花を咲かせるかのイメージトレをすれば完璧です。

アンジェラの概説(バラの性質)
http://himenobaraen.jp/rose/climbing/angela.html
ツルバラの誘因の仕方の例
http://www.hanahana-shop.com/hpgen/HPB/categories/15764.html

これでも、多く残し過ぎ
http://blog-imgs-62.fc2.com/c/h/a/changemygarden/DSC_3264-L_convert_20140111220731.jpg

このように、思い切って
http://stat.ameba.jp/user_images/20120209/20/annelady/e8/a2/j/t02200329_0800119511784153252.jpg
心配なら、適当な好みで、ところどころ3-5cmほど残しておけばよい。

バラの冬場、休眠期の大幅剪定(整理整頓)は、八割や九割は、切り捨てる気持ちで・・・
どの花でも、いつの時期に、どの位置にどれだけの数の花が咲くのかをよく観察して、自分好みにコントロールすることが大切です。そのためには、いつの時期にどのように躾けるかです。

鉢植えは、年に1-2回は、鉢底を見ながら、移動させて、ゴミ掃除する気持ちが必要です。
環境により、鉢底から根が逃亡することもあれば、逆に、鉢底から他の根が侵入することもあります。
不快虫(ナメクジ、ムカデ、蟻蜂や越冬害虫等)が住み込むことにも注意する。

いずれにしても、上手下手や技能知識より、好きになる事、癖習慣づける事により、気分が楽になります。
好きになれば、苦痛という概念すら忘れ去ってしまいます。
恋は盲目とか痘痕も靨とか好きこそものの上手ともいいます。

ミュー 2017/12/04(月) 20:52:44
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色々ありお礼が遅くなってしまいました。
大変参考になりました。
ありがとうございました。


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