カキのヘタ虫対策について
カキナ
【関東】
2017/09/17(日) 12:11:34
ここ数年カキ(富有柿)の実の落下に悩んでいます。毎年春には沢山の実を付けるのですが、大きさが3cm位になる6月から7月にかけて殆どが落下しています。ヘタを残して実だけが落下するので、本掲示板などを参考に、ヘタ虫が原因と思い殺虫剤を散布していますが効果がありません。
使用している殺虫剤は住友化学のパダンSG水溶剤で2000倍にして使用しています。散布の時期は6月と7月で主に実のついている枝に散布しています。使用農薬、散布の時期、方法などに問題があるでしょうか。
また、冬季の間に害虫を駆除する方法があればご教授頂きたいと思います。よろしくお願いします。
見習い
【甲信越】
2017/09/17(日) 12:54:58
失礼いたします。
柿の木の大きさはいかほどでしょうか?試しにリン酸肥料を与えては如何でしょうか?根量が少ないと果実を実らせるだけの養分を吸収する力がない為、果樹が自分で果実を調整して落としてるかも?冬の間に堆肥とリン酸肥料を混ぜて果樹の周りに撒いとけばよろしいかと。リン酸肥料は、少々多めに。
Guu
[URL:http://guu.blog.jp/]
2017/09/19(火) 09:50:22
見習いさん
ヘタを残していると言うことなので、整理落下ではなくヘタムシ害だと思いますよ。
カキナさん
薬は6月をやめて8月にした方がいいかも。
使用農薬はBT剤とかなら、鱗翅目しか効きませんので、益虫であるカマキリやクモには無害です。
関東なら今頃藁や段ボールで幹に巻き付け、1月ぐらいに剥がして燃やすことで誘引しまとめて退治できると言われています。
またやはり厳寒のころ粗皮削りと言って、表面の皮を削り落としてあげることで中で越冬している蛹を殺すことも効果的だと言われています。
語尾を濁しているのは、私はそれらを毎年やっているのですが、ある程度は被害がありますしやらなかった場合の比較をしていないからです。
もう一点、今からできる確実な方法があります。
ヘタムシが入ると周りの実に比べて熟したように色づきますので、それを落とします。
出来たら中にいるヘタムシも見つけ出して殺します。
ヘタムシは1匹で5,6個の実を落としますので、放置すると移動して隣の実に入り次々と犠牲が出ますので、ヘタムシに害された実は確実に処分したほうが良いです
見習い
2017/09/19(火) 14:40:11
失礼いたしました。
私の柿の木の一つが、やはり同じ症状でしたので、てっきり生理落下と思っていました。
カキナ
【関東】
2017/09/19(火) 18:59:17
[[解決]]
GUU様 / 見習い様:
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。秋から冬にかけて、幹に藁を巻いて虫をおびき出す方法や、幹の皮を剥がして越冬中の蛹を駆除する方法など試して見ようと思います。冬の間の施肥も今まで怠っていたので実行して見ます。ありがとうございました。
kimiko
2017/09/21(木) 21:26:44
解決済ですが、補足として
散布時期は五月に幼虫が産み付けられる時からスタートした方が良いと思います。幼虫が実に入ると薬の効果はほとんどありません。
薬剤はスミチオンやオルトランなんかも効きますので混合した方が良い。モスピランなんかも。
落ちた実の中に虫がいると思われがちですが、実際はヘタの部分にいます。秋にコモ巻きして春先に焼却するのも効果があります。
pine
【九州】
2017/09/21(木) 22:02:04
追加で、余計なお世話かも知れませんが・・・
>ヘタ虫が原因と「思い」
とお書きですが、幼虫は確認なさっておいでですよね?
虫体が確認できず、7月までにほとんど落下するのであれば、炭疽病の可能性も有りかと思います。
私は落葉に詳しいわけではないですが、今年は多いみたいです。
http://www.jppn.ne.jp/kagawa/gijutu-siryou/h28/h28gijyutusiryou06.pdf
http://www.boujo.net/handbook/newhandbook4/%E7%82%AD%E7%96%BD%E7%97%85%EF%BC%88%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%9D%E3%81%B3%E3%82%87%E3%81%86%EF%BC%89.html
当然ながら殺虫剤では効きませんし、前年の被害枝や葉で越冬しますので、多発年にきちんと防除しなければ翌年も発生します。
被害枝の剪定が不十分であったり、被害葉や枝を畑に放置すれば、なおさらです。
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