いちじくに実がならない

[園芸相談センター]の過去ログです

マッキ 2017/09/08(金) 14:53:50
茅ヶ崎市に住んでいます。庭にいちじくを植えて、4年になりますが、実がなりません。
一文字仕立て?と自然な仕立てで育てています。
寒肥は固形油かすを使っています。
剪定は強めです。庭は砂地なので、水はけは良いと
思います。
カミさんが楽しみにしているので、どうすれば良いのか、ご教示をお願いします。

見習い 【甲信越】 2017/09/09(土) 02:15:15
失礼致します。
リン酸肥料を与えては如何でしょうか?
骨粉や米糠、ようりん・等を与えては?いずれも、実肥え肥料ですので、堆肥と混ぜて今のうちに根本周辺に撒いとけば、来年は実るはずです。

マッキ 2017/09/09(土) 10:37:30
一株あたり、どの程度施せば良いですか?
剪定とか、注意すべき点があれば、教えて下さい。

イチジク 2017/09/09(土) 21:18:33
興味があれば、参考に、そうでないなら、ページタウンによるパス・・・かなり、だらだらとした散文的な長文。



実花がなるかならない事と施肥の有無とは、別の問題です。

花壇を含む農園は、自然体系が崩れていますから、肥料の偏りがあります、その偏りを是正するために、施肥しないよりした方が良い。・・・少ない目薄い目に、回数多く
できれば、新芽萌芽期や新長期等、成長停滞期や休眠期の真冬や真夏は、控えた方が良い、
自然体系が崩れているとは、まず落ち葉拾いや除草する事に問題があります。
尤も、雑草ぼうぼうなら、病害虫が発生したり、植物同士生存競争たる喧嘩したりします(根や茎葉の空間の取り合い、水や日当たりの取り合い等)が・・・
例えば、雑草ぼうぼうの川原や放棄地に植えておいても、実花は付きます。
剪定も、してもしなくても、どうでも良いです。つまりいずれは実花は付きます。

ここで、なぜ、果樹には、剪定を重要視するのか、又、施肥をしたくなるのかは、できるだけコンパクトに仕立てた果樹(狭い敷地で、小さい樹なら沢山植えられる、木が多ければ、収量も多くなる、木が小さて収穫できれば、農作業が楽ちんとなる、)に、良品を数多く、毎年安定して、収穫するための採算効率、農作業効率の問題です。人の都合であって、花実の付く付かないとは、別の問題です。
同じ働くのなら、勤務時間短く、気楽で楽で簡単な仕事で、給料がより高いなら、これほど喜ばしい事はありません。
安価な3K勤労より、天下り等利権業や親のすね齧り等の不労所得無限大なら・・・とよく似ている。

半自然栽培の原種イチジク・・・はえっぱなしの剪定や施肥ナシの自然生え
http://kachakacha.up.n.seesaa.net/kachakacha/image/070527_Fig.jpg?d=a1

では、ひとつづつ解決していきましょう。
>庭にいちじくを植えて、4年になりますが、実がなりません。

慣れていても、慣れていなくても、今更仕方がないかもしれませんが・・・

1) 植えた苗が悪い事による影響

買うなり挿し木するなりした、穂木の選択が悪かった、機会があれば、良くなる穂木を採取して、ならない枝に、接ぎ木すると面白いかも。
色々なイチジクの木(個人個人が好みに応じて植えてある比較的コンパクトなイチジクの実り成果)を、比較してみると、環境や管理とは別に、小さい樹でも毎年、良くなっている樹と、ほとんどなっていない木があります。実っても貧弱であったり、完熟までが遅かったり等々、又一本の木のそれぞれの枝を見ても、大きな実花が沢山実っている枝もあれば、実っていない枝もあり、景観は様々です。
そこで、栄養繁殖した苗木に、持って生まれた性質があるように思われます。
尤も、買うときに、苗木の良し悪しを見分けることができませんが・・・
このことに、気が付いてから、花友には、果樹系は、実がなっている苗木を買うように勧めています。
http://i.ytimg.com/vi/9gQ10YDQafg/hqdefault.jpg

2) イチジクの性質
イチジクの芽には、2種類あります。・・・花芽と葉茎芽
しかも、枝先の頂芽もそうですが、性質が異なりますから、別に置いといて、定芽側芽(早春葉跡や葉の付け根から生える)からは2個の新芽が生えてきます。
一つは可食用の実花芽ともう一つは茎葉用の芽です。
ところが、早春から伸びた新梢の最初の3枚目前後までは、新芽が
育たないで枯れてしまいますから、先端の頂芽だけ伸び続けます。
次に、4枚目以降の葉の付け根には、2個の新芽を生えさせながら、先端頂芽が伸び続けていきます。
ところが、先端芽が元気なうちは、イチジクの木自体が、葉元の1個の葉茎芽を枯れさせて、食べる実花を育てます。
更に、その2個の新芽が極めて小さいうちに、根が乾燥したり、体調不良になったり、高温になったりすると、実花芽も枯れてしまいます。流産。
どちらかというと、イチジクは、湿地系の果樹(熱帯雨林系)です。
過湿では、枯れるとの噂の原因は、過湿による窒息や水虫ではなく、腐食菌や根腐れ線虫や水腐れによる有毒ガスとの相互影響と思われる。
幼少の頃は、イチジクと柳や菖蒲は、ドブで植えるものと思っていました。挿し木も、簡単に、水浸けやヘドロのドブに挿していました。

剪定の必要性は、枝が大変長く伸びすぎるためにコンパクト化する為と 効率的な実成豊作の為です。

従って、苗木を買ったら、まず、本線の幹を、株元30cm前後と低く切との解説がほとんどです。低く切っても長年育てていると、その親土台も、高くなってきます。
次に、本線の幹から伸びた副枝を、ある程度育て、この副枝を主幹(ここまでは土台)として、次の副々枝を収穫枝として育てる。
副枝は、株元を親木とするなら、子供枝で、収穫枝は、孫枝やひ孫枝となる。
蔓果実の芽摘み(雄花)して、芽摘み(雄花)して、孫蔓に実らせる(雌花が付く)に似ています。
3) 実成枝の更新冬場剪定の場合には、斬る枝に葉跡3個残して切り捨てる。
そこから生えた新芽は、実成枝ですが、葉の3枚目までは、先端頂芽しか育たない。側芽芽や実花芽は育たない。
4枚目以降の葉のもとに、実がなる。

適当な画像が見つからなかった、イメージとしての画像。
但しこの品種は、葉の元に3芽付き2芽が実花となって、1果〜2果
収穫できる特別品種。
http://oliveshiba.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_8e5/oliveshiba/2014-06-0120001-120LSU-E.jpg 

一文字仕立て
http://s.webry.info/sp/icchi-san.at.webry.info/201212/article_5.html
http://www.ja-owari-chuoh.or.jp/nougyo/04_01.html?06-0000=0001&07-0101=2015&07-0000=0149

旧タイプの仕立て方
http://blogs.yahoo.co.jp/mizumoto7777/10173310.html

最新?の育て方 コンテナ栽培
こちらも、良さそうな画像があるのですが、セキュリティーの関係で貼り付けられないし、元の本文にも画像がない。
従って
イメージの挿絵。特に、3年生のドーフィンで、収穫約9kgに注目。
http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/seika/kanto20/image/04/04_15_04.gif


>一株あたり、どの程度施せば良いですか?
根張り、木の大きさにもよりますが、一株畳半畳当たり、石灰少々(できれば骨粉100g)と888の有機化成肥料10g前後を新芽時に一回でよいのでは、


132ページ目・・・・注意書きを細かく読む。
肥料は安い、量が多い、残すと臭い邪魔になるので、沢山上げやすい。そうすると
枯れる、木が病弱になる、病害が集まる、花実が全くならない等ろくなことはありません。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/10508.pdf

見習い 2017/09/10(日) 13:50:56
お急ぎなら、野菜掲示板に質問しては如何でしょうか?
私より知ってる方々がたくさんいますので、的確なアドバイスが期待出来ます。
私からは、もう少々お待ち下さい。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/09/11(月) 16:25:03
品種はなんでしょうか?

イチジクは品種により剪定が違いますので注意が必要です。
夏果専用品種だと強剪定とかしたら実がなる枝がなくなります。

剪定以外の注意点で言うと日当たりがどうですか?イチジクは日が当たるほど実を着けます。

必ず春先には石灰を施用します。
イチジクのカルシム要求量は高いので、毎年草木灰や苦土石灰などをあげるといいです。
水分は足りてますか?
イチジクは水切れだとついている実も落とします。
葉が大きいので水分蒸散が激しいです。夏場に葉がだらしなくなっているようなら、朝夕どちらかにかん水してあげます。

カミキリムシ被害は大丈夫ですか?
カミキリムシの幼虫に入られたり、カミキリムシにかじられ道管が傷つくとそれ以上の枝が水分不足や栄養不足位になり実どころではなくなりますので、マメにチェックする必要があります。

それ以外ではネコブセンチュウかイチジクモザイクウィルスも疑っていいと思います。

イチジクはきちんと管理すると、挿木したその年に結実も可能です(収穫は間に合わない)
なので4年も結実しないのは何か必ず原因があると思います。

因みにビオレソリエスは結実しづらいそうです(現在確認中)

マッキ 2017/09/11(月) 22:31:37
品種はドーフィンです。
最初の年は植木鉢で、一文字仕立てにチャレンジして、庭に植えつけました。
図書館で借りた本に従い、剪定したのですが、夏の剪定を誤ったかもしれません。
いまは両端の枝に新しい梢が出てますが、実の気配は有りません。
スペースが狭いのが、原因かも知れません。
映像を見て頂いた方が良いかも知れません。

マッキ 2017/09/11(月) 22:39:21
確かに、雨が少ない土地なので、水が足りないかもしれません。
後、名前は分からないのですが、みどり色の鳩みたいな虫がいっばいたかっています。
これがいけないので、しょうか?

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/09/12(火) 09:33:01
その虫はおそらくアオバハゴロモだと思います。
居ないほうが良いですが、居ても対して問題になりません。

ドーフィンということなので、夏秋兼用品種です。
夏果は前年秋についた実が越冬して熟しますが、秋果はその年発生した枝につきます。

なので夏剪定すると熟す実は皆無になります。

剪定は原則冬だけにします。
特にドーフィンは寒さに弱く、枝先か枯れてしまうことも多いので、それを見越して2月後半ごろ(一番寒い時期が過ぎてから)に2芽ほど残して剪定をします。

4月ごろ残ったところから芽が出てきて、それが急速に成長し、日照と栄養条件が揃えばその枝に実が次々とついてきます。

今から出る枝に実がついても熟しません。
越冬させれば夏果は出来るかもしれませんが、先に述べたようにドーフィンは寒さで枯れやすいので関東では夏果はできづらいです。(茅ヶ崎は暖かいのかな?)

植付て4年とのこと、ドーフィンは結実まで早い方ではないので4年程度は許容ギリギリあると思います。
さすがに来年あたりつかないと、何か条件がそろっていないと考えたほうが良いでしょう。

とりあえず夏剪定は必要でない枝を間引き剪定するのみで、まともにやらないようにするのが今開示されている内容で思いつくものになります。


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