バラの根元がグラグラ

[園芸相談センター]の過去ログです

masa 【関東】 2017/09/04(月) 19:17:05
バラを植えはじめて6年ほどになります。地植えです。
二年くらい前から株の根元がグラグラして簡単に倒れてしまう物が出てきました。根がほとんどありません。
日本バラ会の本の通りに冬に株の両脇に穴を掘って堆肥を入れて寒肥えをやっています。肥料の量もバラ会の通りです。コガネムシの幼虫は豆に退治しています。
原因をアドバイスお願いいたします。

masa 2017/09/04(月) 20:53:25
補足します、カミキリムシの穴は空いていません。

根弱り 2017/09/06(水) 20:15:34
>冬に株の両脇に穴を掘って
>堆肥を入れて寒肥えをやっています。
この意味は、
寒肥=堆肥のみなのか、
堆肥+肥料(堆肥とは別に、肥料も)施している
のか?

寒肥の意味は、根域の環境改善、土壌改良の意味であり、肥料(栄養素)を施すという意味ではないと単純に割り切る事です。
我々動物でも、爆睡しているときでも、うたた寝しているときにも、水も食べ物も食べません。起きたら食べたり飲んだりすることもあるでしょう。
バラとて、我々と同様に、休眠中や夏バテ中には、食べません。
又、花嫁は、式中やお披露目中には、飲食を控えるものです(古典的な考え)。・・・不細工下品に映る為
同様に、バラも開花中には、肥料を与えない、・・・花もちが悪くなる。
従って、施肥時期(栄養素投入時期)は、初春又は、初秋等新芽が萌える時に与えるのが、よろしいかと。

>根がほとんどありません。
根張りが悪い状態にある環境と言えるでしょう。
地植えとしては、過保護の拘り過ぎかも。・・・適当な土に植えたら、ほりっぱなしの方が良い。
剪定と株元にマルチング(根の厳寒又は高温蒸れなどの断熱効果狙いと、急激な土の乾燥又は過湿防止)は、しないよりした方が良い。

根が少なくなった、弱った原因は、肥料焼けや乾燥過湿による根腐れと思われる。最近はやっているバラの土や軽い土は、地植え用の土としては、管理が難しい面があります。
庭土畑土7と腐葉土3とか、赤玉土7と腐葉土3等シンプル万能土の方が、安価なうえに手間暇いらずで、楽です。
その根拠は、スキー場で邪魔になる野ばらや児童公園や学校の片隅に植えてあるバラは、汚らしくてもほりっぱなしでも、それなりに枯れずに、元気に育っています。
余分なことに、あまり真剣に、神経質にならないことです。

除草、ご機嫌伺い見回りが一番です。これだけでよい。
次に、冬場の強剪定と病害中の消毒・・・綺麗に咲かせるための景観目的
最後に、水やりと肥料かも。
大抵は、本末転倒(重要度が逆)した管理が、ほとんどです。
なぜか、我々は、小さい頃よりそのように躾けられ洗脳されていますし、親の背中を見てもそれしか印象が無く、テキストにもそれしか書いてないからです。

>日本バラ会・・・
有名ですから、うのみにすることは、仕方がありませんが、
本来、XX政治系の資金集め団体ですから、もっともらしく書かれていますが、内容は、薄っぺらいもので、お粗末極まりないものと思います。
歴代の人事関係や筆者の経歴を調べれば、良く解る事でしょう。
他の、日本XX会とは、設立趣旨や運営方針が全く異なります。

むしろ、
NHK趣味の園芸シリーズの方が面白いかも。
見つからなければ、古本でもよい。内容は変わりません。
https://www.nhk-book.co.jp/list/smallcategory-28001.html?mode=page&pageNo=4
テキストを買うのなら、改定版増刷の多い歴史ある本の方が、内容が濃くお勧めです。
その後、より細かい事は、他のテキストで調べればよい。
新しい本は、解説本というより、新流行のカタログやグラビア雑誌と思うべし。

>コガネムシの幼虫は豆に退治しています。
鉢植えで、植え替え駆除又は、専用農薬でも利用しないと地植えでは、無理があります。

これも簡単に割り切れば、弱り目には祟り目が付きものとか幼老を標的にする事が最大の美徳であるという、自然の摂理である。
弱いものいじめという概念は、自然界ではありません。
弱いものを捕食する邪魔者は駆逐するのが、自然摂理です。
強いもの、堅牢なものに、逆らえば、怪我をして、戦闘能力が著しく減退し、捕食できなくなり、生存できません。
従って、健康に元気に育て続けなければ、攻撃能力のみならず迎撃能力も弱くなり、死滅するしかありません。

一番捕食しやすいのは、死骸で、次に弱って身動きできないもの、損傷障害者や病弱者など、次に、幼児(親が守る)老人(美味しくない)、
最後に、青年成人ですが、食べられる方を孤立化して、攻撃側は、集団で襲う。
弱いものは、益々弱く上目遣いとなり、強いものは益々蔓延る。
これが、人為的ない自然の掟です。
自然界の頂点に立つ人間の敵は、人間以外にない。

という事で、健全にスクスク育て続けないと、死滅する事になる。
死滅する弱るまでの原因は、一つではなく、時系列もありますが複数ではない。
風が吹けば、桶屋が儲かるがごとし。

尚、根張りにも、細かい根が数多くある場合と、数本の粗い根が長く伸びている場合があります。
テキストでは、前者が良いとされています。なぜか鉢植えを、基準サンプルとしているからです。
地植えなら、どちらでも良い。
要は、根の数や大小長短にかかわらず、根が欠損しても、修復再生代替え能力が、強いか弱いかの問題です。

そこで、何らかの原因で、根が腐ったその後、再生できなかった。
自然環境(寒暖乾湿、日照や雨量や風等)、生理生体不順の場合や、根腐れ線虫や根腐れ菌やカビ菌の繁殖、酸欠有毒ガス等換気不良などもあります。
相対的な寿命(若齢死滅)

引き抜いたり、植え替えた時に、根の状態を常に観察して、その時に、原因を推定しないと仕方がありません。
同じ環境なら(同じ場所)また、枯れやすくなる弱りやすいという、嫌地現象(連作障害)もあります。
植え替えなくても、株元円周の一部を掘って根の状態を観察するとか・・・・寒肥穴を掘るときにでも観察診断できたはずです。
尤も、根の様相も、環境や管理の仕方や春夏秋冬によりそれぞれ違いますが・・・・
概ね、地上部や新芽の進捗をよく見れば、地下部の根の状況もある程度予測できます。
地上部に悪い兆候が診断できたなら、部分的に掘って、根がどのような状況なのか確認確定させ、よりよく対処すればよい。
様子観は別として、無頓着に、ほっておくことが良くない。

刺激と反応は、一対のものです。結果があれば、そこには必ず原因があります。只、良い事正常な時には、無視されているだけです。良いときに関心がある場合は、儀式定例とか、ごますりとか、嫉妬、やきもち、心配事解消などの時だけですよ。


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