カミキリムシ

[園芸相談センター]の過去ログです

吉田 2017/09/01(金) 09:16:53
お世話になります。
イチジクのカミキリに毎年苦労しています。
毎年見つけては潰しています。
そこで今回、色々な情報がありますが、しっかりと分かりたく質問しました。

私の観察では、
@卵は枝をかじって産むので、見れば分かる。
A木屑(幼虫のクソ?)が出ているところには必ず穴が開いている。
ですが、

ここから質問です。
1.在るサイトでは、
「幼虫が入ってきた穴があるので」と在りました。
幼虫は産み付けられた卵から孵るので、外から入ってくるのではない、と思っていますが、如何でしょうか。

2.上述の私の観察によれば、木屑がある周りには卵が産み付けられたアトがあるはずなのですが、どう見てもその跡を発見できないことがあります。
これは直ぐソバではなく、かなり長く枝の中を通って来るのでしょうか。
そうも思えませんが。
そんなに長い通路は潰したことがありません。

3.サイトでは「幼虫は産卵後1週間くらいで幼虫になり1年くらい枝の中で過ごし、成虫になって出てくる」と在りますが、
全て合っていますでしょうか。

以上3点、宜しくお願いします。

また、

巷の偏見 2017/09/01(金) 15:05:44
全て嘘偽りと思っています。

私も昆虫博士ではないので、嘘かもしれませんが、私の独断と偏見により、次のように理解しています。

ざっくりとした反論編(カミキリムシの種類も多く、ほとんどの種類の性質は、この世の中の学者でもわかっていません。それ故種類により、固体によりさまざまであり、ザックリとしか答えられません)

>@卵は枝をかじって産むので、見れば分かる。
産卵跡のほとんど解らない
http://atukuri.com/wp-content/uploads/2015/07/IMG_3415_R.jpg
http://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-29-b6/kinokawanosoba/folder/492998/61/6681761/img_0
概ね、このような画像解説が多く、説得力がある故の嘘

産卵管
http://net1010.net/2013/08/id_7992/
ただいま産卵中
http://blog-imgs-45.fc2.com/m/o/t/moth2001/1208gomadarakamikiri-f2.jpg

反論
1 穴が大きければ、卵にとって天敵に見つかりやすい
 天敵でなくても、樹液を主食とする昆虫も多く、卵を壊すかもしれないリスクがある。
2 木の傷口が大きければ、樹液が大量に噴き出しやすく移動できない卵が溺れて窒息する、樹液硬化や粘性も増すことでしょう。
・・・オパール現象 トパーズ現象
3 穴の浅い場合は、樹液の噴出量と産卵管の強度(最適環境下に産み付けられるかどうか)の試し掘りか、又は、食事用 又はお遊びのかヒステリー解消行為で、世渡りが下手な個体。
4 樹皮の薄い位置か、割れ目ヒビに、産卵管を差し込めば、一番楽かも、従って、この場合には、卵管の太さとシミ傷跡の極めて小さい跡しか残らない。故に人目には、解らない。
5 深く大きな穴なら、脱出口で、食害対策としては、すでに手遅れか手遅れに近い。
5-2 トンネル堀の木くずや糞害の排泄との説に、反論
糞も木くずも、食べたり乾燥すれば容積も少なくなるし、トンネルも乾けば広がる、し圧縮すれば更に小さくなる故、わざわざ天敵に目立つように、樹外へ排出する必要性がない。
トンネルの空間容積と、排出木くずの容量の比率があまりにもかけ離れている、少なすぎる。
モグラのトンネルとモグラの山との関係に似る。


>「幼虫が入ってきた穴があるので」と在りました。
出たり入ったりする能力もないので、入ることはなく、木にしがみつき這い上がる機能もなく必要性もないので、間違って這い上がれば、滑落して、蟻の餌食になる。
蝉には、その能力があり地中に潜り生活する。

>「幼虫は産卵後1週間くらいで幼虫になり1年くらい枝の中で過
>ごし、成虫になって出てくる」と在りますが、
>全て合っていますでしょうか。
イメージ表現としては、その通りでしょう。
詳しくは、解る人は、この世に存在しません。専門の学者であったとしても解る人はいません。
http://www.mikan.gr.jp/byocyu/gaichu/kamikiri/

知りたい気持ちは、私とて同じですが、昆虫を飼うのでなければ、厳格に詳しく知る必要はないように思います。
簡単容易な、一般的な防除対策のイロハ程度で、十分だと思いますが・・・
中途半端に、齧りすぎると、本来の目的を見失う事になります。

科学の進歩や見識情報も氾濫していますが、アナログ派の私は、何もなかった昔の解決方法が、一番、理にあっているように思われます。

今の先端情報や技術には、最も大切な前提条件が、公表されていないし、関心もなければ、理解し実行しようとはしない上に、経済的に超高価なものです。
薄っぺらな大気名分があっても、その場しのぎの応急手当のみ。

解決する事より、商品情報の対価ではなく、手間暇時間を買っているように思う。

産卵風景と羽化脱出の動画があったのですが、見つかりませんでした。

いずれにしても、私個人の割り切り方です。

Guu [URL:http://guu.blog.jp/] 2017/09/01(金) 16:10:56
イチジク限定のとして。
そして私の検察結果だけという条件で。

対象となるのは、キボシカミキリ、クワカミキリ、ゴマダラカミキリ、シロスジカミキリ、ミヤマカミキリです。
それ以外は、私の環境では見たことありません。

カミキリムシは、産卵前に枝をガジガジします(後食というそうです)
その後、下に移動し産卵行動に移ります。

産卵をする場所もカジります。
なのでかじり後は、後食跡と産卵痕ががあります。

どちらも比較的浅めですが、枝が細いとこれだけで道管に達する場合があり、致命傷になることもあります。

で、ここからは推測なのですが、孵化後そのまま枝の奥に食い進みますから、物理的な穴は存在しますが、小さく木の繊維束に隠れて認知できないレベルだと思います。

空いている穴は、排泄口だとおもいます。
根拠は近辺に複数空いて繋がっているからです。
侵入口だと1つです。
出たり入ったりする必要が無いからです。
従って1は間違いだと思います。

2は、長く移動していると考えられます。また木自信も治癒していきますので、時間がたつと産卵痕も判りづらくなります。

長い距離を移動していると思うのは、冬場に剪定すると太い枝では30〜40センチ程度の空洞を見つけることが多いです。
またイチジクの木は成長が早いため、中心付近はスカスカで食い進みやすいと思われます。

3はその通りだと思います。
やはり冬場の剪定で育った幼虫を見つけることができるので。

まとまりの悪い文書になりましたが、私のカミキリムシ観です。

吉田 2017/09/01(金) 17:39:16
[[解決]]
巷の偏見様、Guu様、早速有り難うございました。
巷の偏見さんには事細かに、写真等のリンクまで貼っていただき恐縮しました。

お二方のそれぞれの教えで何となくですが、分かった気がします。
特に、Guuさんの節は私の疑問3点全てに納得です。

巷の偏見さんの「産卵の跡は見つけられない」は多分私の言い方が悪かったからでしょう。
産み付けられた跡ではなく、産み付ける為に「かじった跡」が言いたかったのです。
Guuさんも言われているとおり、産む前にかじるので分かるのかなと。

そしてかじった跡が無い場合は、もう幼虫になってしまい遠くまで来ている。
これもGuuさんの節で納得です。

ということで、1年掛かるのでナンとか冬の剪定時期に見つけてナンとか対処する、
のが一番得策かと思いました。
その間に心まで食われてしまうとアウトなのですが。
ナンとか頑張ってみます。

追。
巷の偏見さんに貼っていただいたリンクに在った「天敵糸状菌」も良さげなので研究してみます。

お世話になりました。


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