シマトネリコが枯れる

[園芸相談センター]の過去ログです

サム 2017/06/07(水) 13:42:09
一週間ほど前に庭に腐葉土と園芸用土を混ぜた土にシマトネリコを植えました

次の日にものすごい雨が降り

しばらくして葉の色が変わり
雨の当たりすぎかと思い3日程は水をあげませんでした

最近になり上の方や場所によっては葉が枯れ
触れば落ちてしまいます

ここ1週間の気温は大体14℃〜27℃ぐらいで風が強かったです

一緒に植えたシルバープリペット エレガンテシマは大丈夫そうです
ソヨゴも植えたのすが多少葉が黒くなってるものの大丈夫そうです

やはり水不足でしょうか?

枯れた葉や枝は切った方が良いでしょうか?

復活はするのでしょうか?


よろしくお願いします

新規植え付け 2017/06/13(火) 22:40:58
植え替えでなく(移植)、購入や譲受による新規植え付けと理解して

今の時節の植え付けなら通常は、そないに枯れたり傷むことはないのですが・・・・

考えられることは、根土(根、根鉢、根周り)の乾燥と思われます。
慣れないと、見過ごしてしまうことですが、水(湿気)が必要なのは、当たり前のことですが、土の湿気ではなく根の湿気なのですが、この意味が当たり前のことですが、ほとんど理解していません。
一般的には、穴を掘って、植え付けて水をやれば、それで根付くものですが、
1)時と場合により、穴の土の表土は、ジュクジュクのドロドロですが、土の中や根まで水が浸み込まずに表土の傾斜に沿って、流れ去ってしまったり、穴の淵から浸み込んで根まで行き届かないことも多いです。植木鉢の場合も同じことが多いです。

2)それは、穴堀はしんどいですから、時間がかかり、もたもたしていたら、掘り上げた土が乾燥してしまいます。
乾燥すれば、撥水して、乾燥した土には、水がなじみにくいです。
更に、埋め戻した土は、軟らかく空気を含んでいますから、この空気が更に、水の浸透を阻害します。
埋め戻す土は、ある程度の湿気がないと水やりしてもなかなかなじみません。
根周りがジュクジュクになりやすく、乾燥しにくければ、酸素不足の窒息弱りしたり、根腐れしやすくなり、根周りが乾燥しやすければ、脱水弱りになります。

3)次には、植木の根土と埋め戻す土の馴染み(相性)が悪い場合もあります。
具体的には、根土がジュクジュクで埋め戻した土は、乾燥しやすいとか、逆に、埋め戻した土がジュクジュクで乾燥しにくく、根土がカラカラに乾燥しやすくなかなか湿らないとか
通常は、根土が乾燥しやすい・・・買ったときには流通段階で、掘り上げてから月日がたち、根は乾燥している。当然販売店でも水はやっていますが、表面だけ湿っているだけで、中心は乾燥している。
それでも、毎日表面に水は、与えていますから、外回りの根には水分が行きますから、買ったときには、一見シャキンとしていますが、埋めればそのように湿らなくなり、植え付けたら水不足となりやすい。

そこで、根土が湿っていたとしても念のために、根をビニール袋に入れて、水を入れて、埋め戻すまで、日影に置いておくとよい。

手順
穴は、できるだけ広く深く掘り、土をよく解しておく。
掘った穴の断層や地下水脈等の地層の特徴をよく観察しておく。

掘った穴に水を張り、水の浸透性を確認しておく。

ほった土の瓦礫や雑草ゴミを投入し、植木の植え付ける高さまで埋め戻し、もう一度水を張る。

水が浸み込んだら、植木を置いて、混合した培養土で、8割ほど埋め戻し、更に水を張る。

ここからが重要です。
ここで、樹がグラグラにならないように、棒で根土の下側に向かって、しつこいほど突き続けます、土がドロドロになっても、しつこいほど突き続けます。
根土の底と穴底との空間を作らないように、泥土で埋める。
この根土の底と穴底との隙間が、命とりになることが多いです。
鉢植えの場合には、根の下側や根と根の間の空間による命とりが多いです。

次に最後まで埋め戻し、円周状に堤防を作り(山の字状、植木鉢の水しろにあたります)再び水を入れ、雨風で倒れないように支柱を立てます。 植え付け終わり。

埋め戻し完了時には、土が盛り上がっている状態ですが、地盤沈下で、穴の深度の3割ほど沈みます。

九州東北北海道以外の地域は、晴天乾燥続きで、相当乾燥していますから、鉢植えや新規植え替え植え付けなどは、土も相当乾燥しています。
一年以上前の植え付けなら、樹の根も適応していますが、柔軟な耐性もありますが、根が浅い樹なら弱る場合もあります。
4-6月は、一年で最も新芽が成長する時期です。
特に、先の連休に水切れさせると、一年がさんざんなこととなります。
充実し一段落した、真夏の水切れより、相当きつい過酷な影響となります。

では今どうするか
今更弱った樹なら、植え替えたりするのも、弱り目に祟り目となったり、暑いのにしんどいですから、株元付近に穴を掘って、水を入れたり、枝葉を半分程度切り戻したりするか、
神頼みしながら、何もせずに、自力回復するまで、見守らないと仕方がありません。

以上を整理すると

とにかく、植え付け植え替えには、植え付け穴を広く深く掘ることです。
しんどい事ですが、もう二度と掘ることはありませんから、頑張ることです。

水やりは、土を湿らすことではなく、根に水分と酸素を供給し、悪玉ガスを排気しすることです。
肥料は与えなくても枯れませんが、多すぎると枯れる。
水分と酸素がなければ、悪玉ガスが充満すれば、即死します。
根が腐ります。
一に酸素二に水分補給で、三四がなくて、次に肥料です。

腐葉土の役目は、生きるに最低限の栄養素はありますが、それより、無機質の土粒と土粒の間のクッションで、根の成長する空間の軟らかさを持続させることにあります。

ついでに、鉢植えなら、親切な解説では、植え替えたら、水を断続的に与え(新鮮な酸素を供給する)、鉢底からの濁り水が透明になるまで、続けましょう(根と鉢土の間の空間をなくし、根まで十分な保湿を与える)と表現されています。
地植えでも、同じ理屈です。

多分、日にちが経てば復活することでしょう。
これが、柑橘系やヒースを含むつつじ系や観音竹を含む竹笹系や
苔系なら復活は難しい事も多いです。

サム 2017/06/16(金) 01:25:43
返信ありがとうございます

今現在、新しい葉が出てきているのでなんとかなりそうです


しかし、少し気になることがありまして
西側の葉は新しい葉が出てきているのですが
東側の葉が枯れていたり真っ黒の葉もあるのですが
黒い葉は普通とは違う気がするのですが…
どうなのでしょう…?


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