寒椿の花が咲かない
しじみ
【関東】
2016/12/23(金) 07:38:23
生け垣としてもう5年ほどになります。毎年蕾はついて何枚か花が咲きますが、よく街で見かけるほど全体に花がつきません。なにがいけないのでしょうか?よろしくお願いします。
デ&マノン
2016/12/23(金) 10:06:36
考えられる原因
1)景観剪定は、花後すぐか4-5月までにしないと次回の蕾を切り捨てることに成る。
剪定実施時期と花芽分化時期の問題。
ここでの、支障は、環境と椿の樹勢により新芽が徒長し、景観が見苦しくなる場合が在る。
2)鉢植えを除く、庭木のとしての椿は、土の肥料分を洗い流す気持ちで、やせさせることです。肥料を与えない事です。
やせた土地ほど、花付が良く、葉色が変色しない程度に、夏場でも土を乾かし気味が良い。
短枝花枝の充実を図る
3)邪道お勧めしないものの、葉を毛虫(人には、毛虫かぶれ発疹が出来る)に食べさせて痛めつければ、花付が良い。
4)数ある椿なら、一本でも花たわわに咲けば、翌年から性ホルモンの影響が増し、全ての樹が満開になる。
何らかの原因で、花が咲かない樹が、増えだすとその生け垣全体的に、花付が徐々に悪くなる。イメージとしては、隔年開花に似る
又、環境により隔年開花も見られる
日当たりは、悪いより日当たりガンガンの方が良い。但し根が浅いので、下半身は日よけで涼しく(通常は葉で日陰になる)、枝先には、がんがんと陽を当てる。
>毎年蕾はついて何枚か花が咲きますが
5) 花菌核菌の発生により、蕾が開花せずに落蕾する。
小さな蕾が確認されたら、花が開くまで、毎月1回以上殺菌消毒をする。
蕾の付け根やガクと花びらの付け根を中心に消毒し、開花後の花びらには振り掛けない。
椿系は花首がポロリと落ちる性質があり弱く(落とすホルモンが在るのだろう)、サザンカやお茶系は、比較的落蕾が少ない。
この病気は、比較的執拗で、収まったかと思えば、翌年や翌々年に再発する。
花が咲かないの意味は、対照的な画像を上下2枚づつ貼り付けました。
http://ddmxdtm74ysa7.cloudfront.net/uploads/2016/03/22142201/586a4fe03f250e3cc7658e5ad9b53d6a_1458656520-480x320.jpg
http://yuusugenoniwa.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_ba1/yuusugenoniwa/E383AFE38393E382B9E382B1W2011wb2.jpg?c=a3
http://art17.photozou.jp/pub/10/164010/photo/232319477.v1452757058.jpg
http://art1.photozou.jp/pub/10/164010/photo/231255047.v1449452160.jpg
個人的には、花一杯の満開より、数輪づつ花が途切れないように長く咲き続けたほうが好みです。
日当たりの悪い内庭向きの花としての位置づけ。
>生け垣としてもう5年ほどになります
植え付け不手際により、根張りが悪いのかも
植えつけた直後(最初の開花)から、花付きが良くなければ、開花は良くない。樹が若く充実していない。
接木の挿し穂が悪かった・・・・接木の上手下手は簡単にわかっても、挿し穂選びの良し悪しは、専門の業者でも区別が付きにくい。
>なにがいけないのでしょうか?
何がいけないのかは、実物を見ないと解りません。
私なら、何もせずに、そのまま2-3年様子を見なさいとしか言いようが無い。
通常は、花後の新芽が生えれば、その新芽が充実した(成長が止まる、茎が伸びない)の各葉の先端(一花)や先端から2-4枚目(先端の1花と2-4花)までの葉の元に蕾が付いて開花する。開花しなければ、翌年の枝葉となる。いわゆる花芽と葉芽の違い。
今の時期なら、各枝の先端付近の葉の元や花蕾の付き方を観察する程度が対策かもね。
併せて、小菊の花の付き方も観察して、どこがどう違うのかも比較観察するといろいろなことが見えてきます。
しじみ
2016/12/24(土) 08:21:09
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ありがとうございました。参考にさせていただきます。
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