シュネーバルツァー(CL・バラ)のコンパクト誘引とその他留意点

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toruru 【近畿】 2016/11/22(火) 08:56:16
シュネーバツルァーを東向け・地植・背面は隣地メッシュフェンスにて検討しています。
最終樹高3.5mということですが、横幅をできるたけコンパクトにしたい希望があります。
1.剛直な枝とのことですが、やはりポール仕立ては難しいでしょうか。
2.1が不可であれば、全幅2m)くらいになるように切り詰めて育てる。というのは、花が咲かない等現実的ではありませんでしょうか。
3.病害に弱い、返り咲きのため多肥とありますが、その他生育上の留意点はございますでしょうか。
以上、ご教示いただければ幸いです。

薔薇乃ばら 2016/11/22(火) 14:41:43
結論から言いますと、育ててみれば解ります。
難しく考えずに、お気楽に楽しみましょうね。

因みに、SV-CLは育てた事は無いです。
真剣に取り組んだのは、野イバラをコンパクトに且つ、緑の葉が見えないほど一面真っ白な花を咲かせようとしたものの、何年もかかって、何年かの内で一回、通算数回しか実現しなかったので、面白くなく諦めた。その後は、貰ったり預かったりして、そこそこの数と品種は遭っても、真剣に取り組んでいない。他にも、バラは好みの色や形が安定してでない等もある、例えば、同じ品種が100個さいても、一つあるか無いかです。ピンク色なら、どれでも似た様な花ですが・・・
更に名前は無頓着ですから、個別的な細かい性質まで、説明できない。

いろいろと良く調べたようなので、何も言う事はありません。
しかし、残念な事に、調べ方が、国語辞典の羅列風でとどまり、体系付けられていません。 簡単に整理してみれば良い様に思う。

PCのDL(部品集め)だけでは、意味が無くINS(部品を繋ぐ)して、初めてPCは、動きます。
DLにしても、INSにしても、ウイルスが不安であるから、その点はどうですか、使い勝手はどうでしょうかと聞かれても、・・・・(・・?
私は、満足していますとか、どこのサイトから落としたのか・・・いろいろと好みや意見があります。
信頼できるサイトを選んで判断としか言いようがない。・・・SV-CLばら専門の生産者とバラ専門の造園屋さん(メンテナンス・執事)等に直接面会して納得するまで聞くなど

一応毒論的にまとめてみると

シュネーバルツァーとは、
「シュネー」(スノー雪⇒白い) +「バツルァー」(ウォルツの日本読みローマ字読み⇒洋舞のワルツ)
和訳すれば、発見当時としては、白い花で優雅?華やか?賑やか?に感じたのでしょう。

>横幅をできるたけコンパクトにしたい
大は小を兼ねるといいますから、側芽を好みの長さで、切るなり誘因すれば良い。横幅を制限すれば良い。

>剛直な枝とのことですが、やはりポール仕立ては難しい?
蔓バラの蔓は、生存競争に置いて、他人を押しのけ掻き分けて、いち早く長く延びて、太陽を独占しようとする植物です。
その長さの限界?が、通常3.5mです。
この3.5mの意味が、縦方向(高さとしての長さ)に3.5mなのか、覆いかぶさるように縦横(面積)半径3.5mなのかです。・・・・バラの蔓は、生態的には半径を意味します。横は水平方向ですから、縦にしても良い(誘引すればよい)
従って、ポール仕立てなら、本来の姿に近いです。・・・・OK
次に、剛直な 枝 として捕らえるから迷う事になる。
誘引するのは、主幹(本線の蔓)又はそれに順ずる副蔓を、骨格として、誘引配置する。・・・花の咲かないもっぱら葉枝専門の徒長枝を、骨組みとして利用するなど
小枝(短枝)は、概ね蕾花実枝を意味しますから、花を沢山咲かせるために必要であって、骨組みには関係がない。
仮に主幹等が頑強に硬くても、若ければ柔らかい(柔軟粘りあるしなり易い)し、硬くても水分を含ませて、時間日数を掛けて、徐々に歪めれば師匠が無い。 支障とは、折れる千切れる変形する樹皮が剥がれる(剥離 離剥)等

Q2 の問題は、景観的には、切り詰めても良い。
花の多い少ないは、切り詰めるタイミングと切る位置選びで、決まります。TPOの問題です。
充実した短枝(花枝)を如何にして、沢山生えさせるか育てられるか、言い換えれば、新芽の数が花房の数。

Q3 病害に弱い・・・・全てのバラは、近親相姦により生まれ選別して来た歴史がありますから、SVに限らず全てのバラは弱いと割り切ったほうが良い。
尚、生死の問題ではなく、景観として弱い。
バラ栽培は、消毒に始まり消毒に終わるとも言われている。

>返り咲きのため多肥とあります
返り咲き(不定期散発的) 四季咲き(定期連続) 一季咲き(一季節に一回) 狂い咲き(一季咲きの内本来の時期でないのに咲く)の意味を明確に自覚する必要がある。

多肥が必要かどうかは、解説者の判断であって、バラに限らず、趣味の園芸では、適期適量(必要な栄養素をバラが要求する時期に、必要なだけ補充する)が通説です。
肥料は与えなくても、生きていますが、大量なら死んでしまいます。
虚弱体質になってしまいます。如いては、病害虫に対する抵抗力がなくなり、誘引する。
蔓ボケ(花実が無い)や徒長枝ムダ枝ばかりになる。(鬱蒼として一見元気ですが、目的の花実がない)等
問題は、適期適量とは、画一的に、具体的に(数値化)なんなのかという点は、ダレも解らない。ケースバイケースで確定できない。
土壌なのか、育ちなのか、気象なのか、根張りなのか、品種なのか、個体なのか、育てながら試行錯誤して、自分で見つけるものです。
ここが、学校(答えが先にあって、問題を作る。最低限度の内容を出発基準として、共通事項のみ)と社会(問題があっても、答えが無い場合が多い)の違い

ここで難儀なのは、返り咲き性のバラというのが難儀です。
不定期咲きとは、不安定気まぐれという事ですから、環境に左右される。
簡単に毎年沢山咲き、しかも、年間を通じて、続けて咲き続ける栽培者と
去年は沢山咲いたのに、今年はチラホラとしか、咲かない、とか、春に咲いてもその後咲かないという栽培者がでる。

元々から、蔓バラは一季咲きのスプレー咲きですから、その遺伝子がまだ残っているのかもしれません。

コノサイトの解説が、一番理解し易いかと(概略基準として)
http://himenobaraen.jp/rose/climbing/schneewalzer.html
どこかのサイトでは、一行で説明していましたが、サイト紛失行方不明です。
又、いろいろな仕立て方(修景デザインとして)を調べたのですが、適当な画像が見つけられませんでした。
同じような品種が多く、景観は良くても、SV-CLと確定できなかった。

なにぶん、有名品種かも知れませんが、30年前の品種ですから・・・・
写真で見る限り、綺麗なバラです。

とにもかく、折角気に入ったバラですから、適当に(出鱈目に)植えてみて、それなりに仕立てれば、それが基準となり、次からより格好よく楽しめることでしょう。
自分なりの比較基準を持たない事には、次の発展がありません。
そのうちに、解るようになってきます。・・・環境と個性や躾け方の組み合わせ方、すなわちTPOにたいするセンス

toruru [URL:なし] 2016/11/25(金) 08:50:26
お礼が遅くなりました。
いろいろとお調べもいただいたようで、懇切丁寧なご回答誠にありがとうございます。
背中を押していただいたようで心強いです。
関西の狭小地ですので、生育途中でどうしようもなくなり、抜根してしまうのは、何ともかわいそうな気がしますので、よくよく考えて選定したかったのでこの場でお伺いしました。
また、欲張って四季咲きと花付きの良さ、そして外見に魅せられて、この花に行き着いたわけですが、ご指摘の点それぞれに「はっ」とさせられています。
剛直な枝の誘引については、背面がフェンスで平らですので、シュートの長さをシュートごとバラバラの高さにして、雑巾等で湿布をしながら、半円のポール上に、それぞれ誘引してみてはどうか。と考えています。半周ならなんとかなるのでは?と考えています。
もう1点、追加でご教示願います。
バラというのは、本来持っている生命力があるので、過保護不要という情報もあるようです。また、最近の作出品種は欧米での農薬散布の制限強化から、対病性強化品種が多いと聞きます。一方でバラというものは消毒・防虫を1週間から10日ごと必須。ともあります。(花を咲かせるための施肥は理解できます。)
本品種は、30年前の作出ですので、消毒・防虫対策を万全にしないといけない品種と考えてよろしいでしょうか。
接地フェンス向こうは、他人の住居庭ですので聊か気になっています。
よろしくお願いいたします。
バラバラと申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

toruru 2016/11/28(月) 12:44:41
[[解決]]
とりあえず、トライしてみようと考えています。
ありがとうございました。


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