長日性開花とは

[園芸相談センター]の過去ログです

くりん 2016/10/29(土) 21:12:32
レースフラワーのこぼれ種から沢山発芽したので、ポットに植えて冬に咲かせてフラワーアレンジメントに使いたく思っています。
現在、大きい苗は直径40センチほどのロゼッタ状に育っていますが蕾は出ません。ネット情報によると長日性のためのようです。
そこで、温室に入れて夜9時ごろまで明るくしています。電球はLEDの10ワットですが色が青いのと少し暗いのではと思えます。これで良いのか、他の照明器具の方が良いのでしょうか?教えて下さい。

明暗光周性 2016/10/30(日) 11:59:16
栽培市町村が表示されていませんが・・・・

以下の理由により想像の範囲ですが
育てた事が無い
レースフラワーの開花条件が解らない・・・光周期性と温度に関する感受性

余程、特殊な環境地域(厳寒地、谷あい山間部や裏庭など気温が低く日照時間が短すぎて暗い)出ない限り、現在の気温(20℃前後)と日当たり(4-6時間以上)維持にチュウすれば まして温室(無加温なら夜間温度に注意)管理なら、問題ないように思います。
夜間温度の低下に注意すれば、40-50日も待てば、咲き出すように思います。

長短日性とは、巷の噂の捉え方は、昼間の時間(明るい時間)を中心とする長短を基準にしていますが、これは、人の生活時間としての尺度であって、同じようなことであっても、感受性とは意味が違います。
言い換えれば、2X3=6 と (-2)X(-3)=6 や 3X2=6 とでは、解は同じ6でもそれぞれの意味が違います。
人は、安易に、意味知らずして、直感で、割り切る癖がある。
一日は24時間で一定ですから、昼長ければ、夜が短いと生活基準で思い込む。これは、当然の事実ですが、人以外の生物は、一日が24時間とは理解していない。数値尺度を持っていない。本能としての感受性で、行動する。(反応する)
感受性は、夜が短くなれば(又は、夜が長くなれば)、好機と感じ準備しだす。
言い換えれば、雲行きが危うくなれば、雨雪が来そうだとして、雨具などを用意する、洗濯物を片付けだす。天気の良い日に雨具の心配はしない。

長日性開花とは、昼間の明るい時間が、徐々に長くなり、ある一定の明るい時間を越えて長時間続くと花蕾が作られる 意味ではなく、
夜間の暗闇時間が、徐々に短くなりある一定の暗闇時間が植物の感受性を感じるほどの短さになれば、花蕾を作り出す(性ホルモンが働き出す)
という意味で、明るい時間の事ではなく、暗い時間がその感受性の尺度となる。
又、ホルモンは、温度により、活性不活性となる。・・・油は冷たくなれば固まり不活性となり、暑くなれば揮発し、過激又は破壊する。
程よい温度で、活性化する、働き出す。

概ね、短日性植物は、秋から冬(夏至秋分基準)に掛けて咲きだし、闇夜に敏感に反応する。
反面、長日性植物は、晩冬から晩春(冬至春分基準)に掛けて咲き出し、闇夜に鈍感に反応する。
いずれも、両輪のごとく闇夜時間と温度の一定限度に達すれば、性ホルモンの適正活動に影響する。
特に、短日性植物は、限界闇夜(真っ暗)時間の 連続性により反応し、一時中断(一瞬の短時間でも)、又は、振り出しに戻ったり(開花が相当遅れる)、取りやめたり(花が咲かない)する
従って、主に、短日性植物の促成栽培や抑制栽培は、闇夜管理に、細心の注意が必要となる。
長日性植物は、鈍感で有るが故、明るさ(照度光度)を気にする事は無いと思います。 満天の星明りでも、街灯常夜灯玄関階段灯でも良い。

出来れば、
太陽光に近い明るさがあれば尚良い。
暗いと感じれば、ライトと植物の距離を近づければ良い。
日没から日の出まで灯火しておけば良い。
連続すれば尚良い。
花のためには、赤い色の方が良いみたいです。
完成した葉が、感知センサーに成っているようです。
昼間には、太陽光をサンサンと当てるほうが良いようです。

以上の事を思えば、これから、日増しに気温が低くなってきますから、温度さえ注意すれば、光明るさを気にせずとも、40-50日後に咲くように想像します。

LED照明に関しては、学者の論文、メーカーのカタログや巷の噂以外に、栽培プログや農家の実施光景などを参考にするとともに、役に立ちそうなのは、大型熱帯魚飼育アクア系の水草水垢水藻などの対策も面白いかも。

くりん 【関東】 2016/10/30(日) 19:35:32
明暗光周性様、レスありがとうございました。住まいは銚子市で東京より夏は涼しく冬は暖かく、日本で1番住みやすい処と言われています。
問題は日照時間の長短だけではなさそうで、難しそうですね。温室は10度以下になれば加温します。


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