コガネムシ対策。

[園芸相談センター]の過去ログです

かな 2016/05/22(日) 14:16:44
地植えのバラのコガネムシの幼虫の被害はどの程度出ることがあるのでしょうか。
生育が悪いなどの時はコガネムシを疑ったほうが良いのでしょうか。
それとも地植えの場合気にするほどの被害はほとんどないのでしょうか。

百条委員会 2016/05/22(日) 16:23:30

状況にもよりますが、地植の場合には、あまり気にする事はないと思います。
現実的に、バラを植えている方の殆どは、九分九厘は、気にしていません。

鉢植えの場合には、急速に弱りはじめたり生育が悪くなり、貧弱になってきますから、農薬で駆除しながら、植替え時期を待ったり、短絡的にその場で植え替えたり、いろいろと相談したりしながら対応しているようです。

>コガネムシを疑ったほうが良いのでしょうか
一応疑ったほうが良いでしょう

>地植えの場合気にするほどの被害はほとんどないのでしょうか。
一般的に、地植えの場合には、四方八方へと根が無限に生え広がる可能性があり、根の一本や2本全滅しても、他の根が補ってくれます。
鉢植えの場合には、植木鉢の範囲内で根は生活していますから、根数や長さも他に、隣の根が絡まってくる接近している為に、コガネムシも、
無作為に齧りますから、一箇所で数本の根を傷める事になります。
30cm鉢として、大きなコガネムシなら3匹も住み着いていれば、やや致命傷も与える事が出来ます。
コガネムシも、一箇所に3匹集まって住み着いている場合と、離れて生活している場合とでも、同じ3匹でも、被害状況が違ってきます。
慣れたら、茎葉を見れば、コガネムシの仕業なのか、コガネムシの大きさや匹数も分布状況も有る程度の推定はできるようになってきます。

今の時節なら、花に成虫が集まってきていますから、集まってくれば、その下に産卵したりします。
培養土の配合や土質と土の湿り気具合堅さや下草雑草の質で、産卵するかしないかも、推測できます。
確実性は有りませんが、疑う判断基準として。

同じ鉢植えでも、置く位置により違ってきます。
実際のところは、植え替えてみないとわかりません。

簡便方として、オルトラン顆粒を撒いて、水遣りして、数時間見ていれば、コガネムシの幼虫は、苦し紛れになって、地表へ這い出してきます。
這い出しても、直ぐにもぐってしまいますが。
これを箸で拾い集めます。
私の経験では、オルトラン顆粒では、駆除できません。
ダイアジノン粒剤に人気が有るようです。
最近の私は、農薬コレクターになっていますから、持っていても使ったことはありません。
なにぶん、面倒になってきて、バラ管理はほりっぱなしですから。
手入れすれば手入れするほど、増えすぎて、植える置く場所がなくなってきます。
それで無くとも、この冬にいただく為の予約を確保しすぎですから。
やっと少量少品種栽培に戻ったものの、大量多品種栽培へと戻りつつあり、困った性格です。
同じ品種でも、どれもそれなりに愛着があり、処分できない癖も併せもっています。

ばらファン 2016/05/22(日) 22:10:40
水やりも問題ないし、もちろん水不足もありえないのに、木の元気が
どんどんなくなってきた、というような場合に疑います。

最近は、ダイアジノンSL剤を使ってます。ちなみに、ダイアジノンには
いろんな製剤がありますが、バラに使えるのは、SL剤のみです。値段が
高いですが、効果が長いので、結局お得です。

かな 2016/05/23(月) 15:23:11
百条委員会さん
3行の質問にとても丁寧な回答ありがとうございます。
頭が下がります。
九分九厘、気にしないとの事で参考になります。
ばらファンさん
ありがとうございます。
やはり地植えとは言え他の原因が思い当たらないで元気がなくなったら疑った方が良いのですね。参考にさせていただきます。


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