シバザクラの花芽が少ない

[園芸相談センター]の過去ログです

飯島麻美 【関東】 2016/05/08(日) 10:23:02
平面と斜面でシバザクラを育てていますが、斜面のほうは根が表面に見えてしまっており毎年花芽が少なくなっています。上から土をかぶせてしまっても大丈夫でしょうか。また、斜面で上手く育てるコツを教えてください。苗は差し芽で増やしています。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2016/05/08(日) 14:37:46
んもしかすると斜面のは植えてから何年もそのままでぎゅうぎゅうに株が詰まってしまい、もう育つ余地が無いのでは?植えっぱなしだと株も老化しやすく新しい根が伸びる場所も新たな茎が這う場所も無くなり花が少なくなりやすいです。今のままだといずれ株の方も弱ってきます。

芝生とは違う植物ですから、上から土を被せてしまえば株自体が弱りかねません。

一番簡単な対処は、部分的に剥しての間引きです。空いた場所を作って揚げ新しい茎や根が伸びていく場所を作ってあげるのが良いです。
株を間引く方法はいくつかありますが、手間がかからず早く見た目が回復できるのは縞模様の様に帯状に株を取り除く事でしょうね。取り除くときに丁寧に掘り取れば、その株は別の場所に植え替えてあげると群生の規模が広がります。少なくとも20センチくらい、30センチも幅を広げておけば暫くは同じ作業が必要なく、その際に堆肥入りの新しい土を足してあげるとその空いた場所へ枝が這い伸びて来てくれます。また株更新も出来るでしょう。何年か経って剥したところが株で埋まったら今度は古い方の株を同じように剥し堆肥入りの土を入れてあげればその部分の株更新も出来ます。

北海道には有名なシバザクラ大規模群生の公園がいくつかありますが、実際見た所、毎年目立たない程度の隙間を作ってあげては新しい茎が根付くようにしながら徐々に場所をずらしながら株更新させている様です。観光客が来るので毎年綺麗な見た目にしておかないと成らないからの様です。でも一般の人だと毎年だと大変なので、2年くらいは目立つかもしれませんが部分的に大き目に剥すのが良いと思います。
剥す場所の形は市松模様の様な方法もある様ですが、素人だと数年経てば境目が解らなくなりそうなので縞模様の様な方法が無難でしょうね。

個人的にはシバザクラは斜面に植えて置けば大抵機嫌よく育つと感じます。どこのシバザクラ公園も山や丘の斜面、スキー場の夏休業中の利用に植えられている所もあります。
私個人での考えでは肥料は与えすぎず、無くてもどうにか育ちますが、土が水はけがよすぎるのは良く無いように感じます。乾燥が良くないですね。かといって水持ちの良すぎる土も良く無いようです。

グラウンドカバー植物には植えたら植えっぱなしでも大丈夫な物は多いですが、シバザクラの場合は毎年ある程度の手入れ(手間)は不可欠な植物と感じます。特に毎年入り込んでくる雑草には弱いので、早いうちに駆除できるようにどこの公園も人の手により一本一本抜く雑草取りが一番大変な作業(斜面に張り付くようにして行っている)の様です。

mami 2016/05/08(日) 20:09:14
返信ありがとうございます。我が家の土壌は乾燥しているので株がまばらになっている状態です。しかも、スギナがたくさん生えてしまうので今の時期は草むしりが大変です。そのときに株を痛めてしまっているのだと思います。アドバイスどうり株間に堆肥入りの土を入れてみよう思います。大変為になりました。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2016/05/09(月) 11:47:34
>土壌が乾燥しているので
>株がまばら
その情報は初めから書いていただきたかったです・・・。情報の後出しと言うのは間違った対処法を招きやすいのでお控えくださいね。
土の状態の情報が書かれていなかったので、「私は栽培自体は問題ないのに花が咲かない」のだと思ってしまっていました。株自体は丈夫で密に生えているのに花が咲かないのだと・・・。

でも、実際はどうも植えるには不向きな土質に植えてしまっている(又は土が変わってしまった)から花が咲かない」のだと思います。だとしたら、上記に書いた私の対処法は間違った対処法となってしまいます。それにスギナが沢山生えてしまっている様な場所に堆肥入りの土を入れてしまえばますますスギナが殖えてしまう事に成りかねず、そうなるとシバザクラはスギナの勢いに負けて益々弱ってきてしまいます・・・。

スギナが生えている土壌と言うのは酸性に傾いている土壌と言う事です。スギナの根は深いので、深い所からの土の酸性を解消しないといつまでもスギナは絶えず、土の浅い所だけをアルカリ性にしてもスギナは絶えず平気で生えてきます。
つまり、今植えている場所はシバザクラには向かなくなってしまったので花が咲かなくなってきてしまっているのです。

対処法は、堆肥を入れるどころかその場所の土の総取り替えか、一度シバザクラを全て移動させ、スギナ駆除の除草剤でスギナを全て枯らしてから石灰などのアルカリ性に傾けてくれる資材を多く入れて土を深い所まで耕し混ぜ入れるてから堆肥を入れて改めて植え付けるくらいでしょうか・・・。斜面とのことで作業はどうしても大変でしょうね・・・。

耕すのが大変ならスギナを駆除した後にアルカリ性の方に調整してある新たな土を30〜40センチほど盛り土し酸性土壌を覆ってしまうと言う方法も一応あり費用はかかりますが平地だと簡単な方法ですが、こちらの方は斜面に行うにはしっかりと土止めを行っておかないと斜面の場合まだ土が締まっていないものは雨などで流出しやすく、シバザクラの根の活着にも影響しそうなので難しいかも・・・。

私なら、それらの手間を考えればシバザクラはその場所に植えるのは暫く(何年か)止めると思います・・・。規模が広いなら大変手間のかかる作業ですから・・・。スギナの生え方がまだ酷くないうちに対処しておけば(まだ生え方の少ないうちに石灰を土に混ぜる等)良かったのですが、スギナの場合、根を取り除かないかぎり草むしり程度では絶やす事は不可能なんです・・・。

シバザクラを別の場所に移し、スギナ退治の薬剤で根絶やしにしてその土にすぐに別の植物が植えられるのなら(成分によっては、残った成分が分解するまでの期間他の植物も植えられない事がある)堆肥を入れたうえで酸性の土質にも強い種類のグラウンドカバー植物を植えて楽しむと思います。

mami 2016/05/10(火) 21:17:26
[[解決]]
説明不足で申し訳ありませんでした。なんとかシバザクラは残したいと思いスギナに効くという除草剤を直接ハケで塗ったりしましたが思うような効果は出ませんでした。やはり、一度あきらめたほうが良いのかもしれません。丁寧なアドバイスありがとうございました。

植木屋 園主 【九州】 [URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/] 2016/05/10(火) 22:44:13
解決済みですが参考に
>上から土をかぶせてしまっても大丈夫でしょうか
被覆するよりも新しい苗があるのなら
酷い部分から少しづつ土ごと植え替える(苗の更新)が綺麗に保つ秘訣かもです
植えられてから年数を経ているのではないでしょうか??

植木屋 園主 【九州】 [URL:http://green.ap.teacup.com/oujien/] 2016/05/10(火) 22:48:02
書き忘れました
スギナは見える所から全てむしり取る事を前提に、片っ端からやっていれば呼吸(光合成)が出来なくなることで次第に少なくなりますよ!

mami 2016/05/14(土) 18:19:38
ありがとうございます。
シバザクラは植えてからはかなりたっています。苗の更新早速やってみます。時期としては9月ごろが適期でしょうか。
スギナは見栄えが悪いので片っ端からむしっています。気長に続けていこうと思います。


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