トリフォリウム=シャクマハギ
うさびっち
2016/05/04(水) 09:23:45
トリフォリウム=シャクマハギの種を探しています。
ばんざいうさぎ
2016/05/04(水) 16:49:58
今直接入手できるところの情報ではありませんが気になってしまったので・・・。
まず、お探しの植物の名前はシャクマハギでは無くシャグマハギです・・・。
そして、トリフォリウムと言うのはシャグマハギの事を示す呼び名では無くマメ科のツメクサ類の学名の事で、もしトリフォリウムとだけで呼んでしまうとホワイトクローバーもレッドクローバーも皆含んでしまい混乱しやすいです。特に日本ではホワイトクローバーの葉の色や柄の変化を楽しむ園芸種がトリフォリウムと呼ぶこともありますから・・・。この名前を使用する場合はちゃんとシャグマハギの事と解る様にトリフォリウム・アルヴェンセ(又はアルベンセ)の名前の方で覚えておくのが良いですよ。外国ではワイルドフラワーのジャンルに含まれ(日本でいう山野草)、外国では他にトリフォリウム・バーニーズとかラビットフットクローバーと呼ばれていますので、ご自分でもこの呼び名で検索してみて下さい
その変わった外見から外国では庭園に植えられることもある様で外国の種苗会社での種子の販売はある様ですが(検索で私が見つけた外国の会社はホームページまでには辿りつけず)、日本だとこの植物は外来植物扱いで北海道ではブルーリストに載っていて「日本の在来植物に脅威を与える恐れのある植物」と見なされています。本州の他の県でも発見されている様ですがどこも似た様な扱いのようで、日本での販売は滅多にありません・・・。
私の知っている日本での以前取扱いのあったところは「おぎはら植物園」のネットショップでですが、今ホームページを見てみたら売り切れになっており、今後いつまた取扱いになるかまでは解りません。こちらの店は元々カタログによる通信販売だったので、ネットショップに載っていない種類でもカタログなら販売する物もある様ですが、自社栽培の様なので栽培数や育苗の関係で毎年同じものを同じだけ扱っているとは限りません・・・。どうしても欲しければ直接店にメールで問い合わせると良いと思いますが、自社栽培だとどうしても株が小さめのものが多いのと欲しい植物の個数が少ない注文の場合はどうしても送料込みでの金額が結構値が張ってしまいます(他県からの注文だと余計高くなる)。これは植物を取り扱っている場合はどうしても仕方のない事なので私の場合はその年にこの店で取り扱っている中で欲しい種類が沢山り注文合計個数が多くなる時にしか利用しておりません・・・。
お好きな方は結構おられて、ご自分で育てている方がブログなどで紹介されていますので、ブログ主さんへフリーメールなどでコンタクトを取り、探しているので種子でも良いので余剰を少量お譲りいただけないかとお願いしてみては。その方が欲しい植物との交換や、交換するものが無いなら送料をお支払する他に少額の手数料をプラスするなど誠意をもってお願いすれば、運よくお譲りいただけることになると一番手っ取り早く入手できると思います。
植物全般が対象になっている愛好会やこちらの様な掲示板だと、シャグマハギ自体はまだ外国から入ってきて歴史が浅いし普通は雑草扱いの植物なので知らない人も多いのと、それほど目をひく花でも無いために国内ではそれほど多く栽培されておらず、情報を得られる事は少ないと思われます・・・。
また、もしこちらの掲示板の利用者で栽培されている方がおられても連絡ができずお譲りいただけることは難しいです(掲示板でのアドレスの書き込みは不特定多数に見られてしまうので迷惑メールなどに悪用されてしまうので、もし掲示板にアドレス記入欄があっても書き込まない方が良いです)。
確実に入手できるかは解りませんが、お探しの植物がある場合に便利に安全に利用できる場が有ります。
「植物交換」掲示板です。交換とありますが、探している植物を少量お譲りいただいたり、自分で栽培していて出た余剰を貰っていただく使い方も出来ますし、掲示板によっては会員制で(無料の所もあります)安全にしっかりと個人間だけでやり取りできるメール機能が用意されている所もあり安心してやり取りができます。
こういう掲示板には「送料と少額の手数料以外は基本的に植物自体は無料でのやり取り」「入手した植物そのものや、それを殖やして利益を得る(オークションも含む)のは禁止」「登録品種はやりとりしない」「申し出た後に変なやりとり内容と感じる取引は送金・植物発送前に申し出て止める、もし被害に遭ってしまっても基本的には自己責任」などのルールがありますが、規約にご納得の上お相手が信用できる方なら(掲示板の利用回数が個別にカウントされる)気軽に使えるところもあります。こういう所には結構マニアックな植物を栽培されている方もおられて余剰品の交換や提供を申し出て下さるので、運が良いとお探しの物を栽培されている方がおられるかもしれません。ただ、複数の掲示板へ同時期に同じ内容で投稿する事はマルチポストと言って普通はマナー違反と見なさインターネットトラブルになるおそれがあるので探し物を求める投稿などどうしても複数投稿がしたい場合はそれぞれの掲示板のの投稿に「今回他の掲示板へも投稿していてマルチポストに成ってしまう事は自分でも認識している・そのことへのお詫びの言葉」「できれば投稿した掲示板名の記入」と「どうしてそうするかの理由」をきちんと書き添えて下さいね。
他の入手先としては学名や英語名をキーワードにインターネットで調べ取扱いのある外国の種苗会社を探して種子を個人輸入するくらいでしょうか。もし英語が出来てカードなどの送金方法も大丈夫なら、世界中の植物が集められた歴史のあるイギリスあたりの種苗会社で秋辺りに取り扱いが有るかもしれません。(アメリカの会社でもワイルドフラワー専門の店が有れば取り扱いがあるかも)他の国の店は基本的に英語でのやり取り可能な店であれば輸入できますが、イギリス・アメリカ以外の国だと日本への発送は行わない・植物検疫が厳しい所もあり難しいです)
ガーデニングブームの時は外国の種苗会社が日本にインターネット上で支店や代理店を持つところがあったり国内で外国の種苗会社への輸入代行をしてくれるところがあったりで、私も当時の日本では入手困難な植物の種子をいろいろと購入したものですが、現在は日本から支店は撤退していたり取り扱いが無くなったり、私がよく使っていた輸入代行業者も健康上の理由で閉店してしまったりで入手が難しくなってしまいました。園芸植物や外国野菜など一般的な種類なら日本の店で外国の種苗会社の日本で取り扱いの無い種類・品種の種子を扱う所はあるんですが外国のワイルドフラワーのジャンルの種類だとほぼ無いんですね・・・。
上記の方法のどれかで入手ができると良いですね。ただしこの植物は地域によっては増えすぎて害になってしまう恐れもあるため(北海道の外国船が出入りする港で大繁殖してしまっていると以前ニュースになっていました)入手出来た後はあまり殖やしすぎず、株を維持する種子を取る分以外は花が終わったらすぐ全て摘んでしまうなどして余分の種子は付けさせずに、ご自分の家の庭から余所へ逃げ出す事の無いように十分にお気を付け下さいね。
うさびっち
2016/05/05(木) 07:32:37
ばんざいうさぎさん、
詳しく教えて下さりありがとうございました^^
とても勉強になりました。
日本の在来植物に脅威を与える恐れのある植物・・・
綿毛種で増えすぎるのでしょうか。。
ちょっと考えさせられますね。
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