薔薇の接木失敗のノイバラ
あいちゃん
【関東】
2016/04/28(木) 15:01:41
はじめて質問させて頂きます。
今年初めてノイバラの台木を使って薔薇の接ぎ木を行いました。
16本中成功したのは1本でした。
他の15本、今4月末の段階で芽が出てきませんが、台木のノイバラの根の部分を見てみると、白いひげ根が出ているので生きているように思います。ノイバラ台木の上の部分は接ぎ木のために全て切っている状態ですが、これはもう処分するしかないのでしょうか?
このまま全て土に埋めると、根から発芽してノイバラが成長し、また来年、接ぎ木用に使える、ということはありますか?
廃棄するのがあまりに切なくて、質問させて頂きました。
全くの素人です。教えて下さい。
ゆうりん
2016/04/28(木) 16:11:16
そのまま放置しておけば再生しますから、練習用の台木として再利用はOKです。
接木の練習のために、野茨のそこそこ太い茎を切って、
その野茨茎(根無しの台座)に、花バラの茎(穂木)を継いで、
完了した根の無いを接木挿し木すれば、練習になります。
http://barahanasodate.up.n.seesaa.net/barahanasodate/image/E38390E383A9E68EA5E3818EE696B9.jpg?d=a26
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/21/c5385cb27814f000d0c7448834437401.jpg
https://horti.jp/685
あいちゃん
2016/04/28(木) 20:14:07
[[解決]]
ゆうりんさん、早速のお返事をどうもありがとうございます。
いっこうに芽が出ないので、失敗した台木は破棄するしかないのかな、と思って悩んでいました。相談して良かったです。
図や写真、そして接ぎ木の方法のHPまで教えて頂いて感謝です。
ありがとうございました。
接ぎ木、練習してみます!本当にありがとうございました。
タネツギ【解決後】
【関東】
[URL:http://tanetugi.na.coocan.jp]
2016/04/28(木) 20:50:15
>台木の上の部分は接ぎ木のために全て切っている
「上の」がどの位置かで異なります。
発芽後に第一本葉が生えた位置を境にして、上部が少しでもついていれば、再生します。
接ぎ木成功後に台芽を出さないために、ブッシュ作り用には私は上記境より下に接ぎます。接ぎ木に失敗すれば、再生もしません。
バラは、次の腹接ぎなら、ほぼ年ぢゅう活着するものです。
http://tanetugi.na.coocan.jp/fmsg/graft/sidegrft.htm
http://tanetugi.na.coocan.jp/fmsg/graft/rosegrft.htm
お手元台木が活力を持っている今のうちに、根首への腹接ぎを試みるようお薦めします。
あいちゃん
2016/04/29(金) 00:18:19
[[解決]]
タネツギさん、どうもありがとうございます。
私も台芽を出さないよう境より下に接いでいます、なので、再生しない、ということなのですね。
腹接ぎ、という方法を教えて頂きありがとうございます。
リンク先のHPを読ませて頂きました。
とても詳しい写真入りの解説、嬉しい限りです。
失敗したひとつに大切な接続部分がまずきちんと接触できていなかったことがわかりました。
はい。まだ台木が活力をもっている今、もう一度、命を吹き込んでみるべく挑戦してみます。
詳しく教えて頂きありがとうございました。
yoshi
2016/05/10(火) 23:09:50
解決済ですが
ゆうりん様やタネツギ様の紹介された画像そのものですが、日本バラ会の講習会でも同じ画像で説明されますが、実はそれが初心者が接ぎ木で失敗される原因です。
バラの接ぎ木については名人クラスは、表層の皮一枚だけを削って接ぎ木されます。その方が形成層の面積が大きいからです。お二人の画像は削りすぎて形成層を合わせるのが難しくなります。
接ぎ木の概念を説明するには良いかもしれませんが、実際の方法としてはお勧め出来ません。
タネツギ【解決後】
【関東】
[URL:http://tanetugi.na.coocan.jp]
2016/05/11(水) 17:59:52
yoshi様
>表層の皮一枚だけを削って接ぎ木
削り方を図解したサイト(見つかりませんでした)へのリンクか、画像掲示板で示してくださいませんか。ムリでしたら、削る方法と合わせ方について文字で書いてくださいますか。
>形成層を合わせるのが難しく
バラの1〜2年枝は、形成層がごく浅い部位にあり、表皮同士を合わせてやれば、自動的に形成層が合ってくれる感じです。
yoshi
2016/05/11(水) 20:24:38
タネツギ様
いつも的確な園芸指導を読ませていただいています。ありがとうございます。
ご質問の件ですが、残念ですが接ぎ木名人の画像は取っていません。しかし兵庫のK園主や岐阜のバラ苗業者の接ぎ木方法を見ていますと、本当に皮一枚というか0.5ミリ程度に削って接ぎ木されています。
概念図だと1ミリ以上に削るように誤解される方が多くなると思います。
あいちゃん
【関東】
2016/05/14(土) 12:07:04
[[解決]]
タネツギ様、yoshi様、ご丁寧にお答え下さりありがとうございます。
4月末、接木失敗したノイバラに活力ある前に、と、もう一度接木しましたが、5月12日、全て挿し穂が茶色く枯れきっていました。
成る程!!皮一枚、0.5ミリ程度を切るんですね(*^◯^*)。1ミリくらいはしっかり切ってました。冬に16株中、1株しか成功しなかったのは、ノイバラの皮をしっかり切りすぎていたのようです。素人には無理なのか、と、諦めるところでした。
まだノイバラ活力ありますから、もう一度挑戦してみます。とても勉強になります。
皆様、ご親切にありがとうございます。
タネツキ゜
【関東】
[URL:http://tanetugi.na.coocan.jp]
2016/05/14(土) 22:28:26
>皮一枚というか0.5ミリ程度に削って
T字芽接ぎは芽接ぎナイフのヘラで剥ぎ取るのですが、これが困難でした。剥ぐのでなく削るのですね。
台木も穂木も0.5mm削ったものだと、ほぼ円柱状で、削った面同士の固定が難しそうですが・・・。
あいちゃん
2016/05/14(土) 23:38:29
[[解決]]
タネツギ様
今日、再度挑戦してみました。
確かに形成層同士の面を合わせるのは微妙に丸みを帯びているので難しかったです。ぴったり合わせる事に意識しすぎると深く削ぎとってしまうので、これは練習あるのみですね。
その大切な形成層さえ知らなかったこの冬の初の接木、このサイトに相談して詳しく教えて下さったこと、感謝です。
来年の冬は上手に出来るよう沢山練習します。ありがとうございました。
放浪儿
2016/05/14(土) 23:59:37
質問者不在の中で、専門家同士が処方の仕方を論争しても意味がないのでは・・・
本人が納得し、既に解決している質問に追加することにこそ問題が有るように感じます。
解決済み後の追加発信は、控えていただきたく思います。
そもそも形成層の存在意味が理解できていない以上、問題は解決しがたいものです。
どちらの方法でも好い様に思いますだに。
スタンダード仕様で十分成功しますよ。
ポイントは、形成層を合致させ、接合面に空洞を作らない。
他には、作業中作業後の接合面を乾燥させないようにする。
留めの一二発は、接合場所が低いが故に、雨水土壌細菌による腐食を防ぎ接木適期を選ぶだに。
タネツキ゜【解決後】
【関東】
[URL:http://tanetugi.na.coocan.jp]
2016/05/15(日) 07:01:04
質問者さんには、解決後三度も返信いただき、嬉しいです。
解決後発言に返信いただけない場合も多いですが、トピがより良いものになればとの思いもあります。
【解決後】と明示することで、皆様への迷惑を減らしているつもりです。
あいちゃん
2016/05/16(月) 10:29:59
[[解決]]
放浪儿様
、タネツギ様、
詳しく教えて下さりありがとうございます。
※形成層を合致させ、接合面に空洞を作らない。
※作業中作業後の接合面を乾燥させない。
※接合部の雨水土壌細菌による腐食を防ぐ。
の三点、よく覚えて気をつけて作業します。
ありがとうございます。
台芽を出さないためにノイバラの上部分を切り取り接合したので、接木失敗のノイバラに水をあげて様子を見ていますが、株下から芽は出て来ていません。多分、このまま枯れていくのだろうと思われます。
こちらに相談しなければ、このまま沢山の接木失敗ノイバラを破棄して、私には無理だったのだと、諦めているところでした。しかし、再度チャンスを下さったこと、成功しない限り、解決は出来て無いので、このように詳しくレスしてくださったことに本当に感謝いたします。
趣味の園芸の本を読んで、接木は簡単に出来る様に思い挑戦してみましたが、成功率悪すぎて、どこに原因があるかわかりまけんでした。
タネツギ様、このような無知な素人に無償で感度も良くなるように、と、お答え下さりありがたく思っています。ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。、
タネツキ゜【解決後】
【関東】
[URL:http://tanetugi.na.coocan.jp]
2016/05/17(火) 18:13:51
返信を控えようと思ってはいたのですが、トビ主さんのお言葉に甘えて・・・。
>※形成層を合致させ、接合面に空洞を作らない。
僅かの空洞があっても、密着部分から活着して伸長します。外れやすい危険はありましょうが。
>※作業中作業後の接合面を乾燥させない。
直射日光と風がある時は、乾燥が気がかりですが、活着します。
>※接合部の雨水土壌細菌による腐食を防ぐ。
サイトでお薦めしている方法は、保湿用にポリで覆うので、防げている面もありましょう。
あいちゃん
2016/05/18(水) 10:59:09
[[解決]]
タネツギさま
はい!よく理解できました。
今回、私は基本を押さえておかなかったので失敗しましたが、植物が持っている力に助けられて次につなげます。ご丁寧にありがとうございました。
園芸相談掲示板@園芸相談センター