深植えのバラが地中で折れた。
こん
【東海】
2016/04/09(土) 19:04:15
深植えのバラですが地中でなぜか枝が折れてしまいました。
ぐらぐらなので支柱を立てました。
地中から伸びる唯一の枝です。
どの様な原因が考えられますか?
冬にもう一つ枝があったものを寿命だと思って切ったのですが
もしかしたら同じ原因だったのかもと思います。
植えつけて2年で地中なのでカミキリとも違うと思うのですが。
掘ってみると半分ほどは繋がっているのですが半分は腐っているのか痛んでいるようです。
品種はアルバセミプレナです。
説明が下手ですみませんが心当たりがあれば教えてください。
こん
2016/04/10(日) 12:14:57
今日確認したら、テッポウムシの被害と思われる穴が開いていました。
折れた部分が地中5センチほどなのですが、そこからさらに地中に10センチほど針金が刺さりました。
テッポウムシ対策で深植えにしていたのですが、結果的に逆効果になってしまいました。
植え付け前にすでに産卵していたのか分かりませんが大切なバラなので残念です。
yoshi
2016/04/28(木) 21:27:56
深植えされていて自分の根を出していればシュートが出てきて再生することが多いですよ。これこそが深植えのメリットですから。
こん
2016/04/29(金) 00:46:48
木質化したような枝を埋めても自根が出ることははまり無いのではないですか。
株は環状剥皮して埋めました。どうにか回復に向かっているようです。
太陽〜ロゼ
2016/04/29(金) 22:43:08
>木質化したような枝を埋めても自根が出ることははまり無いのではないですか。
私は、自分で体験しないことには鵜呑みしない性格です、他人の話は、
参考にする場合もある程度にとどめています。
正しいかも知れませんが、微妙な手違いで、簡単な事でも、善悪が極端に正反対に変る事も多々有るからです。
故に、試したければ、機会がある都度に、何でも挑戦する価値はあります。
バラスタンダード仕立ての茎1m強を挿し木して成功した事があります。
スタ仕立てですから、当然に10年以上も古い古木幹です。
ただ、その後の見栄えは、決して格好よくは育ってくれていません。
結局は、株元ヒコバエベイサルから仕立て直すはめになりましたが。
この相談室でも、たびたび話題になっていますが、茎の深植は、わがの高温多湿環境下では、良いとは思われません。
有害雑菌が多い黴文化圏がわが国です。
多くの園芸書には、夏対策冬対策のほかに、必ず梅雨対策が解説されています。
地下部の根の話ですが、2段根3段根が生え、茎根の一番上のルート群以下の2-3段根群は、茎から自然に腐って消去されていきます。
茎根ではなく、根のみが自然に深く潜るように生えるのは、土の環境が悪く仕方なく回避処置としての成長と考えられます。
通気が悪い、表土付近が乾燥する、乾湿が極端に変動する、表土付近の地温が暑すぎる寒すぎるなどと思われる。
理想的には、根は水平に四方八方に満遍なく広がるように成長するのが良いように思われます。
欧米では、深く埋めるというより、植え付けに関しては、無頓着な国民性と思われる。
それだけ地質や環境がバラ栽培になじんでいるのかも知れません。
バラに限らず、わが国ほど、何事も細やかなことにこだわっていない大雑把な大味です感覚です。
例えば、わが国は自然環境化で育てられないものでも、下々の一般大衆まで、趣味ならムリをしてでも、工夫して育てようとする。
欧米では、上流階級の道楽として以外では、ムリしてまでは望まない事が多いようです。
次に
>株は環状剥皮して埋めました。
やった事が無いので判断できませんが
これは拙いようにも思われます。
>どうにか回復に向かっているようです。
しばらくは様子を見守ったほうが良いように思われます。
環状剥皮部分から、根が生えるのが早いか、突然死生木腐敗菌により腐るのが早いかというところかも。
付記事項として
>大切なバラなので残念です。
せめて、挿し木繁殖して種の保存を心がけたほうが望ましいような気もします。
バラは、交配の交配で選別し現在のいろいろな品種が栽培され市販されていますが、同じ品種名でも個体により、微妙に違ってきます。
更に、流行もありますから、同じも品種を探す事に苦労します。
又、消滅した個体の愛着が美化しての思い出が尾を引きますから、新たな同一品種でも、見劣りしてきます。
この見劣りが気になりますから、私は一度育てた品種は、余程の事が無い限り、同じ品種は買わないようにしています。
手元の同じ株でも、年度年度の太陽環境の違いによっても、去年と今年とでは、花色や花の形が毎年違ってきます。
一番花と二番花や春花と秋花や新苗と古い古い古木とでも微妙に違って咲いたりする品種もあります。
もちろん極端に異なる品種も沢山あります。
これが、私の栽培姿勢のひとコマです。
こん
2016/04/30(土) 13:39:35
私は古い枝を地中に埋めても発根はほとんどしないと思っています。
そこからシュートなどが出たときにシュートの付け根から発根するのだと思っています。
野バラを観察してそうでした。
他の回答も参考になります。
幸い冬に挿し木していた枝が根付きました。親株と挿し木株で品種の存続は出来そうです。
とても丁寧な回答ありがとうございます。
太陽〜ロゼ
2016/04/30(土) 20:42:37
>(古枝が発根する場合には)・・・先ずそこからシュートなどが出た時に
>シュートの付け根から発根するのだと思っています。
生物学としては、間違い(勘違い)ですが、個人個人の実務としては、正解と思ってよいでしょう。
その理由は、間違いであったとしても、結果的には、挿し木が成功しているのですから、現実的に何の不自由性も見当たらないからです。
理論は間違っていても、実務的な技術としては合理性が有るということでしょう。
挿し木の発根とひこばえベイサルとは何の関係もありません。
どの程度の違いかを別の植物でお話すると
サツマ芋は、茎を挿し木して、発根すれば、地下部の根が肥大して、収穫します。
従って、根ですから、収穫する芋は、全てつながっている。
地上部は、一本の蔓でも、芋は多数となる。挿し木した段階で、独立した個体となる。
通常親芋を種としては、埋めて育てない。
挿し穂を収穫すれば、お役ごめんとして、抹殺される。
又、基本的に(新)芋は、根ですから深く潜り、芋は根の一部です。
同じようなイモでも、ジャガ芋は、親芋を種芋として、埋めて、親芋から出た新芽が根を生えさして、独立して親芋は、新芽に栄養を枯渇するまで、供給して親芋は次第に皮だけになり消滅してしまいます。
詰まり
親芋から生えた新芽は、親子としては、つながっていますが、新芽同士は別な個体として独立しています。
もっぱら親から仕送りを受けるだけで、親に返すとか兄弟としての付き合いはありません。
その新芽一本につき一世帯として、子育てします。
根ではなく宿根姓の無い地下茎の肥大する産物として、収穫されます。
基本的には、新芋は、親芋より上(地表側)に作られる為に、土寄せが必要とされる。
又、芋は茎地下茎の備蓄倉庫であり、根とは位置関係が異なります。
芋には根がない。
返ってややこしくなってしまったかも。
挿し木の根は、葉の付け根(仮に節とする)の下側の形成層から生えてきます。切り口の形成層の全周囲から生えてきますが、全てが根として成長することはありません。
先取り特権としての優劣や細菌や微生物により淘汰されるために、神より選ばれたものが、優勢となる。
これに対して、新芽は、頂芽優勢の原則が適用されるために、その挿し木に何かの不都合が無い限り、ベイサルは生えてきません。
ベイサルが生えることは、植物に何かの不都合が生じている根拠ともいえます。
この不都合を逆手にとって、利用しているのが、私たち栽培者です。
従って、葉の付け根の上から、新芽が生えてきます。
葉の付け根から新芽が生えるの意味は、葉の有無にかかわらず。
葉無しは、落葉後の葉の跡となる。
通常、園芸上の節といわれる。
どうでも良い事ですが、発根と発芽は、別のプロセスです。
偶然が重なって、
>シュートなどが出たときにシュートの付け根から発根する
となったのでしょう。
もっとも、古木は、形成層も老化していますから、いろいろな不都合も生じている事でしょう。
私の古木挿しの場合には、挿し穂の天辺の切り口から新芽は生えるのですが、新芽が細く短い花も小さいとなたので、面白くないという意味です。
やはり挿し木は、かすかでも緑が残っている方が、育て易い。
瑞々しい当年枝が一番良いですが、少なくとも丸2-3年までが良いかと。
yoshi
2016/04/30(土) 22:19:52
こん様
>木質化したような枝を埋めても自根が出ることははまり無いのではないですか。
誰も木質化した なんて書いていないのに突然このようなことを書かれるのはハテナです。
深植えしてベーサルが出た株を掘りあげるとベーサルの出たところから自分の根を出していることが多いです。うまくやればそこで取り木できます。
太陽〜ロゼ様
>欧米では、深く埋めるというより、植え付けに関しては、無頓着な国民性と思われる。
とんでもありません。コルデスやイギリスなどでは2インチ埋めるという植え方が一般的な説明であって、決して無頓着ではありません。
逆に接ぎ木を地上にという話は戯言と馬鹿にされています。
コルデスの場合は数十年前から変わらない教え方だということです。
こん
2016/04/30(土) 23:46:45
[[解決]]
太陽〜ロゼさんyoshiさん
非常に参考になる回答ありがとうございます。
解決にさせて頂きます。
園芸相談掲示板@園芸相談センター