バーク堆肥のマルチング

[園芸相談センター]の過去ログです

march 2016/03/05(土) 14:01:55
昨年はヤマボウシの根元が雑草だらけだったので、できるだけ根っこから草引きしました。
バーク堆肥でマルチングしようと思うのですが、雑草対策にはならないでしょうか?
上からバーク堆肥をかぶせたら日光があたらず雑草も生えてこないかな、と
思いましたが、カタバミなど根っこが残ってれば無意味ですか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2016/03/05(土) 21:23:50
バーク堆肥でも製品の質によっては堆肥に混ざっている別の雑草の種子が発芽してきて、そちらの方が蔓延ってしまうと思いますが・・・。あと、中に害虫が住み着きやすいのでかえって悪影響を受けやすいです。

そもそもマルチングに使える物はバーク堆肥では無くバークチップ(バークマルチ)の方で両者は材料は樹木の同じ部分を材料にしていても作り方と形態が違い使う目的も全く違います。
バークチップは樹木の皮を加工した物で主に赤松の樹皮が使われます。よく市販の観葉植物の大鉢の根本に敷き詰められていたりします。同じ目的に使われる物に木材を砕いたウッドチップもあります。

バーク堆肥と言うのは、樹皮を砕いて鶏糞などを加えた後に大量に寝かして微生物に繊維を分解させ、有用微小生物や有用微生物を多く繁殖させたもの。広葉樹のバーク堆肥だと製品によってはそれに腐葉土などが混ぜられますので質の悪い物だと雑草の種子も含まれています。
針葉樹のバーク堆肥だと製品に寄りますが私が土壌改良のために愛用していたものは鶏糞以外何も混ぜられることの無い黒くて湿っていてふかふか、素手で扱うと細かい針状の棘の様なものが皮膚に刺さり取るのに難儀しました。
バーク堆肥の使い方は主に元の土の地力を保ったり高める物。土に2割ほど混ぜる事が多く、製品によってはむやみに量を使うと植えている植物に鶏糞が効きすぎ多肥による障害が起きたり花が咲かなくなるなどの弊害が起きる事も。

何にしてもバーク堆肥は樹木の根本のマルチングには使用しない方が良いと感じます。そもそも樹木は自らが落とした落ち葉が分解されて樹木の根の栄養源になるので、落ち葉をそのままにしておけば雑草はあまり生えません。その落ち葉を人間の事情で取り除いてしまうために雑草が生え易い環境を作ってしまうわけです。もし支障が無いのならなるべく葉が落ちても取り除かず自然に分解するようにしてください。

落ち葉を放置すると風で飛んでしまうなど支障がある場合はマルチングも良いですが、バークチップだと材質に気を付けねばならずもし針葉樹の樹皮製だとアレロパシー物質があるので使う植物との相性によっては生育に影響が出ます。
また、木の根本にマルチングをするのを嫌う樹種もありますが私にはヤマボウシがそういう木かどうかは解りません。

庭木の根本の雑草抑制は一般には下草(グラウンドカバー)を生やせて覆う事が多い様です。ヤマボウシが下草が根元に生える事を嫌わない性質を持っていれば、密度が高く生える種類の物を植えると良いと思います。グラウンドカバーの中には他の植物が生えるのを抑える性質の物もあり、それだとグラウンドカバーの間から生えてくる雑草もだいぶん少なくなり、グラウンドカバーの特徴から時期的に木の根本で花が楽しめたり葉の模様が綺麗だったりと根元を土剝き出しにしておくよりも見栄えがする利点も。
ただ、植える植物の種類によっては株元に害虫が繁殖しやすくなったり、根元が湿りやすくなることもあるので、ヤマボウシと似た環境や土質を好みアレロパシー物質を持たずできるだけ相性の良さそうな物をお選びください。「ヤマボウシ グラウンドカバー」で検索してみるとヒットするサイトなどをいくつか読んでみると参考に成るかもしれません。
ただ、グラウンドカバーには匍匐性の物が割と多く、中には蔓延りやすい物もあります。その性質をきちんと把握しておき適宜枝を間引いたり種子が出来ないように花後は実が出来る前に摘んでしまう等の手入れが必要です。

ばんざいうさぎ 2016/03/05(土) 21:28:40
すみません何故か文字化けしてしまいました。

誤)土&#21085き出し

正)土を剝き出し

です。

雑草防壁 2016/03/06(日) 00:39:43
>バーク堆肥でマルチングしようと思うのですが、雑草対策にはならないでしょうか?

完全ではないにしても、雑草の種類や数も随分と少なくなり又草取りも土と違って除去し易いものです。
マルチ資材の除草の仕方は、いったんマルチを撤去し、そのときに自然に除草される。再び敷き直す。それで取り除けないイネ科などの長尺雑草は、簡単に手で引き抜けます。先ず土が湿っていて柔らかい。伸びているので掴み易い。不快虫も湧く。不快虫を毛嫌いするか益虫と捕らえるかは、好き好きです。
マルチング資材も、一手間加えて、2-3日完全乾燥天日干しできれば尚良いのですが。

砕石の布設は、最悪でした。今は、主に、雨水浸透性ブロックを敷き詰めています。



マルチングは、30cm厚みで敷き設すればよいのですが、少なくとも、風雨踏みしめによる飛散しないように、ブロックやレンガで囲う養生も必要です。
少なくとも10cmの厚みは必用です。
最近は、米麦の藁も手に入らないですが、ノーカット長尺の藁束は良かったです。

一番安価な希釈し噴霧する除草剤の
オーシマ グリホサート除草剤 500m
も併用しています。
浸透性ブロックの併せ目地にも雑草が生える。その除草用や通路
はもとより、バラとバラの植え付け間隔の余白部分や株元他、植木鉢と植木鉢の間なども、除草剤散布。
高価高性能持続期間長期用は、本体を枯らすリスクがあって、不適当です。
防草シートも有ります。
他に、粗大ゴミの裏ゴム引のない絨毯や古畳、雨水浸透性のタイルブロックもあります。

いずれにしても、世の中には完全なものは何一つと存在しません。
アスファルトやコンクリートでも、割れ目や縁切りから雑草は生えてきます。
又、何事もメンテをしなくても良いような、永久的なものは有りません。

保育園落ちた日本死ね
で、国会もお遊戯しているようですが、保育園は幼児捨て場に過ぎず、赤ん坊ができた赤ん坊は、玩具にして餓死させろ凍死させろとは、
書くほうも書くほうなら、質問する先生様も、ゆとりちゃんらしいショートカットですね。
ゆとり教育の最大の成果です。パチパチパチ
天に向かってツバを吐いたのも先生様ですから、適当に楽しんでください。
選んだ私も、楽しんでいます。
ちなみに保育園幼稚園は、ママ友泥棒懇親会と位置づけていますから、増設反対です。

ということで、メンテというか、フォロウというか、波及効果というか
何が最も有利かを決めて、犠牲と成果を天秤に掛けた方が取り組み易いかと。

>カタバミなど根っこが残ってれば無意味ですか?
完全駆除しようと思わずに、より簡単に始末するにはどうするかと不完全な妥協案。
以前に、雑草を育てたことがあります。
カタバミもその一つですが、種子繁殖と匍匐する茎蔓から発根し千切れて独立する。しかも厄介なことに、隅っこに添うようにして生長する。
こちらの期待するようには、育てくれないので諦めたのですが、
茎蔓から発根させなければ良く、又根がマルチ内であれば、引き抜くというより拾うことになりますから、そう言った意味合いでなら、有効です。
拾う又はより分けるのが、煩わしいので、天日干しをして、雑草もマルチング資材の原料としてしまいます。

バーク堆肥も粗く無ければ意味がありませんね。
化粧用バークチップも良いですが、買えば高価で、製材所を探して引き取って、加工分別するのも・・・・・
実施に当たり、取り除いたり、再び敷設するのも・・・・
ウッドチップは、茸や生態樹木の根病の発生するリスクもある。

除草剤噴霧か、防草シート敷設が案外お手軽かも。
難しく考えると
聖火台を置く場所は想定外ということになるかも

march 2016/03/07(月) 01:35:10
[[解決]]
お二方、詳しく教えて頂きありがとうございます。
グランドカバーとか浸透性ブロックとか、雑草対策には色々な方法があるんですね。
それぞれの短所や注意する点も教えて頂き、大変勉強になりました。
ありがとうございました!


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