バラの鉢植えを室内に取り入れると蕾が花を咲かせますか?
nelton
2016/01/16(土) 13:37:06
今年は暖かい冬ですので,鉢植えのバラがまだ,いくつか花を付けています。品種は,「ゴールドバニー」,「うらら」です。
これ以外にも,「夢香」,「ヘルツアス」なども大きな蕾をつけています。これらを室内に取り入れて気温を上げてやれば,花が咲くのでしょうか。ちなみに,室内で日当たりのいい場所はないので,蛍光灯や日光の間接光だけしか当たりません。
もし,室内で花を咲かすことができたとして,冬に花が咲いたバラは,春には花付きが悪くなるのでしょうか。
アドバイス,よろしくお願いします。
ばらバラ薔薇
2016/01/16(土) 18:47:40
いずれも四季咲き性ですから、室内に入れても花は開きます。
しかし、冬場の室内は、暖房乾燥しがちで、温度のアンバランス(瞬間の高低差が大きい、天井高温床低温、ドアの開閉、外出時や就寝時空調off)で、花びらの外側や先端が脱水萎れし易い。
太陽光が弱すぎると発色が本来の色になりにくいなどがあります。
>春の花付き
四季咲き性は、新芽の数が花の数ですから、充実した新芽さえ生えれば、問題ありません。
花は新芽の先端に咲ききますから、頂芽優先の原則で、新芽の出方は、花梗軸を切る、枯れるまで、生えにくいものです。更に花実優先の原則もあります。・・・前季節ともに共通。
新芽の萌え方が、遅くなれば春の開花もそれだけ遅くなります。
・・・・おおよそ新芽確認後60日前後に開花。
原則として、早くきり戻しすれば、それだけ早く花が咲きます。
しかし、冬場は気温も低く成長停滞期ですから芽も動きにくい。
早く芽が出て、葉が展開すれば、防寒に無防備になり、霜や戻り寒波で、蕾細胞が破壊されてしまい、花のない短小な葉茎になってしまいます。
そこで、2月中頃に、強い剪定をすると良いだろうという定石作業が生まれました。
余談ついでに、6月から9月までは、夏場の高温障害(夏ばて)で、これまた綺麗な花が咲きにくいものです。
となれば、一般家庭では、3-5月(豪華絢爛開花時期)、10-11月(発色の深い開花時期)に、如何にして満足するように咲かせられるかと思っています。
今年は、暖冬で、地域により新芽が既に、展開したりし、更に昨今の急変寒波の襲来で、気分穏やかでない人も多いかも知れません。
新芽の転葉みならず、寒期の殺菌消毒や剪定のタイミング併せで。
冬場の管理作業として
充実した新芽(花芽)の萌芽育成、葉の展開と戻り寒波遅霜、殺菌消毒、剪定や植え替え、芽継ぎ接木などのタイミング併せがキーポイントになるかも。
nelton
2016/01/16(土) 22:58:02
回答ありがとうございました。
室内に取り入れても開花するということですので,安心しました。
冬剪定した方がいいのは分かっていますが,蕾があるので,咲かせてみたいのです。
冬に葉が展開した場合,霜や戻り寒波の影響で,蕾細胞が破壊されてしまい,花が咲かなくなるという理由で冬剪定するということが分かりました。反対に言うと,寒さの影響を受けなければ,剪定しなくて差し支えないと理解しました。勝手な解釈かもしれませんが・・・。
「萌芽育成」という言葉を聞き,意識的に育成しなければならないことが分かりました。
私は,萌芽は何もしなくても勝手に出てくるものとばかり思っていましたが,剪定などで育成しなければならないこともわかりました。
知らないことばかりで,勉強になりました。
有難うございます。
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